LP歴8年にしてRA0年
第二次魔人戦争、終結
ランス総統閣下率いる人類軍と魔人ケイプリス率いる魔軍との戦いは、
数々の軌跡が重なり、人類軍の勝利で終結を迎える。
新たな魔王の誕生
魔王に覚醒しかけた来水美樹からランスが己へ魔王の血を移し替えて魔王に就任
正気を保ったまま魔物達に対し、人類圏への不可侵を命じる。
魔王の力で健太郎から魔血魂を摘出、健太郎が人間に戻る。
魔王ランスのその後
魔王となった次の日、ランスは魔人サテラと共に忽然と姿を消した。
主であるランス不在のまま死亡したシィルの葬儀がしめやかに行われる。
奴隷としては異例の参列者の数となり、多くのものが故人の死を悼んだ。
魔王リトルプリンセスのその後
長い間異世界を冒険した美樹と健太郎の二人は皆に見送られて故郷へ帰還する。
RA1年
魔王ランス時代が始まる。年号がRA歴となる。
新魔王軍結成
翔竜山の頂上付近にて城の建設が始まる。魔王ランスの居城と判明。
魔人サテラ、ホーネット、シルキィ、サイゼル、ハウゼル、ワーグ、レイ、
魔物大元帥学者と数百の魔物を率いて魔王ランスが現れ、世界に新魔王軍を宣言。
人類各国、魔物の有力者が、魔王ランスへ謁見を求める。
純粋にランスに会いたい者――
魔王に忠誠を誓い臣下になりたい者――
魔王の力を利用しようとする者――
しかし、誰一人として魔王に謁見出来た者はいなかった。
リズナ
先の大戦で半身不随となり、延命も限界にきたし死を迎える間際、
魔王ランスが病院に現れリズナを誘拐する。
のちに、彼女は魔人リズナとして人類の前に現れる。
RA2年
魔軍の分裂
魔王に放置された魔物が集まり、各魔人や魔物将軍の元、勢力を作り始める。
ハウツーモン派、カミーラ派、オルブライト派などが台頭。
さらに10数個の勢力が乱立し、争いを始めた。
ある勢力は、魔王討伐を目指して翔竜山の山頂付近にある
ランスの居城、アメージング城に攻め込んだが魔王ランスにより撃退される。
人類の分裂
人類圏では誰も魔王ランスに会えぬまま時が過ぎていた。
魔王ランスへの対応等で意見対立が多発、ついに決裂。
リーザス大戦
リア率いるリーザス王国が他の全ての国と戦争を始める。
が、半年ほどで他の姫に諭されうやむやの内に停戦となる。
法王と神の契約
AL教の法王クルックーが人類として初めて創造神ルドラサウムに面会を果たす。
RA3年
カミーラの反乱
魔王として魔物を統治せず堕落した生活をするランス。
それに強い不満を感じる魔物達が、魔人カミーラを担いで魔王に反乱を起こす。
100万からの魔物が翔竜山を攻めたが魔王ランスはそれを簡単に鎮圧。
カミーラにお仕置きを与えた。
ダークランスの戦い
魔王ランスを倒すという強い使命感で大規模な行動を起こす。
人類、魔軍どころか悪魔界、天界を巻き込んだ大事件となる。
この頃のダークランスは人間だった頃のランスに匹敵する活動力を有し
世界の流れを一人で動かしていた。
しかし、あまりにも重いストレスのために倒れ死にかける。
母フェリスと周囲に支えられ一命を取り留め、
父ランスを倒すという取り付かれたような妄執から解放される。
RA4年
神異変
突如、神が人々の前から姿を消す。
神魔法、レベル屋、AL教の各種奇跡、それらは新たに神託されることがなく
現状ある物しか使えなくなった。これにより世界は大きく変わっていく。
神の代行人として絶大な力を誇ったAL教は、影響力を失っていく。
勇者災害
新たな勇者ゲイマルクが魔王ランス討伐に立ち上がる。
勇者とその仲間は、エスクードソードを発動させるために意図的に人類削減を決行。
