サテラ -Satella-
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解説
ランスが最初に出会った魔人であり、燃えるような鮮烈な赤髪のポニーテールが特徴の人間出身・女性体の魔人。まだ幼い頃にホーネットの遊び相手としてガイに連れてこられ、そのまま魔人にされる。
感情表現が豊かで情も深く根は寂しがり。一方で短気かつ直情的でプライドの高い性格をしており、その為に周りを顧みず暴走することもしばしば。
物心ついたころから魔物界にいた為に、人間との共存を望んでいるホーネット派の魔人でありながら力の劣る人間を下等な虫けらと徹底的に見下しており、嬲り者にしたり殺す事も全く厭わない非道さや、邪魔だという理由だけで人間はおろか魔物ですら皆殺しにする事も厭わない等の冷酷な面がある。
しかし一方で情があるもの対しての寛容さや甘さは大きく、イシスを失った際に本気で悲しんだり、敵対したリセットを傷つけられないなど自分にとっての大切な者とそうでないものに対する差がとても大きい。
ホーネット派に属しているのはあくまでも幼馴染みのホーネットを守る為であり、彼女の魔物と人間の共存という思想自体には人間への行動からも反感を抱いており、ノスの口車に乗って一時ホーネット派を離反したのもそれが理由。
その内側には自分を普通の女の子として扱ってほしいという願望や寂しさを抱えているのだが、普段の行動が災いしてか、他の魔人達はともかく味方の魔物達からはかなり怖がられていたようで、男性との恋愛経験も皆無である。ホーネット派ではその未熟さを感じさせる性格から妹の様に見られている様子。実はめちゃくちゃ敏感な体質の持ち主で、ランスに愛撫された事でそれが発覚する。
そんなサテラであったがランス達と関わっていく中で、皮肉にも自分が見下してい酷い仕打ちもした人間の中に自分がどうしても欲しい者、大切な者を見出してしまう。
特にランスに対しては独占欲の強さまで覗かせるようになり、ランスが自分の使徒なると言った時は、本人の顔が見れないほどに赤面し本気で喜んでいた。
ホーネットが言うように派閥の中ではムードメイカーであった事から、ランス一行に加わっても遺憾無く発揮されており、また生来の気質故か魔人の中でも取り分け人間に親しまれるようになる。
自分を普通の女の子として扱ってくれるランスやシィル、リセットなどの子供たちと仲が良くなり、特にシィルには自分の髪を結わせたり、思いがけない再会の際には涙を流してしまう程で、次第にホーネットが望んでいた人間との共存の意味についても自分なりに理解を示すようになっていく。
ガーディアン製作能力に長けており、サテラの作るそれは一時的に使用するタイプではなく、一度作ると壊れない限り永久に動く優れ物で現在はガーディアンのシーザーと共に行動している。
ただし、それだけの優秀なガーディアンを造るのにはサテラ自身の職人肌気質もあってかなりの年月を要する為、2号として造ったイシスは言葉を話せない等やや手抜きで製作してしまい、後にそれを後悔している。自身は主に鞭を操って戦闘を行うが、魔人としての戦闘力は他の魔人達に比べると低い方とされている。
リーザス解放戦の際に出会ったランスと何度か戦闘を行うが、人間を見くびっていた自身のミスで魔封印結界のトラップに掛かりそうになり、それを身を挺してかばったガーディアンのイシスを失ってしまう。更にはランスによって辱められてしまった事から、彼を必ず殺すと周囲に息巻いていたのだが、すぐにでも行動したくても、ケイブリス派との戦闘が激しくて前線から抜けられない為、イライラしていたという。
ゼス崩壊あたりの時期に、魔王の力を継承していた来水美樹の護衛についていたことがあり、その際に仲良くなっている、しかし、AL教団本部にて勇者であるアリオス・テオマンに襲撃され、一緒についていたハウゼルともども撃退されてしまっているが、アリオスの気まぐれで美樹は殺されずに済んだ。
