パットン・ヘルマン(パットン・ミスナルジ) -Patton Helman (Patton Misnarge)-
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解説
パットン物語も参照。
ヘルマン帝国最終皇帝。以前には国を追われた元ヘルマン国の皇子でパットン派(後ヘルマン革命軍)の旗頭だった男。そして本来のフルネームはパットン・ヘルマンだが、ランス3エンディングからランス9エンディング迄の間は廃嫡の身となっていた為、母方のミスナルジ姓を名乗っていた。第45代ヘルマン皇帝と妾のパエリナ・ミスナルジの間に生まれた子であったが唯一の男子であった為第一皇位継承権を持ち、ヘルマン共和国の後継者候補として育てられていた。才能はAクラス。
しかし皇后パメラ・ヘルマンが娘シーラ・ヘルマンを生んだ事で状況が一変し国内はパットン派とシーラ派に二分される。パメラ筆頭の(裏から宰相ステッセル・ロマノフ*1が操る)シーラ派の策略により徐々にパットン派は押しやられて行き、最終的には戦死したものとして皇族の籍を奪われ、ヘルマン国内に戻れない状態までされてしまったばかりか、ステッセルに刺客まで送られる状態になってしまった。そんな中でも修行に励みながら、ヘルマンを奪回するために活動をしている。
しかし国から放り出される形となり貧乏にはなったが、本人は酒も女も好き放題だった宮殿生活の頃より心が充実している今の生活の方が気に入っているようだ。 →ランス温泉へ行く
ヘルマンの皇帝になる事はある意味ハンティ自身が望んでいる事であり、パットンはそれが恩返しになると考え、そのためにもヘルマンの皇帝になるように頑張っている。そしていつかはハンティに自由になってもらわなければとヒューバートに洩らしていた。
母親が妾の身分であった為、幼少の頃から肩身の狭い思いをしていたようだ。その母親はパットンが生まれてすぐに謎の死を遂げ亡くなったため、代わりに母親の親友だったハンティ・カラーに育てられた。とりあえず丈夫に育ったのでハンティも満足しているようだ。また身分が身分なだけに、幼い頃から暗殺されそうになっていた為、身辺警護役もハンティが引き受けている。そしてハンティを通じトーマ・リプトンを師匠に持ち、トーマが後に友人となる息子のヒューバート・リプトンや神童と呼ばれたアリストレス・カームと引き合わせた。
ランス3では (LP2年)
初登場。28歳の時、シーラ派の策略に乗り父であるヘルマン皇帝への名誉挽回の為、魔人ノス一派(魔人アイゼル、魔人サテラ)と手を組みヘルマン軍の第3軍を率いてリーザス侵攻作戦を実行する。一時はリーザス全土と自由都市地帯の半分(ラジール)までもを占領する事に成功するも、ランスやリーザス解放軍の活躍でリーザス城下まで解放され、果ては魔人ノスの裏切りで殺されそうになるが、ハンティの決死のテレポートのおかげで九死に一生を得る。最終的にはパットン派の賭けは失敗に終わった。
そして皇后パメラ・ヘルマンと宰相ステッセル・ロマノフ、パットンが率いていた第三軍の副将ミネバ・マーガレットの暗躍で戦死した事にされ、結果的に皇位継承権を剥奪された。亡き者として扱われる中、再起の時が来るまで潜伏することになる。
ランス03では (LP2年)
おおよその本筋は3と変わらないものの、トーマやハンティ、ノスとの掛け合いや、討伐を提案されても却下するなど政敵となっても情を残すシーラとの関係。そして自らの父親にすら自国の利益よりもなお優先されるほどの殺意を向けられる現実に悲嘆し絶望していく様子など大幅に心理描写が追加されている。また魔人であるノスが殺す気で殴ったにも関わらず無事など後の規格外のタフさの片鱗も描写されている。
