徳川千(戦姫 - とくがわ せん/せんひめ)

解説

死が身近に迫るようなギリギリの負け戦が好きという困ったお姫様。

本名は徳川千。千姫と呼ぶのが正しいが、戦好きであることをかけて戦姫とあだ名されている。戦好きの割にほとんど傷をもらわず、防御が上手で運もよい。愛用する得物は長巻。

三河を治めていた徳川家の姫君であったが、あるとき妖怪狸の家康に家を乗っ取られてしまう。戦姫も抵抗し、狸妖怪相手に大暴れしたのが相当手を焼かせたらしく、ランスが徳川家康を倒すまでずっと地下牢で拘束されていた。徳川家の正統後継者であるが後を継ぐ気は皆無。

ランスが三河を征服した際に、牢屋で拘束されたまま強姦されてしまう。露骨にセックスを求めるランスに対して、戦場での高揚感の方がよいと言い切る筋金入りの戦好き。ランスに抱かれる条件として、ギリギリの負け戦を3回やらせるように求めるイベントが発生する。

牢で抱いた後の会話(腹を掴んで「胃を鷲掴みにするつもりだった」)や、ランスの腕を掴んでそのまま振り解かれずに引きずっていくなど、握力や腕力はかなり強いと思われる。

装備は長刀である「慈恵之殺怒」、後に運命武器の長刀「銀杏吹雪」に持ち替える。鎧は「戦姫専用大袖」。戦姫を支持する有志が勝手に作ったすごい出来のワンオフらしい。見た目と違い防御力は高い。

ランス9では

第四軍の傭兵として雇われるが、ゼノフォビアにしてミソジニストの将軍ネロに疎んじられて飼い殺しの状況に置かれていた。第四軍壊滅の折、自暴自棄になったネロが本来守るべき民を道連れに自害を企てるにいたり、もはや外道であるとして狂乱のネロを斬り捨てた。その直後、ランスと再会。無法者の一員に加わる。

「三匹が～」ではかなみと一緒だった事もあり、かなみとの会話イベントでは「これで鈴女もいればまさしくあの時の再来だ」と述べている。なお鈴女が亡くなった事は既にランスから聞いていたため知っている。

なにかと忘れがちだがもともと一国の姫である。育ちの良さからくる気品や優雅さといったものをごく自然に持ちあわせており、そういった存在になりたいチルディとは絡むことが多々ある。茶道や裁縫が得意らしく、おまけに家事LV2にして子育てLV1という、将来のゴッドマザー候補*1。戦闘系までふくめて技能LVを5つ持っているすごい逸材である。

負けそうなギリギリの戦いが大好きという性格はあいかわらず変わっていない。マハ・マーガレットの策略でハニー軍団との対決を迫られたときは、救援にかけつけたランスにいい笑顔を浮かべてから気絶した。周囲（特にチルディ）からは異様な趣味だと思われ、「マゾ」「トラウマ」「呪い」「悪魔憑き」などなど散々な言われようである。本当に呪いを受けているのか真相を探ってみよう……という口実でエロ展開に持ち込む肚のランスに催眠術をかけられたり、法王クルックーに調べられたりしたものの、呪いつきその他不具合はいっさい感知されず、当初ランスが主張していたとおり本当に戦いが好きなだけであった。名声には興味がない、痛い事は嫌い、無闇な殺生もまた嫌い、しかし戦が異様に好きである。とはいえ、周囲があまりにも変だ変だといぶかしむので、さすがの戦姫もランスに催眠術をかけられた際には「自分はおかしいのだろうか」と少々気にしている様子を見せていた。

ランスの運命の女の一人であると判明した。黄色いトリによる夢のお告げを受け、電卓キューブで「銀杏吹雪」を手に入れる。その際にランスの子を身籠っていた事を告白した。

真エピローグでは「胎教」という名目で刺激を求めて魔物界へ行こうとする戦姫であったが、チルディとランスに止められ縛られた上で無理矢理連れ戻された。

ゲーム的には

戦国ランスでは

徳川家康やその配下とは排他関係でどちらかしか加入させられない。兵種は足軽で能力は高めで速さ7が光る。足軽自体重要な兵種なのでそれなりに使えるが、装備スキル的にてる等の一線級の足軽には劣る。自動回復も補充が容易な足軽にはやや死にスキルかもしれない。一応、全体ガード持ちなので敵が後衛攻撃可能な時は活躍が可能だろう。

