技能LV
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解説
各個体の技能の水準のこと。初出はランス4。
ある技能に対するセンスをランク分けした数値で、「魔法LV1」「剣戦闘LV2」というように 技能名+数値 で表記する。数値は現在レベルではなく、極められる能力の限界値を意味する。技能「なし、Lv0〜3」の5段階とされる。
その内容は多岐に渡り、剣戦闘や魔法のように戦いにかかわる技能から、メイドや執事といった職能、料理・経営・政治など専門分野における技能、さらに金運や不幸などの運勢すらもが技能LVの範疇である。なお「肉体的才能に関しては技能LVで表記しない」とされ、詳細は不明だがおそらく才能LVがそれにあたると考えられる。
その人がもつ能力のレパートリを端的に示すものであり、これは基本的に死ぬまで変動・増減することがない。大抵の人は20種類ほどの技能をもつとされるが、それらを正確に知るすべはなく、ほとんどは自分の可能性を知らないまま一生を終える*1。ランスのバイク運転LVのように、自動二輪が存在しないランス世界では発現しようがない技能もある。
いくら高い技能LVを持っていても、それを使いこなす鍛錬をサボっていると宝の持ち腐れ*2。破格の格闘LV3を持つフレッチャー・モーデルはかつて魔人を退けておきながら30年サボり続けて強めのザコなみに落ちぶれてしまったし、バショウ・マティオは先祖からの遺伝をいっさい発現させず、個別ヒロインルートではミネバに秒殺されてしまった。
イベット・チュリアのように戦士職で現在レベルが高く、鍛錬を怠らない人物でも戦闘関連が技能無しだと大して強くないという扱いになる。この場合は不器用なりに頑張ってはいるといった感じになる。
技能LVが人生によい影響を与えるばかりとも限らない。話すうちに自らも洗脳してしまうネルソン・サーバー(話術Lv2)、知りたくもない秘密を知ってしまうクレイン(諜報LV2)、高出力すぎて魔力の細かいコントロールがまったく効かないアニス・沢渡(魔法LV3)などは豊富な技能LVに振りまわされて難儀しているケースといえる。またメリム・ツェール(不幸LV1)や山中子鹿(不運LV2)はダイレクトにバッドステータスを負っているに等しい。
一方、虚仮の一念だけで司教に登りつめてしまったミ・ロードリング(神魔法LV0)、人柄で隊員の尊敬を得ているサーナキア(統率LV0)、料理LVではなく毒LV1でガルティアの舌をうならせる香姫といった存在も。いかなる才能も磨かねば光らないが、持たざる者はそれを補う方策さえあれば充分渡りあえる。
同一技能でも個体差は生じる。たとえば魔法LVは、氷魔法、炎魔法、雷魔法……というように得意属性が枝分かれするし、使える魔法にも違いがあらわれる。わかりやすい例として、野球LVならばピッチャーとバッター、あるいは内野手と外野手という具合。
当該技能を持たなくとも他の技能である程度はカバーできる。マルチナ(料理LV2)がしたためたレシピを再現してみせたチルディ(菓子作りLV2)、呪術によるブーストで魔法LV1にもかかわらず高度魔法の黒色破壊光線を運用するパステル(呪術LV2)や、野球において並みの捕手では捕球できない球を投げる程の強肩を発揮するシーラ(投石LV1)など。
ゲームの性質上、あきらかにされた技能LVが戦闘に偏りがちだったり、表記が時々変わったり、物語設定の変遷に応じてこまかく変動しつづけているが、プレイヤーがキャラクターの特徴を分かりやすく把握させるのに一役買っている概念と言える。
織音氏曰く、ランス9の時点で技能に技術以外があるのはおかしいという流れになりコンピューター技師などの職業系は無しという話にされていたらしく、ドラゴンやハニーなどの種族系も正式なものでは無くなったので忘れて欲しいと述べており、それぞれが関連する技術技能に置き換わっている模様*3。仮にランス10のファンブックを出したなら技術以外は削除していたとのこと。