なぐりまくりたわぁでは (LP3年)
一転追われる身となったパットンはハンティと共に隠れ住み復讐の為修行をすることになる。その時にMランドのなぐりまくりたわぁというアトラクションにはまったのがきっかけで自身の持つ格闘の才能に気付いた。それまでは剣を使っていて、周りと比べて自分の弱さに自棄になっていた節があったが、この時を境に自分に自信を取り戻していくことになる。
にせなぐりまくりたわぁでは
更に実戦能力を身につけるため、ハンティと途中で合流したヒューバート・リプトンが計画した「にせなぐりまくりたわぁ」にも挑戦した。必殺技「武舞乱舞」の初登場作。
空白期 (LP4年)
自由都市最南端の小国パランチョで、国王ポロン・チャオ、将軍ピッテン・チャオらと親しくなる。
優秀な格闘家でもあるポロンからは格闘の指導も受けた。
ランス6では
31歳の時、修行と潜伏を兼ねてゼス王国の奴隷観察場に紛れ込んでいたところ、それと知らずに因縁深いランスと初めて顔を合わせることになる。レジスタンス組織アイスフレームの方針で勧誘を受け、こちらのほうが修行がしやすいと言う事でランス率いるグリーン隊に所属。ランスとは割と意気投合している模様でランスを「気になってる奴」と称した。物語中盤でランスと模擬戦を何度かするのだが、その後ランスがトーマを倒しヘルマン軍を撃退した中心人物だと知る。しかし自分がこうなったのは自分のせいだとし、ランスを恨むことはなかった。また、ランスとは「いつか本気でやりあう気がする」という伏線めいた台詞も。*2
最初はダメなバカ皇子といった感じだったが、シリーズを重ねるごとに成長していくのが目に見えてわかる面白いキャラクターである。
空白期 (LP5年)
新生後のゼスで魔法使い復権を目論む勢力による反乱*3が発生。ミラクル・トー*4と共闘してこれを鎮圧した。
闘神都市で開催された第二回闘神大会で優勝、闘神の称号を得る(この頃の大会はまだ裏がない普通の大会。優勝賞金は革命軍の活動資金に充てた)。
ランス9では (LP6年)
本作ではサブタイトルであるヘルマン革命の中心人物であり、シリーズの主人公ランスと共に「主人公」として活躍することとなる。ステッセル・ロマノフから国を取り戻す為、「無法者」として少数精鋭の強襲部隊でヘルマン軍に立ち向かうことになる。
ラフ画に「アーマードパットン」と書かれるくらいに装甲を追加装備した鎧を身にまとった姿で、皆の盾となりつつ最前線で戦う。額のバンダナにはハンティの宝石の欠片が仕込まれており、これによりハンティはいつでもパットンの居場所を感知できるようになっている。
今作では随所に「漢」として素晴らしい成長を遂げた姿が描かれる。またランスを非常に高く評価しており、彼の強烈極まるリーダーシップに革命の成否を全て委ねる決意を見せた。6でゼスの騒乱を終わらせた中心人物であるランスを近くで見ていた事もあり、当時を「英雄物語を間近で見ていた気分だった」とヒューバートに語っている。
本編においても滑空潜入作戦の準備において「俺は墜落気味に落ちても死なねぇ自信がある」と言ってのけたり、密着状態からぷちハニーの爆発を受けたにも関わらず失神はしたものの特に重傷にならずにすぐに問題なく動けるようになる程度に済ませ(装備の幾つかは吹き飛んでいた)、また重量6t以上の闘神の残骸に生き埋めにされても自力で這い出してくるなど周囲が感心を通り越して呆れてしまうほどの頑丈さを存分に発揮した。
革命達成後あらためてパットン・ヘルマンを名乗り、皇帝シーラ・ヘルマンから皇帝の座を譲られ第47代ヘルマン皇帝に即位する。
ハンティに皇帝となった姿を見せた直後に皇帝として最初で最後の大仕事をやってのけ、皆を唖然とさせた。ラストではハンティと共に旅立ち、帝都を後にする。
