Rance III ストーリーダイジェスト
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Table of Contents |
プロローグ
LP2年4月頃。ヘルマンの王子パットン・ミスナルジが自分たちパットン派の現状を打開するために、魔人ノスたちと手を組みヘルマン軍の第3軍を率いてリーザスに侵攻した。突如リーザス城内に現れたヘルマン軍にリーザス軍は為す術無く次々に撃破されていく中、王女リア・パラパラ・リーザスとその侍女マリス・アマリリスは敵の中に魔人の存在がある事に気づく、同時に奴らの狙いにも・・・。魔人の狙いがカオスであると知ったリアは、マリスに知識のガードを自分たちにかけさせ口封じをした後、配下の忍者である見当かなみへ一つの命令を下す。「リーザス聖盾を持ってあの方の元へ向かいなさい」と。こうしてリーザスの命運はあの男に託されるのであった。
ランス、冒険へ
一方のランスはリーザスがそんな事になっているとはいざ知らず、いつものように怠惰な生活を送っていた。本格的に前回のカスタム陥没事件で稼いだ(相手の足元を見てぼったくった)金が底をつき始めたため、そろそろ仕事をするかというランスの元にかなみがやってきた。かなみはランスにリアの救出をお願いするが、ランスはあっさりと拒否する。しかしシィルによる説得と、救出してくれればお礼に財宝が貰えると言うかなみの一言にやる気を出し、リアの救出を承諾する。そしてついでに手付け代わりとばかりにかなみとえっちする事を要求したのだった。
だが問題が発生する。かなみが任務通りにランスにリーザス聖盾を渡したが、ランスが所持しているはずのリーザス聖剣とリーザス聖鎧が見当たらない。なんとランスは遊ぶ金欲しさに、カスタム陥没事件時にリアに貰った聖剣と聖鎧を武器屋に売っぱらっていたのだ。ランス曰く「結構良い値で売れた」だそうだ。ちなみに売値はセットで2000ゴールド。
ローラ・インダス
武器屋から聖武具を買い戻すため、キースから仕事を貰ったランス。ローラ・インダスという娘をモンスターのリスの元から連れ戻すため、リスの洞窟へと向かう。そしてリスの洞窟内で聖武具所有者と間違われて襲われたラーク&ノア、さらには魔人サテラと遭遇する。しかしランスの馬鹿丸出しの態度に、馬鹿がうつるとサテラたちはそのまま退却し事なきを得る。その後ランスは本来の目的であるリスをぶちのめし「ローラが本気で好きなら人間になってから出直して来い」と告げた後、奥の部屋に隠れていたローラを襲った。キースから成功報酬を得てから再び武器屋に行くと、今度は聖武具が泥棒に盗まれていた。怒ったランス達は腹いせに店主をぶっ殺し、カンラの街から送られてきた手紙で聖武具を盗んだのがローラであると言う事を知る。
悪魔の洞窟
ローラを追ってカンラの街に着いたランスたち。街でカスタムがヘルマン軍と戦っているらしいと聞きつけたランスは、自分の女であるマリアや志津香たちを助けに行く事に決める。カスタムへ行く為には隣街のラジールを通過せねばならない。しかし既にラジールはヘルマン軍に制圧されており、交通封鎖が行われていた。難題にぶつかって困っていたランス達の前に、カスタムの神官であるロゼが姿を現す。彼女の話では悪魔の洞窟という、カスタムの街からカンラの街への抜け穴があるとのこと。悪魔の洞窟へ向かったランス一行は、洞窟の入口で見知った顔の悪魔を見つける。
