徳川家康 (とくがわ いえやす)
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解説
三河を支配する妖怪狸の大親分。実力は現在の妖怪王独眼流政宗を頂点とするなら、それに次ぐぐらいの実力をもつ大物妖怪。元は死国で優勢を振るっていた妖怪狸長谷団十郎が妖怪王らに成敗されたときに残った思念が徳川家の家宝の茶釜に乗り移り妖怪化したもの。団十郎の子という位置づけになる。他の妖怪狸と比べると体はずば抜けて大きく、上半身が狸下半身は茶釜である。移動はどうしてるのか思うだろうがドットをよく見ると茶釜の両端から足が出ているのが確認できる。要するに履物。
徳川家を乗っ取り、徳川家康を名乗る。人食いの妖怪狸でありながら人間の妻を持つ。野望はJAPAN統一と非常に大きいが、慎重すぎる性格のせいか思い切った手段が取れず、支配国は三河一国である。本人の談では無限に近い寿命をもっているのだから焦らず、人間たちが弱るのを待っているのだというが非常に言い訳くさい・・・部下の井伊直政曰く「親方さまは石橋を叩いて渡らないからだめなんでちゅ」*1
その我慢強さと慎重さは妙に愛嬌のある顔と相まって何となくケイブリスを連想させる。意外に常識的で配下の妖怪狸達に対するツッコミ担当でもある。
小知恵ははたらく様で、近隣の大国武田には贈り物を、今川のハニー達にも下手にでて援軍要請をするなど交渉上手な面も。配下の妖怪狸にはとても優しい一方で、人間に対しては冷淡にあたる。徳川家に仕える人間は皆狸の着ぐるみを着なければならない、天下統一の折にはJAPAN全民に着ぐるみを着せる予定である。野望は大きい・・・方向性が違う気もするが。
また統一の暁には新通貨を発行する算段であったらしく、現物の用意もしてあったようだ(徳川埋蔵金)。
外交では平身低頭だが戦闘に関するプライドは高く、戦国ランスでのレベルは55と、大陸で随一の剣士と言われるリックやロレックスと肩を並べる。ロレックスと同じ二刀流かつ斬撃飛ばしの必殺技の使い手であることから技能も同様に剣戦闘Lv2(二刀流)相当だと推測できる。必殺技は二刀の抜き打ちざまに斬撃波の大量弾幕を飛ばす手数の多さが印象に残る技で、単発の大きな衝撃波を直線に飛ばす弐式豪翔波とは対照的。もしもロレックスと立ち合ったなら相当見ごたえのある戦いになったことだろう。
ランスとの死闘の末に敗北するが狸寝入り(死んだふり)であり、確実に勝つために妖怪由来の治癒力で体力の回復を待ってからへとへとで帰り途中のランスを背後から襲おうとしたところに妖怪の掟を破った家康を粛清すべく現れた独眼流政宗に行く手を阻まれ交戦。家康は二体の分身を作り出す影武者の術を使い翻弄しようとするものの、本体を見破られ致命の斬撃を受け敗北する。なお、ランスワールドノートではこれでも生存が示唆されているが物理的な方法で死んでもいずれ蘇る妖怪の性質故であろう。
政宗の横やりが無ければランスがやられてしまっていた可能性も高かった侮れない人物。
刀の反りを上向きにして帯びていることから一般的な刀(打刀)ではなく馬上用の大太刀を二刀流で使っている模様。
ちなみに大太刀二刀流は太平記の新田義貞*2が使い手として有名で、それに脇差を用いた二刀の技がある柳生新陰流と組み合わせたものと推測される。大小の技を太太でやるのはさすが巨体の妖怪と言ったところ。
攻撃時は政宗と同様に刀身が紫炎を纏う。妖怪特有の妖力的な何かだろうか?
ゲーム的には
力の政宗、技の家康といった感じで個人戦に特化した強力なユニット(一週目は敵専用)。三河城の本丸を落とすと個人戦で戦う。
合戦能力も高く、全力武士攻撃2を所持しているため一発が重い。個人戦では高HPに加えて直線貫通の必殺技を保有しているため早めに挑むと難敵。
先に北陸側を進めて上杉家まで攻略して面子を揃えれば苦戦する要素は無いが初期メンバーの乱丸や勝家などはレベル差の関係から大したダメージが入らず、必殺技を喰らうとランスで体力約8割、シィルは巻き込まれると即死するため最短で挑むのはキツイ。
二周目以降に特定条件で仲間に。倍率の高いスキルを持つため、少しステータスを強化すれば合戦で十分に主力の一角を担える素地がある。性格が反映されたように交渉も真田透琳に次いで高く捕虜説得にも便利。
個人戦ではトップグループの一人。妖怪故のうたれ強さ+初期レベル55で最初から限界レベルな上、必殺技の性能がとにかく壊れ。(要準備、威力2倍、消費1の貫通攻撃)
戦国ランスで個人戦用の必殺技を使えるユニットは非常に少なく*3、希少な範囲攻撃なのでオロチ攻略で活躍する。
直線範囲攻撃特化という性能的にも戦国ランス版ロレックスといった感じである。
加えて、家康を仲間にすると配下の子狸たちも自動的に仲間になる。戦姫とは排他関係。設定は兎も角、ゲーム的には兵科の重要性を加味した上でも戦姫を仲間にするより家康の方が融通が利いて強い。
人間関係
- 武田信玄 / とりあえず機嫌をとっておこう
- 独眼流政宗 / 父親(長谷団十郎)のかたき、従うフリをして機嫌をとっておこう、警戒はするぞ
- 今川義元 / 無理に仕掛ける必要はないが注意はするぞ
- 妖怪子狸達 / かわいい部下達
- 戦姫 / 地下に幽閉していた
- シィル・プライン / 崇拝の対象。麗しの天麩羅レディ(二周目以降)
修得技能
特記事項
- 天麩羅が大好物(仲間になる際も天麩羅ホイホイで仲間になった)、狸は天麩羅が大好き「みんな大好き天麩羅ラ~♪」天下は統一できなくても、美味い天麩羅があればそれで満足したりもする。単純である
- 徳川家では家康自身が天麩羅を作って妖怪狸達に振る舞っている。服部半蔵は家康が作った天麩羅が大好き。主なタネはイカマン、酒、鯛、オホホウフフなど。なお揚げ方の謎な酒の天麩羅は酒井忠次の好物である。
- 家康の剣技のモチーフである柳生新陰流は史実で将軍(徳川)の剣と呼ばれており、家康の使う下方からカチ上げるような斬撃は合戦剣術で逆風というのだが、同名の技が新陰流本伝にも存在しており*4、それを掛け合わせた分かる人にしか分からないネタになっている。
名台詞
- 蹴鞠!?あいつら足がないのに蹴鞠!?
