RANCE QUEST -ランス・クエスト-

カラーの里「ペンシルカウ」にやって来たランス。氷漬けのシィル・プラインの解放手段を求めてのはずが、それはそっちのけで、カラーとのHが目的であった。

カラーの女王、パステル・カラーは、ペンシルカウに突如侵入してきたランスによって強姦され、その復讐として「禁欲モルルン」の呪いをランスにかける。こうして強い女の子と財宝、そして、呪いを解く方法(あとシィルの解放)を求めてランスのクエストが始まった。ランスは仲間を集め、様々なクエストをこなしていくが、解呪もシィルをどうにかする方法も見つからなかった。

ランスに犯されたパステルは妊娠し、リセット・カラーを出産。ランスへの憎しみを捨てきれないパステルは、カラーの掟に従い、リセットをランスへの刺客として差し向けるも失敗する。続いてパステルは自らがランスを殺すべく、カラーの里を守る結界となっていた歴代カラーの女王の神具を持ち出す。しかし、クルックー・モフスの介入を受け、神具は奪われてしまった。

それにより結界の解かれたカラーの里は完全に無防備となり、ヘルマン帝国の攻撃を受けて蹂躙される。カラーを救うべく現れたランス一行の活躍によりヘルマンの大隊長は倒され、パステルが発動させた大規模モルルンBによってアミトスを除くヘルマン兵達は全員死亡した。壊滅を免れた里で、ランスは英雄としてカラーの美少女達からモテモテになる。さすがにこれでは、ランスを公に殺すことなど出来なくなってしまい、自らの不甲斐なさを嘆き、自殺を図るパステル。しかし、カラーの英霊（歴代女王たち）に手助けされ、パステルはリセットを人質に取って女王としてのプライドをかけた最後のクエストをランスに提示し、バベルの塔へと呼び出す。

パステルの側近であるサクラ・カラーからその挑戦状を伝えられたランスは、自分の娘を人質にして勝負を挑むパステルに呆れながらも、クエストを受けることを承諾。モダン・カラー、ビビッド・カラーが乗り移ったパステルを次々と倒すことに成功する。が、最後に挑むはずであったフル・カラーは、パステルの身体を乗っ取って逃走。バベルの塔の頂上で追いついたランスはフル・カラーも倒し、リアや鈴女、チルディと共にきついお仕置きを行って、フル・カラーをパステルの身体から追い出すことに成功した。

見事クエストを達成したランスに対し、身体を取り戻してもらったこともあって、パステルは一つだけ願いをかなえると約束。ランスは、ようやく本来の目的であったシィルの解放を求める。だが、カラーの女王の力を以てしても、それをはるかに上回る魔王の呪いによって生み出されたシィルの氷を溶かすことはできなかった。

結果的に約束を破ってしまったパステルは、そのお詫びとしてランスにかけた呪いを解くが、自暴自棄になったランスは、女の子たちと乱交を繰り返し現実逃避をしてしまう。一週間に渡る乱交の末、眠りに落ちたランスの傷心を案じたリアは、近い内に北の国であるヘルマン帝国で内乱が起こり、皇家には聖魔教団が開発した「魔王の力を消滅させる宝具」があることを話す。それを聞いて身を持ち直したランスは、翌日にランス城を出て、内乱の隙に乗じて宝具を奪い取るべく、速攻でヘルマン帝国へと旅立つ。

その夜、自由都市の街道をうし車に乗って走っていたリアは、かなみに「ヘルマンの宝具」の存在など真っ赤な嘘であると明かす。シィルが助からないという絶望に支配されたランスには彼女を助け出せるという希望が必要と知っていたリアは、愛する彼に嘘を吐くことになってでも立ち直らせたかったのだ。リアは、それで無責任に放り出すつもりは無く、またヘルマン帝国で内乱が起きることは事実であったため、ランスがヘルマン帝国を東奔西走する間に他国と協力して本当にシィルを救う方法を探し出そうとしていた。

そして、物語の舞台は、未踏の極寒の地・ヘルマン帝国へと移ることになる……