以前ランスに騙されて願い事を叶えさせられた挙句に、契約破棄させられた女悪魔が洞窟の門番をしていたのである。本来は結構高位の悪魔だったのだが、ランスのせいで降格されたらしい。 洞窟の中へ入ろうとするランスたちの前に立ちはだかる女悪魔。どうやっても中へ入る事が出来ないため、この場所を教えたロゼに文句を言うためにカンラへ引き返すことに。「ああ~ん!」ロゼは相変わらず悪魔とのえっちに耽っていた。彼女の話では悪魔は名前を知られると、下僕にならないといけないルールがあるらしい。そこでロゼの下僕である悪魔ダ・ゲイルに協力してもらい、あの女悪魔の名を知ることにしたランス。
女悪魔の名はフェリス。彼女の本当の受難はここから始まるのだった…。悪魔の洞窟内にて善人は通れない通路「悪魔の通路」を通るために、光の神のプレートを踏む事を要求されたランスは 遠慮なく光の神のプレートを踏みまくり、通行許可を得て先へ進む。
リーザス解放軍
洞窟を抜けたランス達は出口でマリアたちと遭遇する。カスタムの戦況は芳しくないようで、ランは負傷し、現在戦える者も少なく、圧倒的戦力差により敗北の気配が漂い始めていた。そこでランスは敵を内部から叩く為、カスタム防衛隊の総司令官であるマリアを拘束し、ヘルマン兵になりすましてラジールのヘルマン軍前線司令部へ向かう。
変身能力を持つラジール司令部の司令官ヘンダーソンを、ストーンガーディアンに変身する前に騙し討ちでサクッと斬り殺す。建物地下の鍾乳洞でリーザス軍を魔法で洗脳し操っていたナースを、セクハラして襲うことで集中力を妨げ、リーザス軍を洗脳から解放した。こうして洗脳が解けたリーザス軍の反撃によりヘルマン軍の撃退に成功、カスタム防衛隊とランスたちの手によってラジールは解放されたのだった。その後マリアたちはリーザス解放軍として、自由都市地帯に侵攻してきたヘルマン軍に対抗すべく活動を開始。まずはレッドの解放へ向かった。
レッドの街開放
ランス達は本来の目的であるリア救出のため、解放軍とは別の独自路線で進むことに。と言うよりは志津香達が約束の夜這いに(ランスの一方的な約束だったが)来なかったためランスが拗ねた。
そしてラジールの街でついに聖武具を盗んだローラを発見するも、聖武具の返却は拒否される。仕方なくとりあえず先に進むも、レッドの街はヘルマン軍に制圧されていて、またもや通行止めを受けてしまう。一方の解放軍はレッドの街の解放に失敗。敗因はチューリップ3号が燃料不足で、実戦投入に間に合わなかったためだ。
マリアはランスに協力を要請するが、ランスはやっぱり拒否する。解放軍の全指揮権の譲渡と志津香とえっちする事を条件に協力を承諾、まずはチューリップの燃料のヒララ合金の採取とミリの救出のため烈火鉱山へ向かう。ランスの手によってヒララ合金を手に入れた解放軍は、チューリップ3号をついに実戦投入。怒涛の快進撃で勝利し、レッドの街のヘルマン軍残党を一掃。
その時に出会った神官セル・カーチゴルフの案内で、ヘルマン軍のレッド司令部に辿り着く。司令官フレッチャー・モーデルたちを軽く挽肉にした後、フレッチャーと一緒に居た魔人アイゼルにランス達は挑もうとするが、このまま戦えばフレッチャーの仇を討つようで嫌だと、アイゼルは妖術で操っている一人の女騎士を残して撤退する。
アイゼルに洗脳されているリーザス親衛隊隊長、レイラ・グレクニーを返り討ちにした後に保護下に置く。レッドの街は完全に解放されたのだった。保護したレイラはアイゼルにかけられた妖術の副作用により、危険な状態にあった。ランス達はレイラを助けるためユニコーンの蜜を求め、迷いの森へ向かい処女のセルの協力で蜜の入手を成功させレイラを元に戻す。
魔人サテラ