LV所有者の割合
一般に技能を有する場合、その所有者の99%はLV1である。LV2は超希少。LV3は、世界に何人といないバランスブレイカーで、業界の神にひとしき存在、あるいは封印対象となり得る。LV0の者は、その行動を取ることは出来、早雲の剣やメナドの槍のように訓練しだいでかなり上達もするが、あくまで普通に上手程度なもので特筆することはない。LV1がプロならばLV0はアマチュア。LV0のさらに下にはレベル無しという、”壊滅的に向いてない”者もいるもよう。
ややこしいが技能Lv0がLv0.5、Lv無しが0のようなものと考えてもいい。
技能LV1はその適用範囲の広さから勘違いされがちだが、”才能があり、それを上手く使いこなしうるプロフェッショナル”に相当する。例えばリーザスNo.2の優秀な剣士であるレイラも、強さに於いては比較的凡才のサーナキアも、同じ剣戦闘LV1に含まれる*4。
技能LVの変動
一生涯変化しない技能LVであるが、法王となったクルックーが神魔法LV2からLV3に変化したり、本来サチコに備わっていないガード技能LVが付与されるといった呪いのアイテムであるなどの例外がいくつか存在している。聖魔教団では技能LVを高める術が存在したようで魔想志津香が邪魔が入り失敗したものの一時的に魔法LVを上昇させている。 いずれもきわめて例外的措置であり、サチコに至ってはほとんどデメリットのない呪いのアイテムというレアケースである*5。
公式説明
鬼畜王初回本欄外の補足
剣技能がLV2のランスは、ランスアタックなどを使う超スーパー戦士です。また、キャラLVが30や40でも剣技能がLV1だと必殺技が使えないただの優秀な剣士となります。
ハニホン最終号
1が普通にその技能が使え、2が必殺技等を使う事が出来、3は伝説級のマスターです。
LV0について
山のようにいるLV1と一握りのLV2の差があり過ぎた事から、2011年に微修正されました。
LV | 説明文(a : 初回本/b : OHP/c : コンプリート/d : アリスソフトBLOG) |
LV無し | 壊滅的に向いてない |
LV0 | d : その技能が使える(へちょい)、普段は特に表記されない、されるとしても技能名だけ。 d': 普通に使える。料理会話など日常的な技能は、多くのキャラが0として持っている。 |
LV1 | a : ごく普通の技能、一人前に使う事が出来る b : ほぅ、やるもんだ、と感心される。 c : 普通にその技能を使いこなすことが出来る。いわゆる「一人前」の能力。 T : それなりに使いこなしているレベル。(TADA/ジョンブル) d : 才能がありその技能をうまく使える。いわばプロ。 |
LV2 | a : 必殺技なども使える b : 驚嘆の声が上がる。匠の技。 c : 必殺技などが使えるその職種のマスター。天才と呼ばれる能力者。 d : 独自の必殺技系が使える。いわば天才。 |
LV3 | a : ほぼ伝説と言える力、その技能の奥義をマスターしている。 b : 滅多にお目にかかれない伝説級。 c : 伝説級の能力者。その職種において神と呼ばれ、歴史に名を残す能力者。 d : 伝説級、その職種の神。 オーバーテクノロジー、バランスブレイカー。ゴッドハンド。 いわば異能者。ネクストレベル。 |
登場済み技能
- 戦闘系
- 剣戦闘LV3 / 剣戦闘LV2 / 剣戦闘LV1 / 剣戦闘LV0
- 短剣戦闘LV2 / 短剣戦闘LV1
- 弓戦闘LV2 / 弓戦闘LV1 / 弓戦闘LV0
- 槍戦闘LV2 / 槍戦闘LV1 / 槍戦闘LV0
