魔想志津香 (まそう しずか)
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解説
魔想惣造、アスマーゼ夫妻の間に生まれるが、惣造の兄弟弟子のチェネザリ・ド・ラガールによって父を殺され、母は誘拐される。その生い立ちからかあまり人を信用しない性格だが、親友のマリアにだけは心を許している。一見するとクールだがその実激情家で、ちょっとしたことで熱くなりやすく冷静な判断を欠くことも多い。最強クラスの魔法使い。Aクラス。
浅緑色の超ショートワンピースにクラシカルなローブとトンガリ帽子が印象的である。
ランスには過去に散々妨害されており、またその性格もあって毛嫌いしている(だけではない模様)。その辺りはランス4やランス6で察する事が出来る。 VIでラガールが死んだため、長年の目標を失っている。 戦国ランス以降、父ラガールを失った種違いの妹ナギに復讐の対象として付狙われるがランスIXで和解に成功した。 ランスに父性を感じている節がある。
ランス2では
ラギシスの弟子になるが、利用されていたことがわかったので他のカスタム四魔女と一緒に反逆しラギシスを倒す。ラギシスに卒業祝いに贈られたフィールの指輪のせいで精神が悪に傾く。他の三人を扇動し、カスタムの街を犠牲にし、女の子を攫い生気を奪っていた。それは過去に行き、ラガールに騙し討ちにされ殺された父親を助けるためであった。しかしランスに負け、処女も奪われ、現代に戻され、父親を助けることは叶わなかった。復活したラギシスをランスと共闘し再度倒す。
ランス3では
リーザス解放軍の魔法部隊の指揮官として活躍。物語の中盤で、魔人であるアイゼルに惚れられてしまい、志津香自信も彼と戦う事には躊躇いを持つようになった事で、最終決戦の西の搭で、自身がアイゼルに好意を持ってしまったと疑うランスと口論になる。その結果、アイゼルの事は何とも思っていないと断言した志津香は、ランスの鬼畜作戦によって、裸でアイゼルに愛を告げるという非道な芝居をさせられる事になり、完全に無防備になってしまったアイゼルは、カオスを持ったランスに不意打ちで致命傷を負わせられ、人間にうつつを抜かした自分自身を悔やみながら命を落とした。志津香が本心ではアイゼルの事をどう思っていたのかは、最後まで不明である。
ランス4では
シィルちゃん&ランス救援隊の一人として参戦。登場後、敵であるヘルマン軍の捕虜となったり、ビッチ・ゴルチに辱められたりと、後半までランスと接触していないにも拘らず、災難に遭っていたりする。ランスの事をあれこれとキツく言うが、シィルが死んでしまったと思い込み塞ぎ込むランスを気に掛ける等、何だかんだで彼の事を心配していた模様。
ランス6では
マリアと共にゼス王宮博物館に来ていた所でランスと再会。ランスの引き起こした騒動に巻き込まれ、なし崩し的にアイスフレームに協力する事になった。しかし、ゼスに来ていた本当の目的は、両親の敵であるラガールを探し出す事にあった。
ラガールが見つからない事に苛立っている為か、本作ではランスに対して感情を爆発させる傾向が強くなっている。マリアとの合同のスペシャルイベントでは、ランスへの想いを捨てられないマリアに苛立ちを見せ、それが原因で本気でランスに殺意を抱き、殺そうとまでした為に、これまでのストーリー以上にランスとの関係が険悪になってもいる。志津香本人は否定するが、マリアは志津香のランスに対する複雑な感情を察しているような様子を見せている。余談だがこのイベントで志津香は面倒くさがらずに真面目に料理を作ったらマリアよりかなりおいしく作れるという意外な事実が判明する。描写から判断するに単純にマリアの料理が酷すぎるからというわけではないようだ。
ストーリーの後半にて、念願かなって両親の敵のラガールを倒す事に成功(ラガールを直接殺したのはランス)。以降は目標がなくなったせいか普段の志津香と一風変わった様子を見せるようになる。その後のランスとのキスシーン(ランスシリーズでは非常に珍しい)は必見。表情が完全に恋する乙女だったり、異常な程ムードを出していたり、内心の描写があったり(たよりになる等)ランスの事を嫌いなだけではなく、憎からず思っている事がはっきりと判明するシーンでもある。その他にもランスと運命の女の2人でしか入る事の出来ないダンジョンの電卓キューブから専用武器クリスタルロッドを入手し、運命の女である事も発覚する。その後ランスが調子に乗った結果元の様子に戻るのだが、ランスとしては元の強気な志津香のほうが気に入っているようなので問題ないようだ。