その晩レッドの解放軍司令部に侵入者が現れる。魔人サテラが聖武具の所有者がランスであるとつきとめたのだ。サテラ達はランスらをあっさり退けて聖盾を奪い、残りの聖武具との交換を条件にシィルをハイパービルへ誘拐していった。一方ヘルマン軍は、解放軍を潰すために各地から終結しつつあった。ヘルマン軍の戦力が集結しきる前に叩くべきだと冷静にマリアは進言するが、ランスはシィルの救出を優先する。
乗り込んだハイパービル内で、本当に根性で人間になってしまったリスと出会う。ランス達は一旦ローラの居るラジールへ引き返し、リスと交換でローラが盗んだ聖武具を取り戻す。 魔人に残りの聖武具を渡すつもりは毛頭なし、だがシィルはしっかり返してもらうと、ランスらは再びハイパービルへ乗り込んだ。最上階へ向かう途中、エレベーター前に陣取っていたサテラの使徒シーザーとイシスをかわし別ルートで最上階へ。ハイパービル最上階では、サテラ一人が一番奥の部屋で待っていた。そのまま突っ込もうとするランスに、セルは自分が持ってきた結界で封印する事を勧める。封印する事にしたランス達は、部屋の四隅に結界志木をセット。奥の部屋に居るサテラを挑発し部屋の真ん中まで誘き寄せた。
それから素早くセルは魔封印結界を発動させサテラを束縛。ついにサテラ封印まで後一歩と言う時に部屋にイシスが現れ、封印寸前のサテラの身代わりに魔封印結界を喰らい消滅した。続いて現れたシーザーは己の主の消耗具合を不利と感じると、ランス達の追撃を許さずに素早く撤退する。ランス達はあと一歩及ばず魔人を逃したが残された人質のシィルの救出と聖盾の奪回は成功させたのだった。
奇襲作戦
ランスがシィル救出を優先している間、へルマン軍は第3軍将軍のトーマ・リプトンを中心に解放軍を叩く戦力を集結させていた。数で劣る解放軍が勝つために、ランスはかなみを使いある作戦を実行する。ランスがかなみに与えた任務は敵の指揮官クラスの人間を拉致し、ヘルマン軍の作戦を聞き出して奇襲をかけようと言うもの。指揮官クラスの人間の誘拐は見事成功し、セピア・ランドスターはランスの拷問によって自分たちの作戦を吐いてしまう。現在へルマン軍が夜営している場所を聞き出すとランスは解放軍に素早く軍備を整える命令下しテラナ高原へと向かった。テラナ高原でヘルマン軍を確認すると、解放軍は素早く奇襲を開始した。突然の奇襲を喰らい、ヘルマン軍は指揮系統が完全に混乱する。
だが夜戦と言う状況もあり、解放軍も指揮系統が混乱し、両軍入り乱れた乱戦状態に突入した。解放軍が次々にヘルマン軍を撃破していく中、将軍トーマは軍の撤退を命令するも、混乱した指揮系統では十分に伝わる事は無かった。
その頃少し離れた場所で、解放軍とヘルマン軍の乱戦を観戦する魔人アイゼルはヘルマン軍の敗北を確信していた。しかしアイゼルは解放軍の戦力を少しでも減らすために、自身の使徒である3姉妹に協力魔法、黒色破壊光線でチューリップ3号を破壊させる。アイゼル自身も3姉妹と共に乱戦の中へ参戦していった。
ランス達の方では志津香と逸れたり、マリアのチューリップ3号が破壊されたりしたが確実に撤退しそびれたヘルマン軍の残党や、3姉妹の使徒を倒していく。こうして戦いは解放軍の勝利に終わり、制圧されていた自由都市地帯はヘルマン軍から完全に解放されたのである。
ノース、サウス開放
一方リーザス城に居るパットンは追い詰められていた。度重なる敗戦でヘルマン第3軍は殆ど戦力を残しておらず、ついに制圧していた自由都市地帯までもを失った。そしてシーラ派の策略により、当てにしていたヘルマンからの援軍はついに送られてくる事はなかった。快進撃を続ける解放軍はとうとうリーザス王国へ入る事に成功する。オクの街に軍司令部を設けた解放軍は、要塞都市のノースの街とサウスの街をどう攻めるかの作戦会議をしていた。