各国のリーダーは一致団結して対抗するが、勇者の絶大な力の前に為す術がない。
30%以上の人類を失う未曾有の大災害となる。
この危機を救ったのは、皮肉にも魔王ランスだった。
自分の女達が苦しめられたことを知りゲイマルクを討伐、勇者災害が終結する。
ランスの変異
この時、人類各国指導者達は久し振りにランスと会うが、
魔王化の影響で以前のランスではもう無かった。
RA5年
魔王の世界陵辱
ランスが魔王の本能に屈する。
魔王ランスは、翔竜山を下りて人類、亜人、魔物、全てに襲撃を開始。
各地を襲っては破壊と陵辱を自由きままに楽しむ。
処女ブームだったこともあり、百人以上の処女がランスにより破瓜した。
人類圏では世界を率いたランスを英雄視する風潮が続いていたが、
それも終演となり、魔王はやはり人類の敵であるという考えが一般化する。
リセットのビンタ
陵辱を続ける魔王ランスを止めたのは娘のリセットだった。
彼女は、ビンタした対象を正気に戻すクラウゼンの手という特異体質を使い
ランスの心を取り戻した。
魔王化の進行が戻ったランスは、我に返り、
再び翔竜山のアメージング城に籠もるようになる。
RA6年
第1次魔王ランス討伐隊
高名な冒険者22名からなるパーティが魔王ランス討伐に動く。
のちに東ヘルマンを建国するホワイト、タイガー両名も参加。
彼らは主要国やAL教の後ろ盾は得られなかったが、
ランスに不満を持つ民衆や貴族から多額の資金や多くの援助を受けていた。
しかし、魔王ランスの圧倒的な力の前に返り討ちにあう。
悪魔の活性化
神異変で神は現れなくなったが、悪魔はこれまでと同じように発生し、
神がいなくなった分、より目立つようになってきた。
悪魔ネプラカスが世界をより混乱させようと暗躍を開始。
平穏を取り戻したダークランスにも何度も接触してくる。
RA7年
魔王の沈黙
前年から続けて二年連続、魔王ランスは翔竜山の城から出なかった。
勇者ゲイマルク再び
3年前、勇者災害で死んだと思われていた勇者ゲイマルクが現れる。
神異変の影響か勇者交代も起こらず、死ねない化け物となっていた。
翔竜山に登り、再び、魔王ランスに挑むが身体に大きな穴を空けられ再死亡。
ランスの子達の新年会
リセット主導でランスの子達とその親達が集まっての新年会が企画される。
ダークランス、リーザスのザンス、JAPANの乱義、
ゼスのスシヌ、ヘルマンのレリコフなどが一堂に会する。
これ以降、ランスの子達の新年会は行えない年もあるが毎年の恒例行事となる。
親たちのほとんどは各国指導者のため、政治的な意味も大いにある会となったが、
それとは別に、皆で束の間の平和を楽しんだ。
魔王ランスも呼んでいたが、姿を見せることはなかった。
RA8年
魔王化の再進行
なんとか魔王化を抑えていたランスだが、
破壊の衝動が抑えられなくなり、定期的に翔竜産周辺の人類、亜人、魔物を
襲うようになり、美しい女性を見境なしに犯した。
リセットが再びビンタでランスを元に戻そうとするが、
魔人サテラの妨害が入り、ランスに近寄ることさえ出来なくなる。
アームズが日光を手に入れる
世界各地の伝説武具を集め、幾多のボスモンスターを倒し、
ランスが魔王と化した後、アームズは人類最強の冒険者として活躍を続ける。
彼女が消息不明になっていた聖刀日光を手に入れた。
RECO教団の台頭
神異変以来、AL教は影響力を大幅に失っていた。
神は死んだ。新たな神を降臨させねばいけないという考えの司祭ザンデブルグが
新たな組織『RECO教団』を発足。
