マリス・アマリリス -Maris Amaryllis-
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解説
7歳の時からリア・パラパラ・リーザスに仕えている筆頭侍女。しかし実際には肩書き以上の権力を持ち、リーザス王国の政治を司っていると言われる陰の実力者。事実上の宰相である。
見た目は清楚な才色兼備の淑女であるが、実はかなり腹黒でおっかない人。今の権力もリアに不利益をもたらす者達を、頭と躰で窮地に追い込み排除して行くなどの行為を積み重ねた結果でしかない。
陰謀渦巻くリーザス城内で疑心暗鬼に陥ったリア・パラパラ・リーザスを抱いた事がきっかけで、彼女に絶対の忠誠を誓っている。彼女が望むことなら、誘拐だろうが暗殺だろうがどんな手段を使ってでもその望みを叶えようとする。彼女による「二人で近況をお話するだけ」という個人面談はその名前を聞いただけで見当かなみが動揺する程恐ろしいものらしい。
現在では、基本的に人を信頼しないリアが心を開いている数少ない人間の一人(ランスやかなみもその一人)。マリスにとっても自身の幸せとはリアが幸せになる事である。
極めて有能な女性であるが、リア可愛さの余り彼女を甘やかし過ぎてかえって駄目にしている。とはいえリアを有能な女王に育て上げたのも彼女であることは否定できない事実であり、ランス城でリアの執務をサポートしている様子などからその事が読み取れる。リアとの関係は共依存と言えるものであり、リアもマリスも互いが離れることを決して許さないという周囲がドン引きするほどの歪んだ感情で成り立っている。
また宰相としてだけではなく冒険者としての才能にも溢れており、才能限界がLv67と異常なほど高く、技能Lvも神魔法Lv2とプレイヤーキャラとして使用できる作品では大抵トップクラスのヒーラーとして活躍している。*1ヒーラーとしては、過去に世界最強のパーティーだったエターナルヒーローの一人、カフェ・アートフルと同等かやや上回る程であり、実質的に世界最高峰のヒーラーであると言っても過言ではないだろう。また、AL教次期法王候補である司教でも難しいとされる神聖分解波の数少ない習得者*2であり、教団関係者を驚愕させている事から神魔法の使い手としても世界有数であると言える。
とある事件でランスと出会い、彼に惚れてしまったリア・パラパラ・リーザスの為にランスを執拗に追いかけている。
ランス1では
リアの望みを適える為に、毎年パリス学園の教師達を脅しては優秀な美少女を誘拐しており、リアが妃円屋敷で行っているSMプレイを完全に黙認している。ちなみに当時は23歳という年齢でありながらも、パリス学園でセラという女学生に成りすますという、色々な意味で度胸のある変装をしている。*3ランス1のラストで殴打で気絶させられたように思われた彼女だが、実際にはランスに捻り上げられた腕をそのまま折られて気を失ったらしい(ランス2参照)。ただその後リアがランスに惚れている為、以降のシリーズでは許容している。TADA氏のシナリオはさり気ない所で容赦がないが、その後リアの初体験を物陰から写真に収める*4彼女の胆力も並ではない。
ランス01では
偽名がセラから「スアマ・リリスマリ」に変わった。かなり無理がある学生姿も見れるが本人は完全に周囲に溶け込めていると思っている。とても優秀な神魔法使いであり、ヒーリング9が使用できる。これは大幅にパワーアップするが副作用で呂律が回らなくなるなど知能が低下し、回復しすぎるためかえって生命の危険もある命懸けの魔法。リアを逃がすために使用してランス(とシィル)に挑むも敗れた。忍者(かなみ)を抑えてラスボスとして昇格。
ランス・クエストで使用している光の槍は当時から所持している事が判明する。
ランス3では
リアと共にヘルマン第3軍に捕らわれ、彼女と共に日々拷問を受けていたが、ランス率いるリーザス解放軍によって救われる。その後は、リーザスを奪還すべく、リアと共に戦闘でも活躍する。カオスに年齢の事を指摘された際にはムッとしている事からも、結構年齢について気にし始めている模様。
ランス4では
リアの命令で、水晶球による魔術でランスの行方を捜索。彼やシィルが浮遊大陸である「イラーピュ」にいる事を突き止めた。
ランス・クエストでは
ランス城の建築費用の一部をプルーペットから要求されており、本来ならば断るものであったが、リアの為に国家予算から捻出した(ゼスやJAPANも負担している)。エピローグではシィルの永久氷を解くためにかなみに指示を出し、暗躍する描写が見られる。すべてはリアの為。リアが惚れた人の為である。
ランス・クエスト マグナムでは
実質政治家であり常に過密スケジュールで時間が惜しいために大きなステーキですら切ってはフォークで口に押し込み飲み込んでしまう程食事のスピードが早い。
