ペルエレ・カレット
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解説
ヘルマン皇帝シーラ付きのメイド。ランス9のヒロインの一人、ルシアン・カレットと同じ苗字を持つ女の子。
シーラ付きのメイドだが、その役割はもっぱら傀儡シーラの監視であった。シーラが脱走を計画した際には協力するフリをして奴隷商に売り飛ばし、自らは薬でシーラに姿に変身して皇帝にすり替わる。身体こそ小柄だが、ヘルマン人らしく豪胆でたくましい性格。
シーラを騙した一件も、失敗すれば死罪は免れないハイリスクな計画であった。全てがバレたあとも、はじめこそシーラの復讐に怯えるものの、そのうち腹を括ったのかシーラのそばで無法者のサポートをしている。バショウ邸ではこっそり金目のものを盗もうとしたり、シーラ大統領就任後は秘書として甘い汁を吸おうとしたり、なにかと利己的で図太く、よくいえば生きる力にすぐれた胆力の持ち主。生まれはヘルマンの貧困街で、その生い立ちは語られていないが、生きるのに厳しいヘルマンの土地でなにかと苦労が耐えなかったことは容易に想像できる。
メイド時代はシーラの事を強く嫌っていた。彼女の本当の待遇を知らなかったこともあるが、貧民あがりのペルエレには「贅沢な暮らしをしているのに死んだ目で不満そうな顔をしている」シーラを良く思えるはずもなく、「食い物にされるのをただ待つような子が一番嫌い」とボロクソにけなしていた。しかしながら身代わり生活を経てシーラの真の境遇を知り、シーラ自身も無法者との生活のなかで遥かに成長したことから、当初の悪感情には少なからず変化が起こったようだ。
ランス9では
本人より先にルシアンの装備の説明文で名前が登場。
シーラ付きのメイドだが、シーラを傀儡皇帝として生殺しにしておくための監視役の意味合いが強かった。ゆえに彼女に忠実というわけではなく、むしろ行動を制約し、軟禁状態を維持するために働いていた。シーラからは「この国で一番偉いのにメイド一人言い伏せられない」と、不自由な身の上の象徴のように思われていた。
ランス9開始の二か月前、ステッセルの企てを知ったシーラが脱走を意図した際にはすすんで協力を申し出た。変身薬でシーラの姿を別人に変えて城内から脱出させ、ペルエレは変身薬を使ってシーラに変身、身代わりとして城内に残った………ように見せかけて実はシーラを罠にはめた。脱出後に頼るようにと案内した人物が実は奴隷商で、シーラはそのまま売りとばされてしまう。まんまと皇帝シーラの位置におさまるペルエレであった。
生まれてよりこのかた一介の市井にすぎなかったペルエレは一転、皇帝シーラとなり夢のような贅沢三昧をたのしむ。しかし物語の中盤でステッセルに正体が露呈すると状況は一変。もともとシーラにお飾り以上の価値を見出していないステッセルとしてはむしろ好都合だったのか、利用価値が無くなったらその時は殺すと脅されて体の良いコマにされてしまう。かつてシーラが浮かべていた暗鬱な面持ちの理由をいやというほど思い知ったペルエレであった。
キューロフでの迎撃戦ではロレックス将軍を焚きつける為に慰問として訪れるも、元来シーラの熱心なファンであったロレックスに偽者と看破され、5軍は作戦を放棄。残ったヘルマン兵達が応戦するも、勢いづく無法者たちにキューロフを落とされてしまう。混乱のさなか、進軍してきたランスによって例によって捕獲され、てっきりシーラと思い込んだランスによっていつも通りになすすべもなく犯される。その時にちょうど薬の効果が切れ、元のペルエレに戻ってしまった。
ルシアンの正体をバラしたあとはいつのまにかランスの下で働く事に。共にランスの奴隷として働いているシーラにはいずれ報復されてしまうのでは……と、ことあるごとに恐怖に怯えている。
シーラの事は最初は嫌っていたが、身代わりをつうじて彼女の本当の境遇を知ってからはもっぱら同情しているようだ。嘘で言った「妹」だが、傀儡でなくなったシーラと接している内に本当にそう思うようになり、自分の事を「酷い姉」と言い、彼女を騙した事を後悔している。革命後は初代大統領となったシーラの秘書として働いている。「甘い汁を啜る為」とうそぶくペルエレだが、あるいは贖罪の気持ちもあるのかもしれない。
人間関係
