ガード
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ランス・クエストで登場した大陸世界で代表的な冒険者職業の一つ。前作である戦国ランスの足軽のコンセプトを引き継いでいる。
JAPANの足軽は機動力で味方を庇いに向かう能動的なスタイル故に軽装に槍一本の出で立ちだが、大陸のガードは手持ち盾や鎧を使った受け技術に比重を置いている事から比較的重装甲。攻撃よりも守備に向いたステータス・スキルで、パーティの盾役となる。味方ガードという範囲内の味方への攻撃を自身が代わりに受け止めるスキルはガードの代名詞。RPG界隈ではこういったターゲットコントロールの役回りは古来*1より存在しており、主にメイン盾「タンク」と呼ばれる。同じ前衛職のファイターやスパルタは攻撃寄りなのでボスなどの強力な攻撃を引き受けるのはガードの役目になる。一般に攻撃力は低く、防御力、体力、魔抵力が高い。以前あった技能でもある盾防御も兼ねると思われる。ランス9では自身がターゲットされやすくなる「挑発」を使ったヘイト管理型に変化したが役割は変わらない。
大抵はファイターやスパルタ同様に攻撃技術に関する技能も持っており、盾を使わずに戦う人物に関しては外見での職業判別が難しく、実際に他職との掛け持ちも多いことから少々アバウトな職業である。
その役割上、軍事的に見てもポピュラーな兵種であり、AL教のテンプルナイト・リーザス軍の第2軍騎士(青の軍)・ヘルマン軍の装甲騎士など、防衛戦を担当する騎士は概ねガードと見られる節がある。新生ゼス軍は火力役として大量のソーサラーを抱えている事から前衛部隊の大半がガードという極端な採用比率を取っている。
ゲーム的には 
ランス6では 
この時点でガード(足軽)の素地ができており、味方ガードを所持するタンク役としてロッキーとパットンがいる。変わり種として無敵技を持つカロリアもいる。
ランスクエストでカロリアがガードにされたのはここで壁役としての存在感を残したのが大きい。
戦国ランスでは 
JAPANでは足軽がガードに相当し、補充費は安く、味方ガード中はダメージ半減なので防御の要となる兵種である。数を増やしやすいため、攻撃役としても活躍できる。
素の装甲は薄いためガード解除を使える僧兵が天敵。より詳しくは足軽の項目を参照。
本作では大陸側からリーザス親衛隊(金の軍)が「騎士」*2という専用兵種で参戦しており、足軽と同じ味方ガード持ちながらガード解除状態でも素の装甲が分厚いなど大陸ガード的なテイストが見られる。
ランス・クエスト マグナムでは 
体力、物理耐性、魔法耐性が高く、ダメージカット能力もあって、全職業中最も堅い。
今作ではカウンター持ちが味方ガードを発動しているとカウンターできない仕様。てるさんがパットンを恨めしそうに見ている。
防御系スキルが豊富にあり、庇う行動でアタッカー等を護ることができる。ただし、庇う行動は列攻撃や全体攻撃に無力である。
初期メンバーのサチコ、前作から毛利てると香姫、ランス6からロッキーとカロリアの5キャラクターがガードとして参加した。
ランス9では 
前作に引き続き職業の1つとして採用された。
今作は各ユニットの配置が俯瞰視点で見えるSRPG方式であり、味方ガードで全ての攻撃を一人が受け止める事は描写的にも現実的ではないからか性能が多少変化した。
自身を狙われやすくする「挑発」や隣接する味方への攻撃を庇う「守護」で味方を守るといったコンパクトな役回り。タイプとしてはランス6に近い。
敵AIのガードへのターゲット優先度は低いため、能動的に引き付ける必要がある。
装甲・HP・粘りの高いヒューバート、挑発率が高く魔法対策の要となるピッテン、ステータスが高く射程2の物理攻撃を持つ戦姫の3キャラクターがガードとして参加した。
ランス6でタンクとして活躍したパットンはスパルタ枠になったが挑発と守護を持っているため実質的にガードである。
ランス10では 
ゲーム内での職業分け表記はされなくなったがスキル傾向に反映されている。また、拠点クエストの「ガード達の活躍」など、ガード職に焦点を当てた話もあり存在が消えたわけでは無い。
過去作で足軽・ガードだった面々の多くは編成効果でHP・物防・魔防・状態異常耐性などの防御ステータスを上昇させるパッシブスキルを持つ。
味方ガードも使用者は減ったが健在。支援配置スキルとなり物理防御を上昇させる。