ランス10では(LP7年)
ヘルマン革命後、現存する闘神を全て破壊してくれというフリークの遺言に従い旅立ったものの、魔軍の人類圏侵攻の予兆を察知、マナバッテリーや飛行装置、更には闘将や闘神といった聖魔教団の遺物の必要性からフリークの遺産を有効活用すべくハンティ、キャンテルと共にMMルーンの命令を解除する為に行動する事になる。
10開始序盤ではルーンの命令解除方法を探すべく聖魔教団の遺跡を巡って回っており,ランス城浮遊ルートでは遂に解除方法とその為のコントロールパネルの在処を発見する。
その後、フリークの遺産の一つである闘神都市の技術概念を用いて「浮力の杖」にてランス城を浮遊させるべくビスケッタなどの許可及び協力を取り付け、CITY周辺の土木改造に取り組んでいた。加え、パネルの操作に魔鉄匠の血族が必要なことを突き止め、イグノン家の末裔であるシーラの力によってついにルーンの命令を上書きする事に成功。時まさに、レッドアイが人類の中枢たるランス城を強襲する直前であった。トッポスに寄生したレッドアイとの戦いで魔人討伐隊が窮地に陥っている最中、闘神ゼータと共に満を持しての参戦。奇しくも鬼畜王でのフリークの立場となって、レッドアイ戦における助っ人的役割を果たすこととなった。
一方、ヘルマン自動解放イベントでも活躍。
各戦線で劣勢の中、起死回生の策として人間破壊爆弾による爆撃にて首都ラングバウにいる人類の全滅をはかり、空襲部隊エノラ・ゲイによってヘルマン上空を航続中であった魔物大将軍ルメイをキャンテルの背に乗り強襲。その後敵に近づいたキャンテルの背から飛び降りルメイに攻撃を加え、諸共に大地へと落下するという自殺行為紛いの特攻を敢行。しかもその後何事も無かったように立ち上がり魔物であるルメイすら驚愕させた。その後「戦闘力のみならば魔人にも匹敵する」ルメイと1対1の対決にもつれ込み、岩石をも容易く粉砕するはずの魔物大将軍の打撃を僅かに動き急所を外すのみで受けきりながらカウンターを(偶然ながら)弱点である腹部へと延々と撃ち込み続ける乱打戦へ。最後はハンティの3発同時ライトニングレーザーによる援護の中、ルメイの炎撃にも怯むことなく吶喊。とどめとばかりにヒューバートより預かった名刀「焔」を急所である頭脳部と腹部の境目に生じさせたヒビへと突き立て、魔物大将軍を討ち取る。これが決定打となり、ヘルマンは魔軍の侵略から解放されることとなった。
その規格外の頑丈さはハンティに「頑丈さだけなら」師たるトーマにも負けないぐらいになったとの賞賛を送られた。
Aルート「海から」ではもう一隻の船「サンセット号」のリーダーを任される。
不運にも嵐によって船が大破してしまうも、ほとんどのメンバーを守り抜き、近隣の島で修復を図る。
同じくAルート「空から」ではベスドク山衝突時にその巨体をもって皆の盾となり、瓦礫によって重傷を負いながらも多くの人々を守り抜く。
さらに、どちらにおいても地下水路で無数の魔軍に追い詰められ、絶体絶命の危機に陥った魔人討伐隊の元に絶好のタイミングで駆けつけ、多数の魔物兵を豪快に投げ飛ばす活躍を見せた後、ランスに憎まれ口を叩かせる。
「今回のお前は遅刻ばかりだな。」
ネタバレ注意!! |
鬼畜王ランスでは
直情的な猪タイプだがどこか抜けていて憎めないキャラクター。難しいことは参謀役のハンティとフリークに任せて、本人は後をどうするか何も考えずにまずヘルマンに対し復讐の機会を窺っていた。しかし、その裏の無い性格が腐敗したヘルマンを変えてくれると信じた者達から支持され小規模ながらパットン軍を形成する。ハンティとの関係が乳母兼身辺警護役だけではなく非常に複雑と称されたのも鬼畜王から。
