来水美樹(くるす みき)

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解説 ランス1では ランス01では 戦国ランスでは ランス10では 鬼畜王ランスでは 旧設定 ゲーム的には ランス10では 人間関係 修得技能 名台詞 画像 コメント

解説

異世界(次元3E2)のごく普通の中学二年生だったが、14歳の時に後継者として前魔王ガイによりルドラサウム大陸へ連れて来られて、無理矢理魔王にさせられる。そのため肉体年齢は14歳で止まったまま。魔王名は「リトルプリンセス」。

追ってきた恋人の小川健太郎によりガイは殺され逃げ出すことが出来たが、ガイが死ぬ前に残していた遺言により美樹を魔王の座につけようとするガイの娘のホーネット、美樹を殺して魔王の座を奪おうとしているケイブリスの双方から狙われて大陸中を逃げ回る羽目となる。またヒラミレモンを使わないと魔王化の進行が早まってしまうが、魔王化自体はどの道避けられないものであるらしい。

一時期異界の門を使って次元3E2に帰ることが出来たことがあったが、わずか一週間でヒラミレモンの効果が切れ、魔王に覚醒しかけたためあわててこっちの世界に戻ってきた。*1

いつか人間に戻って元の世界に帰るのが夢。…の筈なのだが、持ち前の前向きでお気楽な性格と順応性の高さで、むしろこの世界の生活を楽しんでいる。学校に行かなくていいし、大好きな健太郎君と冒険出来るなんて楽しすぎ…と、いった風に毎日を送っている。

だが異世界の生活を楽しみ自由奔放にふるまう一方で、魔王覚醒が近づいている現実も自覚していて、もしものときは日光に自分を殺してくれと頼むなど、彼女なりに覚悟を決めている（決してただのお気楽マイペース娘ではない）。

力の制御ができない危険な状態のため基本的に健太郎に守られてばかりだが、決して守られてばかりではなく、魔王化した自分がランスをかばって立ちはだかった五十六に雷撃を放とうとしたときは、五十六と赤ちゃんを傷つけてはいけないと咄嗟に自分に雷撃を向けることで五十六とお腹の赤ちゃんを守ったり（雷撃は美樹自身に流されて美樹自身がダメージを負ったが、五十六とお腹の赤ちゃんは傷つけずにすんだ）、健太郎がケイブリスに人質にとられたときは自分を殺してもいいから健太郎の命は助けてほしいと懇願するなど、大事な人を守る為なら自分を犠牲にすることをいとわない意志の強さを秘めている。

ランス1では

リーザス城に滞在している状態で登場。既にガイが健太郎に倒され、魔王化の儀式が終わっている状態で、ランスが襲いかかろうとしたが、背筋も凍りつくような恐怖に襲われ何もできず、スカートをめくると可愛い悲鳴と共に突風に飛ばされてHPを1にされたという経験がある。ちなみにこの時、健太郎は浮気してたりもしていた。

ランス01では

同じくスカートをめくると魔王の力で吹き飛ばされて大ダメージを受ける。パンツを手に入れたその日にめくるとパンツのない股間が丸見えになり、美樹に吹き飛ばされて特大ダメージを受ける。どちらも吹き飛ばされた時にHPが足りないとランスは死亡しゲームオーバー。

戦国ランスでは

健太郎と共に登場。相変わらず魔物たちから逃げ回っている日々を送っており、ランス達に匿われる形でJAPANに滞在する。

助けに駆けつけた関所での戦いで、式部が健太郎に重傷を負わせたことに激怒して、魔王としての力を解放させて式部を倒す。そして瀕死状態の健太郎を魔人にすることで彼を助けた。

健太郎を死なせたくない一心からの行動とはいえ、健太郎を魔人にした自分の行動の重大さを理解した美樹はショックを受けてどこかへ逃走してしまう。やがて逃亡中にヒラミレモンの効果が切れて魔王化してしまい、健太郎がいない孤独と苛立ちに苛まれた美樹は魔王としての破壊本能のまま、罪のない民間人たちや自分の捜索に駆り出された武士たち等を殺して多数の犠牲者を出してしまった。だがランスをかばったシィルを氷漬けにしたときに一瞬人の心を取り戻し、自分のしたことに茫然としたところを健太郎がヒラミレモンを与えてようやく事態は収束された。

エンディングではザビエルの魔血魂を吸収、ザビエルを完全にこの世から消し去った。そして一所に留まると魔軍の襲撃を受けるため再び流浪の生活へ健太郎とともに旅立っていった。

