ミ・ロードリング -Mi Loadring-
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解説
ランス・クエスト ver.1.6またはマグナムより登場する、AL教団の司教。禿頭。端的に言うと「清く正しい狂信者」といった所か。
ALICE様への信仰心だけなら誰にも負けず、その熱意だけで司教の地位まで登り詰めた男。 ただでさえ常時ハイテンションで人の話を聞かないタイプだが、もう一段階スイッチが入ると「ALICE様ー!」と叫びながら部下を置き去りにして暴走し、落とし穴に突っ込んだりモンスターの群れを「神の左手」と称する拳で殴り倒したりする。腹話術で脳内ALICE様と会話を始めてしまうことすらある。
女神ALICEを過剰なまでに神聖視しているが、司教の中ではきわめて真っ当な人格の持ち主で、トータスが布教のためにJAPANへ黒死病をばら撒くよう提案をした際には「ALICE様がお喜びになるとは思えぬ! 我が目に映るのは、そのことのみです!」と一蹴している。
その信仰は正しく教義に則ってのものではあるが、宗教団体のトップに立つ者としては少なからず問題があり、トータスやエンロンのように宗教を政治と捉え、水面下で策略を張り巡らるようなことは出来無い為に、両名の黒い部分にも全く気づけていなかった。
AL教への信仰厚い彼にとって両者は偉大な先達であり批判の目で見ることは一切なく、上記の黒死病の件もあくまで信仰を同じくする中での意見の相違と捉えているようだ。
だが野心も裏表も無い性格からか、司教時代のクルックーとまともに声を掛けあうシーンがあったり、部下のテンプルナイツも振り回されながらも慕っている様子があり、セルやサチコからも尊敬のまなざしで見られている。他の司教たちと違ってランスに敵意を向けることもなく、彼のエピソードにはランス達やプレイヤーに悪い印象を与えるものはない。
次期法王を決めるムーラテストには、自分が若輩者で法王となる可能性は低いと自覚しながらも、ALICE様のために全力を尽くす事を誓って参加。期待値が低いことは諸国も承知していたが、彼の男気に魅せられたガンジーの一存で、ゼス王国が後援を引き受けている。自身と周囲の予想通りムーラテストは早々と落選となったが、本人は女神ALICEに会えたので後悔はないとしている。
クルックーの法王就任後も、相変わらず司教として彼女の下で仕事をこなしている。 ……女神ALICEを誰よりも信仰する彼にとっては、法王になれなかったのは何よりの僥倖だったのかもしれない。
実はAL教司教として、天与の才能はほぼなし、ヒーリングも低レベルのものしか使えないのだが、根性でカバーしている。1秒間に16発も出来るらしい。
ランス01では
リーザス城下町中央公園でランスと邂逅。 どうやら、リーザス城郊外にあるAL教の偉人ALICEMANの石碑を訪れるのが目的らしい。 出会った後は様々な場所で突然現れては治療魔法をかけて去っていく。リーザス城地下水道の水中からも現れる変人。
当時は駆け出しの僧侶であり、ハゲではなく毛がありロン毛。 ALICE様信仰や神出鬼没で出会った人にいきなり治療魔法をかける性格等も同じ。 実は人間時代のウィリス・藤崎の彼氏(と、ウィリスは思い込んでいる)
ランス03では
01と同じような感じでダンジョン内に出現する。攻略上非常に重要で頼りになる男。(いつも通りランスは会ったことを忘れているが)
01の時と比較すると急速に前頭部がハゲてきている。*1
今回はダンジョンのみならず戦場にも顔を出し、誰を回復するかをALICE様の指示のもと決めて辻ヒーリング*2していく。
その過程でモンスターの集団はもちろん、ヘルマン兵複数相手に当然ながら拳(しかも片手で)で大立ち回りしたり、果てにはリーザスの赤い死神ことリックの剣閃すら躱してのける。やはりこの男、凄く強いのでは?