ゲームの進行上、パットン一味(+ハンティ、ヒューバート、フリーク)とアリストレス、ロレックスはどちらか一方しか仲間にできない。部下にするとリーザス配下でヘルマン地方を治める傀儡政権の皇帝となるが、ガンジーと同じく世界統一EDでは悪政を重ねるリーザス(ランス王)に反旗を翻す。
ゲーム的には
鬼畜王では
以前とは前述の通り、見違える姿で登場するものの、性能は悪い。部隊の能力はあくまでそこそこでしかなく、増員コストもかなり高い。武舞乱舞も自爆技に近い(中盤ぐらいまでは兵数の少ない戦場などで使い道はなくもないが。)迷宮戦以外では全て防御にマイナス補正がつくため迷宮戦特化のユニットだが、文字通り桁違いに強いセシルがいるため、迷宮戦でわざわざ使う必要も無い。ユニットの数合わせに使う程度である。
パットンの反乱軍は数、アリストレス&ロレックスは質といったところか。
ランス6では
修行の成果か、見違えるほどパワーアップ。高い体力と防御力にスキルの味方ガードでパーティーの鉄壁の護り手と化しつつ、自動反撃で攻撃。反面、攻撃としての殴りや武舞乱舞はFRボーナスで特化しない限りイマイチ(限界レベルが高いのでやり込めばレベル差でかなり強力になるが)。その場合はガードが甘く、味方ガードが大して使えなくなる。
中途半端に育てては駄目で攻撃か防御どちらかに特化する必要がある。一応、アタッカーは他にも居るのでパットンの個性が最大に活かせるガードに特化するプレイヤーが多い様だ。
ランス9では
スパルタとして初期に参戦する、前線きって戦う皇子。ガード的性能に特化したスパルタであり、成功率は低いものの随一の効果範囲を持つ挑発を使い、敵の注目を集めまくる。
豊富な体力と硬い装甲で物理攻撃に対しては文字通り肉壁となって大活躍するが、その反面魔抵抗は初期値0であり注意が必要(豊富な体力と高い粘りで、肉壁の役目は全うできなくはないが)。
武器はブルグローブ(武器補正2)というとにかく大きな鉄グローブでハンマー並みの威力があるとされているが、初期攻撃力は決して高くない。
基本的には肉壁として攻撃面には期待しないほうがいいが、攻撃の素質は優秀な部類なので極めプレイでは攻撃役にもなれる。
熟練ボーナスを極めれば反撃率90%という値になるので装備品で受け流しを上げまくるのもいい。プレイヤーの好みによって色々な方面に性能を伸ばせるキャラであると言えるだろう。
必殺技は「おちょくり気弾」。気弾による射程5の単体攻撃と共に挑発的なお尻ぺんぺんを放って、確実に成功する挑発をマップ全域に撒き散らす。
ランス10では
ヘルマン所属で、自動発動40%の味方ガード2とAP累積で「ラウンド数×0.3倍」の威力を持つ武舞乱舞を持つ。
武舞乱舞はAP累積技では珍しく長期戦向き。ボス戦などは数十ラウンド掛かるのが常で、毒を盛って削った後でトドメの強烈な一撃をお見舞いしてやろう。
ゲーム中の表記が「攻撃(Ro*30%)」と分かり辛い表記のため、とりあえず雑魚戦で使ってみて威力のショボさに幻滅した人は多いことだろう。
Lv70は味方ガード2の代わりにHP倍率+5%を持つ。高いHP倍率+を所持するモンスター勢でも3%であるため、その増加量は大きい。
黒歴史パットンは0.5倍の弱突撃のみだが、ステータスはLv70と同等で部隊補正の強化に役立つ。
トーマが言う通り無能ではなく未完の大器と言うことか。だとしても画像はよりによってランス03の玉座フェラであり、本人も忘れたい黒歴史であろう。
人間関係
- ハンティ・カラー / 乳母、大事な人であり恋人。自分のすべて
- ヒューバート・リプトン / 師匠の息子。幼馴染で気の合う親友
- パエリナ・ミスナルジ / 母親。故人
- アリストレス・カーム / 幼馴染で親友
