ミラクル・トー
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解説
伝説級の能力を持つ闇魔法使い。魔法LV3を誇る人類最強級のソーサラー。純粋な魔力ではアニスにやや劣るらしいが、彼女の場合「伝説級の魔法力」と「それを上手く制御する知性」を両方兼ね備えている。「魔力のアニス」「知識のミラクル」と並び称される存在。
一人称は「余」。口癖は「ふはははは!」。基本的に人の名前をフルネームで呼ぶ。黒いゴシック風のドレス姿で「死霊騎士団」と呼ばれる祖母から与えられた骸骨達に担がせた王座のような輿に深々と座り、平時だけでなく戦闘中も脚を組んで偉そうな態度で座っている。この骸骨はミラクルが今まで集めた魔法アイテムの整理など、小間使いのような行動も行っている。少女時代は、祖母でありミラクルと同じく変わり者のミステリア・トーの元でゼスの学校へ通っていた。彼女のドレス「ダークプリンセス」はこの祖母から貰った物で、破けても再生する一品物。彼女には若干サイズが大きい。ずっと地下で修行していたらしく、膨大な魔力を持っているわりに一般人にはほとんど知られていない。ゼスで大規模な騒乱が起こった際には反乱側に雇われていたが、敵対していたパットンを気に入り離反。共に騒乱を抑え込んだ。
判明している中では唯一、膨大な魔法力と知識を使って魔法ゲートを開けることができる人間。他に魔法ゲートを使えるのは上級神か魔王ぐらいであったためクルックーにはバランスブレイカー扱いされたが、例によってランスから「俺様の許可無く勝手に回収するな(美人なので絶対に許可する事はない)」と命令されたため封印されずに済んだ。ミラクル本人としても世界のバランスを崩す行為は好ましく思っておらず、魔法ゲートという前代未聞の魔法についても、世に知られたらパニックを起こすだろうとして世間に発表する気はない。ちなみに魔法ゲートを発見したのはわずか14歳の頃だった。到達した異界はポリ系モンスターだけが存在するポリポリワン、恐竜が跋扈する白亜紀のようなサウルスモール、荒廃した大地に巨人が一人だけ鎮座するスロージャイアント、現代的な町並みに戦車と戦闘機が飛び交うスチールホラー、意思を持った野菜が支配するクレイジープラントの五つ(ミラクルが命名)。
ランス・クエスト マグナムでランスが想像した「漆黒の王女」と瓜二つの容姿。黙っていればかなりの美人だが、いかんせん邪悪な服装および言動が目立つ。目標は世界征服ならびに統一国家「キングダム」の王であると平素より公言しており、いかにも悪いことをしていそうな第一印象である。しかしながら経歴をしらべたクルックーによれば犯罪に近しい行為は一つもしておらず、むしろ地上に出てきてからは人々を助けたり守ったりしていた。ただし独特な雰囲気と圧倒的な魔力のせいでなにかと怖がられ、あまり印象は良くないらしい。そのせいで友達がおらず少し気にしている。先述のとおり行動だけ見ればむしろ良い人である。叱咤激励する祖母からの手紙と同時に友達が居ない事を心配する母からの手紙が来ている。
研究好きからくる魔法の知識も多岐に及んでいて、いわく彼女が知らない魔法は無いとまで言われるほど。集中力が非常に高く、ひとたび読書や研究に熱中するとランス達が周囲で大暴れしていても気付かない。ゼスで新しく発見された魔法理論の記事ですら「余が過去に確立した理論」「ゼスもようやく余の足元に追い付いてきたか」と言ってのける。彼女オリジナルの魔法も多数あるらしい。祖母から譲られた魔法に関する貴重な蔵書が多数あり、ナギ関連の問題で志津香に頼られ提供している。その見返りとしてナギと志津香の確執について聞いている為知っている。得意ではないとしているが魔法薬学の知識もあり、情報魔法や魔法科学技能も駆使して様々な魔法薬や解呪薬を製作している。得意ではないと言いつつもランス9のミラクルルートでは若返りの秘薬と言うバランスブレイカーな代物を完成させている。
