リック・アディスン -Rick Addison-
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解説
リーザス第3軍こと「赤の軍」を率いる剣豪将軍。騎士で冒険者のスタイルを取り入れた剣技はリーザス一と謳われた剣術の天才であり、目立つ軍団カラーと圧倒的な強さから「リーザスの赤い死神」の異名で他国の兵達に恐れられる、正にリーザス軍最強の騎士。ランスも認める世界レベルでの若き猛者であり、流れるような剣術で敵陣を駆け巡る様はまさしく圧巻。赤い光剣を自在に駆使する姿は、さながら赤い稲妻を思わせる。その強さは本物で、操られたとはいえ本気で殺意を持って襲いかかって来たランスをあっさりとボコボコにし失神させてしまった。
礼儀も常識も弁えた実直な人柄で、普段は口数も少なくどちらかと言えば寡黙な印象の人物だが、戦闘時は少々危険な戦好きの性格になり、鍔迫り合いで仮面の下に獰猛な笑みを浮かべたりする。平たく言えばバトルマニアの剣術馬鹿。剣の腕が高い相手には一目置くようで、リーザス解放戦やイラーピュで行動を共にしたランスに対する評価は高く、尊敬もしている。常識人なので、ランスが未亡人を襲おうとしたり、儀式中の志津香を襲おうとすると邪魔されてしまう。
リーザス建国以来、他国に軍事力を知らしめる役目を背負ってきたのがリーザス一の剣士でもある赤の将であり、代々の将軍には魔法の長剣「バイ・ロード」と、額に忠の文字が書かれたメットが受け継がれている。歴代の赤軍将軍は、先代からこの仮面と共に忠義の心を譲り受けていくのが習わしとなっている。
ヘルメットの下の素顔は、まだあどけなさを残す童顔気味で気の弱いところもある青年。子供の頃からモンスターなど、とにかくお化けのようなものが大の苦手で、メットを外した状態でダンジョンなどで敵に遭遇すると、子供のようにパニックを起こして逃げ出してしまう弱点がある。普段平気なのは、常に被っている忠一文字のヘルメットのおかげ。この歴代赤将の思いが詰まった兜を被ると、自分でも信じられないほど勇気が湧いてくるのだとか。
生まれも育ちもリーザスの出身で、元々は農家に生まれた大人しく泣き虫な少年だったが、ある時パレードでリーザスの騎士団を目の当たりにしてから、家の仕事の合間を見つけては剣を振るという生活を送り、第32回リーザスパラパラ杯の剣闘大会に出場したが一回戦で敗退。しかし、そこで先代赤の将アルト・ハンブラの目に留まり、養子に迎えられ剣を師事する事に。その後は持ち前の才能に磨きを掛け、赤の軍に最年少で入団。初の農民出身の騎士となり騎士階級を駆け昇っていった。年老いた恩師であり養父であるアルトから赤の将の任を受け継いだのが弱冠25歳。最年少で、しかも農民出身という異例の将軍の誕生だった。*1
ランス4では
ランス救出作戦の人員として、リーザスからレイラと共に参戦。途中でヘルメットを無くしてしまった際には弱気になってしまい、戦闘に参加できなくなり、その後のヘルメット発見のイベントにて元に戻る。最大の活躍は少し地味ではあるが、イオに操られたランスを一撃で叩き伏せてしまう場面にある。ランスが正気に戻っていたら、決着はどうなっていただろうか…?
ランス9では
リアからの命令によって、ランスのサポートをするべくヘルマン帝国に潜入する。
今回はお忍び参戦なのでいつものメットと鎧、ついでに愛剣も封印。
なぜマスク? と誰しも思うのだが、気弱なリックとしては最低限これだけは譲れない模様。ランスに電光石火の早業で奪われ、素顔を晒した後の皆の反応は推して知るべし。結局「目立つから止めておいた方が」→「マスクの方がよほどマシ」に落ち着いた。
彼の剣技についてのエピソードとしてロレックスやピッテンが「普通、攻撃を受け止められたら次は防御の姿勢を取るが、奴にはその攻撃の後ってのがない。」「こっちの番だと思ったらまたあいつの番でずっと防御。んな馬鹿な話があるかよ。」「振った後戻しながら攻撃しそのまま次の攻撃へ。」と解説していたが、それを聞いたオルオレが「意味わかんねっす」ピッテンも「言ってる俺もわからんぐらいだ」と呆れ顔をしていた。
今回その気弱な性格をランスに指摘される事になる。ランス曰く「それが俺様に絶対勝てない理由だ」。
ゲーム的には
ランス3では
ランス4では
メインキャラに昇格。ランス以外で男のメインキャラではリックが初である。移動力こそ低いが頼れる体力と攻撃力を発揮する主力の中でも頭一つ抜けたキャラ。途中でヘルメットを紛失するイベントがあり、接敵時は前述の通り怯えて戦線離脱する。正道の騎士らしく、彼やレイラがパーティーにいると騎士の誇りで敵から逃げられない。
