第二次魔人戦争 のプレビュー
以下のプレビューを確認して、よければページ下部のボタンで更新してください。ランス10の舞台、そしてLP暦最後に発生した大戦争である
*ランス10本編のネタバレに等しいため以下閲覧注意
戦闘概略
年月日
LP7年7月~LP8年未明
場所
交戦勢力
[人類]
元首: ランス
首都: 自由都市地帯 コパ帝国CITY ランス城
指揮官・指導者:
[魔軍]
元首: ケイブリス
首都: 魔人圏・ベズドグ山
指揮官・指導者:
戦力
※(両勢力とも予備兵力は含まない物とする)
損害
※被害総数に民間人等、非戦闘員は含まないものとする
結果
概要
LP7年~LP8年の間に起こった人類と魔軍で行った戦争、便宜上第二次魔人戦争と呼ばれ人類と魔物が存亡を賭けて全人類が結束して魔軍と戦った大戦争となった。
初期のシャングリラよりの魔軍の奇襲により全人類圏が魔物と魔人によって蹂躙され多くの軍民含めた死人を出し勇者の力が大幅に左右する程の犠牲者を出した。その上でまだ纏まる事のできない人類を、世界のトップと浅からぬ繋がりがあるランスが世界総統となって統合。ついにMMルーンに続く史上二度目の人類世界の統一を果たし、人類の総力を一丸として結集し魔軍に反撃を開始する。
最終的にはランス達魔人討伐隊によって魔軍総指揮官ケイブリスを含む多数の魔人が討ち取られ、人類が初の魔軍への勝利を果たす事となった。
第一次魔人戦争との違い
1.魔人への対抗手段の有無
魔人戦争時代、闘神や闘将、鉄兵など現人類の比ではない圧倒的な軍事力を誇った聖魔教団だったが
魔人の無敵結界と圧倒的な強さには成す術もなく、撃退するのがやっとであった。
しかし今回の人類側はランス、魔人健太郎の魔剣カオス・聖刀日光という対抗手段を有していたことに加え
残存するホーネット派の協力や(展開によっては)ケイブリス派からも多数の魔人が人類側に寝返り、一方的な蹂躙を避けることができた。
2.魔王が魔軍へ協力的ではない
現魔王リトルプリンセスが未覚醒であり本人が魔王への就任を拒んでいる事に加え
魔王とは違い絶対命令権のないケイブリスによる侵攻のため魔軍も一枚岩ではなく、
またケイブリス個人のカリスマ性の欠如や派閥編入の際の強引さも作用し、
旧ホーネット派や中立性の強かった者等、少なからぬ離反者が上位指揮官である魔人にすら出現した。
3.指揮系統の相違
その成り立ちから擬似的な連邦国家制となっていた人類側は複合した軍事指揮系統を持ち、
指揮官の損耗があっても他の国家からの支援も加え、速やかに再編成を行う事が出来た。
さらに存亡を賭けた防衛戦という認識から国家間のこれまでの確執も棚上げされていた。
例えば後衛の魔法兵に優れるものの、前衛の防衛兵・突撃兵が慢性に不足していたゼス国は
他国に魔法兵団を貸し出し、代わりにヘルマン黒騎士団やリーザス軍を借り受けていたとされる。
対して、魔軍側はそれぞれ魔人や魔物大将軍が絶対指揮権を持つタテ系列の構造となっており、
上位の指揮官が破れた場合、一挙に隷下の部隊が士気を失い、烏合の衆と化す事も珍しくはなかった。
これはランス総統が魔人を殲滅・調略した際に特に顕著であり、時には数十万の魔物兵が追撃戦で一方的に討ち取られている。
又、戦闘力の差から魔軍は個人能力に頼るきらいがあり、部隊戦術では人類に一日の長があった。
実際、「一体の魔物兵には騎士三体でかかれ」という言葉が当時の戦術の基本として伝わっている。
世界総統参謀本部は魔軍のこれらの特性を研究して各軍での共有化を図り*1、人類側は魔物将軍や魔物隊長を戦略的に集中撃破する事で質・量ともに勝る魔物兵を駆逐していった。
開戦の原因
- ホーネット派の敗北
ホーネット派とケイブリス派の魔軍の抗争に決着がつき魔王不在とはいえ
人類を侵略しようというケイブリス派の魔軍が完全主流派(ただし一枚岩ではない)となった - 未覚醒の魔王リトルプリンセスの存在
