カフェ・アートフル -Cafe Artfull-
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解説
エターナルヒーローの1人。ジルが魔王になった頃に多く現れた神魔法が使える人々のなかでも、特に突出した能力を持っていたのが彼女である。
心無い人々に仲間である美しい日光と比較されブス扱いされるなどの経験もあり、自分の容姿に自信が持てず、それがコンプレックスとなっていた。 ジル期の彼らの最後の冒険となる古代遺跡(マルグリッド迷宮)に挑む前夜、「明日死ぬかも知れない」と思ったカフェは、リーダーであり、初恋の人でもあるブリティシュに想いを伝えようとするが、前述のコンプレックスのため諦める。 古代遺跡の戦いにおいて、ある理由からブリティシュはホ・ラガに自分と敵に向かって魔法を撃たせた。自分を犠牲にしてまで敵を倒し、重傷を負った彼をカフェは必死でヒーリングを使って介抱するが、その際ブリティシュに「カフェの(神魔法の)力が仲間にはまだ必要だから、自分を置いて先に行くように」言われ、旅の目的のためにも、一番大切な人のためにも動けないと葛藤。その末に、彼が夢中になるくらい美しければ、「役に立つ」仲間ではなく、異性として見てくれたかもしれない、と思い詰めた。
そして、ブリティシュを除く4人でプランナーと謁見、カフェは「永遠の美」を望んでしまう。
もちろん仲間達は彼女をブス扱いなどしていない。ランスが元に戻ったカフェを「可愛いから良し!」として即座に事に及ぼうとしていたことからわかるように、客観的には決して本人のいうように不美人という訳ではない。しかし、好きなはずの日光へ羨望と嫉妬をひそかに募らせていたカフェは、自分の存在価値を「強力な神魔法が使える」ことのみと考えるようになっていったらしい。
プランナーの力によって、この世界で最高とも言える誰もが振り返るような美貌(しかし、ランス自体は好みではなさそうな発言をしている)と永遠の若さと命を手にいれた彼女は、浮いた話ひとつない人生から一転、男に不自由しない生活を送るが、次第に気づいていく。そのすべての欲望が、容姿だけに向けられている事に。またその容姿が男性の独占欲を煽り、災難な目に遭ってばかりいたようで、ある王族に3代に渡り監禁され性奴隷にされ、その境遇から彼女を救った戦士からも凌辱のために小屋に監禁されている。彼女のために争いが起きていたりもしたようだ。
本来の彼女の笑顔は、カオスの亡き恋人であるジーナに似ている。そのことは古代遺跡でカオスがカフェを守るために二人きりになった際、カオスがパーティに参加した理由と共に、こっそりと伝えられ、カフェだけが知っている。しかし、カフェの笑顔の向く先はブリティシュであったが故に、カオス自身はひそかに心苦しくも思っていたようである。
後にコンクリ男と化したブリティシュと再会、憧れに「サヨナラ」する事になった。
ランス・クエストでは
拷問アイテム「クグの拷問機械」に囚われた状態で登場。
このアイテムに囚われた者は、精神世界の中で性的な陵辱を受け続ける。日ごとにシチュエーションと記憶がリセットされるため、慣れることも狂うことも許されない、悪夢の拷問道具である。
虜囚を解放するためには、A・B・Cパーツを揃え、その名を答える必要がある。2度の失敗の後、鈴女の情報収集で「レディ」という名を知ったランスが3度目の正直に挑むが、カフェの本名ではなく偽名であったため、クグが彼女を解放することはなかった。
マグナムでは
4度目の挑戦で、カオスが彼女の本当の名「カフェ・アートフル」を言い当てたことにより解放される。50年ほどまえに国王の妻の嫉妬を買ったためにこの機械に囚われ、「レディ」という偽名ばかりが知られていたため誰も封印を解くことができないままの状態であった。
拷問機械からの開放は解呪魔法によりなされるため、開放と同時に永遠の美貌までもが解呪されて元のカフェに戻ってしまった。もっとも「レディ」を望んだ当時の自分の判断は大変悔やんでおり、この仕打ちにはなんの不満も持っていない。