- フリーク・パラフィン / 自分を支持してくれる仲間
- トーマ・リプトン / 剣術の師
- シーラ・ヘルマン / 腹違いの大事な妹。
- パメラ・ヘルマン / いつか倒すべき敵
- ステッセル・ロマノフ / いつか倒すべき敵
- ランス / 結構気に入っている奴。王の器を持つ男
- 第45代ヘルマン皇帝 / 実父
- ポートフ・トカレフ / 革命の為に影武者を引き受けてくれた男
- ポロン・チャオ/格闘の師。パランチョ国王。放浪中に出会い、仲良くなった。
- ピッテン・チャオ/パランチョ軍総大将でポロンの兄。ポロンにより国に招かれた際に出会い、仲良くなる
- ミラクル・トー/伝説級の魔法使い。ゼスでの反乱で出会った際に気に入られている
- レリコフ・ヘルマン/姪。戦闘スタイルと武舞乱舞を教えた。
- ヒーロー・ヘルマン/ハンティとの間に生まれた息子。雄のドラゴンカラー。
修得技能
修得技能 | |
武舞乱舞 | 舞を舞っているように次から次にパンチ・キックを繰り出し、その全てを相手に浴びせ掛ける究極奥義。 鬼畜王ランス、ランス6にて使用可能。ランス9では封印していたがラストで活躍。ランス10ではレリコフに伝授する。 |
カイト奥義 | 拳法の達人、カクトミ・カイトの得意技。相手から受けたダメージをその相手に倍返しにして返す技。偽殴りにて使用。 |
仁王拳 | JAPANの国で古来から伝わる拳法の一つ。神がかり的に相手の急所に拳が当たる驚異の技。偽殴りにて使用。 |
PXT | 掌を相手めがけて突き出す技。身体の表面より内部へのダメージを目的としている。偽殴りにて使用。 |
輝燐脚 | 高まった気と蹴り出す速さの為、足先に炎をまとっている様に見える、超強力な技。偽殴りにて使用。 |
モーデル脚 | 史上最強の格闘家フレッチャー・モーデルの秘奥義。気の中に相手から受けたダメージを貯え、それを4倍にして撃ち返す技。 本来は相手の攻撃を見切りダメージを受けずにそのまま返す技。偽殴りにて使用。 |
アリスの拳 | 知る人ぞ知る伝説の拳法。理由もなく、問答無用で相手に大ダメージを与える不思議な技。偽殴りにて使用。 |
気合い | 活動力をすべて消費する代わりに体力を全回復する技。6にて使用。 |
衝撃パンチ | 相手の防御力を無視して敵にダメージを与える技。6にて使用。 |
おちょくり気弾 | 相手を心底馬鹿にしたような挑発と共に離れた敵に気を放ちを攻撃する技。9にて使用。 (挑発を抜いたただの気弾は偽殴りでもイベント及び気弾系通常攻撃として使用した。) |
輝指 | 最大にまで高められた気の為光輝いた指。その気をまとった指で相手の体を刺し貫く、気弾系最強の技。偽殴りにて使用。 |
特記事項
- 最初は軽~くぷちっと死ぬ予定だったのを、パットン派(笑)のYUKIMIさんとぷりん氏のおかげで助かったキャラクター。彼を助ける為にハンティが生み出されたのを皮切りに、ヒューバートやフリークなど関連キャラが次々と生み出される。→ランス4裏話参照
- なぐりまくりシリーズの主役として成長を重ね、鬼畜王ランスでパットン一行として纏まった設定がお披露目された。
- スタッフの間でも人気のあるキャラらしい。
- 他のシリーズにもゲスト出演しているが、ママトトのパットンは同姓同名同じ顔の別人*5である。一方ままにょにょ・わいどにょのパットンは本シリーズのパットンであり、そのそっくりさ加減でカカロ・ナナスが戸惑うシーンがある。
- 格闘家としてはまだまだ成長中で体力で押し切るタイプ。そして実際は格闘LV1でプロレスLV2であるが、本人は格闘こそが自分の持ち味だと勘違いしている。
