アレキサンダー
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解説
紅蓮の赤髪を湛える若き格闘家。
自由都市地帯暦LP28年*1(RA15年の5年後)の闘神都市に於いては、全ての*2将軍を統べる『*3闘神』の称号を冠している実力者である。「闘神都市(作品)」におけるヒロイン・クミコの実父。
特筆すべきはその才能限界の高さ。現役メインプレイヤーの中では上位10位内に入り、リック、謙信、ロレックスをも上回る。…ランスに言わせるとこれまた辛辣な評価となるのだが。(名台詞の項参照)
ランス・クエストにおいて氷漬けのシィルを見たことにより天啓を受け、「人生の伴侶はピンク髪の女性」と心に決め、成し遂げた(*4と思われる)。戦いに敗れても「まだまだ修行あるのみ……!」の弁からも分かる通り実直型の気質。ちなみに通りすがりのピンク髪女性、エロピチャ・ニャンコに勢い余って告白し、そのまま振られた。
ランス01では
ランスシリーズにおいて時系列初登場、作品ナンバリングにおいて二度目の登場となる。
リーザス・コロシアムの序列第七位としてランスと戦うことになる…のだが、ランスが参戦するランキング戦では一つまたは二つ上の上位者を選択して戦うことができるため、早解きプレイヤーは彼の雄姿を拝むことなくクリアできてしまう。
作中ではランスに敗退し一旦序列が下がるものの、以降ジャン・ギャンバン二世、フブリ松下、ニンジャマスターを順に下し第五位までの上昇が確認できる。ランスの引退後はフブリ松下の巻き返しとアリオス・テオマンの躍進に伴い序列第六位で落ち着いている。
またランス01OVAにもちゃっかり登場している。
ランス・クエストでは
作品ナンバリングにおいて初登場。
パーティー内に男を必要としないランスとしては珍しいことに、酒場のスカウトイベントで仲間となる。
しかし性別が災いしたか、彼に与えられた固有のメインイベントはマグナムにおける「双焔あばれ旅」のみ。折角の*5才能限界の高さにも関わらずバーナード君と同じ枠扱いという不遇ぶり(しかしこのイベントはバーナードだけだと詰んでいる)。唯一の救いは、汎用イベントでは無口を通していた、彼の中の熱い魂を垣間見れることか。
一応、マグナムで追加された添い寝モルルン時も専用の遣り取りが用意されている。
本作は装備制限が職業別で性別は無関係なため、スパルタである彼はメイド服に巫女服、果てはチャイナ服まで着こなす羽目になる漢の中の漢である。*6
ランス10では
バーナード・セラミテによってハードボイルドに語られる。
戦時の戦力増強としてアレキサンダーを探し求めていたが空振りに終わった。先々で死亡したとの報を聞けたが……気の利いたジョークだ、あいつが簡単にくたばるわけがない、そうだろう?俺の相棒。
……と一人納得しているバーナードはさておき、第一部では立ち絵こそ存在しないものの、戦況報告にて傭兵アレキサンダーとしてちょくちょく存在が確認できる。バーナードがふらふら探し回ってる最中、最前線で目覚しい戦果を挙げている様子。
第二部では
RA9年、魔王の血に屈し破壊活動を開始した魔王ランスを討伐すべく、鬼畜王戦争が勃発。ミラクルの提唱する新トゥエルブナイトの一員として参加する。翌年発動した決死のSBR作戦においてリセットビンタが炸裂し終戦、無事戦争より生還した。
RA15年、闘神都市において開かれた第22回闘神大会に参加し決勝戦まで勝ち登る。決勝戦は第二部主人公エールとの戦いとなるが、勝敗に関わらずシナリオがほぼ同一に進行するため、正史においてこの大会で優勝した扱いの可能性がある*7。また闘神都市(作品)でクミコが「5年前の闘神大会に出場したまま帰ってこない」「その年の大会で優勝し将軍となった」と述べていることから、時期のズレや不定期開催などがない限り、今作での優勝説は更に補強される*8。尚、都市長YORAによる闘神事件が発覚するのは第27回闘神大会直後である。
闘神大会後、魔王ランスに敗れた主人公らの修行指南役として再登場する。その教えの内容は「努力、努力、努力」、根っからの努力人の気質は相変わらず。
