上杉謙信 (うえすぎ けんしん)
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解説
上杉家当主。3大欲求は「食う・戦う・祈る」。毘沙門天を崇拝しており、無駄な殺生は一切しないが、警告に退かず自らの意思で向かってくる敵兵は容赦なく斬り殺す。武田家との戦では謙信単騎で本陣の武田信玄に打ち込む等、突撃力は非常に高い。毎度頭を使わず一人で突進する謙信を、直江愛率いる殿が後片付けしつつ支える形で戦が成り立っているという側面もある。理屈よりも直感のままに行動する方が良い結果を生むタイプ。
彼女の剣筋はワルツを踊るような華麗なテンポを踏み、押しが強く、そして一撃一撃が重い。回転を主軸とするその姿はさながら小さな竜巻の如し。JAPAN最強の剣士として「軍神」の異名で知られ、広く畏敬の念を持たれている。ランスとは正史で一度、謙信ルートでは加えて三本勝負をしているが、4度ともランスを破っている。援軍としてリーザス王国から派遣されてきた親衛隊長レイラも試合で破っている。
体付きに似合わない極端な大食漢で、どんぶり3杯で「食欲が無い」。夜食は米一升。おにぎりは規格外*1。おやつは重箱5段という旺盛な食欲を持っている。
戦国本編にて、ランスとの一騎打ちで彼にとどめを刺すべく馬乗りした際、何を間違ったか一目惚れしていまい、以後想いを断ち切るまでまともに合戦が出来ない*2ほどであった。織田家家臣となったとき、ランスが日常的に積み重ねる悪行を罪と認めつつもそれを責めはせず、その罪を我が身に負わせるよう祈るという、あまりに一途な姿も見せる。その一途さにランスが「何であんなに良い子が俺様を慕ってくれるんじゃーーー!?」と絶叫し、中盤までは直視出来ず、謙信から逃げ出した程である。それを見て謙信がランスが自分を嫌っているのではと更に勘違いをするという悪循環が中盤まで繰り広げられる。本能寺後(謙信ルート以外)では、晴れてその誤解も解け、謙信はランスに抱かれる事になる。
天然の要素がかなり強く、直江愛の助言、進言が必要となることが多々あり、彼女からタメ口でツッコミを入れられる事もしばしば。また、かなりのお人好しで、謀反した上杉県政を許したり、大好きなランスが不特定多数の女性はおろか、部下である直江愛ですら肉体関係を持っていても許すどころかむしろ喜んだりしている。他家の防衛戦を無償で救援することもあった。五十六ルートでは、JAPANの総国主目当てにランスの子を産みたい姫達が大勢集まってきた中で、「ランスが望まないのなら子は欲しくない」と即答しランスをたじろがせている。又、ランスについていきたいが、自分の立場では無理だろうなと心の中で独白していたりも。
仲間にせずに放置しておくと武田の2武将相手に一歩も退かず策に嵌り壮絶な最後を遂げたり、ザビエル相手に奮戦するも無敵結界の前に屈し、四肢切断の上子供を産ませると拉致されたりも。あるいは謀反後に県政の指示で輪姦されて最後を迎えたりと悲劇的な結末が多い。
なお、余談ではあるが、天然要素と戦闘能力の高さから、ユーザーより多大な支持*3を得ている。JAPAN最強という触れ込みではあるが、リーザス親衛隊隊長レイラ・グレクニー、そしてリック・アディスンが一目置くランスをも破っている(ただしランスは作品ごとのレベル差が激しい)為、物理戦闘における戦闘力はJAPANにとどまらず人類最強の域に近いと思われる(純粋な「物理戦闘においての人類女性最強」ならばミネバ・マーガレット)。さらに謙信ルートでは帝となり、設定が明らかになっている作中に登場した人物の中で初の剣戦闘LV3持ちのキャラとなる。
謙信ルートでは
遭難したランスを助けた際に3種の神器の1つである帝ソードを偶然発見、帝レースに参加することとなる。各地の猛者たちを一騎打ちで下し帝となり、JAPANに住まう日本人および妖怪への絶対命令権を得る事となる。帝になると地味だが鎧の「毘」の字が「帝」に変化する。