ハニー達が蹴鞠に夢中で援軍に来ない理由を知った時の台詞、素晴しいツッコミ台詞です
- 天麩羅レディ、シィル殿に礼!
- 天麩羅死上等! 鯛の天麩羅バッチこい!
天麩羅大好きです。特にシィルの作ったのは美味しいらしい。 家康自身の天麩羅作りの腕前から見てもシィルの腕は特別な模様。
- 独眼流政宗との会話から
政宗「家康よ人間とは難儀なものだな、なぜ争いつづけるのだろう」
家康「どうなんですかね。ひょっとしたら人間もわかってないのかもしれませんよ」
戦国の世にあってのなんかいいシーンでした(まあ家康自身がどう腹の中で思ってるかはわかりませんが(笑
- ふむ、ヘア解禁か…
ランスの配下に降るとのんびりとエロ瓦版を読んでくつろいでいる。スケベ親父である。
名場面
- ランス「がはははははは。待ちくたびれている妖怪は、駄目なのだ。」
- 家康「人間風情が……」
- ランス「さーて、鍋の材料になって貰うとするか。みんなでタヌキ汁パーティだ。がははははは。」
- 家康「くっ…くく…ははははは!!」
- ランス「お、なんだ?」
- 家康「ふっ…ふふ…くくくっ…」
- 家康「舐められたものだ……」
- 家康がゆらりと立ち上がる。そしてゆっくり、抜刀した。
- 家康「ふぅぅんっ!」
- すばやく、Xに刀を振るう家康。
- <ぶぉっっっ>
- 剣の軌跡の通りに風が吹き、ランスに叩きつけられた。
- ランス「うおっ!?」
- 剣風に、ランスが僅かに後退った。
- ランス「なんだ…こいつ、強いのか!?」
- カオス「うん、強いぞ。えらい事だな…これは。ちと厄介かもー。」
- ランス「むむむ。」
- カオス「本気でいったほうがいいぞい。」
- ランス「ふん。」
- 家康「宗旨替えだ!待ってばかりいても、埒があかぬなら、全て破壊し、俺のものにしてやる!!」
- 家康「そしてお前を倒し、俺がJAPANの王となってやろう!!」
- 家康「かかってくるがいい!!」
天守での決戦。家康の「鳴くまで待とうホトトギス」に対するランスの簡潔な返しから。 カオスが忠告するほどの相手であり、単騎ではJAPANでも有数の強者。
- 家康「それをくれるなら何でもするぞ!」
- ランス「本当か?」
- 家康「おう!!仲間にだってなる!」
- ランス(この狸野郎、なかなか強そうだし部下にしたら便利そうだな。)
- ランス「よし、くれてやる」
- 家康「お…おおおおー!ありがとうございます。ランス殿!」
二週目以降限定。家臣の榊原康政を戦闘で捕獲後仲間にして会話を二回行って狸は天麩羅が好物だという話を聞いておくと上の流れの直後にシィルがバケツ一杯の天麩羅を持ってきてシリアスブレイク。 無類の天麩羅好きである家康にとってシィルの特製天麩羅の魅力は抗いがたく、一瞬でランスと臣下の礼を交わすこととなった。 あまりにも美味すぎてすぐに食べ尽くしてしまったことを惜しんでいたが、シィルがまた作ってあげますよと言うと感動のあまり手を合わせて「ありがたや、ありがたや…」と拝む始末。 ランスには最前線での斬りこみ役兼壁役として散々こき使われるようになるが本人は天麩羅を貰えるならと特に苦にも感じていない。政治と戦いの場で態度の変化が極端でどちらかと言うと将よりも兵向きの人物と言える。
画像
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*1 この場合は叩くだけで渡らないという意味
*2 戦国ランスでは妙に強い足利家モブユニット
*3 汎用技を除くとランス、健太郎、毛利元就(元就パンチ)、明石風丸(火鉢突撃)ぐらい
*4 こちらは後の先を取る所謂カウンター技。必殺技の溜めがそれを意識しているように見えなくもない。1990年に徳間文庫から出版された剣豪小説「柳生十兵衛」のサブタイトル「逆風の太刀」で有名。
*5 発生したのが政宗が妖怪王となって以降だと考えられるため
*6 戦国ランスでのデータ