ユラン・ミラージュ -Yulang Mirage-

解説

必殺技「幻夢剣」を操る凄腕の女剣士。LP1年頃のリーザス・コロシアムチャンピオン。
劇中では国王も自慢しつつ男子の情けなさにぼやいてしまう程のリーザスNo.1戦士。
ブルーグリーンのショートヘアに大きな黄金のヘッドギア。黄金のビキニ鎧に背には剣と緑の短マントという露出の多い装備で、左頬と左胸の上にはそれぞれ二本線と星形のペイントを施している。

幼い頃にキャンペーンか何かで近所にいたレモンの着ぐるみにおふざけで齧られたトラウマからレモン恐怖症になり、レモンの匂いがするだけで無意識に力が抜けてしまう体質を持つ。

第27回闘神大会（換算LP28年ユラン48歳）に優勝候補の一角として出場、五十路前の筈だが女同士の対決試合ではコロシアムは超満員、報道でも「綺麗」と評される程。

新設定では、ランス1と近い時期にアリオス・テオマンと協力して奴隷商人（シィル・プラインが売られていた？）を壊滅させている事になった。

ランス1では

その強さとクールな美貌で高い人気を誇っていた。向かう所敵無しの環境に少々天狗気味だった彼女が偶然会ったランスを挑発したことから、負けたらランスの女になるという条件で勝負の約束が交わされる。彼女の必殺技の弱点を城のメイドから聞き出したランスは、予めヒララレモンを使ったヒララコーティングを施した鎧でトーナメントに臨み、苦しい戦いながらも勝利した。*1

コロシアムの裏で抱かれた彼女は、裸同然の鎧で戦っていた割に身体に傷一つ無く、普段の男勝りな態度と裏腹に非常に女らしく情熱的に振る舞う。触発されたランスだったが、ことが終わるとあっさりポーカーフェイスに戻る様を見て自分をつくる女が嫌いなランスは、内心「おめーなんか二っ度と抱いてやるもんか!!」と思うのだった。*2

ランス01では

個別イベント周りが強化され、貴族のドラ息子ジャン・ギャンバン二世に付き纏われている設定が追加された。展開次第では酷い陵辱を受けた末にランスに救出され信頼関係が一層強まるが、ランスがいたずらに善行を積んでると勝手に解決されてしまうため注意が必要。
OVA版ではコロシアムでユランを下した段階で一連のイベントが完了してしまうため陵辱イベントは発生しない。

幻夢剣対策のヒララレモンがスベリヒユに変更となった。スベリヒユはパン盗みメイドから手に入れるか、海の家で3万ゴールド払って買うかの二択*3。シィル加入後に戦った場合、幻夢剣が歪空幻夢剣にパワーアップする。まともに戦って勝つことも出来るがその場合一部イベントが進行しなくなる*4。

戦闘グラフィックが超絶改変されており、モビルスーツの背面バーニアのようなバックファイアを噴かせているのが特徴。なんらかの誇張表現かと思われていたが、OVA版ではフルバーニアでコロシアム場内を自在に飛行する勇姿が見られる、超必見。

ランス03では

義勇兵としてリーザス王国側に協力したため、ミネバ率いるヘルマン第３軍によりサウスで見せしめにされていたところをランスに救出される*5。

リーザス城奪還作戦の開始には間に合わなかったが、リーザス城西の塔攻略の折に駆けつけ、洗脳兵の狂刃からリア王女を間一髪で守り、ランス達と合流した。

ランスクエストで補強されたレイラ・グレクニーとの関係性も盛り込まれ、パーティへの最終合流はレイラと同時、またエンディングでは親衛隊に誘われるものの、戦争で得たものを確認したいと固辞するシーンが描かれている。

ちなみに所持スキルが幻夢剣を除いてフルスラスト、フルブースト、フルマヌーバ*6と、スピードジャンキーのモビルスーツ化が進んでいる、どうしてこうなった。

ランス・クエストでは

ランスと久々にリーザス城下で再会。だが才能限界Lv27のため、呪いによりLv35未満の女の子とヤれないランスからモブキャラ呼ばわりされてしまう。その後冒険者の仕事も始め、ランスと合流する。

マグナム及びver.1.6以降はテキストのみとはいえHイベントも追加された。

個別イベントでは見よう見まねでランスアタックをコピーし、必殺技レモンアタックを会得する。但し見てくれを重視する性格のため威力は本家の3割弱*7ほどでしかない。当イベントでは御巫山戯でランスにレモンの山に突っ込まれたため発狂し、スタイル非重視で必殺技を乱発して辺りを壊滅させてしまう*8。プレイヤー的にはこっちの性能の必殺技が望まれたが。ともあれサーナキア、お前は今泣いていい。

他にレイラとは昔コロシアムにいたライバル同士の設定が追加された。レイラは彼女のことを「背中を預けても良い」と評したが、ユランの方はレイラが親衛隊に入ったことに「誇りを失った」と憤りを感じていた*9。しかしランスと一緒に色んな冒険を経験してやっと過去の自分がコロシアムと言う小さな箱庭に拘り過ぎたと思い、それを気付かせてくれたランスに感謝する。