闘神都市では
シリーズを通して「闘神大会が終わってからが本番」と言われるように、『闘神』である彼はゲーム内ではラスボスの前座に位置する。闘神都市長YORAが生み出した人工生命体KASUMIに洗脳され、闘神大会敗者パートナーの半数を高級娼婦として資金稼ぎに用い、残りをYORAの最強の器を造り出す養分として差し出す作業を行っていた。
主人公カスタム*9の打撃により正気を取り戻した彼は、黒幕の悪事を暴くため地下へ急行するが、同じく人工生命体MIKAにカスタム共々敗北してしまう。
最終的にカスタムと共闘し、最強の器に変貌したYORAの打倒を果たすが、娘クミコとの和解のあとは闘神都市に留まり、街の主として都市を導く道を選んだ。
闘神都市υ(開発中止)では
CS機への移植も見込まれていた原作:闘神都市(作品)の増強版、残念ながら開発中止。
アリスの館3「ゲームの墓場」にて開発当時のアレキサンダーCGを閲覧することが可能。構図からして推定「対カスタム戦」、原作CGでは仁王立ちであったが本作CGでは構えを取っており、筋肉の描き方の変化から大変重量感溢れる姿となっている。
この増強版では前半部が原作を踏襲したカスタムの闘神大会優勝まで、後半部が都市長YORAの野望が「巨大な浮遊要塞を作り世界を征服する」であることが明らかになる、という構成になっていたため、原作とは異なったアレキサンダーの活躍*10*11が見られたかもしれない。
人間関係
- クミコ / 実娘。ピンクの髪が目を引く後の「闘神都市(作品)」のヒロイン。
- 妻 / 第27回闘神大会開催の約三ヶ月前に病死(クミコと和解するまで知らない)
- YORA / 闘神事件の黒幕
- KASUMI / 洗脳され情夫にされた
- MIKA / ワンパンで沈められた
- シィル・プライン / ピンク髪の啓示を与えた人
- エロピチャ・ニャンコ / フラれた
- 流しの師匠 / 迷いを断ち切ってくれた人
- バーナード・セラミテ / 生死を共にした仲間
- ランス / 凄い奴
特記事項
- ランスクエストの顔デザインは戦国ランスの没武将ラフにある金馬帝によく似ている。(流用?)
- 才能限界は高いのだが、いかんせん彼を特徴付ける特技がなく、プレイアブルユニットとしては「特徴がないのが特徴」を地で往くキャラとなってしまっている。
- ランス10においても「強いけど正攻法で倒せる」キャラである。他の対戦相手は何らかの対抗手段を講じないと勝てない。(カウンター、毒、即死、支援効果など)
名台詞
- 多少鍛えたくらいで、丸腰のまま戦士に勝てるか。
リーザス・コロシアム第七位戦において黒星を飾ったランスの評価。 格闘家に向かって言ってはならない台詞である。
- ……ありがとう、流しの師匠。これで俺の迷いは消え去った。
- これからピンク髪に生き、ピンク髪に死する覚悟なり!
実直型の気質が駄目な方向に振り切れたパターン
画像
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コメント
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*1 2周年記念ランスシリーズ質疑応答における年号に関する回答からの換算
*2 闘神都市第一作において歴代闘神大会優勝者に与えられる称号
*3 同第一作においては全将軍筆頭に与えられる称号
*4 実娘のクミコがシィル似のピンク髪であることから
*5 そもそもモルルンの特性上、才能限界の恩恵はあってないようなもの
*6 他の男たちもブルマは装備出来てしまうのだが。
*7 他の試合では負けるとゲームオーバーとなるため
*8 つまりエールは敗退した
*9 デフォルトネーム、変更は可能
*10 原作ではKASUMIに洗脳される、MIKAにぶった斬られると余りいい所がない。
*11 増強版ではMIKAが準ヒロインとして大活躍する予定だった為、アレキサンダーとの因縁も変化した可能性がある