いくつかの教会がRECO教団に鞍替えしAL教と同等の勢力を持つ。
RA9年
鬼畜王戦争
人類、魔物を襲う魔王ランスによる被害が飛躍的に増えだす。
男は殺す、女は犯す、刃向かう物は全て破壊する。
今までは静観していた各国も見過ごせずに本格的な戦争状態になる。
人類側の主力はミラクル、彼女の元に結成された新トゥエルヴナイト。
アームズ、カオスを持つカーマ、乱義、パットン、アレキサンダーなど
過去にランスが全人類を率いた精鋭部隊「魔人討伐隊」と比べても遜色の無い
人類のオールスターチームであったが、魔王ランスには連戦連敗を繰り返す。
戦争は長引き、翌年にまで持ち越される。
魔王ランスの新魔人
魔王ランスは、気まぐれで自分の血を与え4体の魔人を作った。
魔人ネルアポロン、魔人ヘビーカロリー、魔人ワルルポート、魔人DD。
性格はまったく異なるが戦闘や虐殺を好む点が共通する危険な魔人達は、
新トゥエルヴナイトと戦い、彼らを大いに苦しめることに成功する。
RA10年
鬼畜王戦争の終わり
この2年の戦争でランスが犯した女の数は千人を超える。
もともとランスの女であり親しい関係であった
リア、マジック、シーラ、クルックー、香姫、パステル、ミラクルなども
一方的な冷たい陵辱を受ける。
魔王ランスが率いる新魔王軍は、襲撃しては略奪と破壊を繰り返すが、
支配も統治もせずに、ただ暴れ回るのみ。
このような状況が、永久に続くのかと人類は絶望に包まれる。
そんな中、ミラクル率いる新トゥエルヴナイトが決死のSBR作戦を決行。
最凶生物SBRを使い魔王ランスの動きを止め、リセットのビンタを成功させる。
こうして遂に、再びランスを正気に戻すことに成功した。
この戦いの最中、魔剣カオスは吹き飛ばされ、消息不明となる。
RA11年
戦争後の世界
戦争が終わった。
少数の魔軍に対して少数精鋭で挑む作戦方針が功を奏し、
通常の魔軍との戦争として考えれば圧倒的に被害は軽微で済んだ。
しかし、戦争の爪痕、そして傷ついた人々はそこかしこに残されることとなる。
新たなる魔神たちの結末
魔王ランスの作った四体の魔人の内、魔人ネルアポロンは
魔王ランス討伐隊との激闘によって討伐される。
魔人ヘビーカロリーは正気を取り戻した魔王ランスにより殺される。
残る二体の魔人、ワルルポート、DDは戦争後、失踪した。
各国で反乱の発生
戦争は終わったが、人類圏において
魔王ランスへの憎しみはより深まる結果となった。
ランスと関係深い女性が国主の国で、魔王の関係者は殺せと過激な運動が起こる。
ヘルマンでの事件
現大統領が魔王ランスの女など許されないと別勢力が大統領選挙に立候補。
シーラと選挙で争うが僅差で負ける、が、彼らはその結果に納得せず、
武力で国を奪おうと内乱を起こし国を二分させる。
リーザスでの事件
リアとランスの子、ザンスを抹殺しようとクーデターが起こるが鎮圧。
自由都市での事件
コパンドンは、親ランス罪で財産を没収され一時的に牢獄に入れられる。
JAPANでの事件
ランスと五十六の子、乱義のJAPAN国主就任に合わせて反乱が起こるが鎮圧。
ゼスでの事件
ランスとマジックの子、スシヌが狂気の魔法使い達に誘拐される。
魔王の汚れた血をすべて入れ替える儀式が行われそうになるがギリギリで救われる。
RA12年
魔王と9人の愛人
ランスは魔王であることを隠し、人類圏、魔物界で9人の愛人を作る。
これまでと違い戦闘や国政にあまり関係の無い一般の子を狙い口説き落とした。
ランスの中でマイブームとなったが、
一人また一人とランスが魔王であることに気づき、怖がられ別れることとなる。