魔人ザビエルとの決戦時には日本人である「織田信長の体」にザビエルを体から吐き出すよう『命令』。この作戦は成功し、信長は無事に*4ザビエルから解放される。信長の体から抜けだしたザビエルを大蛇の穴で倒した後は、案の定城を抜け出し旅へ出て行ってしまった事が直江愛にバレていたランスとシィルを黙認し、再び出会える事を心待ちにしながら帝としてJAPANを治めることとなる。
ランスクエストでは
近い将来家督を後継者に譲ると宣言し、JAPAN各地で修行する日々を送っていたが、八甲田山での修行中にランスと再会。すったもんだのやりとりの末にJAPANを出てランスに付いていった。後を追ってJAPANからやってきた勝子・虎子とも合流してランス城に上杉家作戦室を設ける。身の回りの世話はもっぱら勝虎が引き受けている模様。大陸式の回転寿司に感銘を受けたり、壮絶なる決意のもとでランスにお茶漬けを作ってあげたり、あいかわらず食にまつわるエピソードには事欠かない。
エピローグでは上杉勝子に家督を譲り、自身はランスの役に立つ為に更なる修行に身を入れている模様。
ランス10では
魔人バボラ討伐に出向いたランス達と戦場にて合流。この時点で謙信は無茶な戦い方で疲弊しきっており、そのことでランスは謙信の臣下である愛から相談を受ける。 そして危惧した通り、次の合戦にて謙信は膝をつく形となり命の危機に瀕するが、ランスが助けに入りなんとか上杉軍本陣まで帰還。 しかしそれでも民へ無差別攻撃を行う特別焼却師団を静観するわけにはいかないと、すぐさま戦場に臨もうとする。
ランスは一考し、救出した礼としてセックスを要求。謙信は意図には気が付かずただ純粋にこれに応じ、度重なる絶頂の末、ランスの思惑通りそのまま疲れ切って熟睡してしまう。
ランスは謙信を眠らせた後、原因を根絶すべく、すぐさま少数精鋭で特別焼却師団の陣営に潜入。敵の裏の裏をかいて魔物将軍を真っ先に襲撃し、夜中のうちに壊滅させる。帰還すると上杉陣営では案の定、目覚めた謙信が愛と戦に臨む、臨ませないの問答を繰り広げていた。
ランスが戦果を報告すると、ようやく謙信も安堵し落ち着きを取り戻したが、愛はまだ心配であるとし、自分以上のブレーキ役となりえるランスに謙信を嫉妬心を抱きながらも預けることを提案。謙信自身の盲目的行動に対する自省もあって正式に魔人討伐隊に合流する*5。
また今作では大食いキャラという設定が生かされ、魔人ガルティアの大食い対決では大食いスキルを使うことができるキーキャラクターの一人。他イベントでも幸せそうにものを食べる姿を確認することができる。だがガルティアやカロリアと一緒に食事をとるのはやめたまえ。厨房から屍臭が漂いかねない。
食券イベントにおいては、ランスの笑顔が好きであること、変哲もない日常が愛おしいことを再認識。魔軍に人類が支配された世界ではきっとランスは笑えないだろうと自分なりに考え、答えを出し、世界の為、ランスのために彼女を刀を振るう覚悟を決めた。
最後に、謙信は魔人バボラ戦にてランスとの合流を一度断っているが、これは無差別に殺される民を放っておけない慈愛の精神と、この世の空の下でランスとはつながっているという自負と、そうすることこそが正義であるという彼女なりの考えであって、決してランスよりも「民」だとか、愛情が減ったというわけではなく、あくまで彼女なりの「義」の形である。むしろ想いは高まるばかりのようでどこまでも献身的な姿を何度も見ることができる。
小ネタだが、ヘルマンが滅亡しているとサンライズ号でのあるイベント会話がシーラではなく謙信に変わる。
ゲーム的には
戦国ランスでは
上杉家攻略では途中からイベントにより謙信と愛が戦場に出てこなくなるため、上杉領の制圧そのものが比較的容易。したがって仲間にすることも容易く、優秀な軍師である直江愛の加入フラグにもなっている。
特殊能力の軍神の威光は敵全員の行動力マイナス1という超強力な特技。ウルザの精密射撃(敵全員の行動回数-1)をあわせれば敵部隊全員を行動不能にさせて一方的にタコ殴りすることができる。加入時の才能LVが63と高いので、単独戦でも大きな戦力になってくれる。