そこでバレスはノースとサウスを二手に分かれて同時に攻めることを提案する。ランス達がノースを落とし、、バレス達がサウスを落とすという作戦で行動を開始。ノースの街へ侵攻したランス達は、次々に重装甲兵たちを倒して行き、ついに将軍トーマの元へ辿り着いた。しかしトーマに忠実な部下たちは、トーマに退却する事を懇願し、彼の退却の時間稼ぎをする。
部下たちの命がけの時間稼ぎはトーマを無事リーザス城まで退却させる事に成功し、ランスたちはノースの街を解放に成功した。一方サウスを攻めていたバレスたちはサウス攻略に失敗、ミネバを一人残し退却していた。ミネバは自分の部下を囮に使い、サウスの防御システムである落とし穴でバレスたちに多大な損害を与えていた。
軍司令部に戻ったランスは、もう一度サウスへ進攻させて欲しいと言うバレスを押しのけ、自らミネバを討ちにサウスへ向かった。サウスへ到着したランスたちに、ミネバはリーザス親衛隊の女を人質に取り、ランスとの一騎打ちを要求する。それに応じたランスは殺し損ねるも、見事ミネバを打ち負かしサウスの街を解放した。
志津香とアイゼル
そのころ志津香は小屋で手当てを受けていた。テラナ高原での戦闘でランス達と逸れ一人で戦っていた時アイゼルと遭遇。そのまま戦闘でのダメージで気を失った志津香は、アイゼルにこの小屋につれて来られていた。アイゼルは戦場で一人で戦う志津香に一目惚れし、傷ついた彼女を手当てしたのだ。アイゼルは志津香に思いを打ち明けようとするも、途中で止めそのまま小屋を出て行く。志津香はアイゼルが居なくなった後少し後ろ髪を引かれるも、解放軍と合流すべく小屋を出るのだった。
リーザス城攻略
サウスを解放した後オクの街に戻ってきたランスたちは、戻ってきた志津香と合流する。残りはリーザス城を解放するだけとなり解放軍の士気高まる中、ランスはリーザス城攻略に乗り出した。攻略の作戦は、まずマリアやバレスの先行部隊がリーザス城の城門を開門する。続いてランスたちの本隊が一気にリーザス城へ雪崩込んで解放すると言う波状攻撃だった。勝利を確信し先行隊の開門を待つランスの前に、マリアたちが作戦失敗の報告に現れる。城門に迎撃装備が大量にあり、見事にやられたと言うのだ。
仕方なくオクまで撤退することになった解放軍。そこでバレスがサウス側からならあれだけの迎撃装備は短期間では移動は出来ないはずと進言。しかしランスは失敗続きのバレスを降ろし、レイラに先行隊の指揮を取らせ、今度はサウス側からリーザス城を進攻することに。今回も先行隊が城門を開け本隊が止めを刺すという作戦で行くも、リーザス城の防御力と配置されたモンスターが原因で再び作戦失敗に終わる。2度の敗戦で戦力を大きく消耗してしまった解放軍は、別の作戦を考えるしかなかった。その晩宿屋でなんとか勝てる方法を考えていたランスはある一つの作戦を思いつく。城門が突破できないなら潜入してから門を開ければ良いと。
ゴールデンランス作戦
翌日、ランスが考えたトロイの木馬的作戦の「ゴールデンランス作戦」を実行するべくゴールデンハニーを捕獲。内部を改造している間に、リックを解放軍の使者としてパットンの元へ送り込んだ。「ヘルマンの力に解放軍は降参するから兵は助けて欲しい、これまでのお詫びとしてゴールデンハニーの亡骸を献上したい。」と言う解放軍の嘘のメッセージをリックから伝えられたパットンは、ハンティのどう考えても怪しいという助言を聞かずランス入りゴールデンハニーを受け取ってしまう。