- ランス10各所でクリームがパットン「皇子」と呼び間違えているが、一度帝位に就いた上で退いている人物の呼称・尊称は「先帝陛下」か「陛下」が正しい。クリームさん、その梅干し顔やめてください。 また、メッセージウィンドウの名前の横の簡潔紹介でも「冒険者(元ヘルマン王子)」とまだ皇帝になれてなかったりする。
名台詞
- 「私は…もう、駄目だ……。ハンティ…お前だけ…逃げろっ…。」
ランス3より。ノスに裏切られ窮地に立たされたパットンが助けようとしたハンティに漏らした言葉であり、 彼女の身を自分の命の危険より優先する辺りどれだけ彼女を思いやっているかが垣間見える台詞。
- 「それにな、俺の辞書には後退・逃走、及びそれに類似する言葉はねえんだ!」
にせなぐりまくりたわぁより。初対戦のハニー相手に言い放った性格をよくあらわす台詞
- あそこにいる俺はどこか腐っていた。貧乏になったが今のほうがいい。いつも淀んでいた心のどこかが…妙に晴れ渡っている。それにこんな金も権力も関係ない生活をしてるとな誰が味方で、誰が敵かもはっきりと分かる…誰に…必要とされているかもな。
ランス温泉へゆくより。風呂でヒューバートに語った昔と今の気持ちの違い
- ただ…な。苦労かけちゃ駄目だって思いながらも…ずるずると…俺はもっと頑張って…そんで、あいつを解放してやんねぇとなっ…て…思う…
上に同じくその後ヒューに語ったパットンの胸の内に秘めた思い
- 「そうだ!!俺が、お前のおねーさんだ!!」
いたぶられる志津香を助けるためにナギに言った超「迷」台詞。 ランスに急にふられたにしてはなかなかノリがいい。 中々の衝撃発言だったせいか、ランス9にてナギが覚えていた。
- 「世界を変える程の牽引力、それを出し惜しみする事なく発揮してもらおうじゃないか。」
- 「ランスと一緒なら、なんだって出来そうな気がする。俺は、自分のこの感覚をとことんまで信じる」
ランス9より。ヒューバートとの会話、ランスにリーダーを任せる事について。
- 「止めて欲しいと思っていたはずだ。自分自身に歯止めが効かなくなったら、あんたに止めてもらいたいと考えるはず。 親友であり、尊敬するあんたにな。」
- 「爺さんよ。あんたにこの世を去る日が訪れたとしたらだ。そん時は胸張ってルーンに会いに行け。再会を心の底から喜び合えるはずだ。
親友ってそういうもんだろ?」
ランス9より。ルーンが自分を恨んでいるのではないかと恐れているフリークに対して。自分のみならず国や身近な人間に対しても 心から思いやれるようになった彼の成長と優しさが伺える台詞。この言葉にフリークはかつて友から 頼まれたある言葉を思い出し、涙が出ない鉄の体ながらも嗚咽を漏らした。
- パットン「シーラが本気で嫌がるようなら、悪いが俺はあんたの前に立ちはだかるぜ。」
ランス「ほう、俺様とやる気か。」
パットン「ああ、あいつが嫌がるなら。俺は命懸けでもあんたを倒す。」ランス9より
パットンの妹想いさが窺える一場面。心底、シーラの幸せを願っているようです。
この時、実は変装中のシーラ自身が聞いていて、頬を赤らめていました
- パットン「その短い時だからこそ、使命ってやつを自らに与え邁進する」
- ハンティ「無駄なあがきだとわかっていても?」
- パットン「その抗う行動そのものが生きているという証だからな。故に命ある限り抗う。」
ランス9より トーマを始め、アリストレス、多くの同志達。自らを慕い、支えてくれた多くの大切な者を失った。それでもその心は折れることなくその瞳はヘルマン革命より遥か先の『理想』を見据える。 いつ果てるかも知れぬ命だからこそ止まることなく進み続けると語る漢には誰かにただ守ってもらい何も見ようとはせず、快楽に溺れるだけの皇子の面影はもうどこにもなかった。
- そもそも無駄なんてことは絶対にない!
