トーマ・リプトン
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解説
リーザス解放戦でランスの前に散った、先代のヘルマン第3軍将軍。赤いモヒカン頭に、黒い大鎧、鎖付きのトゲ鉄球を携えた誇り高き黒騎士親父。上背も横幅もある、元々体の大きいヘルマン人の中でもずば抜けた巨躯の重騎士。
ヘルマンにその人ありと謳われた心技体の三拍子揃った豪傑で、リーザスの赤い死神や現将軍ミネバ・マーガレットをも上回る、LP年代における人類最強だった人物。
沈着冷静、穏和で真面目。人に優しく己に厳しい。非の打ち所のない軍人としての在り方と時に自ら最前線に立って戦う姿勢が尊敬を呼び、多くの部下に慕われていた。反面、その実績と人望故に一部のヘルマン評議委員やヘルマン皇帝からは、最も危険な存在として嫌われてもいたらしい。
生前はステッセル・ロマノフやパメラ・ヘルマンと政治的に敵対しており、親友のハンティ・カラーに頼まれ剣を教え鍛えていたパットン・ミスナルジを盛り立て、少年時代の彼に息子のヒューバート・リプトンや、神童と名高かったアリストレス・カームを引き合わせた。また、第一軍のレリューコフ・バーコフ将軍とはヘルマン軍の2大大黒柱として並び称された朋友でもある。
若い頃から負け知らずで、大陸最強の戦士とまで言われたヘルマン軍史上でも最強の男。その実力はリーザス城前での戦いで多数のリーザス兵をたった一人で食い止めビクともせず、あのランスに人間じゃないと言わしめるほどのもの。
リーザス侵攻作戦の実戦指揮を執ったが、リーザス解放軍の奮闘により敗北が重なり、ついに最終決戦の地であるリーザス城の戦いで魔剣カオスを復活させたランスによって討ち取られる。そのときの戦いの様子は実に楽しそうだったと伝えられているようだ。この時の戦いにより、ランスの存在はトーマを倒した黒い剣の戦士として噂になっている。
ちなみに、トーマの戦死はステッセルの策略によるものとの説明があるのだが、恐らくは彼が散った間接的な原因である本国の援軍が届かず第3軍が孤立した状況を指すのだと思われる。
と、ここまで見るととてもすごい人物なのだが、実際に最初で最後の登場となったランス3をプレイすると、ただの中ボスと言う程度にしかプレイヤーに残らないだろう・・・ 戦闘システムも関係するが、強くない。またトーマ自身ランス3ではそれほど活躍できていないため、百名足らずの部下とともに軍隊を撃退したミネバや演出のあるノスなどと比べるとどうしても印象が薄くなってしまいがち。下手をするとイベントCGがあるヘンダーソンよりも薄い。また上記にあるトーマ自身についてランス3内ではほとんど語られていないという・・・ バレスが唯一「無敗の戦士ですぞ」とは言うのだが、なぜか勝利後のセリフは皆無。本当に何事も無かったかのように進む。
ランス6では
パットンの最も怖れている相手として魔人ジークの変身で登場した。その際、味方はパーティー戦なので大した脅威とも言えないが、故人の力を正確に模倣したとすれば人間としてはなかなかに非常識な体力の持ち主であった事が伺える。
裏話
元々TADA氏の書いたランス3のシナリオには存在しなかったが、ぷりん氏の個人的な内職で生み出され物語に深みを与えたキャラの一人。これがなければ、ランス3におけるヘルマン側の敵キャラはヘンダーソンやフレッチャーのような小物系の悪役だけで終わっていた可能性が高い。
人間関係
- ハンティ・カラー / 親友
- パットン・ミスナルジ / 弟子
- レリューコフ・バーコフ / 朋友
- ヒューバート・リプトン / 息子
特記事項
- パットンに名剣スターブラスターを与えた。
- 剣技「秘剣・骸斬衡」を使える。(ヒューバートも使えるので必殺技ではない?)
- 大鎧のコレクションがある。
- モヒカンはよくよく見ると後退した生え際がそう見えるだけで、別に好んでそうしてる訳ではないのかも。
- JAPANの古代遺跡である平城京へ潜り、宝剣であった不知火を持ち出したと思われる。
名台詞
画像
ランス9?
©アリスソフト
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ヘルマン帝国 | ||
皇室 | パメラ・ヘルマン - シーラ・ヘルマン(ルシアン・カレット) - パットン・ヘルマン(パットン・ミスナルジ) - ザナゲス・ヘルマン - 第45代ヘルマン皇帝 | |
宰相 | ステッセル・ロマノフ | |
評議員会 | ケチャック・バンゴー - バショウ・マティオ | |
評議員会(元) | ハンティ・カラー - フリーク・パラフィン - ビッチ・ゴルチ - ガームロア・マティオ - (オールハウンド・ドックドッグ) | |
ヘルマン軍 | 第1軍 | レリューコフ・バーコフ - カール・オジザン - イオ・イシュタル - ピグ・ギリシアム - ボドゥ - ザン・ザビス |
第2軍 | アリストレス・カーム - コンバート・タックス - (ヒューバート・リプトン) - デンズ・ブラウ | |
第3軍 | (トーマ・リプトン) - ミネバ・マーガレット - アミトス・アミテージ - タミ・ジョン - マハ・マーガレット - アイザック - オルグ・マティオ - ロバート・ランドスター - セピア・ランドスター - ムスタング・ヘイジ - フレッチャー・モーデル - ヘンダーソン・ドーントレス | |
第4軍 | ネロ・チャペット7世 - クリーム・ガノブレード | |
第5軍 | ロレックス・ガドラス - オルオレ・ザ・サード - (カチューシャ・ボッシュ) - (ソルニア・ベンツ) | |
警備隊 | ルーベラン・ツェール | |
強制収容所 | オアマ・モトヒーデ - 悪徳政治家 - ゴキンケン - ハートブレイクホテル | |
闇の翼 | フレイア・イズン - 闇烏 - 闇鴨 - 闇鷺 - 闇雀 | |
パットン一派(革命軍) | パットン・ミスナルジ - ハンティ・カラー - フリーク・パラフィン - ヒューバート・リプトン - メルシィ・アーチャ - ポートフ・トカレフ - ハンスキンス - ウラジール | |
傭兵団・盗賊団 | アルカネーゼ・ライズ - (シルバレル) - セキトリ・セキワケ - バウンド・レス - ソウル・レス - エレナ・フラワー | |
住民 | アナセル・カスポーラ - アミラン・バーコフ - ロッテンマイヤー・ゴルチ- ペルエレ・カレット - リル・ガドラス |