魔人ケイブリスの魔王になるという野望のため
人類圏に居る来水美樹の捜索をするついで - 消息不明のカミーラ
魔人ケイブリスの懸想している魔人四天王カミーラが人類圏ゼス国周辺で消息を絶った
その影響からゼスは一際多い魔軍の数に晒されている
経過
年代 | 出来事 |
LP7年7月頃 | 魔人ケイブリスによる号令の元、シャングリラの転移魔法陣及びゼスのマジノライン、ヘルマンの番裏の砦より多数の魔人が侵攻を開始。完全な奇襲により人類圏に一気に魔物と魔人が雪崩込む |
LP7年9月 | 事ここに及んで尚人類は力の結束ができなかったがコールドスリープより目覚めたランスが人類を強引に纏めあげ、ようやっと全人類が結束、魔軍への反撃を開始する。ランスは人類総統と共に特殊部隊「魔人討伐隊」隊長を兼任し、以後「カオスマスター」ランスによって多数の魔物将軍・魔人が討ち取られる嚆矢となる。魔人レッドアイ、ペンシルカウを急襲するも魔人討伐隊により撃退される。カラー一族、人類側に加わる |
LP7年12月 | シャングリラに魔軍の兵站及び転移魔法陣が存在する事が発覚、魔人討伐隊がこれを破壊、更に同地指揮官のケイブリス(分身体)が討伐される。残りの魔軍は各国により殲滅され魔軍の援軍を断つ。魔王リトルプリンセス一行の魔王美樹と魔人健太郎が魔人討伐隊によって保護され、魔人へのもうひとつの対抗手段となる聖刀日光も人類の手に渡る |
LP8年1月 | コパ帝国CITYの人類軍本部に魔人レッドアイが侵攻、あわや陥落の危機に陥るが失伝していたはずの闘神都市の技術により闘神ゼータ再起動。ランス城とバベルの塔が浮上し魔物による通常の手出しができなくなる。レッドアイ、死亡。時期は不明なものの、ここまでに捕われていた魔人ホーネットがホーネット派残党5万を含む多数の犠牲の上に救出される |
LP8年2月 | 人類圏が魔軍の手より解放され始める。一方、魔軍側はこれに前後して魔人ワーグを戦線投入 |
LP8年3月 | マエリータ隊の活躍により人類圏より魔王来水美樹が魔人圏に拉致される。以後、来水美樹、ケイブリスにより殺害のため凄惨な暴行を受ける。10年ぶりの大海発生 |
LP8年4月以降 | 人類圏はケイブリスの撃破及び来水美樹奪還のため大作戦発動、人類の力を結集し魔人討伐隊をケイブリス本陣の元へ送り届け、ケイブリスが撃破される。司令官であるケイブリスの戦死により魔軍崩壊。第二次魔人戦争終結、魔軍の魔人圏への撤退。LP暦、終了。RA暦元年開始。 |
正史について
ゲームという特性上仕方のない事ではあるがランスの行動如何で各国の生死や存亡が変動するので上記年表はほぼ確実という時期を記載しておりそれ以外の存亡等の時期は情報により推察でしかない、だが以下の確定情報等から色々と推察が可能な点がある。主に二部の情報から推察されるため隠蔽しておく(追記編集求む)
第二部ネタバレ注意!! |
なお、上記の経過はあくまでも「推察」に過ぎず、今後のアリスソフト側の正史発表によっては、本来なら死亡したはずの何人かが生存したり、あるいは逆に死亡する可能性も否定出来ない。
評価
第一次魔人戦争より低い質(魔人への対抗手段を除けば)の総合戦力、二度目の人類統一、未曾有の魔軍と魔人の参戦数、先の魔人戦争が32年続いて敗北したのに対し僅か半年程で人類の勝利と過去に例を見ない人類の大金星として後世に残る偉業と記録されるであろう出来事。クルックー等の法王やホ・ラガ等の例外、神や悪魔を除けばルドラサウム等の存在を知らないため大多数の人類にとっては魔物と魔人がついに駆逐された瞬間と言える
だが結末は・・・ |
コメント
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*1 就任当初のランス総統が本部に迫る魔物将軍をわずか100あまりの手勢で奇襲し、テキスト代わりに3000体もの魔物兵を倒してみせた件は著名である