- ハンティ、俺がお前に教えることなんか ほんとに何一つないと思って生きてきたがな
命の輝くその一瞬一瞬の大切さ、それは教えることが出来るようだぜランス9より 作中何度も言われていますが、本当に素晴らしい男になりました。
- ここは俺の国だ! 俺達の国だ!
それを目茶苦茶にするって奴がいるなら、闘神だろうが魔人だろうが関係ねぇ!
この二つの拳を握って、命の限り戦い抜く! それだけだ!ランス9より 最後の闘神M・M・ルーンを目前にして。
ヘルマンの平和を乱す者は誰であろうと許さない。まさしく皇帝の風格。
- 魔法はなあ……理不尽だから好かん……
ランス9より。魔法砦前にて。
にせなぐりまくりたわぁ冒頭でも同様の台詞があり古いファンには懐かしい一言。
- 「M・M・ルーン……本当にあんた大したやつだよ。魔物からの人類の解放、その一念で人類を統一し、こんな兵器まで作っちまう」
「それで人間に裏切られりゃおかしくなるのも当然さ」
「だがこっから先はダメだ。ここから出た先には俺の国がある。俺の仲間たちがいる。」
「そして何よりあんたも、爺さんも不幸になる。」
「なら、この体を盾にしてでも俺が全て守ってやる!その為に俺はこの体を鍛え上げたんだ!」
「行くぜ!」ランス9より。闘神MMとの戦いにて。
闘神MMの強大な戦闘力と超技術の前に改めてM・M・ルーンという男の偉大さを痛感しその最後に同情する。
それでもこの先に進ませるわけにはいかないと覚悟決めたパットンは最後の大技を使う決意をする。大切な国と、仲間と、そして人類の為に戦った偉人達の名誉を守る為に。
- 「断る」
「馬鹿な俺にも、守るべきものが何か、それくらいはわかってる」
「この先に行こうってんなら……」
「俺はあんたの前に立ちはだかるぜ!」ランス10より。ハンティの裸イベント。
温泉に入るハンティを覗きに行こうとしたランスの前に立ちはだかった。
ちなみに守るべきものとは……ハンティの貞操ではなく、直後に(自身諸共)ハンティの雷撃を受けることになるランスであった……。
- 「そうはさせねえよ。これ以上、ヘルマンの民はやらせねえ」
「――――俺が、ヘルマンの盾になる。 砕けるものなら、砕いてみやがれ!」ランス10より。ヘルマン自動解放にて。
人破壊爆弾をも用いて人間を根絶やしにしようと目論む魔物大将軍ルメイの前に、決して砕けぬ硬きヘルマンの盾が立ちはだかる。
どこにも行かせぬ。目も逸らさせぬ。
かつての馬鹿王子の姿はもうない。そこには一人の立派な漢の姿があった。
名場面
画像
ランス9 ラフ&製品版立ち絵
©アリスソフト
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ヘルマン共和国(新体制) | ||
大統領とその関係者 | シーラ・ヘルマン - パットン・ヘルマン(パットン・ミスナルジ) - ハンティ・カラー- ペルエレ・カレット | |
ヘルマン軍 | 総司令官 | ヒューバート・リプトン |
総参謀長 | クリーム・ガノブレード | |
第1軍 | アミトス・アミテージ - イオ・イシュタル - ビンタン・デストラー | |
第2軍 | ボドゥ - トルストイ・バトー | |
第3軍 | ヒューバート・リプトン(兼任) | |