こうしてはランス、シィル、かなみ、志津香、ミル、レイラはリーザス城門内への侵入に成功した。まんまとリーザス城へ侵入したランスたちは、リア救出組と城門開門組に分かれて行動を開始する。かなみの案内で秘密の通路を通り、地下牢へ潜入したランスたちは、ついに牢に捕まっていたリアとマリスの救出に成功したのだった。一方開門組も作戦通り見事城門の開放に成功していた。開放された門から解放軍がリーザス城へ雪崩込み、リーザス解放戦争もいよいよ最終局面を迎えようとしていた。
魔人ノス
その頃リーザス城最上階のパットンは解放軍の城内侵入の報せを受け、ようやく解放軍の嘘に気づき激怒していた。ハンティはもうここまでだと悟り、よくやったよとパットンにカラーの森へ退避させようとする。しかしまだ諦めきれないパットンは、自分にはまだ最強の手駒が残っている事に気づく。パットンは魔人ノスに解放軍の皆殺しを命令するが、ノスはパットンに「お前にはもう利用価値は無いな」と離反しようとする。ノスの裏切りを知ったパットンは、あらかじめ魔人対策に仕掛けておいた結界志木でハンティに魔封印結界を掛けさせた。
だが強力な魔人であるノスに対して魔封印結界は全く効果が無く、あっさりと撥ね返してしまう。ノスの力に改めて恐怖を感じたパットンは、すぐさま兵にノスの処刑を命ずるも兵は瞬殺され、間に割って入ったハンティの魔法火炎流石弾でノスは火達磨になるもまたもや無傷で済む。そしてついにノスにハンティが倒され、パットンは瀕死の状態になってしまう。まだ何とか動けたハンティは瀕死のパットンを抱え、決死の覚悟でアドミラル空間への転移を決行する。ハンティたちが逃げたあとにその場に残ったのは、ノスの無様に逃げるパットンへの嘲笑だけだった。
魔王ジル
一方リアたちを救出したランスは、魔人に対抗出来るカオスを入手するため、封印の間へ行こうとしていた。封印の間への道はリーザス聖武具を装備した戦士と、リーザスの正当な血統者が2人で台座の上に立つ事で開かれるとの事。ランスとリアは2人で台座の上に立ち、封印の間への道を開いた。封印の間へ入ったランス達は床に張られた結界を通るため、全員服を脱ぎカオスの置いてある間へ足を踏み入れる。そしてランスは棺の前に突き刺してあった魔剣カオスを抜き去った。
魔剣カオスの感触を確かめているランスたちの後ろから声が響き渡る。そこにはマリスのクビを掴み上げた、魔人ノスの姿があった。ノスの方へ向き直り、マリスの開放を要求するランスたちを無視してノスは信望する己の主に声を掛ける。ジル様封印は解けました
さっきまで誰も居なかったランスたちの後ろの棺の上に、裸の女が出現していた。この女こそかつて人類をどん底に叩き込んだ、史上最悪の魔王ジルその人だった。ジルは己を復活させてくれた礼を言うと、ノスに自分を縛るカオスの破壊を命令した。ノスはマリスと交換にカオスをランスから奪い、根元から真っ二つにへし折ってしまう。ジルは復活させてくれた彼らに、礼としてせめて命は助けてあげましょうとノスを連れランスたちの前から去っていった。
魔剣カオス
破壊されカオスを失ったと思っていたランスたちの前でいきなりカオスが喋りだす。女を抱かせてくれれば、自分は再び復活する事ができるというのだ。まずマリスが名を挙げるも二十歳以上は嫌だと拒否。かなみも東洋系はあまり好きじゃないと拒否。リアは結構いいのだが、淫乱はそんなに好きじゃないとやっぱり拒否。あとはシィルだけだが、彼女ならば復活できるから抱かせろとカオスが言うもののランスが自分専用の物だから、世界が滅亡しても嫌だと激しく拒否。そこでカオスの好みの西洋系の若い処女のねーちゃんを抱かせてくれれば、と言うのでランスたちはセルを探しに地上へ向かった。
