明智光秀

解説

ランスが関わる前からの織田家家臣の1人。 頭脳労働担当として軍師職に就いているが、心配性で実力を発揮しきれない。
足利家の手引きにより謀叛を起こした久保田法眼とも戦いを避け対話をするべきと訴える程に穏健派。 気弱で後ろ向きな思考をする傾向が強く、ゲーム開始時点まで残った忠誠心が高い他の武将達からもその言動には辟易されている。
ランスと共に出撃させているとTPOを弁えずその陰鬱な思考を垂れ流しにする言動にイライラとし始めたランスが彼をいじめ始める。 外様であるランスには古株同士の遠慮がなく容赦も無いのでやり過ぎると出家してしまう。 光秀が出家した場合は娘のガラシャが参入し、残った部隊と所有していたアイテムを引き継ぐ。
ガラシャは当該項目へ。

ゲーム的には

ゲーム開始時点からいる武将達の中で唯一の軍師ユニットだが、それ故に「今作では軍師は弱い」と誤解を招く事になった元凶。
内政能力が低めな織田家の武将達の中ではそこそこ高い数値を持つものの合戦ステータスや兵数はかなり低く、合戦で使う分には基本的に役に立たない。 織田家の尾張や原家の伊勢など最序盤における地域の人材発掘による武将登用では必要交渉値がどれも6以下と光秀だけで事足りる程度に低く設定されており、合戦に出す暇があるのならその高めの交渉値を使って足りない武将の頭数を増やせと言わんばかりとなっている。

とはいえ取り柄の内政能力も飛び抜けて高い物ではないので「ハチスカ棟梁」「もの探し名人」「説得法師」や大満足ボーナスで加入出来る万能のすごい偉人武将達といった内政に特化した面々を序盤に登用してしまえば霞む程度であるため早々に居場所が無くなってしまう。 コストも2と性能の割に他の初期武将達より重いのでコストや武将枠が圧迫され始めた時に真っ先に解雇されてしまう事が多い。

足利家との合戦で捕獲可能な一休が行動値4/攻6/速6と光秀の特に低い能力値を全て倍にした上で残りの防/知/内政能力/コストが同値かつ「とんちで大逆転」という強力な固有技能を持ちキャラクリも可能という上位互換にも程がある武将が序盤から登用可能な事が光秀を見る目をより厳しくしている感がある。 一応レベルや才能限界は一休より高いのでギリギリ完全下位互換呼ばわりの謗りは免れているが、個人戦で使った所で一休も光秀も使い道の無さでは大差が無いという悲しい現実がある。

初期状態から使用可能な技能の「状態解除(丙)」は使用者のステータスが低くとも関係無く敵軍付与を剥ぎ取る事が出来るので、光秀を合戦で運用したいのであれば敵軍に軍師がいるか、あるいは「攻撃運」など強力な付与が入る技能を持つ武将がいる合戦でのカウンターとして使う事を推奨。 好感度パワーアップで乙、甲へと強化してやれるならば敵軍軍師のばら撒く面倒な付与を封殺する事も出来るだろう。
とはいえ軍師は兵種的に足が遅くその上に光秀は速も低いので付与解除するまでに時間がかかるのが難点。 好意的に言い換えれば自分より早く行動する敵軍軍師が合戦戦術によりばら撒いた付与を後出しで解除出来ると言えなくもない。
また、勢力ボーナス解放条件において最難関である武田を加入させる為の前提条件である風林火山4連戦の撃破を序盤にしたい場合においては貴重な状態解除要員。 武田四将の強力な付与を解除出来ればその後が随分と楽になる。 とはいえ、光秀は能力も兵数も低いため適当に配置するだけでは自分の順番が回ってくる前に騎馬等に壊滅させられてしまうのでアイテムや足軽の味方ガードなどで補強する事を忘れずに。

他には「戦果ダウン」を取得して戦果稼ぎをする運用がある。
光秀のステータスや兵数では到底稼ぐ事の出来ない様な戦果を稼げるので割と有用。 付与解除の運用とは違い敵軍軍師がいなくとも積極的に使っていけるようになるのが強み。

…とはいえこれらの運用は別に光秀でなくとも出来る事。 むしろ適当に捕獲した汎用軍師武将達の方が活かせるまである。
クリア履歴を達成する等の理由が無いなら無理して使う必要も無いので、使い途が無いと感じたならば解雇してコストと武将枠に空きを作るというのが最も正しい運用法である。
むしろ、プレイヤーに解雇させる為に設定されたステータスだとすら言える。

クリア履歴達成のため解雇する事は出来ず、数の限られた学習書で強化するのも勿体無い。 その上でただ武将枠を圧迫だけされているのが不快だというのならば「落武者狩り」技能を付け捕獲要員として合戦にいるだけ参戦させてやろう。

作戦許可証要員にする手もある。 その場合は「健康体」を取得しよう。
1000名まで増員する為の初期投資が少々掛かるものの、JAPAN全土の軍師達を兵数1000名で横並びにした時に最も合戦で使わない武将は誰かと問われれば、高確率で光秀が選ばれる筈。
すなわち光秀は全軍師の中で最も作戦許可証が似合う男。 足りない物は兵数だけなのだ。

• その他
  

ゲームクリア履歴では前田利家/前田慶次と同じくクリア時の配下武将「明智光秀」と「ガラシャ」は別枠としてそれぞれ登録される。
最初から選択可能な利家と違い大満足ボーナスの項目に「明智光秀:いじめる」を出す為にはランスと光秀を何度か一緒に出撃させる必要がある。 光秀が部隊1枠分を埋めていても他の部隊でどうにか出来る序盤の内か、初期状態の戦果補正や合戦効果で有利を取れる防戦に出す事で条件を満たしておきたい。

人間関係

• 香姫 / 織田家国主。
• 織田信長 / 先代の国主。
• ランス / 影番→国主代行。いじめられる。
• 柴田勝家 / 織田家家臣の古参仲間。女々しいぞと一喝される。
• 乱丸 / 織田家家臣の古参仲間。
• 前田利家 / 織田家家臣の古参仲間。開始直後の合戦では後列同士。
• 丹羽長秀 / 織田家家臣の古参仲間。同い年。
• ガラシャ / 娘。自分より優秀。

特記事項

• 元々はRPG版戦国ランスの重要ポジションだったが、プロットが変わったために汎用キャラ化。
  その頃の外見デザインが本編の北条早雲に転用された。

名台詞

• そうでしょうねぇ…

  解雇時の諦観した台詞。本人も自らの能力の不足を自覚していた模様。
  若干メタっぽい。

• 信長様、この光秀にもう一度久保田法眼の説得をさせて下さい。
  今は、織田家内部で内乱なんぞしている時ではありませぬ。
  この戦、他国を喜ばすだけで我が方には利はありませぬ。
  

• 奴とて裏切りたくて裏切ったのではないかもしれません。
  ですから、いきなり戦わず、まずは話し合いを…

久保田法眼との合戦前の進言。
穏便に解決したい意図は解るが、足利家の手引きも把握している相手にどの程度の勝算があったのか…

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