真価は個人戦といいたいが、幽閉されていたせいか、初期レベルが低い。才能限界はサブキャラではトップクラスに(戦国どころかシリーズ全体を見ても)高いのでレベルをあげれば、個人戦の主力の一人にはなる。

戦好きなので、一定期間出撃させないと織田を見限り出奔してしまい、以降登場しない。これを防ぐためには定期的に出撃させるか、イベントを進めて好感度を愛情にしてしまえば出奔しない。

ランス9では

ややファイター寄りのガード職にて参戦。長刀使用のため射程が2で、他キャラの後ろから攻撃できるので便利。 他のガードに比べると装甲が低く守護率も低めと防御性能は悪いが圧倒的なねばりの高さで誰よりも長く戦場に留まれるため 回復が追いつかないボス戦やダメージ＝ほぼ即死となる周回プレイ時において頼りになる。ねばりの成長コストも全キャラ中最も低いので簡単に伸びる。

必殺技「三河乱舞」は自分の周囲をなぎ払う、ママトトでいえばライセンの仕様。威力は通常攻撃の1.5倍、回数2でゲージ消費は軽め。 挑発が周囲範囲６マスと狭めで盾役とするためには必然的に敵陣に突っ込む必要があり、敵に囲まれ乱戦となることで必殺技が生きてくる。

特記事項

• 仕官させても一定期間戦場に出さないと出奔して抜けてしまう辺り、鬼畜王のクリーム・ガノブレードそっくり。
• 戦国ランスのマニュアルによると、デザインの元はゼノ◯ーガシリーズのコス◯ス。もっこ→モッ◯ス(邪神像)→コ◯モス(本物)という連想から。土田もっこ用のデザインとして上げられた物がシナリオの変更で流用されたとのこと。
• LP6年現在では大陸に渡り、戦を求めてヘルマン方面に向かったらしい。

人間関係

• 徳川家康 / 国を奪った怨敵
• ランス / 愛する男。夢のお告げの運命の相手。
• 見当かなみ / 一緒に冒険した仲。
• 鈴女 / 一緒に冒険した仲。
• ピグ・ギリシアム / 懐かれる。仲良し。
• チルディ・シャープ / 一方的にライバル視されて、一方的に心配されている。

名台詞

• 「確かにそれなりに女として気持ちよかったような気もするが…」

  ランスにもう一度セックスをしようと言われた時のセリフ

• ランス「ヘルマン軍めっちゃ強い。
  　　　　俺達は少数部隊だ、数万の大軍に喧嘩を売っているのだ。
  　　　　多分、いつか負ける。」
• 戦姫「いや、勝つさ。　ランス、お前なら。」
• ランス「お、俺様をそんな信頼に満ちた瞳で見るな･･････」

  ランス9より
  かつて死線を共に潜り、遂にJAPAN統一を見ていた彼女。
  ランスに対する信頼を伺えるシーン。

• この料理は私の故郷の郷土料理なんだ。
  一度でいいから、
  大将に食べてみてほしかった。

  ランス9より
  魔法ハウスで山菜鍋を振舞う千姫
  負け戦フェチ以外はほんとにいい娘である

• 戦姫「でも……大将に守られるのなら、悪くないと思った。」
• ランス「おっ、そーかそーか。　がははは、戦姫も変わったなぁ。」
• 戦姫「よく言う……」
• ランス「ん？」
• 戦姫「お前が変えたんだ。私をそういう女に。」
• 戦姫「愛してるよ、ランス。」

  ランス9(戦姫ルート)より
  ミネバとの一騎打ちに勝利し、気絶してしまったランスが戦姫に膝枕されながら目を覚ますシーン。
  戦をする事でしか自分の価値を見出せなかった千だが、初めてそれ以上の存在があるという事に気付いた。
  戦国ランスで、戦の次にランスが好きだと言っていた戦姫と比較すると非常に感慨深い台詞。

画像

戦国ランス ランス9

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