性格は不遜かつ尊大であり、“統一国家「キングダム」を建国し、12人の戦士「トゥエルヴナイト」を従える王となる”と公言して憚らない。
その振る舞いが故に周りはドン引き。重度の厨二病っぷりはダークランスと良い勝負。
とは言え、素の彼女は普段の振る舞い・言動からは想像もできない程、頼まれると「未来の民に頭を下げられては無下には出来ん」「規格外の魔力で応えるのもまた王の資質」と断れない性格で実際はすごくお人好しで善人な良い娘。全くもって人畜無害である。「人付き合いが下手っぴで、ちょっとお馬鹿なだけ」「基本、頼まれたらなんでも言うこと聞くよね」とはミラクルを上手くコントロールしているピグの談。
また、自称だが王なため非常に寛大である。BAD回避イベントでは、ミラクルをレイプしようとした相手をキングダムに勧誘しようかなどと言っており、ランスからも、「お前、おかしいぞ? お前が本気で怒ったところをみたことがない」とまで言われている。実際怒ったのはランスが冗談でゴキブリ入り容器を破壊しようとした時と、ミネバがランスを馬鹿にしたときぐらいである。
意志力の強さは半端ではないようで、あのランスですら「やりすぎた」と言うほどの無体に晒されてもすぐに気持ちを切り替えて元に戻っている。 さらに彼女は自らに「困難の前に心折れたならば死霊騎士団が自らの命を絶つ」という誓約の魔法をかけている。 この誓いが破られていないということは、彼女が常にどんな困難も乗り越えてきたという実績の証とも言えよう。
わんわんとにゃんにゃんが大好き。わんわんとにゃんにゃんにひどいことをするなんてあり得ない。他にもゴキブリが大嫌いだったりと普通の女性らしい面もあり、典型的な見た目で判断してはいけないタイプである。ちなみにエロイ事への耐性や知識は全く無い。
ランス・クエストマグナムでは
No.169【漆黒の王女】にて登場(?)
ローレ・エンロン司教の言い間違いにより、漆黒の「王子」(ダークランス)を漆黒の「王女」として認識したランスが、非常によく似た姿の女性を妄想した。(ミニCGあり)
ただしこれはあくまでランスの妄想であるためミラクル本人ではない。*1(デザイン元だとは思われる)
ランス9では
前触れもなく、いきなりランス達無法者の前に現れ参戦する。以前パットンと行動を共にした縁で増援要請を受け来た模様。
傲岸不遜の塊のような言動で、パットンをして「俺には彼女を制御しきる自信は無い」と言い切るくらい。
無法者の中においては他にも濃ゆいキャラが大勢いるのと、何よりランスという変態がいる上に特に害はなく味方として心強いので問題なく受け入れられている。「女ランスを見ているよう」とか「いい娘なんだけど」とか、結構散々な言われようではあるが。
輪に入りたいが自分からは言い出せない素直でないところなどランスそっくりである。口のでかいところなんかもそっくり。女性限定のお茶会では参加したくても言い出せずに遠隔目玉という覗き見をするための魔法で覗いていたが、それがバレて結局誘われる事で「未来の民にそれほど乞われては仕方ない」という事で参加した。
魔法LV3は伊達ではなく、様々な場面で強大な魔力の証を見せつけてくれる。そもそも武器からして魔導書ノミコンの写本(イニッチ)で、危険度はオリジナルのノミコンと同じなのだがそれに主と認めさせ完全に制御しているのだから恐ろしい。また、ハンティが一度見せた瞬間移動を自分が知らない魔法があるのは面白くないという理由で独学で習得しハンティを驚かせている。
「トゥエルヴナイト」の選定のためか、人物眼は恐ろしく確かで、実力も精神面も強いランスやパットンを非常に気に入っており側近に置こうとする反面、リックの甘さ・心の弱さやナギの心情を鋭く見抜いていた。
物語終盤、ランスの「運命の女」である事が判明。電卓キューブにて「電磁パルスの杖」を入手するも使い道が無く、ランスとの思い出の品として保管している。この「電磁パルスの杖」はミラクルがルドラサウム世界への侵略を危惧する異世界、「スチールホラー」の軍勢……すなわち戦車や戦闘機などにはまさに最強の装備である。しかしランスへ試し撃ちした後「せっかくならスチールホラーの機械軍団と戦える武器が良かったぞ」と惜しんでおり、その価値には気づいていないようだ。
