バード・リスフィ -BIRD LITHFIE-
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解説
ランス2から登場した無責任に惚れっぽくて幸薄い戦士。現在左腕が義手で色々武器を変えられる。バードが左腕を失った経緯は、カスタム陥没事件の妖体迷宮でエレノア・ランと対決した際、目を見なければ幻覚魔法にはかからないと魔法剣士である彼女の前で堂々と目を閉じた隙にあっさりと切り落とされたというもの。
顔も性格も良いし腕も結構立つのだが不幸。その不幸の原因は大概ランスにある。コパンドン・ドットの占いでは大吉と出ていたが実は凶の運勢の持ち主*1で、特にランスと関わると(作品に登場すると)さらに不幸(彼女を寝取られる)になってしまうようだ。芳川真知子曰くバードはヒーローシンドロームらしいとの事だが、正義感の強い前代勇者アリオス・テオマンと比べ中途半端な印象を受ける。
妖体迷宮に入り込んでいた事やその後もランスの行く先々で遭遇している事からも、本来は冒険者の中ではかなり強い筈なのだが、ハピネス製薬の地下ではゲイツ95達に苦戦していたりといまいち強さが分かりづらかったりする。
ランス2の次に製作された闘神都市では、そこそこ強く男やモンスター相手には滅法強いが、女性相手では攻撃もできない行き過ぎたフェミニストとして書かれていたが、4.1以降ではよわよわ剣士のポジションが徐々に定着しつつある模様。
しかし女性面に関してはルーズ、ランスとは正反対の方向性の最悪男。欲望全開のランスもだが、あまりにも無節操で、惚れっぽいバードも最悪な部類に入る。しかも、ランスは女の子に悪気を持つ描写があったりするのに対し、バードの場合にはそういった描写が一切無く、全く悪気が無いようであるから、余計に性質が悪い。
バードが連れている女の子は、ランスに目をつけられ寝取られることが多いが、全面的にランスが悪い訳ではなく、自らの不甲斐無さや女癖の悪さも、起因になっている。しかも寝取られた女の子達はその後、むしろ幸福になっている場合が多く、キサラはランスの助力で借金の返済や妹を取り戻し平穏な人生を送れるようになり、コパンドンもランスにひたむきな思いを寄せるようになった結果、一国家の総帥にまで上り詰める大出世を遂げているという皮肉すぎる展開。一方で、逆にバードに変わらず思いを寄せていた今日子の場合は、バードの行方を追い続けた結果、玄武城の永久保護魔法に閉じ込められてしまう等、不幸な境遇を迎える事に…。
ランス2では
カスタム陥没事件の折、ネイ・ウーロン、ゼウス、カーネルと共に地獄の口に挑んだが、パーティーがマリアの門番に過ぎない水の彫像との戦闘で壊滅し、皆バラバラに逃げた先でテレポート・ウェーブに遭遇。傷を負ったまま妖体迷宮に閉じ込められ、同じように転移させられそこで水浴びしていたシィルに助けられ、しばらくの間行動を共にする。
この物語の時点でバードの女癖や移り変わりぶりは酷く、当初は仲間の一人であるネイと付き合っていたのだが、情報屋の芳川今日子と浮気する形で付き合い、シィルに助けられてからはあっさり心変わりして、ランスのパートナーと言える彼女に横恋慕し、プロポーズまでしている。しかし、そこへ助けに来た今日子が現れ、傷心した彼女が走り去っても無関心で、エレノアの術で淫乱体質にされても放ったらかしにする始末だった。
その結果、事件解決後に、今日子が傷心の末にカスタムの街から出て行ってしまった事を真知子に聞かされ追っていった。
ちなみに事件からしばらくして、生還していたネイはバードの事をさっさと吹っ切って、引退し普通の主婦として幸福な生活を送っている。
またこの頃のみ、出会った女性に好物の干しいもを与えようとする妙なキャラ付けがされていた。
ランス4.1では
今日子を追って出たはずが、いつの間にかキサラ・コプリを連れてハピネス製薬本社に現れる。しかし、シィルに対する未練がまだある上に、ランスの仕組んだ「バード変態プロジェクト」によって寝取られている。おまけにキサラの借金も、ランスが肩代わりした為に、面目も丸潰れで終わった。
ランス5Dでは
コパンドン・ドットと共に登場するも、未だにシィルに未練がある。偶然復讐ちゃんの宝箱を見つけたバードは、復讐の相手を聞かれ、ランスの名前を出した。復讐したいと思ったわけではなく、本人曰くとっさに思いついた名前を言っただけらしいが、ランスが死んだと勘違いした際には、パートナーであるコパンドンを無視して即シィルを狙おうとする等、やっぱり酷い有様である。結局はランスにばれてボコボコにされ、更にバードが実は凶なのに対し、ランスが大吉だったので、コパンドンにも乗り換えられてしまった。復讐ちゃんに命令した仕返しに、ランスによって玄武城で取り残されたが、エンディングであっさり和華人形と仲良くなる等、とことん女癖の悪さを見せている。