カオスゆかりの者であり、客観的にみたら全然可愛い(ランス観)こともあって、解呪後はランス城に部屋をもらってご厄介になっている。魔剣になってしまったカオスには、人間だった頃とかわらずおせっかいを焼かれている模様。ランスがカフェを襲おうとしたら本気で止めにかかるなど少々過保護ぎみ、妹を見守るお兄さんの様相である。部屋で談笑しているところをちょくちょくランスに目撃されている。
エターナルヒーローの一人だけあって、マグナムではマリスと並ぶ最も才能の高いヒーラー(才能とはLvだけではない)。CITYではお年寄りにヒーリングをかけたり、変態ニート男に罵声を浴びせたりと人気がある様子。
後日談でブリティシュに会いに行くも結果は上記の通り。ちなみに日光には会えず、ホ・ラガは「相変わらず」であったらしい…。
ランス10では
ランス城に住んでいたことからそのまま魔人討伐隊に加わったものと思われる。 ブリティシュ、ホ・ラガには最近会っていたようで、日光とカオスを連れて二人にまた会いに行くことになる。 レッドアイにカオスが折られた際はエクスタシーエネルギー供給に日光らが名乗り出る中、強引にカオスを連れていってしまった。 カオスにはちんちくりんじゃ立たないと言われたが、しっかりパワーアップまでして復活した。
第二部では移動型売春宿シーウィードのオーナーとして登場する(鬼畜王のレディ商隊を意識していると思われる)。 外見が第一部から変化しておらず、美貌の呪いこそ解けたものの不老不死はまだ残っていると考えられる。
鬼畜王ランスでは
ある貴族に捕らえられ、親子2代に渡って性奴隷として扱われるなど願いを叶えたエターナルヒーローの中でも、かなり悲惨な時を過ごしたようだ。
現在はレディと名を変え自衛と生活を両立すべく、レディ商隊というキャラバンを組織し、主に売春を営む。何処にも属さず、誰にも従わず、そのための兵力を持ち、ヘルマンを中心に放浪している。この姿になった事を後悔しており、元の姿に戻ることを望んでいた。
解呪の泉で元の姿に戻れば、彼女の幸福条件を満たすことができる。ちなみに元に戻った瞬間、発情したランスに襲われる事になり(カオスはぐるぐる巻きにされて放置された)、女としての喜び(?)も得ている。
ゲーム的には
鬼畜王ランスでは
戦闘では、すべての数値が高い優良前衛ユニット。特に兵力の回復が早く、ほぼ毎ターン戦力として計算できる。さすがはエターナルヒーロー。
兵数増員は多少割高だが、後半以降は気にならないレベルである。
ランス・クエスト マグナムでは
魔法力が高く、戦闘能力もあり、クルックーを凌ぐ強ヒーラーとして活躍できる。
ワールド3(3周目)を除き「モルルン被害(の副作用としての強化)」は付けられないが、始めからSクラスのアイテムを5個体内に吸収しているのでモルルンせずとも充分な強さを持つ。
さすがに伝説は格が違った。
ランス10では
ヒーラーとしては並の性能だが、攻撃力スキルによる物理倍率+20%が強力。AP不足により全リーダーに行動させるのが難しいシステム上、配置するだけでダメージに貢献できるスキルは優秀である。割り込みタイプでもないのでトドメ調整の邪魔にならない点も良い。ロナもこのスキルを持っているが、物理の要であるランスと同じ所属という大きな欠点があり、カフェと同じ性能とは言い難い。確定で入手する方法が無いにも関わらずエターナルヒーローのイベントを進めるのに必須のキャラなので、宝箱から出てきたときは是非とも取りたい。
人間関係
名台詞
- こんにちは、カフェ・アートフルです。助けてくださってありがとうございました、王様
ランス・クエスト マグナムより。城の主なので王様と誤解していました。 類似のシーンがある訳ではありませんが、謁見の間での会話といい、ランスが王だった鬼畜王を思わせるシーンです。 なお、正史ではその後「ランス君」と君付けで呼ばれています。
- 見た目はただのおじさんだけどね
- それにシーフの癖に、いびきだってすごくって……
- それに、加齢臭が
人間だった頃のカオスを評した言葉。 ずけずけと酷い事を言いますが、心を許してるからこそなのでしょう。たぶん。
画像
©アリスソフト
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