第4軍 | マロン・コンドラチェンコ | |
第5軍 | ロレックス・ガドラス - オルオレ・ザ・サード | |
警備隊 | ルーベラン・ツェール - トルストイ・バトー | |
客将 | 真田透琳 | |
闇の翼 | フレイア・イズン - 闇鷺 | |
住民 | アナセル・カスポーラ - ピグ・ギリシアム |
ヘルマン帝国 | ||
皇室 | パメラ・ヘルマン - シーラ・ヘルマン(ルシアン・カレット) - パットン・ヘルマン(パットン・ミスナルジ) - ザナゲス・ヘルマン - 第45代ヘルマン皇帝 | |
宰相 | ステッセル・ロマノフ | |
評議員会 | ケチャック・バンゴー - バショウ・マティオ | |
評議員会(元) | ハンティ・カラー - フリーク・パラフィン - ビッチ・ゴルチ - ガームロア・マティオ - (オールハウンド・ドックドッグ) | |
ヘルマン軍 | 第1軍 | レリューコフ・バーコフ - カール・オジザン - イオ・イシュタル - ピグ・ギリシアム - ボドゥ - ザン・ザビス |
第2軍 | アリストレス・カーム - コンバート・タックス - (ヒューバート・リプトン) - デンズ・ブラウ | |
第3軍 | (トーマ・リプトン) - ミネバ・マーガレット - アミトス・アミテージ - タミ・ジョン - マハ・マーガレット - アイザック - オルグ・マティオ - ロバート・ランドスター - セピア・ランドスター - ムスタング・ヘイジ - フレッチャー・モーデル - ヘンダーソン・ドーントレス | |
第4軍 | ネロ・チャペット7世 - クリーム・ガノブレード | |
第5軍 | ロレックス・ガドラス - オルオレ・ザ・サード - (カチューシャ・ボッシュ) - (ソルニア・ベンツ) | |
警備隊 | ルーベラン・ツェール | |
強制収容所 | オアマ・モトヒーデ - 悪徳政治家 - ゴキンケン - ハートブレイクホテル | |
闇の翼 | フレイア・イズン - 闇烏 - 闇鴨 - 闇鷺 - 闇雀 | |
パットン一派(革命軍) | パットン・ミスナルジ - ハンティ・カラー - フリーク・パラフィン - ヒューバート・リプトン - メルシィ・アーチャ - ポートフ・トカレフ - ハンスキンス - ウラジール | |
傭兵団・盗賊団 | アルカネーゼ・ライズ - (シルバレル) - セキトリ・セキワケ - バウンド・レス - ソウル・レス - エレナ・フラワー | |
住民 | アナセル・カスポーラ - アミラン・バーコフ - ロッテンマイヤー・ゴルチ- ペルエレ・カレット - リル・ガドラス |
*1 シーラの実父である
*2 後のランス9ではランスの女好き・H好きに対して「(妹の)シーラが本気で嫌がるようであれば」という話であることがわかり、それに対してシーラ本人がランスを「運命の人」と思ってしまっているので本気でやりあうことはなかった
*3 偽パセリの乱
*4 当初は敵対関係だった
*5 出身国はルマン帝国
*6 R10第2部時(織音氏による2周年記念質問回答より)、現在も成長中 R10第1部時、 208cm / 210kg R6時、203cm / 128kg R3時、190cm / 87kg