東ヘルマンの乱
各地で反ランスの気運が高まったが、そのほとんどは鎮圧された。
彼らは、唯一内乱に成功したヘルマンの地に集う。
そしてヘルマン内部で反乱を起こし、ホワイト将軍が東ヘルマンを建国する。
人類圏の多くの反ランス勢力とも協力して、
全ての人類国家に対して戦いを始める。
『人類国家の多くは魔王ランスの血族により支配されている、
これは魔王により支配されているのと同じである。
汚れた血を持つ彼らを排除して真の人類独立を勝ち取るのだ』
この言葉に多くのものが賛同することとなる。
大怪獣クエルプランの発生
東ヘルマン軍は各地で勝利を収めて優勢な状況が続いていたが
東ヘルマンの主力軍のど真ん中に巨大な大怪獣が突如現れた。
主力軍は踏み潰され、大怪獣に吸い込まれ壊滅。
その後も大怪獣は世界各地に突然現れ、大地を斬り裂くように移動を続け、
また突然消える。人類側にとってそれは予測出来ない自然災害のような物となり
戦争どころでは無くなってしまった。
東ヘルマンの乱はうやむやの形で終息。
各国は突然現れる大怪獣の対策に追われた。
のちにこの大怪獣はクエルプランという名が判明する。
アームズが魔人討伐に成功
失踪した魔人ワルルポートを追い続けたアームズが、
一年かけた追跡の末にようやく魔人ワルルポートの討伐に成功。
これを機にアームズは生きた伝説と言われるようになる。
RA13年
大怪獣の災害
大怪獣クエルプランはその後も現れ続ける。
発生間隔、発生している時間もバラバラで予測不可能。
各国は何度か大怪獣クエルプランに対して攻撃を行ったが、
まったくダメージを与えられずに相手にもされず戦いにすらなってない状況。
天使降臨
神異変以来、姿を現さなくなった神と天使だが
大怪獣クエルプランと戦っている姿が何度か目撃される。
しかし、この大怪獣には神々も敵わず多数が大怪獣に飲み込まれる。
魔王ランスの様子
リセットのビンタで正気に戻っていたが、また魔王化が進み出した。
魔王の本能を気力で押さえつけ、どうしても辛くなった時は、
とある女性を襲って気持ちを落ち着けていた。
彼女がどんなに嫌がり逃げて隠れようとも見つけ出して夜這いした。
その女性、魔想志津香は魔王の愛人と呼ばれるようになる。
RA14年
大怪獣の災害
この年も大怪獣クエルプランは不規則に発生して暴れまわる。
人類は一切対抗手段がなく、現れたら逃げるしか出来ずにいた。
悪魔の戦い
悪魔ネプラカスは機会あればダークランスを付け狙っていた。
これらの戦いの中、ダークランスは成長し、
彼が持つ宝剣グラムは最大化成長を得る。
世界を覆う不安
鬼畜王戦争から4年。世界を揺るがすような事件こそ起きてないが、
魔王の存在、現れた大怪獣、東ヘルマンの台頭、魔王の子達。
誰もが何かがそろそろ起きるのではないか……という不安を抱えていた。
そして、物語はRA15年の現在に移る。
RA15年(現在の世界の状況)
魔王ランスと新魔王軍
魔王ランスは前回の暴走から五年が経過し危険な状況になりかけている。
勇者ゲイマルク
未だに死ねず、さまよっている……らしい。
大怪獣クエルプラン
不規則に発生し人類、魔物問わずに踏み潰している。
人類圏各国の様子
反ランスを掲げる東ヘルマンも含め、各国は膠着状態が続いている。
魔物界の各種魔物勢力
魔王ランスの配下にも入れず、魔物達も独自に勢力争いを続けている。
神異変
神が人類の前から姿を消して10年異常経過、未だ神は現れず。
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