ゲーム的には
ランス9では
途中離脱するマイトレイア・メイシアンの代わりに入る魔法使い。
獲得した熟練ポイントは彼の分を引き継いでおり、それまでの育成は無駄にならない。
初期ステータス的にはほぼ志津香の上位互換であり、それに加えて下僕である骸骨達が頑張るおかげで後衛キャラのくせに異様に回避が高い。
3Dではガタガタとものすごく揺れている。
ねばりや魔抵も微妙に高めなので弓兵や魔法兵などに多少狙われてもへっちゃらだが、HPの低さはどうにもならないので装備品などで補ってあげよう。
必殺技「デス・プロージョン」は広範囲に大ダメージを与えるミラクルのオリジナル魔法。
着弾地点を中心にした5x5の正方形から角4マスを抜いた21マスを攻撃する。
攻撃範囲が広いため敵の密集した部分に叩き込めば一気に前線を押し上げられる。
攻撃素質や効果拡大率が志津香に及ばないため高難度モードではやや殲滅力が足りなくなってくるが、
必殺技の優秀さや防御面の優位性のおかげで安定感は3魔法使いでトップクラス。主力から外れることはないだろう。
修得技能
余に使えない魔法は無いと公言しているので個人のオリジナルを除けば魔法の項にあるものの大半を所持していると思われる。
修得技能 | |
ブラックアーム | 地面から無数の黒い腕を湧き出させ、対象を拘束したり、パンやお茶を運んだり |
ゲートコネクト | ミラクルのオリジナル呪文。任意で異界ゲートを開く。行ける世界は5種類。14歳の頃に習得 |
遠隔目玉 | 浮遊する黒い目玉を飛ばし、覗き見をするための魔法。これで参加したかったお茶会の模様を見ていた |
死複製戦士 | 敵パーティの複製を作成する魔法。ランスのHから逃れるために使用 |
イカスミ無効 | イカスミによる肌や衣類の汚れを完全にシャットアウト。これでイカマンの群れも怖くない |
変身魔法 | 任意の人物に変身する魔法。声も本物そっくり |
瞬間移動 | 登場時は使えなかったが独学で習得する。だが人間であるため反動のリスクが大きく多用はできない |
召喚魔法 | 異空間からモンスターを呼び出す。チルディに召喚魔法は使えるかと聞かれて披露 |
人間関係
- ミステリア・トー / 尊敬し敬愛する祖母様。
- ランス / 面白い男。余に仕えろ。
- ピグ・ギリシアム / 面白い。仕方ないから付き合ってやる。(仲良し)
- 魔想志津香 / 祖母様の孫弟子。
- ナギ・ス・ラガール / 祖母様の孫弟子。
特記事項
トゥエルヴナイト
世界の王となった暁には、腕の立つ美丈夫を集めて円卓の騎士ならぬトゥエルヴナイトを結成することを目標としている。美男子だけで固めるのではなく全体のバランスを考えた人選をしているが、そのバランス感覚故にキャラ被りには厳しく、ヒューバートを候補に挙げながらも他のキャラと特徴が被りすぎていて入れられないと嘆いている。選考にあたり深く裏付けは取っていないようで、9時点での死者が二名含まれる。人選に戦闘力は然程重要視していない。
ホモを容認し、童貞は性格が歪んでそうで良いと言ってみたり、眉毛なしはユニークだと褒めたり、面白そうな人間に対しては別け隔てなく寛容だが、(キャラ的に)面白くない人や精神的に未熟な人には辛辣で、強いだけで面白くないリックは門番が関の山だと断じている。
以下は現時点での暫定的なトゥエルヴナイト妄想もとい構想の全容である。
名前 | コードネーム | ミラクル評 | ランス評 |
ランス | カオスマスター | 余の右腕となり隣に侍ることを許す | 入らないぞ。 |
ラーク | プロヴィデンス | 戦闘能力こそ平凡なものだが、余が最も注目するのは勇気 | 見覚えがない。顔がへっぽこ |
ピッテン・チャオ | パーフェクト・ゴールド | 完全無欠にして、眉目秀麗。全てにおいて非がなく、能力が平均を越えて万能 | ホモ |
