パステル・カラー -Pastel Kalar-
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解説 
カラーの女王。強力な呪いを多数操る。ランス・クエストの公式ヒロイン。
先代女王モダンの50人から居た娘のうちの三女で、パステルは女王になりたくなかったが、姉二人が病死したことにより、最終的に女王となった。強力な呪術の他に、攻撃魔法も黒色破壊光線を使いこなすなど、その戦闘能力は高い。また責任感も強いらしく、パステルが失踪すると村が機能不全を起こすほどの仕事を担当、処理していた模様。
英霊となった3人の女王と比べると、精神的に幼く不安定な場面が目につく。プライドが高く、それ相応の実力も持ち合わせているのだが、そのプライド故か屈辱を与えられたランスのことになると頭に血が上って周りが見えなくなる。また、人質をとってまで守ろうとしたリセットに説教されたときや、神具に身を包んで圧倒的な力を手にした状況から負けてしまったとき等、逆境に直面すると子供の様に泣きじゃくっていじけてしまう癖がある。ランス曰く「精神的にムラがありすぎる」。クルックー、トローチ先生曰く「ドジ」「ドン臭い」。一方で、手違いからかなみにかけた拡散モルルンを解いてやる*1等優しい一面もある。
カラーを付け狙う人間の事を嫌悪し、見下している。またランスに犯されて誕生した経緯から、我が子であるリセットに対して当初は「生まれてこなければ良かった」と吐き捨てた。他方、ペンシルカウの掟によると望まれずに生まれた者は自らその父親を殺すことで名誉が回復し、同時にパステルが強姦された不名誉な事実も消滅することから、リセットの成長を心待ちにもしていた。彼女はリセットにランスの血が流れていることで無理に嫌おうとしていた節がある。本心では愛情を注いでおり、リセットがランスにお持ち帰りされて行方不明になった際は取り乱して、泣きながら必死に探しまわっていた。そんな母の気持ちを知ってか知らずか、リセットからも慕われている。マグナムにおいては、バベルの拡散モルルンを解除することに怖じ気づいた自分を叱咤し共についてきてくれたリセットに対し、自分の誇りとまで言い切った。
ときどきリセットと比べてどちらが親でどちらが子供なのか分からなくなる。
ランス・クエストでは
極度なまでの人間嫌いから、受精の儀式を長らく拒否していたが、最近ようやく女王の自覚が出てきて行う事を決意した。しかし儀式の途中で侵入してきたランスに犯され、その復讐として「禁欲モルルン」の呪いをかける。その後リセットを身ごもり、出産。時期尚早だと反対するサクラを退け、ある程度大きくなったリセットにランスの殺害を命令するものの、リセットがランスに懐いてしまい目論みは失敗した。
ランスを殺害する為に形振り構わなくなったパステルは、ペンシルカウを結界で守る重要な役目を持った3つの神具を持ち出す。だが神具の対象を人間の男に設定したのが仇となって女のクルックーにあっさりと敗れ、バランスブレイカーである神具を全部奪われる最悪の事態を招いてしまった。
神具が奪われたことでペンシルカウの結界が解除され、ヘルマン第三軍の侵攻を許してしまう。動揺したパステルが大規模呪いを行使できないこともあって、多数のカラーが犠牲になる等深刻な損害が発生。ヘルマン軍はペンシルカウ・女王の館内部まで侵入し、パステル、リセットは命の危機にさらされるも、すんでの所でリセットからの救いを求める手紙を読んだランス達が駆けつけ、救われる。最後は女王の責務として大規模モルルンBを発動。女性であるアミトス1名を除くヘルマン第三軍の全員を殺害、事件は終息した。この際、男性であるランスに対して殺すような発言をするも、禁欲モルルンの方が上位の呪いであるため効かなかった。この事は最初からパステルは分かっていたようである。パーティーの他の男性キャラは根性で生き残った模様。ただし瀕死。