その後、導く者が暗躍していた時期にランスとハイパービルで再会。彼を利用してバグを入手しようとしたが、ランスの愛撫によってイカされまくってしまった上に、自身を魔人としてではなく一人の女の子として扱ってくれた彼を気付かぬ内に意識し始める様になる。そして現在ではランスから受けた愛撫が少しクセになってしまい、それを理由にランスを使徒にしようとした程。
ヘルマン革命後、ランスやシィルと行動を共にしていたが、戦艦遺跡内のホルスのコールドスリープで眠ってしまい*1、その内にホーネットがケイブリスに捕らわれてしまった為、ランス率いる人類軍と共闘する事になり、この経験が彼女のそれまでの価値観が大きく変わるためのきっかけになる。
ランス3では
ノス、アイゼルと共にホーネットの元を離れ、ジル復活の為、リーザス聖武具の行方を探る。最初の戦いではカオスを所有して居なかったので、ランスパーティの面々はむざむざとやられてしまい、シィルを連れ去られてしまったこともあった。ハイパービルにてセルに封印されそうになるが、ガーディアンのイシスが身代わりになり、その場はなんとか生還。リーザス城にてランスにパラライズの粉を使われ、イカされまくった挙句、気絶させられてしまう。ランスにはこいつの弱点は知り尽くしたからと、魔人でありながら見逃される。
本当は女の子らしく振舞いたかったが、魔人なので誰も男の子が近寄りもしてくれず寂しかったとその時に漏らしている。それ以降、ランスをライバル視、表向きは復讐を誓う。ランス3の魔人3人の中では一番格下扱いされている様で、後述の鬼畜王や才能限界、魔人になってからの年数の短さから見るに魔人では下級に位置する様だ。
ランス03では
設定はほぼオリジナルと同様だが、魔人としては若輩かつ下級と言う位置づけになっており、その実力は人間や魔物相手には圧倒的だが、同じ魔人であるノスやアイゼルに比べると劣っている。性格は良く言えば一途で素直、悪く言えば直情的かつ短絡的で、自身の製作したガーディアンに対する情は深い。平静時は命令をするノスには内心反抗的であるが、その圧倒的な気迫に気圧され渋々と従っていた。
ちなみに、オリジナルにあった最後の場面であるパラライズ粉を使用されたり、普通の女の子でいたかった等のくだりはカットされ(これはランス10で回収される)、敏感な体質は辛うじて魔封印結界からは逃れたが弱り動けない所をランスに襲われ発覚した。またアイゼルや(目的を隠していたころの)ノスがホーネットを様付けで呼んでいる中、一人だけ呼び捨てにしているなど幼馴染である面が描写されていた。
聖武具を手に入れるという目的からランスを探すためサテラ達も東奔西走する。聖武具を素直に渡せば命は取らないとする一方、最初にランスと誤認したラーク・ノアの二人を拷問したり、行く手を遮るラプ達を集落ごと殲滅する等容赦のない一面も。
迷いの森でランス達に逃げられるが、それを追ってきたサテラ達はラジール司令部を直接襲撃し、シィルを人質にしてランスに聖武具を要求し、ハイパービルで待ち構える。しかしその戦いの中でシーザーは重傷を負い、油断したサテラは罠に嵌り窮地に陥る事になり、サテラを救う為にイシスが犠牲になってしまう。
一旦リーザス城に退いたサテラだったが、イシスを失った腹いせに必要無いにも関わらずリア達を拷問して八つ当たりをする。リアは封印の間を開く鍵となるため、ノスに殺さないよう念を押されていたが、構うことなく負荷をかけ続ける。リアを恨んでいたサヤにすら本当に殺しかねないと忠告されても拷問の指示を出すが、遂にノスに止められる。
ノスに再度釘を刺され、さらに‘戦いによって生じた犠牲の遺恨を持ち出す’という戦う者としての覚悟の無さまで指摘され嗤われたサテラは憤り、ついにノスに反抗する。だがホーネットの犬の域を出ないとして、最早計画の障害にしかならないと見限ったノスに即座に腹を貫かれ、追い詰められてしまう。