ランス6、戦国ランスあたり
戦国ランス発売以前のジョンブル報道室即席設定では、玄武城に迷い込んできた女の子と仲良くなり、自分が脱出する方法を必ず探してくるから信じて待っていてくれ。と格好良くバードは玄武城を脱出。そして新しい女の子と仲良くなり玄武城の娘の事を忘れる、と言う酷い設定がなされた。
正史となる戦国ランスにおいては、帰城した魔導がバードと仲良くしている和華人形を見て激怒し破壊、それを見て逆上したバードが魔導に飛び掛るも蹴飛ばされて撃沈という設定となった。いくつか憶測が交わされているが、魔導の口からはバードを玄武城の外に出したとは一切語られていない。(蹴りで骨を折ったかもしれない、程度しか述べていない)
ただし戦国ランスの舞台であるLP5年には、アームズ・アークに惚れていたという設定があるため、どちらにせよ同年内には玄武城から解放されていることになる。
ランス・クエストでは
マチルダ・マテウリとコンビを組んでいたが、ランスへの情けなさ過ぎる態度から結局フラれてしまい、その後はコパンドンCITYにあるマカット酒場に入り浸り、ヤケ酒を煽る毎日となってしまっている。マチルダがランスのパーティーに加わった時には、アタゴの台詞からも、相当なツケが溜まっているらしい。ちなみにマチルダと会う以前であるLP5年には、アームズ・アークに惚れていたらしいが、実力が今一つな為か、全く相手にされていなかった。
ランス10では
無所属で登場。
ダークランスの冒険が語られる中、バードに思いを寄せていた芳川今日子が、かつてバードが閉じ込められていた玄武城に永久保護魔法の影響で閉じ込められてしまっていた事実が判明しており、おそらくバードへの未練を断ち切れず探し続けた結果、巻き込まれてしまったのかと思われる。
しかし、そこへ訪れたダークランスが今日子の境遇を気の毒に思い身代わりになった結果、彼女は玄武城から脱出できている。
ちなみに時期を計算すると、おそらくこの時のバードはアームズに惚れて振られたり、マチルダのパートナーになっていたあたりと思われる。
本編後のネタバレ注意!! |
ネタバレ注意!! |
闘神都市では
RA15年から5年後、第27回闘神大会に出場。しかし、重度のフェミニストのため対戦相手のモーリスに手が出せず三回戦で敗退。
人間関係
- ランス / 天敵
- シィル・プライン /惚れており、いまだに未練タラタラな状態
- ネイ・ウーロン / 元パートナー
- 芳川今日子 / 元彼女?
- キサラ・コプリ / 元パートナー
- コパンドン・ドット / 元パートナー
- アームズ・アーク / 一方的に惚れても、全く相手にされず
- マチルダ・マテウリ / 元パートナー
修得技能
修得技能 | |
ギミックアーム | |
ロケットパンチ |
ゲーム的には
ランス10では
周回ボーナスのなんでもありにチェックを入れると宝箱から出てくる。所属はヘルマン。
AP累積型三連撃の義手攻撃が強力で早い段階で入手できるとターン制限のある戦闘で有用。
80%で呪いを掛ける負の感情は、呪いキャラとして有用なパステルやビビッド・カラーの入手が後回しにされがちなため、ボス戦用の定番である毒、睡眠、呪いコンボの一員として活躍する。
なまじ有能であるため、本編の凶行を知っている人間にとっては気分的に使い辛い面がある。
特記事項
- バードのファミリーネームは妙にコロコロと変更している。初代は「リスフーイ」だが、ランス02では「リスフィー」、ランス2ダイジェスト版とランス5D、ランス・クエストでは「リスフィ」となっている為、現在の公式的な正式名称はこちらであると思われる。
- 元々ランスより年上なのだが、玄武城に約三年幽閉されたことにより、永久保護魔法の効果で肉体年齢はランスに追い抜かれていた…が、ランスが約15年ほど魔王化していたので(ずっと生きていれば)再度逆転している。
名台詞
画像
cアリスソフト
コメント
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*1 コパンドンが「大吉」と上から書いて胡麻化した「凶」のおみくじが出た