しかし、相手からの反撃が怖い高難度ではガード崩し等を覚えて強化を図らない限り、武将突撃一発で終わり、後は威光役という運用になりやすい。これは武士の特性上仕方ない部分もあるが、アタッカーとして使うのなら突っ込むだけでは難しい。
ランス・クエストでは
トップ級の戦力を誇る戦士。固有スキル「びしゃもんてん」と「車懸りの剣」により特に対ボスでは切り札になり得るが、どちらのスキルも一発限り。勝子・虎子のユニークスキル(戦闘後全回復&経験値2倍&攻撃力付与1.3倍)の発動条件にもなっているため、上杉家トリオで道中・中ボスを請け負う運用も有力である。
ランス10では
基礎カードであるLv43上杉謙信はルート選択により確定入手ができるのが強みであるが、発売当初は使い勝手の悪さから「大食い」属性を活かした魔人ガルティア戦など限られた場面でしか活躍できなかった。周回浅くAP確保が難しい時点ではメイン武装である「車懸りの剣:AP3:一倍三連撃」という性能は、特にコンボを稼ぎたい場合でないなら各国の一倍攻撃持ちを三人消費した方がお手軽で小回りも利いたためである。
その後Ver1.03でテコ入れが入り「車懸りの剣:AP2:一倍四連撃」に変更され、発動し易い・AP効率二倍・コンボ特化と、まさに軍神の名に恥じない高性能カードへと変貌した。唯一の欠点は累積スキル化したことか。
わいどにょでは
追加の新キャラとして参戦。コスト2で移動力5、攻撃力絶大、その他のステータスも良好と隙のない非常に強力なキャラ。通常においても、異次元においても大活躍が見込める。被ダメージ時のアニメが地面を転がるおむすびを拾おうとして殴られるというのが、微笑ましい。
英雄*戦姫(えいゆうせんき)では
別メーカー「天狐」のゲームであるがアリスソフトからの提供キャラとしてゲスト出演している。*6キャラクターデザインもオリジナルの織音氏の描き下ろし。
何気に全キャラ中最強クラスのステータスを誇る強ユニット。但し、「英雄*戦姫」はボイス付きゲームであるものの、ランスシリーズに準じてボイスはあてられていない。
人間関係
修得技能
特記事項
- 合戦時、攻め込まれた側の国に援軍に来ることがある。
名台詞
- 死ぬ気のない者は、逃げるが良い
合戦時の台詞。無駄な殺生はしないという意思表示でもある。
- 毘沙門天の加護ぞある!
同上。崇拝、支えとすることで、彼女の戦闘能力が向上しているのだろうか。
名場面
- 上杉謙信
「私はあなたの笑う顔が好きだ」
「あなたが笑うと……」
「胸の……この辺りが……」
胸に手を当てて、かすかに頬を染める。 - 上杉謙信
「ポッと灯がともるように、安らぐ」
「それだけで……心が満たされる」
「泣きたくなるような……笑いたくなるような……
「あなたを作ってくれた、この世界と、全ての人に……感謝がしたいような……」
「そんな気分になる」 - ランス
「お、おお……すごいこと言うな……」 - 上杉謙信
「だから、私はあなたが笑っていられる、そんな世界にしたい」
「おそらく……魔軍に支配された世界では……貴方は笑えない」
「だから、その為にも戦う」
「私は頭は良くないが、それだけは間違ってないと……そう思う……」 - ランス
「そか」 - 上杉謙信
「今日は……改めて、何故戦場に立つのか……その気持ちを確認できた」
「ありがとう、ランス殿」ランス10のドッジボール大会の場面から。 謙信のランスに対する深い愛が感じられる。
画像
©アリスソフト
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*1 底辺30cm高さ20cm幅15cm。通常サイズで作ろうとすると少し神経を使うらしい。
*2 戦場にランスと謙信(敵)がいた場合不戦勝となる。
*3 公式投票結果では1位
*4 しかも以前より健康体になっている。
*5 このルートは魔人バボラ討伐にての分岐であり、謙信同行ルートを選択することで解放される
*6 http://tenco.cc/home/article/201204/4026
*7 RPG用メンバーで出すとしたらLV45 / LV70
*8 帝になると剣戦闘LV3