ランス6では
終盤の援軍としてゲスト参戦。高ステータスと、全体攻撃になったバイ・ラ・ウェイで、少ないSPながら敵を蹴散らしていく。クリア後の挑戦モードでは帰国済みなので参戦しない。
鬼畜王ランスでは
突出した攻撃力を誇る主力。攻撃戦では最初から最後まで最強クラス。個人戦と違い部隊指揮が主なので防衛戦では脆い。同作では正規軍全般は迷宮戦が苦手な指揮官が多いが、リックの部隊は特に弱い。よって攻撃戦専門として出すべき。JAPAN戦で月光の暗殺対象候補。ホ・ラガ要員の一人でもあるハンサムボーイ。イベントでレイラと結ばれた後は、共に出陣させると漲るようになる。
リーザス王となったランスに忠誠を誓う。手合わせを願い出るが「お前とやると必要以上に疲れる」と断られる。
ままにょにょでは
追加DISCのおまけキャラ「赤い死神」として登場。矢張り強キャラとしてママトト版のリックと共に猛威を振るう。
ランス・クエストでは
リア・マリス・かなみ・チルディとの固定パーティーで特定クエストのゲストキャラとして登場。相変わらず強くパーティーの主力。ランスと出会う事はない。
ランス・クエスト マグナムでは
TADA製非公式パッチにて無茶苦茶モードであるワールド3限定でパーティーメンバー参戦。ランスをも上回る性能で、実質最強ファイターである。
ランス9では
問答無用のファイター枠。というかリックに他の職業など考えられない。
攻撃の伸びやすさがずば抜けており、さらに回避と受流しがともに高いため物理戦闘では無類の強さを持つ。
加えて脅威の反撃率95%を誇り、斬り結んできた相手は受流しからの反撃で次々と切り刻まれていくことだろう。
ただしファイターとしては装甲・体力ともに低めなためクリティカルダメージの蓄積や疲労に注意が必要で、反撃が強すぎるためいわゆる「やっつけ負け」を起こしやすい。
体力の低さから魔法使いにも弱いため、突っ込んで蹴散らすべきか、じっくり数を減らすべきか、必殺技で状況を打開すべきかを見極めることが重要である。
「バイ・ラ・ウェイ」は代用剣ツバメガエシ(武器補正8)でも問題なく使用可で、パーティ中一、二を争う強力なアタッカーとして今作でも大活躍してくれる。
ちなみに必殺技の効果範囲はランスアタックのほぼ逆(リックの目の前から横5x縦2、横3x縦2、横1x縦2のくさび型)。幅の狭い戦場で特に猛威を振るう。
物語終盤では愛剣バイ・ロード(武器補正3)に持ち変える。
「切れ味はツバメガエシの方が上」との談通りに破壊力の武器補正値は5低下するが、攻撃範囲が横5x縦3、横3x縦3、横1x縦3と伸長する。
攻撃範囲にして9マス分も拡大されるので、より多くの大群を薙ぎ払う赤い死神が脅威を与える。
経歴
年代 | 出来事 |
GI990(0歳) | 誕生。リーザスの農家に生まれる。 |
GI***(?歳) | パレードで見た騎士団に憧れ、仕事の合間を見つけて剣を振る生活。 |
GI***(?歳) | 第32回リーザスパラパラ杯で一回戦敗退。アルト・ハンブラの養子になる。 |
GI***(?歳) | リーザス赤軍に最年少入団。初の農家出身の騎士。 |
GI1015(25歳) | 第13代赤の将に就任。最年少記録更新。 |
パラパラ砦の攻防。ヘルマン一個軍をたった一人で撤退させる。 | |
LP2(27歳) | リーザス陥落。(ランス3) リーザス解放軍に合流。ゴールデンランス作戦でパットンへの使者に立つ。 部隊と協力してシーザーを倒すがサテラに倒される。 魔人ノスとの戦いに参戦する。 |
ランス救援隊としてイラーピュへ赴く。(ランス4) 洗脳されたランスを倒す。闘神υとの戦いに参戦する。 | |
LP3(28歳) | IFの歴史。(鬼畜王ランス) |
LP4(29歳) | ゼス崩壊に乗じて国境付近に軍を展開。(ランス6) マジノライン復帰作戦に参加後、帰国。 |
LP6(31歳) | リアの命を受け、仮面の旅人に扮して革命軍強襲部隊(無法者)に合流。(ランス9) ヘルマン革命の終結後、帰国。 |
人間関係
- リア・パラパラ・リーザス / 主君
- バレス・プロヴァンス / 尊敬する将軍、大将
- マリス・アマリリス / 憧れの女性
- レイラ・グレクニー / 懇意な女性、同僚
- ランス / 素晴しい剣の使い手。大胆な決断力。王として申し分ない。
- ヒューバート・リプトン / 戦友
修得技能
修得技能 | |
反射 | 攻撃で受けたダメージを敵に跳ね返す |
バイ・ラ・ウェイ | 必殺技 |
特記事項