しかし、ラガールへの復讐が終わった代償として、その娘であり、自身の異父妹にあたるナギ・ス・ラガールから激しい憎悪を受ける事になり、今度は自身が憎まれる側になった志津香は、ストーリー後、やむなくカスタムからも離れる事になった。
戦国ランスでは
ラガールが殺された恨みやらなんやらで、ナギに命を狙われていた所、ダンジョンのトラップに引っかかり尾張まで飛ばされ、そのままいつものパターンで仲間に。
追加パッチによる加入&クリアボーナスを使う必要があるので、仲間になるのは3週目以降になる。
追加パッチによる加入だが後日公式エピソードとなった。
ランス・クエストでは
マルグリッド迷宮1層を探索中のランス達と運悪く(?)出会い、仲間になる。モルルンイベントはランスを一切触らずに魔法で強制射精させ、精液を少し舐めるだけという衝撃的な代物である。
マグナムでは
クリスタルロッドを使用することに迷いがあったが、遠い先祖の残したクリスタルの思いを引き継いで欲しいとイージスに告げられたことで吹っ切れる。
サービスシーンではランクエから一転、オルガリズム鎧を着せられてイキっ放しになったり、ランスと精神が入れ替わって自分の身体を好き放題にいじられたりした。またリセットに懐かれて、まんざらでもない様子を見せている。
ランス9では
ランスモードでは「優しくしないで」とランスに訴えたり、ランスから「悪くないと思っているだろう」と言われて返答に詰まったりと、ランスに靡いて来ている様子が描かれ、ランスも「もう一押し」という感触を得ている。
物語の中盤にてナギが姿を現し、正史ルートだと決着がつかないままとなるが、志津香ルートや真エピローグルートへと進むと、ナギと和解する事には成功するも、なんとナギと共に幼女の姿になってしまうという衝撃的な展開となり、ランスは大いにショックを受ける事になった。しかし、以降はナギとも仲の良い姉妹関係を築く事になり、戦闘では「志津香&ナギ」という2人1組のユニットとして扱われる事になる。
とあるイベントでは、ランスが自身の命よりも大事に想っている事が明らかとなり、彼女もまたシィルと同じ位ランスにとって欠かせない存在である事が窺える
真エピローグでは、幼女化したままとなっており、幼女に興味の無いランスは必ず元に戻す事を宣言している。その後はマリア、ナギの二人と共にカスタムへと戻る事になった。
ランスモード、個別ルート、真エピローグの内容がどこまで次回作に反映されるかは現在のところ全く不明
鬼畜王ランスでは
ラガールとの一騎打ちにランスがかけつけないと志津香が敗れ、その場で仇に犯された上、ピカの材料にされてしまうという悲惨な末路を迎えるif展開がある。
ラガールとの一騎打ち後、見返りとして志津香を抱けるようになるが、4回抱いてかつマリアが生きているときは嫌になって自分からリーザス城を出て行く。*1
ゲーム的には
3と4では味方最強の魔法使いとして大きな戦力になる。強力な火力と全体攻撃で後衛キャラの鑑である。特に4では一時的に魔法レベル3になった時は圧巻。 鬼畜王ではそれなりの魔法系ユニットで、ナギとアニスとの三択。アニスが非戦闘要員であり単純な強さではナギは志津香より上なので、ナギを選ぶ人も。とはいえ、ナギと違い施設で強化出来るので拘りがあればかなり強くなる。
ランス6では
かなみほどではないが、地位がやや揺るぎ始める。中盤までは何時もどおり、強力な火力と全体攻撃で戦力になる。問題はマジック加入後、スキルは類似で才能限界の差で主力から転落する可能性も。最もそれを差し引いても依然強力なキャラではあり、愛用者も多い。
戦国ランスでは
速度の遅さや魔法使い自体がやや微妙である事から苦戦。更に加入がイベントの順序からどうしても遅くなる。相変わらずの火力や捕獲率上昇スキルの粘着地面はそれなりの使い道があるのだが、好感度が険悪固定なのは致命的で、猿殺しや蘭ルートでは島津4兄弟の餌食になる事も。
ランス・クエストでは
白色破壊光線や黒色破壊光線等の強力な魔法を取得出来るようになり才能のあるソーサラーの地位が再び向上。マジックと並んで非常に高性能。やはり彼女は指揮官としてではなく実働部隊として動くべきなのだろう。今作では炎が弱点のモンスターが多いため、炎属性の魔法が充実した志津香の方が使い勝手は良い。
ランス・クエスト・マグナムでは
最強ソーサラーの名を欲しいままにすることとなった。
