ローレ・エンロン -Lorre Enron-
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解説
人類最高齢と思われる御年166にして現役のAL教団司教。生命維持装置のついた魔導車椅子から一歩も動かず、希少な女の子モンスターのイヤシンスに身の回りの世話させている。戦闘ではさまざまなモンスターを召喚して戦わせる。イヤシンスやバルキリーのような高位のモンスターを召喚することから、その能力はかなり高い。この年齢にして、まだスケベ親父程度は性欲がある模様。
過去3回ムーラテストで落選しており、法王への執着心は随一。法王になるために、どのような犠牲も厭わない。故にペペローン教会にいるAL教の仲間全員がダークランスに殺されたことを知っても、導く物の幹部であるダークランスを倒せばムーラテストで有利になれるとしか考えておらず、その際傍にいるテンプルナイツに畏怖を覚えさせた。自身とおなじ政治家タイプのオズ・トータスを最大のライバルと認識しつつ、ほかの司教にも妨害をかけていた。バックアップにはヘルマンが付いていた模様*1。ところが予想に反してクルックーが法王となると、報復を恐れてオズ・トータスとともにAL教団を脱走、導く者に保護される。
トータスは境遇に耐えきれず自殺したが、エンロンはなおも法王の地位を諦めきれず、ムーラテストをふたたび開催させるためバベルの塔でクルックーらに襲撃をかけるも、返り討たれて死亡。既に汚染率100%の完全汚染人間になっていたため、肉体は死んだものの魂が召されず、真の意味で死ねなくなったエンロンはそのままAL教に封印された。
人間関係
特記事項
- 過去に3度法王挑戦に失敗しても報復を恐れて逃げ出すようなことがなかったのに、今回だとすぐに姿を晦まし更にAL教と敵対する導く物に保護されることから、恐らく過去では今回ほど競争相手たちに酷いことをしていなかったであろう。クルックーなどの女性に対する不信は、アムの一件によって生じたものなのか、或いは元からあってアムの一件を経て酷くなったものなのかのどちらかと推測される。
- ランス9開始時点よりも数ヶ月前に、ステッセルはAL教から厳重に隠し持たれていた「箱」(中身はM・M・ルーンの魂)を取り返したような旨をシーラに話した。*2これは恐らくムーラテスト期間中、ヘルマンがエンロン司教をバックアップするのに対して、代わりにエンロン司教が何か手助けをしてくれたのではないかと推測される。
名台詞
- 「ほほ、法王になるまでは死ねぬと生きてきたが、儂はいつになったら死ねる!」
- 「ほ、ほほ、法王になるまで死んでたまるか」
法王になるまで絶対に死なないと決めた彼は、最終的に本当に死ななくなったが、法王になる夢も叶わなかった。
- 「……き、貴様、親類縁者まとめて宗教裁判にかけられたいのか……?」
部下のテンプルナイツにクルックーたちを始末するようと命じたエンロンは、抵抗がある者にこうして従わせた。 長い時を生きたエンロンの生涯に、こう言うのは恐らく単一の事件ではないだろう。
- 「そ、そそ、そう。貴様は悪魔に違いない……でなければ……儂の化け物が負けるわけ……」
- 「も、も、モフスめぇ……こんな男とつるみおってぇぇぇ……」
- 「わわ、儂が法王になった暁には、モフスもこの悪魔も全て全て抹殺してくれる」
ランスたちに負けた後の台詞。 自分にとって不利の状況になると、すぐにこうやって責任を他人に転嫁する。
- 「しし!死なぬ!死なぬ!儂は死なぬ!絶対に死なぬ!法王になるまでは死ィなァぬゥゥゥゥゥゥ!」
- 「そそ、その代わりモフス!貴様には死んでもらう!」
- 「クカッ!そ、そうすれば、また、またムーラテストが行われる!クカカカカカカカカカカカッ!」
AL教の法王になるのが夢の男が、AL教の敵である導く者に保護されてもその夢を諦めなかった。 結局AL教は彼にとって一体どう言う物なのか?
画像
ランス・クエスト マグナム(上から3人目)
©アリスソフト
コメント
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*1 ただ、ステッセルの治世なので何らかの意図があると思われる。
*2 第3章イベント「回想」より