ちなみにＩＦである五十六ルートにおいては妊娠している五十六の活躍と美樹自身の思いの強さ（五十六とお腹の赤ちゃんを傷つけたくない気持ち）から魔王化が解ける。 健太郎が必殺技を開発した時、美樹により「健太郎くんスラッシュ」と名付けられる。健太郎スラッシュではダメで、健太郎くんスラッシュが正式名称となった。

ランス10では

自由都市にほど近い山に隠れ住んでいる。魔王と魔人のため、飲食を必要とせずに追われる生活をしていたせいか、ランスが迎えに来てもすぐには出てこようとしなかった。 なお、6ターンまでに発見できない場合、魔軍が先に見つけてしまう。ケイブリスに健太郎を人質に取られたため、美樹はケイブリスに従順の意を示し捕らえられてしまい、その後美樹を殺したケイブリスが魔王化してバッドエンドになる。

戦国ランスの後の足取りとして、逃亡生活をしながらシィルの氷を解かすバランスブレイカーを求めて旅をしていた事が明かされた。発見してランスに差しだしたが、その時にすでにシィルの氷は解けていた。

再会した時には口数が少なく、雰囲気も沈んでいたが翌日には元気になってすごい勢いで朝食をとっている。このギャップにランスにも「腹が減っていただけだろうか」と訝しがられている。戦国時よりも魔王覚醒が近付いていて、時折制御できなくなる自分の力を恐れている。

また、今回は特定のクエストをこなす事で元の世界に帰す事が出来る。しかしそちらの世界ではヒラミレモンが無いため魔王化。数年後にスチールホラーの軍勢を率いてケイブリスの居城へ攻め込んでいた。

ワーグを仲間にするとランスがワーグを騙して美樹の健太郎の記憶を全てランスに差し替えることができる。
(その際、ランスも共有した夢の中で健太郎ポジションに収まり『リトルプリンセス』と『リトルヴァンパイア』の出来事を追体験している。夢では原作同様に元の世界に帰還する結末を迎えた様子。)
その結果健太郎のことを忘れてランス相手に処女を捧げてしまい、更に健太郎は強引な勧誘をする新聞屋さんだから逃げろとランスに吹き込まれ健太郎を避けてしまうが、健太郎は新聞屋として関係を新たに築き直しそれなりに仲良くなったりしている。

ユニットとしては神魔属性でその中でも魔王特有の凄まじいHPが光る。攻撃はこちらの現在HPが5%以下でのみ20倍火力を放つ「力の暴走」。一方でデメリットとしてターン開始時に30%の確率でこちらのAPが0になるヒラミレモンも保有。

+

本編終了後、正史にて

魔王の血をランスに移し変え第8代魔王ランスによって魔王から開放されて人間に戻り、方法は不明だが魔人から人間に戻った健太郎と元の世界(次元3E2？)に帰還している。

+

アフターにて

いわゆる隠しボス、魔王リトルプリンセスとしてボスとして登場する。HPは11億であり防御を最大(物魔レジスト90％)にして、普通の攻撃ですら約15万ダメージという本気の本気である魔王との戦いを実感させてくれる。幸い毒などが有効なのでパパイアとの毒殺コンビで1ターンに1億というダメージを与え、香姫のダンゴは進化の末、ついに完全覚醒魔王すら毒殺する境地に至った。 後のアップデートではHPが3億にまで大幅減少、某魔王の攻撃でゴリ押せる程度に改善された。一方で葬り攻撃の追加によるユニット除外が起きるため、運が悪いと戦線が崩壊することもある。

鬼畜王では

正史では中学生であるが、本作では高校生設定。健太郎と同じく、リトルヴァンパイア等から性格が変えられており、真面目で物静かな性格になっている。「普通の女の子でいたい」と言い張る美樹にキレたサテラが「サテラたちも必死なんですよ！」と言ったときは、目に涙をためておびえるなど、泣き虫で弱々しい一面を見せている。

異世界での冒険を楽しんでいる正史とは違い、現在の状況については悲嘆しており、魔王名で呼ばれると「その名前で呼ばれるの嫌い」と露骨に不快感を示すほど嫌がっている。また日光については自分たちを助けてくれる親切な女性としか思っておらず、彼女の正体についてはまったく知らない。日光も美樹には自分の正体を知られたくないとランスに誤魔化すように頼んでいた。

