使徒 -Eternal Dollf-

解説

魔人が持つ専属の下僕。血の契約*1によって魔人の血(力の一部)を分け与えられ、生命力の強化と不老を得た存在。魔人のような無敵結界はないが、使徒になる際に能力が高められたり、また外見の変化を起こす場合もある。戦闘力は上から下まで様々*2だが、ペット扱いの者もある程度の継戦能力があり、強い者は人類上位クラスをも上回る（最強であろう戯骸に至ってはJAPANの武士でさえまず太刀打ちできず、屍体の山を築く事となる）。魔人同様、魂が存在しないはずのムシであっても使徒とすることができる*3。魔人の側近なので魔軍での立場は魔物将軍よりもずっと上。血の契約をかわしていない下僕は下級使徒と呼ばれ、使徒とは明確に区別される。

人数に制限がある魔人とは違って何人でも作ることができるが、使徒の数を増やすごとに魔人の血が分散され、魔人の使徒への支配力や、魔人や使徒の力も弱まってしまう。*4

使徒が死ねば、すぐにではないが魔人が分け与えた力は魔人の元に戻る。逆に、主である魔人が死亡、さらに核である魔血魂が上書きされても、使徒は使徒のままであり続ける。

魔人が魔王に絶対服従であるように、使徒もまた主である魔人の命令にはかならず従わねばならない。ただし魔人に与えられるほどの裁量はなく、その行動には制限があり、命令の中での自由しかない。逆に言えば命令内でなら何をしてもよいというスタンスでもある。この事からサテラのように部下は持つものの自由意志を尊重して使徒化しなかったり、ガルティアのように意図的に命令権の行使を避けている魔人もいる。

トミノメモ20140115での設定によれば、使徒は主である魔人の不利益となる行動を取れることが出来ない、というかしようとも思わない。だがこれは基本的な話であり、作中においては使徒が不義となる行為を働いたケースがいくつか垣間見られる*5。こういった事例は魔人である主が使徒に絶対服従を強いない限り常に発生する危険性がある*6。さらに、極めて特異な例ではあるが、使徒アベルトのように脳にダメージを負った場合も同じくこの制約から無制限に解放される可能性が生じる。

──もっとも、ほとんどの使徒は命令がなくとも主である魔人に対して心酔し、最大限の敬意をもって自主的に仕えている。その理由の一つ目は魔人が下級使徒の中でも忠誠心を含めて永遠の時を共に過ごすに値するほどの資質を持ったものを選別して血の契約を行っているであろうこと、二つ目は魔人と使徒、両者の間に強い信頼関係が成立しているであろうことに基づくものと考えられる。
事実、バークスハムの使徒であったジュリエッタ三姉妹は主の魔血魂が消滅し、命令が効力を失った後もその遺言に従い「魔王の器」を探し続けており、アイゼルの使徒であった宝石三姉妹は命令がなかったにもかかわらず自ら命を投げ打ち、主の延命に務めている。ユキや火炎書士、ケッセルリンクのメイドたちの忠誠心に関してはもはや言及する必要すらない。そのため、作中で使徒への命令権が直接用いられたケースは極めて少ない。おい聞いているか炎カッパ。

もし主が死んで魔血魂となった際には、使徒たちは主の復活のための新たな依代を探索する。これは魔血魂の影響による習性でもあるので、主の魔血魂を上書きして他人が魔人になった場合であっても、仇にあたるその魔人に従わなければならない。しかし魔王と魔人程に絶対的な支配を受けている訳ではないらしく、大抵は邪魔者扱いされて殺されるらしい。
また、非常に特殊なケースであるが、主である魔人が魔王となった場合、使徒は強化されるどころかその魔人の使徒でなくなってしまい、新たに主の魔人の魔血魂の枠を使って魔人となった者の使徒になるという設定がある。

非使徒

番外

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