- 斧戦闘LV2 / 斧戦闘LV1
- 鎚戦闘LV2 / 鎚戦闘LV1 / 鎚戦闘LV0
- 鞭戦闘LV1
- 投擲LV1
- 投石LV1
- 鉄砲LV2 / 鉄砲LV1
- 物理戦闘LV1
- 盾防御LV2 / 盾防御LV1 / 盾防御LV0
- ガードLV2 / ガードLV1 / ガードLV0
- 格闘LV3 / 格闘LV2 / 格闘LV1
- プロレスLV2 / プロレスLV1
- 拳法LV2
- 柔術LV2
- 護身術LV2 / 護身術LV1(撫子)
- けんかLV2 / けんかLV1
- 魔法系
- 種族・体質系
- 職業・技術系
- 忍者LV3 / 忍者LV2 / 忍者LV1
- くのいちLV3 / くのいちLV1
- 巫女LV2 / 巫女LV1
- シーフLV2 / シーフLV1
- 盗賊LV2 / 盗賊LV1
- 諜報LV2 / 諜報LV1
- 工作LV1
- 殺人LV1
- 魔鉄匠LV2 / 魔鉄匠LV1
- 魔物使いLV2 / 魔物使いLV1
- メイドLV2 / メイドLV1
- 執事LV3 / 執事LV1
- 家事LV2 / 家事LV1
- 商人(商売)LV1
- 秘書LV1 / 秘書LV0
- マフィアLV2
- 報道LV3
- 科学LV3
- 機械LV2 / 機械LV1(新兵器匠)
- からくりLV2 / からくりLV1
- コンピューターLV1
- 生命科学LV2 / 生命科学LV1
- 化学LV1
- 戦略LV2
- 戦術LV2 / 戦術LV1 / 戦術LV0
- 軍師LV2 / 軍師LV1
- 統率LV2 / 統率LV1 / 統率LV0
- 説得LV2 / 説得LV1
- 話術LV3 / 話術LV2 / 話術LV1
- 経営LV2 / 経営LV1
- 狩りLV1
- 料理(調理)LV2 / 料理(調理)LV1 / 料理(調理)LV0
- 菓子作りLV2 / 菓子作りLV1
- パン作りLV1
- カレーLV1
- 栄養士さんLV3
- 医学(医術)LV2
- 治療LV1 / 治療LV0
- 薬剤LV1
- 薬師LV1
- 冒険LV2 / 冒険LV1
- 探索LV1
- ひきこもりLV1
- 物書きLV2 / 物書きLV1
- 詩LV1
- 音楽LV1
- ピアノLV1
- 踊り子(踊り)LV2 / 踊り子(踊り)LV1
- スポーツLV2
- サッカーLV2
- 貝ハンターLV1
- 編み物LV1
- 裁縫LV1
- ぬいぐるみ作りLV1
- お神籤LV1
- 子育てLV1
- 教育LV1
- ラーニングLV1
- 学習LV1
- 研究LV1
- 占い(LV表記無し)
- 政治LV2 / 政治LV1
- 将棋LV1 / 将棋LV0
- 書道LV2
- 園芸LV1
- 建築LV1
- 鍛冶LV2
- 性技LV2 / 性技LV1
- 調教LV1
- 拷問LV1
- 運転LV1
- 航海士LV2
※分類は便宜上の物
高レベル技能(orマイナー技能)取得者
※公式分のみ
<戦闘系>
<魔法系>
<種族・体質系>
<職業・技術系>
<詳細不明だがLV3技能持ちと予想されるキャラ>
M・M・ルーン
ミリー・リンクル
コメント
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*1 法王クルックーの神魔法で正確に鑑定できるが、これは神魔法LV3を要する激レア技
*2 ある程度は才能LVを上げないと必殺技が使えないなど
*3 これに関しては社内でのやり取りを通して決まったようなので織音氏の独自見解では無いとするのが妥当か
*4 この2名については才能Lvの差が顕著
*5 ランス10の全裸カードではヒロシ君を更衣室にでも置いているためかガードLv0
*6 ブログ、10のカードは「調理」、ワールドノートだと「料理」