サマール・ハッピネス(血まみれ天使)

プロフィール
年齢(生年)28歳 / LP6年時点(GI993年生まれ)
身長 / 体重
3サイズ
出身(現住地)ゼス王国
職業囚人
看護婦
レベル / 才能限界LV25/LV25
技能LV(傾向)殺人1
特技メスを使った戦闘
趣味殺戮
目標
登場作品大悪司
ランス6
Table of Contents

解説 Edit

本名はサマール・ハッピネスゼス王国の封印刑の囚人。8年前(GI1011年)にナタデココ病院で看護婦になりすまし、255人を一晩で殺害した伝説の殺人鬼。正体不明。治安本部にて封印142年(残り138年)。可愛く見えるが、その正体は残酷。人とは思えないバネの動きで、鋭いメスを振りまわすアブナイ人。豹変時は顔だけ黒塗りで裂けたように笑う口と菱形の無機質な目が浮かび上がっただけの見るからにヤバイ姿。必見。

元は看護婦を夢見て勉強し看護学校に入った普通の女性だったが、実習先の医師にレイプされてそれをネタに脅迫されたことで覚醒し医師を惨殺。そこで殺人の快楽に目覚めてしまい上記の凶行に及んだ*1。経緯だけならサスペンスな感じだが一晩で三桁規模の殺人は怪物という他無い(クリーチャー的な意味で)。弱者は勿論、ランスのような職業戦士にすら襲い掛かる筋金入りの殺人嗜好者。

うっかりランスが封印を解いてしまった為、イタリア2級市民街を血で染め上げる事になる*2。187件の被害(死者数はもっと)に加え、治安隊3名も殉職の大惨事となった。責任を取ってグリーン隊が退治し、治安隊に引き渡された。

雑魚と一戦交える度に気配無く現れてメンバーを一撃で戦闘不能にしたり、戦闘では人型なのに柔術無効だったりする怪人物。
ビックリ箱やバネ仕掛けの人形のような不可解な瞬発力を持っており、死んだふりの状態から全身で跳ね上がって即座にメスで斬りつけたりする。柔術が効かないのは投げてもバネのように弾んでダメージを流してしまうのかもしれない。
Lvでは測れない得体の知れない恐ろしさがある。

キチガイと言われても「狂ってはいない、したいようにしているだけ」と豹変したまま冷静に返しており、闇打ち時に見せたような底意地の悪い態度からも恣意的に悪意を振りまいて相手の反応を楽しむ愉快犯の側面もある事が見て取れる。キチガイというよりは外道の類。
ケケケ笑いのアップテンションが目に付くが、スイッチを入れるように平静と狂気を使い分けており地頭の回る人物。ユキもそうだがランス6に登場した狂人枠は割と頭脳派である。
最初の邂逅ではだまし討ちに失敗しランス達に負けかけるも怪人じみた身体能力で逃げ切り、次は初戦の結果を踏まえて闇討ちで一人づつパーティメンバーを削っていき、更には搦手として泣き落としを用いて油断を誘いシィルを負傷させて再び逃げおおせるなど、かなり悪辣だが戦略的には適切な手法を重ねてランス達を翻弄した。
厄介な話術の対策としてランスかなみから渡された耳栓を装着し問答無用で攻撃し気絶させ、マリアの特製手錠を付けてようやくお縄になった。捕縛後も治安隊に渡すよりも即座に殺した方がいいというのが志津香かなみの意見だったが、不憫に思ったマリアが助命したことで難を逃れた。

なお、死刑ではない理由は封印刑の方がより重い刑罰である為。 これは、いずれ絶対服従の魔法を用いて有効利用する心算だったが故であるが、魔人の侵攻で有耶無耶になったようである。
実際のところ殺しすぎる点以外は暗殺者として優れた資質を持っていることは間違いない。

冷静に狂気を滲ませていたり、口が回るところは後の傾国にも通じる部分がある。かなみが「あの人は生きていてはいけない」と言うくらいには情状酌量の余地が無く、性根からの極悪人。
血まみれ天使の討伐クエストは命の軽いランス6の中でも特に陰惨な雰囲気があり、魔人案件とは別質なサイコホラーやパニックホラー系の怪人にターゲットされたような怖さを感じさせる。
ちなみに趣味が殺戮というキャラは他にナイチサザビエル、「無益」な殺戮ではレッドアイがいる。同じ趣味の連中からしてアレである。

「可愛いよね、そろそろ解放してあげてもいいかと思うのだが、血まみれ天使」by TADA

ちなみにランス10の設定資料集には未登場の癖に例の凶相を浮かべてサマーソルトめいた宙返りからメス二刀流で獲物に飛び掛かるやたら躍動感のあるラフが載っている。何故かスタッフ陣に愛されるキャラである。

「そろ復活してもいいですよ?」by 織音

名台詞 Edit

  • ケケケケケケケ!!!脳髄、脳髄、脳髄グシャー!!
    治安本部での初遭遇時。小気味良いまでにピーッなお人です。
  • 血まみれ天使「まあ、大変…すぐに手当てしなくっちゃ」
  • ランス「てめぇか、このキチガイ看護婦」
    しばらく経ったイタリアで二度目の邂逅。
    挨拶代わりの闇討ちでパーティメンバーを戦闘不能にした直後に暗がりから姿を見せ、画像の表情で悪びれも無くそう言い放つ。質の悪いおちょくりである。
    ランスも本気で頭に来ている。
  • もう、めざといのね
    ゲリラの如く闇討ちを繰り返すもランス達に捕捉され、ついに観念したかのようにメスを投げ捨てて投降の意志を見せる。
    ランスはこれに油断することなく「まだもってるだろ」と指摘すると上記の台詞と共に体に仕込んでいたメスをジャラジャラと落とす。
    しかしこの後は話術で巧みに隙を作り更に隠していたナイフでランスを攻撃、それをかばったシィルが負傷する。本人はその隙に逃走。
    ちなみに隠れていた場所は異様な腐臭漂う焼却炉の中というこれまたホラーなシチュエーション。

画像 Edit

http://www.alicesoft.com/rance6/chr/chr53.jpg ランス6

©アリスソフト

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Tag: ゼス王国 囚人 ランス6


*1 本人の言だが話術で煙に巻くタイプであるためどこまで本当かは分からない
*2 形容しているのではなく往来が文字通りブラッドバスと化している