ランスがリーザス平定後に日光と共に登場。逃亡中にカミーラたちに襲撃されて健太郎が重傷を負ったことで、日光と共に庇護を求めてランスたちの前に現れ、リーザス城に匿われる。カオス入手イベント後は健太郎と共に仲間に加わる。ダンジョン探索は怖がりのためできないが、魔王としてのHPの高さと無敵結界でチート盾として活躍する。3ターン力をためるか（失敗することも有）、ランダムで発動する必殺技「消えちゃえボム」は威力絶大でおおいに役立つ。だが創造神フェイズのエンジェルナイト相手では無敵結界は通じず、出撃し続ければHPを0にされ殺されることもある。

パイアールのPG戦で美樹を出撃させると、戦闘後にパイアールのリトルプリンセス捕獲装置で捕獲されてしまい、ケイブリスのところに連れていかれて殺害され、魔王ケイブリスが誕生して事実上BADENDに突入する（魔王化したケイブリスに勝てれば別）

健太郎が死亡した場合も、健太郎の死が信じられず探しに行くと書置きを残して出奔、その後街をさまよっているところをパイアールに捕獲され、ケイブリスのところに連れていかれて殺害され、魔王ケイブリスが誕生してしまう。

魔王ケイブリス誕生の際は、ケイブリスに全力で腕を折られた末に暴力的なまでの彼の男根を秘所に突き刺された末に死亡するという凄惨な最期を迎える（ちなみに魔王ケイブリスの戦闘グラフィックの下半身部分をよく見るとピンク色の女性が逆さにぶら下がっている）

カオスを所持している場合、サテラに唆されてランスが魔王になるイベントがある。シィルがいれば止められるが、死亡して居ない場合、健太郎を出張に出し魔封じの腕輪をあらかじめ美樹に装備させ、サテラのすべての力で魔力を止め、カオスで何度も全力攻撃しても3時間もかかるほどの頑丈っぷりを見せる。そうしてとどめを刺された美樹は死亡し、その血を飲んだランスが魔王になる。

しかし不幸条件はこれらのイベントではなく、ランスに犯されたショックで城を崩壊させた際に健太郎を巻き込み殺してしまい、彼を生き返らせるために魔王として覚醒することである（結局健太郎は生き返らせなかったようで、あの後彼の遺体がどう扱われているのかは不明）

旧設定

リトルヴァンパイア(SD高校二年生。健太郎とはふとしたことで半年前に出会って、それから毎週日曜日にデートする仲。元の世界に帰っている)

→ランス3マニュアル(高校一年生)

→ランス4マニュアル(元の世界に逃げ帰っている)

→鬼畜王(元の世界に帰っていない、健太郎とは幼なじみ)

→ランス6設定(健太郎に告白されたその日のうちにガイにさらわれる)

→ハニホン設定(中学二年生、健太郎には先日告白されたばかり)

人間関係

• 小川健太郎 / 大好きな恋人
• 日光 / 自分達を心配してくれる優しい人
• ホーネット / 自分を魔王にしようとしてる魔人
• サテラ / 数年前に護衛してくれた魔人
• ラ・ハウゼル / 数年前に護衛してくれた魔人
• ケイブリス / 命を狙ってくる魔人
• ランス / 良い人だけどえっちなおじさん
• シィル・プライン / 同じピンク髪の優しいお姉さん
• 山本五十六/優しいお姉さん
• ミラクル・トー/元の世界に帰るために色々協力してくれる人

修得技能

名台詞

• どうしたの、気でも違ったの。

  例によって例のごとく奇行を繰り返す健太郎に対して発せられたあんまりなセリフ。

• なにシリアスになってんの。

  人形を拾おうとした美樹に対して電波を受信したのか人形が呪われていると思いこみ、
  シリアスくさいセリフを吐いて拾わせまいとした健太郎に対するツッコミ。

• カブトムシとか落ちてこないかな。

  健太郎が突如木を叩き出した際のセリフ。
  初？のキャラグッズであるラバーストラップのパッケージに書かれるセリフとしてチョイスされた。

• だめよ、それを取るとこやしになるわよ。
• だめよ、それを取るとかわいそうな人になるわよ。
• だめよ、それを取るとぱらん、ぱらんになるわよ。
• だめよ、それを取ると頭がいたいになるわよ。
• だめよ、それを取ると虫歯になるわよ。

