オギン・ギンプ

解説

ランス10の図鑑モード「魔人 健太郎」の項で突如として取り沙汰された正体不明の魔人。

来水美樹が二度目に攫われた際、魔人レーモン・C・バークスハム共々小川健太郎によって倒されたと記述されていたものの、GI1015年当時の魔人枠は全24柱が占められていたため多くのユーザーを悩ませる存在となった。
ランス10発売から半年後に開催されたコミックマーケット94で頒布された「ハニホンX」にて、その正体はリトルヴァンパイアで美樹から「じい」と呼ばれていた存在であることが明かされた。
容姿はコウモリ*1に近く、人間の頭部ほどの小柄なサイズでふわふわと宙を浮いており、魔王化した美樹のような外套を羽織っている。

先々代魔王ジルの復活を望む魔人ノスにとって、当代魔王美樹を覚醒させようと活動するバークスハムは邪魔な存在であった。このためノスは密かにバークスハムを暗殺し、その魔血魂をオギン・ギンプに与える*2ことでバークスハムの復活を防いだとされる。
なお後述の通りオギンはバークスハムと同じく魔王美樹の覚醒に協力していたため、ノスとどのような経緯があり魔人化に至ったのかは不明。ノスからすれば美樹派と言える存在が一人確実に消えるため不都合はなかったのだと推測される。

以後の記述ではランスシリーズに設定を合わせて記述する。（吸血鬼＝魔王など）

リトルヴァンパイアでは

攫われた美樹を「悪の塔*3」にて魔王リトルプリンセスに覚醒させるべく教育を行っていた。
「塔で三日過ごすと身も心も悪に染まる」と聞かされた健太郎は美樹を奪還すべく、バークスハムを道中で退け塔の最上階へと到達するが、そこで目にしたのは健太郎に剣を向ける美樹の姿であった。
美樹はオギンに「こいつを倒したら今日はもう終わりにしてくれるの？」と尋ね、オギンは予定になかったことだと訝しみながらもよしとし、本日最後の美樹の戦闘訓練が開始される。当然ながら健太郎は美樹に刃を向けることはできず防戦一方となるが、終には美樹の眼光に吹き飛ばされ窮地に陥る。 絶体絶命の中、健太郎はオギンが美樹をコントロールしていることに気付き、手持ちのナイフを投擲してオギンを打ち倒す*4ことに成功する。
オギンの死亡に悲嘆を上げた美樹だったがすぐさま正気を取り戻し、記憶の不確かさに疑問を抱きつつも塔の機械*5を起動させ、健太郎と二人で次元3E2へと戻っていった…。

……筈だったが。
元の世界へ戻る前に魔王化を止める「浄化の実」を美樹に与えていない場合、次元3E2にて覚醒魔王美樹が爆誕する。
いつの間にかオギンを脇に従えた美樹は健太郎に告げる。
「今度こそ 死んでもらうわ」「さあ、リトルプリンセス今度こそ止めをさすんですぞ」「うん わかった」

ランス10では

概要で記述している通り、図鑑モード「魔人 健太郎」の記述にて唐突に登場する。
なおオギン・ギンプと併記してレーモン・C・バークスハムも小川健太郎に打ち倒されたとあるが、実際に健太郎が行ったことは、赤い本「赤水」によって転移した異空間で取得した「赤い石」を使用し、奇跡「赤い涙」によって洪水を引き起こしてバークスハムを行動不能に陥らせたまでである。
実際にバークスハムを殺害したのは前述の通り魔人ノス。

人間関係

• 来水美樹 / リトルプリンセスへの覚醒を願う
• レーモン・C・バークスハム / 同志？
• ノス / バークスハムの魔血魂を譲渡された

特記事項

• 突如として判明した魔人であったため当時の考察界隈は騒然となった
• 今となっては突拍子もない説も大真面目に議論された
  • 例：サイゼル、ハウゼル姉妹は二人で一つの魔血魂なのではないか、などなど
• 現在の設定に置き直すと、やっぱり日光さんをぶん投げられたんだろうなぁという声も
  • 実際カオス投擲でサイゼル、カミーラを大幅に弱体化させている実績もある

名台詞

• 美樹「この練習怪物が何か話してるよ」
  オギン「まあ そんな事はきにせずはやく殺してしまいなさい」
  美樹「うん」

  オギン・ギンプにコントロールされている美樹ちゃんは淡々と従うのみ
  いつもの美樹ちゃんのまま剣を振り回して殺しに来るので地味に怖い

• うげ うげげげげげげ

  オギン・ギンプの断末魔、同社の初期作品はわりとこんな感じである
  美樹の魔王化を防がなかった場合、何の痛痒もなく復活してくる辺り実に魔人

コメント

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