ランス10では
今回は主に女王リアの補佐をやっているため、シナリオ上で目立つ活躍はあまりない。
リアの息子であるザンスが産まれてからは、国営やリアの世話以外、赤ちゃんの乳母をもやり始めた。マリス以外安心して子供を頼める人がいないせいか、リアが忙しい時にザンスの世話はほとんど彼女に任される。ちなみにリアが最初ランス城に預ける時も相当渋っていたらしい。無論マリス本人もそれを信頼されている証と考え、また愛する主君の息子であるため嫌な顔一つせず甲斐甲斐しく世話をしている。それを見たランスに「将来ザンスと結婚すると言い出しそう」と指摘された際、妙に納得した顔をしていたが、冗談か本気かは定かではない。
リーザス解放のイベントでは、昔リッチの町で行われた美しく完璧な淑女を決める格式と権威ある大会であるガールズショーにリアの戯れで参加させられ優勝を獲得したエピソードが明かされる。しかし4年前に調教師タマネギの乱入によってり流れが変わり、以降は優れた穴奴隷を選出する大会に変貌したガールズショーをかつての優勝者として苦々しく思っている。
食券イベントでは、若干歪んでいながらもリアとお互い信頼し合っている話以外、アスカに乞われて子供向け番組『ハッピー魔法少女サンシャイン』のキャラビューティフルグリーンの変身シーンを何度も見せる場面*5、そして大国リーザスの宰相として自由都市の都市長たちと政治的な駆け引きを展開する場面も見られる。*6
鬼畜王ランスでは
実質ランスの軍師。ランス即位後の対リーザス反乱軍戦、ヘルマン・ゼス戦、魔人戦、世界統一後~神の軍勢対策までの終始常に的確な助言をする。時には大胆な戦略(攻め込まれても構わず都市を放棄など)も打ち出す。 彼女のメッセージを見逃さない事が攻略には不可欠である。ランスが無茶苦茶な振る舞いが出来るのは彼女がランスにとって「面倒臭い事」と言う政治を行なっているお陰である。*7
完璧すぎる才女に見えるが今作では踊りという欠点があり、古代の遺跡でランスに盆踊りを命じられた時は珍しく慌てていた。しかし何も起こらなかった。
ルドラサウムの存在を知っている数少ない存在(ただし過去に信仰していた宗教があった程度で世界の真の仕組みまでは知らない)
鬼畜王での幸福/不幸条件とその内容は「リアが幸福だった」「リアが不幸だった」である程リアに依存している。よって真エンド(ランスが王位を捨て、リアと離婚しシィルを連れて冒険へ出てしまう)を迎えてしまうとリアと共に不幸になる。
ゲーム的には
ランス3では
剣と魔法に優れた力を発揮する腕利きの神官戦士。敵全体に体力半減攻撃の神聖分解波とリアのダメージ100固定全体攻撃のリーザスの雷竜の連携は強烈無比。
但し、本作では回復系の神魔法は使用しない。
ランス03では
非常に優秀な神官戦士。単純に才能限界が高いため通常攻撃だけでもそれなりに優秀だが 切り札となる「マリス七変化」はかなみが戦力外化していくやり込み域において貴重な急所属性攻撃であり、 全体攻撃のわりにクールタイム3と短めで非常に強力。神聖分解波は単体攻撃になっているが☆6だとクールタイムが0になるため乱発が可能になる。 防御面も前衛職としての体力の高さに「ヒーリング3」による回復も備えているため隙がない。 ゼロスリースキル「順番シャッフル」は発動率こそ低いが発動すれば問答無用で敵のターンをキャンセルするため凶悪。
ランス・クエストでは
ヒーラーとして参戦。高い初期レベル・才能限界に加えて、固有スキルの「神聖分解波」をもつ。なぜか初期装備武器は光の槍。無印ランス・クエストではリックとともに特定クエストのみのスポット参戦だったが、マグナムでは正式にパーティに参加する。限界Lvとは別のキャラクター自体の才能としてみるとカフェと並ぶ最高クラスのヒーラーと言える。
人間関係
- リア・パラパラ・リーザス / 命より大事な恋しい人
- ランス / リアが好きな人
- アビァトール・スカット / 茶飲み友達
- アーヤ・藤ノ宮 / 友達
修得技能
特記事項
名台詞
- この国の一般庶民は、みんな王女様の物です。王女様がどう使おうと王女様の自由です。
ぶっちゃけランス並みのエゴイズムです
- …………どういうことかしら?完全に溶け込んでいるはずだけど……
ランスにスアマの「ずれた格好」を指摘された後の独り言。 本人はそのつもりでも、ランスには「そっち系のお店のお姉さんみたい」にしか見えないようだ。(ランス01)
- ランス「これでいいんだな。」
- リア「・・・いえ。リアにキスしてください。」
- ランス「・・・きすぅ??」
- リア「これは、カオスの封印を解く為に必要な儀式ですわ。さぁ・・。」
- マリス「リア王女、ばかな事を言っている場合じゃありませんよ。キスなんて必要無いでしょうが。」