上記迷宮イベント「新しい人生」はユランのフラグとなっており、これを見ていると後日談では「親衛隊のスカウトに応じて正式に騎士となり、親衛隊のトップエースとして活躍」という結果に変化する。見ていない場合またはバージョンが低い場合は「裏街道をそれなりに生きていたがその後の魔物との大戦争に巻き込まれ勇敢に戦うも行方不明」という暗澹たる結果に終わる。

闘神都市では

同じく女戦士で優勝候補のモーリスとはライバルに当たり、対戦した四回戦では美女同士の好カードにコロシアムも超満員。一時間弱にも及ぶ壮烈な接戦の末敗退している。*10
「恐い戦いでしたね、なまじ綺麗なふたりで壮烈な戦いでしたから」（シュリ談）

修得技能

ゲーム的には

ランス03では

攻撃技がクールタイム３の単発技「幻夢剣」しかなく、他は全てクールタイム９の攻撃力強化技のみ。 幻夢剣は１ターン目のみクリティカル確定なので、すべてを初撃に賭けて一撃で殺るか殺られるかという超ピーキーな一騎打ち特化キャラ。

幻夢剣には防御無視効果も有るのだが、技解説スペースの問題か記載されていない。

幻夢剣をちまちま使うだけでも金策に使えるが、真価を発揮するのは移動中にアイテムがもらえるゼロスリースキル「スタア」入手後。レアアイテム「コンビーフの鍵」を入手する数少ない手段の一つなのでTOWER攻略を目指すなら連れまわそう。

ランスクエスト・マグナムでは

初期才能限界の問題もあり、Lv8分は何らかの方法で才能限界を伸ばさないとモルルン対象にできない点がネック。初プレイ時や無印では禁断才能の入手の件もあって育成が中終盤になりがち。
二つの固有必殺技、幻夢剣とレモンアタックが使えるものの、一撃必殺コロシアム仕様のため一戦闘中一回の使用制限がある上、そもそもレモンアタックの上限習得数が一回というのも心細く、道中バトルには向かない。
反面ボス戦では2.5倍ほぼ必中（命中+100）の幻夢剣が最大限威力を発揮する。剣技かと思いきや、他装備でも問題なく発動できるため、特に攻撃力が高いが命中制限がある槌装備でボスキラーに特化するのも一手。

人間関係

• レイラ・グレクニー / 昔馴染み。おそらく昔同じくコロシアムに居たライバル同士。*11
• チルディ・シャープ / 無警戒で頭を下げる行儀のよい子
• モーリス / 新世代でのライバル？
• ジャン・ギャンバン二世 / ストーカー
• ルイス・キートワック / 危機を助けてくれた…？
• フブリ・松下 / 第7次HL戦争の義勇兵仲間

特記事項

• 金色の鎧を着る理由は親衛隊に入ったレイラを意識したってことらしい。(ランス01)
• ランスクエスト後日談におけるバッド時の「大戦争」は恐らく第二次魔人戦争を指す。
  • ユランがランス10に出演しなかった点
  • 闘神都市（作品）時代の容姿評価が「綺麗」である点
  • 以上からバッド後日談が正史で、どこかで年齢凍結されていたのではないかとの意見もある

名台詞

• ああ、つまらないわ、みんな弱い人ばかりで。
• 最近の男は、だらしないわ。闘っていても・・・・ね。

  これ見よがしな挑発

• それを知っているのはランスだけだよ

  ランスに「相変わらず、セックスの時には素直になるじゃないか」と言われて。

• ふふふ、本当の自分なんて、もうとっくに思い出せなくなっているわ

  平素から女優のごとくキャラを演じているユラン。
  だが、この直後にミリンレモンへの恐怖で錯乱して大暴れ。（ランス・クエスト 「CITY漫遊」)

• くけ……くけきょぉおおおおおっ！
• けーけけけけけ、レモンは死ねー。

  レモンの屋台に怯えるユランを面白がったランスにレモンの山へと放り投げられ暴走。
  クールなキャラクターが完全に崩壊してます。
  この騒動時は前述の見た目重視を捨てているのか、屋台を一撃で破壊するような威力を見せる。

• 何故、か。難しい話だね。腕を試すため、磨くため。生きるため……色々ある

  ランスに何故コロシアムで戦ってるんだと聞かされた時の返答。（ランス01）

• ……ダメだね。剣は実際に振るわなければ意味がない。王族の飾りに使われるなんて耐えられない。

  昔親衛隊に誘われた時の返答。（ランス01）

• ユラン「……私に勝てるのなんて、レイラくらいだと思っていたのだけれど、ね」
• ランス「誰だそれ？」
• ユラン「ん……こっちの話。気にしないで」

  ランスがユランを倒して選手控え室でセックスした後の会話。（ランス01）

画像

ランス01

©アリスソフト

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