エピローグではシーザーのおかげで命からがら逃げおおせており、事の顛末やノスの最期や思惑も解らぬまま一旦彼のことや報告は後回しにし、イシスの仇であるランスに復讐すると息巻く。そして命令無しに自分の身代わりとなり、碌に別れを交わす事もなく何を思ったのかも分からず消滅したイシスを喋れないままにしていたことを、肩を震わせ悔み悲しんでいた。 怒りと痛みばかりが頭を占め、完全に周りが見えなくなってしまっていたサテラだったが、気遣うシーザーが言葉を重ねることでようやく少しづつ平静さを取り戻す。その後はホーネットから離反した罪悪感を感じつつも魔人領への帰途につく。
ランス・クエストでは
ケイブリス軍の衛星兵器を破壊する作戦のため、自由都市地域にあるハイパービルにてバグを捕まえようとしていた。しかし下級といえど魔人なため、バグ相手では手加減しきれず潰してしまい捕獲できずにいた。そこへ偶然やってきたランスに必要量のバグと引き替えにエッチされてしまい、処女を散らす。
彼女は魔人である為同じ魔人以上の存在からの呪いしか効かず、低ランクの存在であるカラーの女王による禁欲モルルンの効果は受け付けなかった。コスチュームは3時の物に近い黒色。
マグナムでは
「Hしたくて仕方がないキャラランキング」にて見事1位になったため、イベントが追加された。
ランスに一度犯された後、エッチされた時の感覚を忘れられずにいたサテラは、偵察と称してランス城の周囲に度々現れていた。そして魔人の気配を感じたカオスに促されランスが登場し、再び出会う。その際にランスにエッチと引き換えに(必要のない)バグ集めを依頼し、再び犯される事となる。今回はランス達がバグ集めをしている際にシャワーを浴びてきて準備するという徹底ぶりだった。また、この時ランスがサテラを倒そうとしなかった為、カオスが自分の存在意義に悩む事になる。
ランスの事をかなり意識する様になったらしく、Hの後にランスに自分の使徒になれと提案するが、断られてしまう。その事や自分を魔人だからと特別扱いしなかったことを含めて、ランスに対して不思議な気持ちとムカムカとした怒りと胸の中のモヤモヤを感じながら、溜め息とともにサテラは魔物界へ帰っていった。
ランス10では
監視の名目でランス達と共に戦艦遺跡の冒険に同行している。
その後魔軍に挑む際には自身のプライドもあり、ランスを自分の使徒とすることで体裁を取り繕った。
ランスと明確な繋がりができた際には破顔して喜んでいた。またランスとのエッチの際に自分を女の子扱いしてくれた喜びもあって自分の素直な感情も吐露している。
人間を弱いと下に見る一方で聖女モンスターであるベゼルアイのことは認めている様子。また今作では人類側の魔人として全編に渡って活躍してくれる。
敵の情報を教えてくれたり、元ホーネット派の魔人との交流、激突まで様々。ホーネットとの主従と友情の中間のような距離感も見る事が出来る。
鬼畜王ランスでは
コスチュームを一新。黒から白へとランス3時とはかなり違う印象を受ける。序盤のサイゼルのリーザス城襲撃の後に美樹の護衛としてやってきて仲間になる。そのせいで人間相手の戦闘は出撃してくれない。魔人戦争までの魔人相手は専らサテラとメガラスでしのぐ事になる。カミーラ部隊相手は勿論信長相手にも貴重な戦闘要員。ただ戦闘力は魔人四天王まで勢ぞろいする鬼畜王では残念ながら相対的に低いものとなっている。遠近こなせるが魔力が低く魔法ではダメージが通らない事も多い。結局は前衛として戦う事が多くなるだろう。