トーマ・リプトン
リーザス城庭内では解放軍とモンスターの戦いが繰り広げられていた。その中で負傷兵の手当てをするセルを発見し、彼女の手当てが終わるまでの時間、ミリに薬を届けるため西の塔へ。罠に嵌りサイクロナイトの集団に襲われているミリを救出し、薬を渡した後セルをつれてカオスの元へ向かう。セルにセクハラして得たエクスタシーパワーで、魔剣カオスは完全に元通りの復活を遂げた。そして魔剣カオスを手に、ランスはヘルマン第3軍将軍トーマ・リプトンと戦う事になる。城内へ通じる入り口の前で、トーマとヘルマン軍の残党がバレスたち解放軍と戦っていた。
時間が経つにつれてヘルマンの兵は次々に減っていき、残るはトーマ将軍唯一人となったがその圧倒的な戦闘力で解放軍を寄せ付けずにいた。いまいち攻め切れないバレスたちを押しのけ、ランスはトーマとの決戦を開始する。人類最強クラスのトーマと、天才であるランスの戦いはかなり激しいものとなったが、激闘の末とうとうランスはトーマを討ち取る。トーマとの決戦に勝利したランスはそのまま仲間と共に城内へ進入する。リーザス解放戦も最終局面に突入する。
上へ
リーザス城一階には、本来ゼスに生息している巨大モンスターのオイウェートの召喚魔法陣や毒の道が通路を塞いでいた。ランスたちは毒消しを飲んでから毒の道を通り、後続のバレスたちのためにオイウェートとまじしゃんを倒し2階へ進む。2階から3階へ登ったランスの前に、リーザス城の迎撃システムが立ち塞がる。3階の奥にある迎撃システムの解除室へ行くため、バレスたちのような戦士の攻撃が通用しないNATOをシィルの冷凍系魔法で倒し、3階の迎撃システムを解除しさらに上の階へ。
4階では落とし穴のトラップにかかり本筋から孤立してしまっていた志津香を救出し、ミルの頼みで岩のトラップにかかり閉じ込められていたミリも救出。その時ミリから、運賃のパラライズ粉と一緒にヒララ合金DAをリック宛に渡されさらに上階へ進む。5階にたどり着くが城の迎撃システムで巨大な落とし穴が作動し、先へ進めない状態になっていた。ランスたちはトラップを解除するために、一度リック達のいる東の塔へ向かう。東の塔内部ではリックが打倒シーザー用に特殊な巨大な杭の準備をしていた。ランスたちはマリアに加工してもらったヒララ合金DAをリックに渡し、どんな物でも貫ける杭を完成させる。
色仕掛け作戦
シーザーをリックとレイラたちに任せたランスたちは、トラップ解除のレバーと魔人アイゼルのいる西の塔へ向かった。西の塔の最上階まで登ってきた時、志津香が浮かない顔をしている事にランスは気づく。アイゼルに助けられた経緯のある志津香がアイゼルに惚れたのだとランスは疑い、志津香と口論になってしまう。しかし志津香は自分が惚れたのではなく、アイゼルが自分に惚れたのだとランスに身の潔白を説明する。
アイゼルが志津香に惚れていることを知ったランスは、確実にアイゼルを殺すため志津香を使った惚れた弱みを突く鬼畜な作戦を提案する。周りの非難を全て無視し、ランスは志津香を裸の格好でアイゼルの元へ向かわせた。突然現れた裸の志津香に好きだと言われたアイゼルは、歓喜のあまり完全に隙だらけになってしまう。その絶好の機会を見逃さず素早く乱入したランスは、魔剣カオスをアイゼルの脇腹に深々と突き刺し一気に畳み込もうとする。アイゼルも変身してランスたちを迎撃するが、先程のまともに喰らった深手では勝てる筈もなく、そのままランスに止めを刺されてしまうのだった。アイゼルを倒したランスたちは、奥の部屋にあるトラップ解除レバーで城5階の罠を解除した後、もう一つの罠解除レバーが東の塔へ再び向かった。
