魔人戦争
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概要
GI0420~GI0452の間の聖魔教団と魔軍で行った戦争。第一次魔人戦争あるいは聖魔戦争とも言われ、設定の出典により勃発原因が180度異なっているのも特徴。人類史上最も激しい戦争とも言われ、基本的に平和なガイの時代の中において暗黒の時代と呼ばれる期間でもある。
聖魔教団の敗因
1.準備期間中の突然の開戦
本来なら24全ての闘神都市が完成してから攻め込む計画だったが、魔人側からの突然の開戦時に用意できていたのは、まだ20(しかも、そのうち一つは未完成のユプシロン)だけだった。
2.教団の予測以上に、魔人たちが強過ぎた。
教団は当初、膨大な火力と物量をもってすれば、無敵結界を有する魔人も撃退、あわよくば封印も可能と想定していた。 が、実際の魔人の力は教団の想定を遥かに超えており、無惨な敗北を喫することとなった。
経過
影響
魔王ガイの命令により魔軍は人類圏を去った。にもかかわらず聖魔教団の技術は(「裏切りの魔法使い」による封印作業もあり)その多くが失われ、550年後の大陸ではわずかにゼス王国とヘルマン帝国の一部とでその遺物が利用されている程度にまで失伝してしまっている。また人類圏では、この戦争の原因は魔法使いによる独断と驕りであるとしてその象徴たる魔法の技術に対し激しい拒否反応が生じた。結果、魔法使い達はゼス王国建国までの350年に渡り迫害され続ける事となる。
さらに、人類圏をその絶対的軍事力・技術力で制圧・統治していた聖魔教団が崩壊した事により、再び人類は互いに争い始める事になる。
原因
冒頭で述べたようにこの戦争は出典により侵攻を仕掛けた勢力が全く異なる。聖魔教団から仕掛けたとすれば闘神都市Υ等24の闘神都市が完成する以前に戦争を仕掛ける点に疑問がある。しかし魔軍が侵攻したとすれば、戦争の原因を魔法使い達に求める点に疑問が生じる。
ランス9では魔人たちが聖魔教団に先手を打って、連携して攻め寄せて来たという趣旨の発言がパットンと、聖魔戦争開始時に当事者であったフリークの語らいで見られた。このことを鑑みるなら、先に動いたのは魔人たちと見てほぼ間違いない事になる。その場合、前哨戦における闘将バステトによる魔物兵2000体の殲滅等、聖魔教団側の過剰な軍事的勝利が魔物界の耳目を集めたとみるのが適当であろう。
評価
結果的に聖魔教団の惨敗に終わったこの戦争であるが織音氏がジョンブルで言及しているように、むしろその戦争期間から如何に聖魔教団が強大な勢力であったかを知る事が出来る。魔軍相手に戦争をした例を挙げれば、混乱していたとはいえゼス崩壊ではマジノライン起動まで全く抵抗出来ず、大陸の半分を統一した藤原家ですらザビエル1体に率いられた魔軍を相手に2ヶ月で崩壊している。魔人12体相手にわずか1年弱で奇跡的な勝利を収めたとは言え、すでに魔王来水美樹の身柄が魔人ケイブリスの手に陥ちていた事から、第二次魔人戦争における人類側の継戦能力は残り数ヶ月もなかったとみられる。
一方の聖魔教団は魔人が15人参戦しているにも関わらず32年という超長期間戦い抜いている(さらに藤原石丸同様、カオスや日光といった無敵結界に対抗する手段さえあれば、世界統一も成していたとされている)。
逆に言えばこの事は基本的には魔軍に比べ人類の軍隊は劣っている事を意味してもいる。
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