何度会ってもランスに忘れられているが、ああ言うのは絶対に死なないから放っとけと言われる信頼ぶり。
ランス・クエスト マグナムでは
ダンジョンの移動中に出会うことがあり、そのうちの2回はこちらのHPを全回復してくれる。 ちなみにダンジョン会話が出来る場所であればどこでも遭遇出来るので、例え翔竜山であろうと遭遇する・・・
ランス10では
5万の魔軍がAL教の聖地カイズに上陸したことを受けて、法王クルックーはカイズを放棄して避難するようにと命令した。その際、ロードリングもアリスの聖像を回収しながら他のAL教関係者と一緒に撤退した。その後、一部の信仰心の強い信者たちは聖地奪還のために自発的に魔軍と戦い続けた。当然中にはロードリングの姿もあった。
食券イベントでは、女神ALICEへの新しい礼拝方法「火渡りの行」を考案したり、ALICE人形のバージョンアップをしたりするなど、相変わらずその信者振りを発揮している。
ALICEの人形に関しては本物そっくりになっているものの、ムーラテストの時一度本物のALICEの姿を目にした際には、光に包まれてよく見えなかったとのこと。あくまで女神への信仰心より人形のデザインを想起したらしい。
実際に女神の姿を知るクルックーからは協力出来ると言われたが、ロードリングは神の姿を見つけ出すのもまた試練と言い、彼女の提案を断った。
あと数年以内の短期間で毛髪が急速後退したのは、恋愛などの気苦労によるものらしい。
ちなみにランスからはヘルマンのロレックス、リーザスのコルドバ、ゼスのガンジーと同じく各国の暑苦しい男の面子の一人に数えられた。
ゲーム的には
ランス10では
自由都市所属のキャラとして登場。成長に合わせた4パターン全てが登場しており、集結実績もあるなど地味に優遇されている。
ちなみに同一キャラで4種類というのは主人公であるランスを除けば第一部の男性キャラ最多。
しかもレアリティがコモンであるため、集めるのは容易。初めて集結実績を取ったのは彼であると言う人も多いのではないのだろうか。
4種類全てでヒーリングが使える*3こともあって、育てておくと自由都市の部隊補正増強や道中の回復役と案外役に立つ。
もう一つのスキル「アリスの加護」は超絶信仰という使用条件が付いており、一切使用できない無駄スキル。
女神ALICEへの面会を果たしたあとだからか、Lv37では「アリスの加護」は「神の鉄槌」に変化している。
部隊補正の高さからATKは案外高いので、弱点属性やブーストなどチャンスが来たら遠慮なくブン殴ろう。
人間関係
- 女神ALICE / 信仰する女神
- クルックー・モフス / 上司である現法王。
- ローレ・エンロン / 元司教仲間。
- オズ・トータス / 元司教仲間。
- ランス / 迷宮でたまに会う冒険者。あまりよく覚えていない。
- ウィリス・藤崎 / 我が身に憑いているらしい謎の悪霊。いつか祓わねば。
- サチコ・センターズ / 盾の少女
特記事項
- 常にALICE様を模した人形を持っており、人形から天啓を受けている。*4
- 彼が常に携えているALICE様人形は時系列を追う毎にパワーアップしている。
ランス01:お手製と思われる紙細工の人形…というかハリボテ。顔に至っては手書き。
ランス03:リアル系フランス人形。ただし三頭身のためかなり不気味。
ランス・クエスト マグナム:『デアボリカ』に登場するアリスちゃんを模した人形。
ランス10:遂に実物完全模写の人形に進化した。なお、マグナムで女神ALICEとの邂逅を果たした際には光に包まれていてよく見えていなかったため、このデザインはあくまで本人の想像の産物である。
名台詞
- 『みーくん、みーくん。初対面の子に盗賊風なんて、ダメだぞ☆』
- 「はっ!?ALICE様!!確かに仰るとおりでございます!すまない…………御仁よ」
- 「そもそも道に迷ったのもALICE様の課した試練のひとつ!ならば他人に頼る心は弱さそのもの!」
- 「いたいのいたいのとんでけーーー!」
リーザス領辺境にてランスと出会った場面。(初対面ではないが、お互い覚えが無い) 基本こんな感じで、ALICEの人形の突っ込み(と言う名の腹話術)を交えて他人と会話する。(ランス01)
- ミ「うむ!この身は悪霊に取り憑かれているゆえ、それを祓う実力が必要なのだ!」
- かなみ「悪霊って……そうは見えないけど……」
- ミ「だが事実だ。時々、何者かのねっとりした視線や、不気味な息遣いを感じるのだ」
- ミ「あげく、閉め切っていたはずの私室に不気味な綿の塊*5が置かれていたり、冒涜的な女の声で名前を囁かれたり……」
- ミ「『そうそう……超怖いよ。ぷるぷる。みーくん、頑張ってお祓いしなきゃ』」
悪魔回廊にて。 ウィリスのストーキング行為はミー君本人にはこう映るらしい。(ランス03)
- 「私も反対です」
- 「ALICE様がお喜びになるとは思えぬ!」
- 「我が目に映るのは、そのことのみです!」
JAPANにAL教を広める為に黒死病を撒き散らす事を提議したオズ・トータス司教とそれに賛同したローレ・エンロン司教に対して、 クルックー・モフス司教と共に反対の立場を取る彼が自らの信念を語った場面。 実際女神ALICE本人がどう思われるかは不明だけど。(マグナム)
画像
ランス・クエスト マグナム(上から2人目)
©アリスソフト
コメント
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*1 前頭部とアリス人形以外はランス01のグラフィックの使い回し
*2 作中トップクラスのパーティ全体を2000回復
*3 LV31とLv37は上級ヒーリング
*4 当然自分の腹話術
*5 恐らくランス01でウィリスが編んだマフラーだと思われる
*6 16発/sec