サテラは多感症
東の塔には既にリックやレイラたちの姿はなく、代わりにヒララ合金DA製の巨大杭で壁に串刺しになったシーザーがいた。シーザーはこの状態でもまだ生きているという凄まじい生命力を見せるが、この様ではまともに動けそうにもなかった。戦闘不能のシーザーを素通りし、魔人サテラの陣取る最上階へ向かうランスたち。最上階にはサテラと彼女に倒されたリックとレイラがいた。彼らに回復魔法をかけた後、サテラとの戦闘を開始する。
サテラの動きが速すぎるせいでランスたちの攻撃は全く当たらない。そこでランスはミリに貰ったパラライズ粉を使い、サテラの機動性を封殺する。痺れて動けなくなったサテラを始末する前に犯そうとするが、サテラは多感症過ぎたため何度もいってしまい、気を失ったせいでランスは最後までやる事を断念した。動けなくなったサテラに対して、セルは魔人は封印するべきだと進言するがランスはサテラを寂しがりやのただの女だと判断して見逃すことに。去り際にお前を殺すのは自分だから、それまで誰にも殺されるなとランスに告げた後、サテラはリーザス城から撤退するのだった。
ノス撃破
防御システムを解除したランスたちは5階の迷路を攻略し、最上階の6階へと足を踏み入れる。そこには魔人ノスが姿があった。ノスはランスたちとの戦いの前に余興だと言い、死複製戦士の魔法を使いランスパーティーの偽者を作り上げる。自分たちの偽者を突破したランスたちは、玉座の間の手前にある一本橋を挟んでノスと対峙する。マリスの策無しで突っ込むべきではないと言う助言を無視し、ランスは一本橋に一気に突っ込むことに。狭い橋を真っ直ぐ突っ込んでくるランスたちに、ノスは待ってましたと言わんばかりにグレートファイアーボールを叩き込む。
狭い橋の為逃げ場が無いパーティーは一人また一人と戦闘不能に陥り、とうとうランスまでもが戦闘不能になってしまう。瀕死のパーティーにもはや抵抗する余力は無く、ノスがついに止めを刺そうかと言う時、最上階に後続部隊のバレスたちが駆けつけた。バレスとリーザス兵はノスと戦闘を開始する。ランスたちはこれを好機と見て、バレスたちが時間を稼いでいる間に体力の回復を努める。
ノスの力は強大でリーザス兵は次々と倒されていき、最後にバレスまでもが倒されてしまった。しかしバレスたちが敗れた後は、マリアがリーザス兵と共に助けに現れる。チューリップ1号で戦ったマリアたちも、ノスにダメージを与えるも敗れ去ってしまった。マリアたちが敗れた後にリーザス1、2の剣の腕前のリックとレイラが部下と共に駆けつけた。リックとレイラのコンビはノスに確実にダメージを与えて行く。少しずつノスの体が進化してゆく中、とうとうリックたちは敗れてしまう。リックたちが敗れると続いてミリとミルが参戦してきた。
ミルの幻獣とミリの剣で少しずつだがタメージを受けるノス。そして戦闘の末とうとうミリたちまでも倒されてしまった。しかしみんなが稼いでくれた時間のおかげで、再び戦えるまで回復したランスたち。今度こそノスを倒すべく決戦を開始する。ノスに攻撃すればするほどランスたちの攻撃は効きづらくなってゆく。しかしノスもランスの必殺技や、志津香たちの必殺魔法を受け確実に身を削っていた。戦闘が続くほどにノスは進化してゆき、装甲も厚く硬く、外見も赤く黒く禍々しくなっていく。そして死闘の果てについにランスたちは魔人ノスの打倒に成功する。そして残りは玉座の間にいるジルのみとなった。
ラストバトル