旧設定。流石に国家存亡の危機とあってはリアの我が儘を許さなかった。(ランス3)
- ランス「これでいいのか?」
- マリス「はい。それでは、そこで……」
- リア「そこで、王女の私に口づけを」
- ランス「なんだと?キスか」
- リア「うん、そうだよ。必要な手順なの」
- マリス「……………………」
- (中略)
- ランス「……さっきのちゅーは意味あったのか?」
- リア「うん、もちろん。えへへ」
- ランス「疑わしいな……ホントか、マリス?」
- マリス「………………はい」
- ランス「なんだその間は」
リメイク。この微妙な違いからマリスの性格設定の変化が伺える。(ランス03)
- ザンス様がよき縁談に恵まれない場合は……それも良いかも知れませんね。
ザンスと結婚すればいいじゃないかと冗談を言うランスに対して。 偶然にもザンスそんな気配はなく偶然にも原因の一因としてマリスが一枚噛んでいる……偶然ですよね?(ランス)10
- (けだもの、けだもの、けだもの…)
ifである鬼畜王にて、緑の里でキャロリを抱き緑化病を治してしまったランス王に対しての心情。
相手が美女であれば、伝染病も恐れず襲いかかる鬼畜な君主に対しての心の叫び。
偶然抗体を注入した形になったからよかったものの…*12
画像
©アリスソフト
コメント
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リーザス王国 | ||
王族 | リア・パラパラ・リーザス - ゴールデン・ウェンズディング・マーク2伯爵(ウェンズディング・リーザス) - カルピス・パラパラ・リーザス - グロス・リーザス | |
リーザス城 | マリス・アマリリス - はるまき - 見当かなみ - ハイジ・パンクラウ - クリン・ビゥ | |
リーザス軍 | 第1軍 (黒の軍) | バレス・プロヴァンス - アールコート・マリウス - スー・プロヴァンス - ジャロ・ジャスラック |
第2軍 (青の軍) | コルドバ・バーン - キンケード・ブランブラ | |
第3軍 (赤の軍) | リック・アディスン - メナド・シセイ | |
第4軍 (白の軍) | エクス・バンケット - ハウレーン・プロヴァンス - ペガサス・フォート - オーギル・ロット・シュタイン | |
魔法軍 (紫の軍) | アスカ・カドミュウム - チャカ・カドミュウム - メルフェイス・プロムナード | |
親衛隊 (金の軍) | レイラ・グレクニー - チルディ・シャープ - ジュリア・リンダム - イベット・チェリア | |
都市守備隊 | イェリコ・コロン - ハリー・スチュワート | |
住民 | カパーラ・ウーチ - ヒカリ・ミ・ブラン - アキ・デル - ユキ・デル - パティ・ザ・サマー - ミリー・リンクル - 堀川奈美 - ボブザ・フランダース - パルプテンクス・フランダース - アイ・コム - ラベンダー -フルル・バーン - カーチス・アベレン - アーヤ・藤ノ宮 - ライハルト - 変態ネズミ - サヤ・フライディ | |
リーザス・コロシアム | ユラン・ミラージュ - †憑黄泉☆魔無月† - ルイス・キートワック - アレキサンダー - ジャン・ギャンバン二世 - ニンジャマスター - バーニングB - フブリ松下 - くぐつ伯爵 - おたま男 - こんご - アリオス・テオマン - ハーケンゼブラ - 白井サヤ | |
未登場 | ラファリア・ムスカ - フララ - 竹中もこもこ - 書庫の幽霊 - 加藤すずめ - ウェンディ・クルミラー - ザラック- アビァトール・スカット |
*1 ランス3では、ヒーリング専用ユニットのセルがおり、かつランス以外自動行動であるため、マリスのヒーリング頻度は少なめである
*2 作中での他の使い手はエール・モフスとアム・イスエルのみ
*3 ランス01のスアマ・リリスマリと違い、YUKIMI女史の絵なので比較的違和感は少ない
*4 これを真似してか、後にリアが愛息ザンスの初体験をカメラに収めようとしているが、ザンスがあてがわれたメイドを抱けず失敗に終わっている
*5 チャカ食券B
*6 パパデマス食券Cとペスポ食券C。他に出番があるのはかなみ食券B、リア食券C、コパンドン食券C、パトリシア食券B。
*7 同じ地域制圧型シミュレーションゲームジャンルである戦国ランスでは香姫と3Gが「面倒臭い事」を引き受けている
*8 旧設定:LV50
*9 ランスワールドノート
*10 ランスワールドノート
*11 ランス01ではマリスが傍にいると、ランスがアイリーダーを使ってもリアの心を覗けないのもこの魔法のせいかも?
*12 鬼畜王と違い、正史ではマリスと関係がないイベントになっている