引き続き味方ガードを持つのはロッキーとパットンのランス6コンビ。新規だとコルドバ、BS、サーナキア(Lv8)、クルーチェ、意外なところだとシーザーやロナ(囚われ)も*3。
味方ガード1~3と数字が振られるようになり、数字が大きいものがより上位のスキルとなる。特にコルドバが持つ3は壊れと評判。
汎用兵だとヘルマン騎士がデザイン通りといった感じで全タイプでガード系のスキル構成。
主要スキル 
- 味方ガード:いわゆる「かばう」。味方の代わりに攻撃を受ける。発動確率は低いがパーティ全員が対象の「全体ガード」というスキルも。
- 盾反らし:いわゆる「パリィ」。一定確率で攻撃を受け流してダメージを回避する。ランス9においては受け流しシステムで登場。
- 武器壊し:受けの技巧で攻撃してきた相手の武器を破損させ攻撃力を下げる。手足も痛めるのかスパルタ*4にも有効。
- 盾パンチ:しょぼい攻撃スキル。ピヨらせる等の追加効果に期待。
- 踏ん張り:戦闘不能になるはずの攻撃を受けたとき、ぎりぎり踏みとどまる。*5
- 抜け駆け:最初のターンだけ素早さが大きく上がる。先制味方ガード用。
- 挑発:敵から狙われやすくなる。(ランス9)
- 守護:隣接する味方が攻撃された際に一定確率で身代わりに受ける。(ランス9)
代表的なガード職 
名前 | 登場作品 | 解説 |
カロリア・クリケット | 6/8/10 | 今は滅びたムシ使いの末裔。ガードの能力を持つムシ「じいさま」を右足に住ませている。 数々の固有スキルでゲーム屈指の有能なガードとして活躍。本人はガード技能を持っていないのだが「ガード達の活躍」ではガードとして招集された。 |
香姫 | 7/8/10 | JAPAN出身。ランスを兄と慕う殺人団子姫。戦闘時は実兄(信長)に特注したゴツい甲冑で身を守る。 軍師とガードの掛け持ち。(足軽) |
サチコ・センターズ | 8/10 | ランス・クエスト初期メンバー。呪いの盾「ヒロシ君」を装備したため強制的にガードをやらされている。 後日談では展開次第で世界屈指のガードに成長することも。 |
バッティング・センターズ | 8/10 | サチコパパにしてAL教のテンプルナイト団長「BS」。 ガード技能とヒーラー技能を併用する神官戦士。 |
ロッキー・バンク | 6/8/10 | ランスを慕う押しかけ召使い。技能LVは持っていない。 ガードでは珍しく斧を得物とする |
パットン・ミスナルジ | 6/9/10 | 放浪中の元・ヘルマン皇子。持ち前の耐久力で受けつつ格闘技能由来のカウンターで反撃するタイプ。本職はスパルタ職だが非常に優秀なガードでもある。 「ガード達の活躍」ではガードとして招集された。 |
ヒューバート・リプトン | 9/10 | パットンの親友。ランス9では武器防具をJAPAN製で統一しており見た目は武士。 ガード技能を持っているが本職はファイター職。 |
毛利てる | 7/8/10 | JAPAN出身。カウンターがしたくてガード職に就いた戦闘狂。(足軽) 掃除道具のはたきを模した小型武器を使う。 |
徳川千 | 7/9/10 | JAPAN出身。ギリギリの命のやり取りがしたくてガード職に就いた戦闘狂。(足軽) ランス9では唯一の足軽出身で槍の長さが反映されておりリーチが長い。 |
ピッテン・チャオ | 9/10 | パランチョ国王の兄。黄金騎士。 優れた |
コルドバ・バーン | 10 | リーザス第二軍の将「リーザスの青い壁」。最硬の味方ガードの使い手。 非常に高性能なのだがイベント死しやすく、死亡フラグ折りに苦労する。 |
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Tag: 職業
*1 今のタンク概念の雛形は70年代のTRPG界隈にはすでに存在していたがそれは物理アタッカーも兼ねており、現在のような前衛職をより細分化する発想が生まれたのはMMOの始祖であるMUD(マルチユーザーダンジョン)界隈と言われている。
*2 武士には騎乗動物を使う騎馬隊がいるのに対し、騎士が歩兵のみというのは些か奇妙ではあるが
*3 ロナの場合はブラックジョーク的な意味合いが強い
*4 魔人カイトですら例外では無い
*5 ランス9ではねばりの値分の確率で発動する「ねばり」がこれに相当する。