玉座の間に乗り込んだランスたちはついに魔王ジルと対峙する。カオスに長い間封印されていたせいで、本来の力の1パーセント以下しか出ないジルにランスたちは襲いかかろうとする。しかし物凄いスピードでランスたちの目の前から消えたジルはまず神官であったセルを倒し、次に一番素早いはずの忍者のかなみを難なく倒す。ジルはランスとカオスに最後に料理してあげるとして先に雑魚から片付けようする。ここで反撃したマリスの神聖分解波を喰らうも、全くの無傷で済む。そしてそのままマリスを倒し、何も出来ないリアを蟻の様に蹴散らした。
自分の女たちを倒され逆上したランスは、必殺のランスアタタタターック!でジルに切りかかるが全くかすりもせずにかわされる。そしてジルは白色破壊光線を唱えようとしていた志津香を黙らせ、シィルを倒しランスとカオス以外を残してパーティを全滅させた。ここでカオスが正念場だとランスに話しかけ、自分がジルの攻撃を短時間だが極力防ぐからその間に倒せと告げる。一分あれば十分だとランスは強気に答えると、ジルとの一騎打ちに突入した。広い間を縦横無尽に移動しまわり、爆撃のような攻撃をするジル。ジルの攻撃はカオスが極力防いでくれているが、ヒットアンドアウェイ戦法のような戦い方をするジル相手にランスは苦戦する。
しかしカオスの能力とランスの持ち前の戦闘力で確実にダメージを与えていき、徐々にジルを追い詰めていく。そしてついにランスはジルを戦闘不能まで追い込んだのだった。戦えなくなったジルをランスたちは囲み再びカオスで封印しようとする。流石のランスも魔王が相手では見逃すつもりも無いようで、ジルを封印することに異議はない。しかしここでジルがランスに対し封印される前に、最後に女としての悦びを与えて欲しいと頼み込んだ。ランスは明らかに罠だと言うみんなの制止を振り切ってこれを承諾し、カオスをその場に残しジルと奥の寝室へ向かった。ジルはランスとの行為を愉しんだあと、ぽつぽつと喋りだした。またカオスで封印されたくない、封印されるくらいなら自ら死を選ぶ…ランスを道連れにしてね!と。
そしてジルはランスを掴んだまま、時空の狭間へ落ちる呪文を唱えランスと共に消えた。ランスの異変に気づいたシィルはすぐさま奥の部屋に向かったが、既にそこには2人の姿は無かった。
そしてランス4へ・・・
時空の狭間に落とされ一人考えるランス。その時どこかから声が聞こえてきたと思うと、シィルの上半身が姿を現した。ランスとシィルはお互い捕まろうとするが、どうしても手が届かない。ランスは自分の方は手を伸ばすのは無理だからとシィルの方に伸ばさせ、お互いの指が触れ合い手を掴もうとした時。シィルが時空の狭間に落ちてきた。
ランスと再び逢えて喜ぶシィルを他所に、状況が改善されず落ち込むランス。何もする事が無いので、取り合えずシィルとえっちすることにしたランスは重力を無視した体位でプレイを愉しんだ。二人は盛り上がりもう一回行くかと言う時に、誰かが声をかけて来た。辺りの暗闇を吹き飛ばし、でかい顔の光の神がランスとシィルの前に突然現れる。
GOD曰くランスに天罰を与えるためにわざわざ光臨したとのこと。光の神は悪魔の洞窟で光の神のプレートを踏まれた事に怒りをあらわにしていたが、ランスの神より偉そうな悪態についに堪忍袋の緒が切れ、ランスのレベルを1にした後シィル共々時空の狭間から別の場所へ吹き飛ばしたのだった。ランスが目を覚ますとそこは穏やかな場所だった。空が澄み緑が溢れるところへ飛ばされたようだ。シィルに膝枕されながら少し休んだランスは、シィルを連れ飛ばされた場所がどこかを探るために探索を開始するのだった。
コメント
- 執筆お疲れ様です。よくここまで書いたなぁと感心しつつ、懐かしく物語を回想できました。 -- kurage 2006-12-09 (土) 00:55:42