  ランスが美樹に「取る」を選んだ場合。自分の事を何だと思ってるんでしょう。

• 健太郎くんは健太郎くんなんだから健太郎くんスラッシュなの・・・。

  「くん」が大事なようです。

• 違うよ！健太郎くんは床が好きで好きでしょうがないだけなの！一日三回頬ずりしないと病気になるんだよ。

  ランスに健太郎が一緒にベットではなく床で寝ていることをツッコまれて。
  普通に考えるとヘタレているだけなのだが、健太郎ならマジかも知れない。

• あ…あの…おなかに赤ちゃん…いるの？
  少し…さわってもいい？
  （中略）
  いい子、いい子…早く出ておいでー…ふふ…

  嬉しそうに五十六のお腹をそっと撫でて、お腹の赤ちゃんに優しく話しかける美樹。
  五十六との心穏やかな交流、これが後に魔王化した美樹の心を救うきっかけとなった。

• おーつきさーん。まんまーるー。おほしさーまーきらきらー。
  違うよ、健太郎くん。そこは、ききららららーだよ。
  うんうん、じょうず、じょうず。

  綺麗な月と星を見てのんきに歌を歌う美樹と健太郎。
  バカップルのお気楽マイペースぶりは戦国でも健在。

• お前なんかっ…
  お前なんか、消えちゃえ！！
  大ッ嫌い！
  消えちゃえ、消えちゃえーー！！

  戦国ランスにて、ザビエルの使徒式部に健太郎が不意打ちで致命傷を負った際の台詞。
  正史における初の美樹の【消えちゃえボム】発動。それは地形すら容易く変える強大な力で、直撃した式部は消滅した。
  その凄まじさは魔王の力以上に、大事な健太郎を傷つけられた美樹の悲しみと怒り…健太郎に対する美樹の思いの強さゆえだろう。

• はーい。
  いくよーー魔王力ごー。
  ゆるりゆるりと溶かすのー溶かすー
  ご、ごめん……

  香姫の提案で美樹はシィル解凍を試みるが、美樹の頑張りとは裏腹に氷とシィルは粉々に割れてしまった。
  硬直するランスに、あわわと謝る美樹。
  魔力開放のときの台詞といい、美樹のマイペースな性格が表現された名（迷）場面。

• あっ……あか…ちゃ……ん……
  っ……く！！
  （中略）
  ああっ…ごめんなさい…五十六さん…私…

  五十六を見た美樹は破壊衝動を抑えて、放とうとしていた雷撃を自分に向けることで五十六とお腹の赤ちゃんを守る。
  そして自分の雷撃でダメージを受けた美樹は五十六の胸に倒れ込みながらも五十六に必死に謝った。
  五十六の存在があったとはいえ、自分の思いで破壊衝動を抑えて魔王化を回避。
  美樹自身の心の強さ、大事な人を守る為なら自分をかえりみない優しさを見せつけたシーン。

• うん…多分…
  ううん、出来なくてもやる。この人、悪い人。五十六さんに酷い事した、悪い人…
  あなた…きらい。
  消えちゃえ。
  ………ふう…

  サビエルの魔血魂を消せるかとランスに聞かれた美樹は、五十六の仇をとるんだとばかりに出来なくてもやると答える。
  自分に優しく接してくれて、自分が魔王化したときは身を呈して暴走を止めて優しく包み込んでくれた五十六は美樹にとって恩人であり、健太郎と日光の次に大事な人。
  式部が健太郎を傷つけたときといい、自分の大事な人を傷つけた相手は許さない。
  そんな美樹の思いのなせるわざか、力の加減ができない状態にも関わらず、魔血魂は美樹の言葉とともに難なく消去でき、事態は収束した。
  美樹の大事な人に対する思いの強さを実感するシーン。

• そう。日光さんは、私にずっと苦しめって言うんだ
  あんなにあんなにあんなに…………
  死んじゃいたいくらい苦しかったのに
  壊れちゃいたいくらいに我慢したのに
  もう――――――遅いよ

  地底奥深くで迎えた魔王覚醒のタイムリミット。魔王化を抑え込んで正気に戻るよう言う日光に対して。
  日光にしてみれば美樹を思っての励ましだったろうが、このときの美樹にとって彼女の言葉はどれだけ苦痛だったことだろう。

• けんたろ、う、くん……おねが……ころさな、いで……おねがい……
  な、んでも、する……します……
  わたし、なら……なんでも言うこときく、から……おねが、い……おねがい、します……
  わたし……殺してもいいから……

  健太郎を人質にとられた美樹はケイブリスに懇願する。
  大事な人を守る為に自分の身を差し出す。自分を犠牲にしてでも健太郎くんは助けたい。
  美樹がただ守られてばかりの存在ではないことがわかる名シーン。

画像

戦国ランスパッケージ

アリスソフト ラバーストラップ コレクション*2　一番左

ランス10

©アリスソフト

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