サテラは他キャラより特別な位置づけにあり、ランス魔王化エンドへのキーキャラクターとなっている。一騎打ちで勝利後、何回もハーレムで抱いているとランスに愛情を持ち、魔人になってそれが嫌なら魔王になってとせがまれ、シィルが居ない場合はランスが願いを聞き入れ魔王化することも。魔王となったランスの片腕となるのが彼女の幸福条件である。尚、ランス魔王化エンドのコスチュームはランス3のそれに近いものとなっている。
ゲーム的には
ランス10では
1ターン目に離脱するが、魔軍との戦争が始まってからは復帰。神魔枠解禁に部隊ボーナスを割り振っておけばいつでもPTに加入させられる。魔人だけあって高いステータスを持つため、部隊ボーナスに余裕が出来てからは闇属性有利のクエスト等でそこそこ活躍してくれるだろう。
サテラの本領発揮はランク40で解禁される裸verの同種カードを入手してから。このカードになると鞭攻撃のAP消費が0になり格段に使いやすくなる。また神魔の中ではルートによっては同種カードが最多になるので、使わなくても食券を使い底上げすると良い。
常時2回攻撃のサテラの鞭と設置スキルの「ガーディアン」を持つ。どちらもコスト2のため、運用には編成可能にするだけではなく「偶数ターンAP+1」も割り振りたい。
鬼畜王ランスでは
美樹、健太郎がやってくると次ターンにメガラスと共に護衛に訪れる。魔人と戦える数少ない手段だが、本人的に不慣れな魔法ユニット+兵員の増加に莫大な金額が掛かるためいまいち活躍させづらいため、一度出して後はベンチ入りか魔軍相手に死なない壁程度の扱いの人も少なくないだろう。
……が、実は信長戦では相手に魔法力が無い上に魔人の攻撃が通るため、魔法系魔人のサテラの攻撃はかなり有効。兵員を増やし辛いのも戦闘上限が低いJAPANではメリットになる。
人間関係
- ランス / 自分の従者であり主でもあり最も大切で独占したい者。(ランス10)それ以前は憎い人間でライバル。だが、気になる存在。
- ホーネット / 幼馴染。
- シーザー / 大好きなガーディアン。
- イシス/ガーディアン2号、LP3年の戦争で消滅した。
- シィル / 非常によく懐いている。
- リセット / 仲が良い。敵対していた時も傷つけることは出来ず、幽閉しようとした際には玩具を持ってきてあげたりした。
- リズナ / 魔人になった後は先輩風を吹かせている。
- イシス2 / 新作のガーディアン・・・の筈がランス10では登場せず。
- 戯骸 / 要注意人物
- ランスの子達 / あちこちに種をばら撒きやがって…
特記事項
- 健太郎を除けば魔人の中では最年少。
- 職人肌のサテラはなかなかガーディアンを完成させないので量産せず、出来るのは平均10年に1度。
- ガーディアンがいるので使徒は基本的に作らない主義。これは魔人に劣る下等な生物と仲良しごっこは下らないとしていた考えのため。ランスを使徒にしようとしたのは特別の特別。
- ガーディアンを使徒化しないのは、行動や精神に少なからず制限が掛かるのをサテラが嫌ったから。
名台詞
- ランスの命は、サテラが奪って上げるのだから、サテラが帰ってくるまで他の奴に殺されたら怒るわよ。
サテラがランスに向けた捨て台詞。 ランス・クエストでも会う度に同じニュアンスの捨て台詞を吐いて去っており、それが半ばお約束となっている。(ランス3)
ネタバレ注意!! |
画像
アリスサウンドアルバムVol.31 ジャケットデザイン
©アリスソフト
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小川健太郎 | ||
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魔物大元帥 魔物大将軍 | ストロガノフ - ツォトン - ピサロ - ヨシフ - ルメイ |
*1 ホルス達がコールドスリープを解除しないと、5万年先の未来で目覚める事になり、行き場を完全に失ったサテラは、ランス率いる人類解放軍に協力せざるを得なくなった。