織田信長 | サウザンド・ストライク | 飄々として人柄で人民を惹きつける。次に何をしでかすか分からなそうなところがいい | こいつ、もう死んでるぞ |
真田透琳 | フォレスト・ドラグーン | その冷静な判断力、豊富な知識、鋭い洞察力から、おそらくトゥエルヴナイトの頭脳になるだろう | じじむさいのはいらん |
パットン | スチール・ハート | 体格に恵まれ、力任せの格闘技を使う男。時に熱く吠えて士気を上げ、時に皆のまとめ役もするだろう | 暑苦しいからいらん |
ガンジー | キングジャスティス | 魔法が強く身体能力も高い面白い男だが、最大の特徴はその豪放かつ大雑把な性格 | 暑苦しいから以下略だ |
北条早雲 | ベスト・アンサー | 陰陽術は大陸にはない文化故、大陸の戦闘では面白いことになるかもな | こいつ童貞だぞ |
ロレックス・ガドラス | ツインソードオーガ | 集団戦においては先駆けとして場をかき回してくれるだろう | むさい奴とかいるだけで鬱陶しい |
アリオス | ジャッジメンター | 忘れられた勇者。英雄未満、悲劇に間に合わぬ男。注目すべきは能力よりもその経歴 | こいつは駄目 |
摩利支天 | アンチェインシャドウ | 余も一度殺されかけたほど。一見地味だがそれが逆にいい。一発逆転の暗殺を成功させるキーマン | 眉のない男にろくな奴はいない |
アイゼル | プリズムダークネス | 魔人故にほぼ不死身、また催眠術で敵を操ることも可能。面白いことが出来そう | 昔俺様が殺した魔人だ |
面白い人間なら女性もアリだと思っており、 候補にあげているのは、リア・パラパラ・リーザス、傾国、シルバレル。ミネバ・マーガレットは直接勧誘したが拒絶される。人外だと夢に出てきた黄色いとりをトゥエルヴナイト入りさせようとした。また、敵であるにも拘らず、オアマ・モトヒーデも専属生物主任研究員のホワイトスピアとして勧誘していた。
トゥエルヴナイト構想は祖母の助言によるものである。 ミラクルに友達が出来たかどうか心配する母親の性格を鑑みるに、厨二病は祖母譲りであることが伺える。
その他
名台詞
- ミラクル「ふん、余の見立て通り、甘く、弱く、つまらない男だ。」
- リック「返す言葉もありません・・・・・・」
- ミラクル「貴様はこの部隊内で誰よりも弱い
せいぜい強くなれ。
見込みがあれば、門番としてくらいなら使ってやる。」ランス9より 自爆の道連れになりそうだったリック。ランスの叱責を受けた彼に対する台詞 彼女が求めるのが、単純に戦闘力の高い人間ではない事が語られているシーンの一つ
- ふははは!
ミラクル・トー、大・復・活!ランス9より ランスに犯された後、呆然としている彼女が服を着て、両手で頬を<バチーーーン!>と叩き、元通りに戻った時の台詞 処女を奪われても、何度犯されても、どんなプレイをされても、この流れで元通りになる彼女はやはり大物。
- ふははは、未来の民にそれほど乞われては仕方あるまい。
余も参加してやろう。ランス9より 男子禁制のお茶会に誘われた時の台詞 興味ないフリをしていたものの、遠隔目玉を使ってまでお茶会の様子が気になるくせに自分から参加したいと言い出せない。 部屋の前で誘われるのを待っているという何とも言う事とやる事がアンバランスなお方。
- なんの才能がない者でも、人は人を幸せに出来るし、殺すこともできる。
ランス9より トゥエルヴナイト選出におけるラークやリックの評価でも伺えるが、ミラクルは能力よりも心を重視している。 また、才能の価値が高いこの世界で、魔法Lv3という伝説級の才能を持っている上での言葉という点も深い。 まさに彼女は世界の王になるに相応しい精神性を持っていると言える。かもしれない。
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*1 ランス9内でこの件についてランスとミラクルが会話をしている