- シーラ・ヘルマン / 仕えるべき相手。昔は嫌いだったが、今はそうでもない。
特記事項
- ステッセルとパメラが正史で死亡した現在、シーラの出生を知っている可能性がある唯一の存在である(ステッセルがHイベントでシーラの影武者として扱われているペルエレに「お父様」と呼ばせているが、ステッセルが彼女にシーラの父であると話した描写はない)。
名言
- 割と祝福しているのよ。本当。
- 前は嫌いだったけど、今はそうでもないから……
ランス9より メルシィに語った、今のシーラへの素直な感情。
- やっぱり、あんた、なんだかんだ言っても、ヘルマンの女だわ
ランス9より ランスに「戦わなくていい」といわれた直後、「戦いたい」と願ったシーラに、ペルエレがかけた言葉。 いい思い出の少ない祖国を、それでも完全に見限ってはいないことが伺える。
- 生まれてこなけりゃ良かったね。
ランス9より シーラBADエンド 薬の副作用で体も脳もボロボロとなりほとんど話せなくなったシーラも「ね。」と同調している 「今更助けられても」との言葉通り既に手遅れで、その後二人揃ってフレイアから渡された「楽に死ねる薬」で自殺した。
- ぐえーっ
ランス9より 逃げないと嘘をついてランスを出し抜こうとしたものの、お約束通り速攻首根っこ掴れてとっ捕まったシーラ(ペルエレ) アリスソフトBlogでも使われているのを見ると、短いながらも多くのプレイヤーにインパクトを与えた台詞だったようだ
- えっ、いえいえ、なんでもありません。
嬉しくて、少し動揺してしまっただけです。
イクイク票だなんて、洒落がきいてますわよね!
アリスブログより ランス9人気投票結果でシーラが一位になった事に対し、動揺するペルエレの台詞。 つい衝動的に加えたくなった。反省も後悔もしてないw
画像
©アリスソフト
コメント
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ヘルマン帝国 | ||
皇室 | パメラ・ヘルマン - シーラ・ヘルマン(ルシアン・カレット) - パットン・ヘルマン(パットン・ミスナルジ) - ザナゲス・ヘルマン - 第45代ヘルマン皇帝 | |
宰相 | ステッセル・ロマノフ | |
評議員会 | ケチャック・バンゴー - バショウ・マティオ | |
評議員会(元) | ハンティ・カラー - フリーク・パラフィン - ビッチ・ゴルチ - ガームロア・マティオ - (オールハウンド・ドックドッグ) | |
ヘルマン軍 | 第1軍 | レリューコフ・バーコフ - カール・オジザン - イオ・イシュタル - ピグ・ギリシアム - ボドゥ - ザン・ザビス |
第2軍 | アリストレス・カーム - コンバート・タックス - (ヒューバート・リプトン) - デンズ・ブラウ | |
第3軍 | (トーマ・リプトン) - ミネバ・マーガレット - アミトス・アミテージ - タミ・ジョン - マハ・マーガレット - アイザック - オルグ・マティオ - ロバート・ランドスター - セピア・ランドスター - ムスタング・ヘイジ - フレッチャー・モーデル - ヘンダーソン・ドーントレス | |
第4軍 | ネロ・チャペット7世 - クリーム・ガノブレード | |
第5軍 | ロレックス・ガドラス - オルオレ・ザ・サード - (カチューシャ・ボッシュ) - (ソルニア・ベンツ) | |
警備隊 | ルーベラン・ツェール | |
強制収容所 | オアマ・モトヒーデ - 悪徳政治家 - ゴキンケン - ハートブレイクホテル | |
闇の翼 | フレイア・イズン - 闇烏 - 闇鴨 - 闇鷺 - 闇雀 | |
パットン一派(革命軍) | パットン・ミスナルジ - ハンティ・カラー - フリーク・パラフィン - ヒューバート・リプトン - メルシィ・アーチャ - ポートフ・トカレフ - ハンスキンス - ウラジール | |
傭兵団・盗賊団 | アルカネーゼ・ライズ - (シルバレル) - セキトリ・セキワケ - バウンド・レス - ソウル・レス - エレナ・フラワー | |
住民 | アナセル・カスポーラ - アミラン・バーコフ - ロッテンマイヤー・ゴルチ- ペルエレ・カレット - リル・ガドラス |