ペンシルカウが滅亡寸前に陥った事件後、ランスが生き残ったカラー達に慕われてしまったため更に気落ちし、自室に引きこもってしまう。挙句の果てに、自分のミスでヘルマン第三軍の侵攻を許した事を苦にして自殺しようとするが、ランスを倒して自信を取り戻させようとした歴代女王らによって体を勝手に拝借された。このときフル・カラーに体を奪われかけるもランスにより奪還。その後、礼としてシィルの呪いを解こうとするが叶わず*2、代わりにランスの禁欲モルルンを解除する。シィルを元に戻せず落胆、逆上したランスによる乱交の宴からも逃げずに最後まで残っていた。
マグナムでは
ヘルマン軍に攻め込まれたことで落ち込んでいる所を導く者に付け込まれ、女王の拡散モルルンによって負の感情をばら撒くために誘拐、利用される。最終的には助け出され、リセットのビンタで正気を取り戻す。
事件後はリセットの勧めで不本意ながらランスと和解。禁欲モルルンの呪いを解くも、今迄の呪いのお返しといわんばかり、直後にランスにベッドルームへ強制連行され、一晩中犯された。翌日クルックーから渡されたバランスブレイカーのマジックアイテムを消費して、シィルを一時は助け出すも再び呪いは戻ってしまっている。
奪われた3つの神具は後に法王ムーララルーとなったクルックー本人により返還される。クルックーはパステルに殺される覚悟の上で単身ペンシルカウを訪れたが、パステルはそれを察した上で自分の不甲斐なさも原因とし、これを不問として受け取った。
後日談ではランスを懲らしめるためにご先祖様の力を借り、廃墟となったバベルの塔に立て籠もる。 しかし無印と同様にご先祖様に身体を乗っ取られ、さらにランスに犯される悲惨な結果に終わる。
鬼畜王ランスでは
カラーの女王にして、クリスタルの森の統治者。人間と駆け落ちした母に代わって仲間のまとめ役をしているが、孤立し衰退していく一族の未来に危機感を抱いており、人間への不信感もいまいち拭い切れないでいる。
性格は穏やかで引っ込み思案だが、聡明で責任感も強いためカラーたちからの信頼は厚い。鬼畜王のパステルのデザインは、正史でのパステルの母モダンにまんま転用されている。
ゲーム的には
ランス・クエスト・マグナムでは
ステータスでは最強だがかなり使いにくい。カラー種なので戦場を選ぶことと、何よりモルルン不可なためである。W3ではモルルンが解禁され、本来の強さを発揮。
スキル面では光属性の魔法が充実、固有装備「女王の杖」の効率行動効果と併せて長く戦える。死に際の「女王の呪い」は強力。
人間関係
- ランス / 憎むべき男(マグナムでは、それなりに認めている)
- イージス・カラー / 信頼の厚い部下。裏切ったと勘違いしている。
- サクラ・カラー / 妹、部下
- リセット・カラー / 娘
- モダン・カラー / 母親、先代女王
- ビビッド・カラー / 祖母、先々代女王
- フル・カラー / 曾祖母、先々々代女王
- ソミータ・カラー / (鬼畜王ランス)部下、幼馴染
修得技能
特記事項
- 泣き虫
名台詞
- 「やーーなのー、もうわらわ、やーーなのー！」
人目をはばからず号泣するカラーの女王75歳。 普段は気丈に振舞ってますが、スイッチが入ると止まらないようです。
- 「うあーーん、神具とられたー！」
- 「わらわのーーー！アレわらわの神具なのーーー！」
調子に乗った結果、結局こんな有様に…
- ｢･･････あ、あ･･････ああ･･････｣
- ｢む･･････むり･･････｣
汚染塊の呪い解除前
画像
かなみには負けるもかなりの"かわいそう"キャラ
©アリスソフト
コメント
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*1 土下座までしたかなみの必死さもあるだろうが。
*2 パステルより上位の存在である魔王が掛けた呪いだった為。