上位陣を比較すると、スキル面で防御に秀でたマジックに対して攻めに秀でた志津香、ステータス的に最強のパステルということになる。
しかしパステルはカラー種なので戦場によって能力の浮沈が激しく安定して使えない。さらに志津香専用装備クリスタルロッドの効果がすさまじく、幾ら破壊光線を発射しようとも回数が減らない圧倒的チートぶりを見せつける(Ver2010のパッチで破壊光線の行動回復率が減少、1ランク低い光爆や死爆なら同じように使える)。
ランス9では
雑魚の海と戦う今作では、大半の敵は魔法に弱いので彼女の火力はとっても貴重。
効果拡大率が初期値で30%、熟練度ボーナスで最大50%と圧倒的な高さを誇り、攻撃力の素質も魔法使いでもっとも高い攻撃特化のソーサラー。
必殺技の「白色破壊光線」は横3列分の敵を射程∞でぶっ飛ばす。自由戦闘のヘルマンの砦など横幅の狭いマップで敵を一掃できて気分爽快。
攻撃面ではメンバー最強と言っても過言ではないが、防御面は紙屑同然。
防御系能力がほぼゼロに等しい低さのためザコに一発小突かれるだけでほぼ瀕死。
特に弓兵(ガンナー)の遠距離攻撃が怖い。ガードとのコンビプレー必須。
人間関係
- マリア・カスタード / 親友。カスタムの同僚。心配してる。
- エレノア・ラン / カスタムの同僚。思い詰めすぎ。心配してる。
- ミル・ヨークス / 妹のような存在。
- ラギシス・クライハウゼン / かつての師。逆に利用する。
- 魔想惣造 / 父親。ラガールによって殺害された。
- アスマーゼ / 母親。ラガールに攫われ、殺された。
- チェネザリ・ド・ラガール / 両親の仇。
- ナギ・ス・ラガール / 異父妹。憎しみを捨て、一からやり直す。大切な妹。
- ランス / 腐れ縁。・・・別に何とも思ってない。夢のお告げの運命の相手。
- 見当かなみ / ある意味で似た者同士。
- ミステリア・トー / 大魔女。師事を受け、禁断の知識や両親の死因について教えられた。
- ミラクル・トー /大魔女の孫娘。悪い子じゃないんだけどランスを見てる気分。ナギ関連で頼る。
- 魔想加奈子 / たまたま名字が一緒であっただけで特に志津香とは関係がないが、誤情報によりナギによって殺されてしまった。
修得技能
特記事項
名台詞
- (遅い。せっかくの湯上がり気分が台無しだろーが。出前だったら返品だ。)じゃあ、返品してよ……
鬼畜王で復讐を果たした後、約束通りランスに呼び出されて。結局このあとストリップの流れに。
- (普通にしてたら優しいし・・・それなりに頼りになるのに・・・・・・)
- ナヌッ!?
ランス6で復讐を果たした後、約束通りランスに呼び出されてキス。志津香がランスに心を開く貴重な一幕だが、結局このあと「く、くやしいっ、でも感じちゃう!」の流れに。 ランスがまともに接していれば志津香はとっくに惚れていそうなものだが、そうはいかないのがまた二人の魅力かもしれない。
- 志津香「・・・・・・ランス。前から私、
ずっと言ってるでしょ。」 - 志津香「優しくしないでって・・・・・・」
- 子供志津香「・・・・・・父親みたいなことしないでよ。」
ランスにされたくないこと。志津香の弱点。 ある意味とてもわかり易い。(ランス9)
- 「嫌いよ。大ッ嫌い。」「死ねばいいと思っている。」
- 「でもね・・・・・・でも。」「・・・・・・死なれるのは嫌。」
- 「好きとも、嫌いとも・・・・・・少し・・・・・・違う位置にいるのよ・・・・・・」
- 「私の中で・・・・・・そいつは・・・・・・」「だから・・・・・・つまり・・・・・・」
- 「そいつがいなくなるのは、いや・・・・・・」
- 「そいつを殺すくらいなら、先に私を殺しなさい。」
ランスがナギに人質として取られた時、ナギにランスの事を問われて、志津香が出した答え。 (ランス9 志津香ルート)
- 志津香「この男に何を言っても無意味なのよね・・・・・・」
- 志津香「きっと・・・・・・」「私が抵抗していることも・・・・・・きっと意味は・・・・・・」
バンジーロープで強引に大人に戻されての一言。 結局はランスの勢いに呑まれてしまう志津香。今迄も、そしてこれからも。(ランス9 志津香ルート)
名場面
画像
やるときはやります ランス9
©アリスソフト
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*1 しかも幸福条件。マリアが関係するのは志津香が出ていくイベントにマリアが出ており必須だから