- 愛剣は代々赤の将に受け継がれる魔法剣バイ・ロード。必殺技は「バイ・ラ・ウェイ」(この技にはバイ・ロードが必要……だったのだが、ツバメガエシでも問題ないようだ。性能は劣化するが)。
- 鎧はリーザス指揮官鎧(正規鎧)、当然色は赤である。
- 元ネタは某ガ○ダムのMSリック・ディアス。 →ランス4裏話
- ランスからはあまり害のないいい奴だと評価されている(自分の女に色目を使わないので)。
- 焼きイモはあまり好きではない。
- ランスが王になった場合の呼び方は「キング」。
- バレスに言わせると将としてはまだまだ青い(損害を減らす戦い方が身についてないと自覚)
- プライベートでの一人称は僕。
- ペルシオンでは、死神の剣と死神の兜として、バイ・ロードとリックのメットが登場する。
名台詞
- リック「とうとう、この日が来たといった気分だ。 剣の腕の素晴らしさ、そして大胆な決断力…。王として申し分ない…。」
鬼畜王より。ランスとリアの結婚式を見守るリックが呟いた台詞。 リックのランスに対する高い評価が伺えます。
- リック「面白い!」
- リック「人は二刀をここまでに
自在に操れるようになるものなのか。
剣技はまだまだ奥が深い。」ランス9より ヘルマン最強と謳われるロレックスと真っ向から打ち合いながらもニヤニヤしながらこの思考。
- リック「ここは自分一人で充分。」
ランス9の終盤、ラング・バウ内でヘルマン兵の追撃を一人阻む場面での言葉。 流れとしては「ここは俺に任せて先に行け。必ず後から追いつく」という定番の死亡フラグ。 しかし彼が死神に鎌を振りかざされる事はなかった。何故なら、死神は彼自身だからだ。
- どうした、遠慮せず入ってくるといい
ただし……
ここの通行税は高くつくぞ!ランス9より 皇座に繋がる通路へと押し寄せるヘルマン兵の前に立ち塞がり、言い放った言葉。
通行税はその命。リーザスの赤い死神の姿がそこにはあった。
- レイラ「どうだった? ヘルマンでの戦いは?」
リック「……うん、そうだね。
友が出来たよ。」リックはにっこりと微笑んだ。
ランス9より エピローグにて ヒューバートと別れたあとでレイラに問われて。戦い以外でリックが笑みを浮かべた貴重なワンシーン
画像
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リーザス王国 | ||
王族 | リア・パラパラ・リーザス - ゴールデン・ウェンズディング・マーク2伯爵(ウェンズディング・リーザス) - カルピス・パラパラ・リーザス - グロス・リーザス | |
リーザス城 | マリス・アマリリス - はるまき - 見当かなみ - ハイジ・パンクラウ - クリン・ビゥ | |
リーザス軍 | 第1軍 (黒の軍) | バレス・プロヴァンス - アールコート・マリウス - スー・プロヴァンス - ジャロ・ジャスラック |
第2軍 (青の軍) | コルドバ・バーン - キンケード・ブランブラ | |
第3軍 (赤の軍) | リック・アディスン - メナド・シセイ | |
第4軍 (白の軍) | エクス・バンケット - ハウレーン・プロヴァンス - ペガサス・フォート - オーギル・ロット・シュタイン | |
魔法軍 (紫の軍) | アスカ・カドミュウム - チャカ・カドミュウム - メルフェイス・プロムナード | |
親衛隊 (金の軍) | レイラ・グレクニー - チルディ・シャープ - ジュリア・リンダム - イベット・チェリア | |
都市守備隊 | イェリコ・コロン - ハリー・スチュワート | |
住民 | カパーラ・ウーチ - ヒカリ・ミ・ブラン - アキ・デル - ユキ・デル - パティ・ザ・サマー - ミリー・リンクル - 堀川奈美 - ボブザ・フランダース - パルプテンクス・フランダース - アイ・コム - ラベンダー -フルル・バーン - カーチス・アベレン - アーヤ・藤ノ宮 - ライハルト - 変態ネズミ - サヤ・フライディ | |
リーザス・コロシアム | ユラン・ミラージュ - †憑黄泉☆魔無月† - ルイス・キートワック - アレキサンダー - ジャン・ギャンバン二世 - ニンジャマスター - バーニングB - フブリ松下 - くぐつ伯爵 - おたま男 - こんご - アリオス・テオマン - ハーケンゼブラ - 白井サヤ | |
未登場 | ラファリア・ムスカ - フララ - 竹中もこもこ - 書庫の幽霊 - 加藤すずめ - ウェンディ・クルミラー - ザラック- アビァトール・スカット |
*1 鬼畜王初回本のカラーイラストはこの頃の彼のイメージ
*2 6のマニュ上では55