戦国ランス後日談 の変更点


TITLE:戦国ランス後日談
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*解説 [#v8e8aa14]
ハニホン最終号に収録されたミニ小説(絵:織音、文:とり)。本編正史ルートのその後の織田家の一幕を描いた見開き1Pの短編。登場人物一覧は織田家を参照。

ランスは旅立ち、未だ事後処理には追われるものの織田の天下となって概ね平和になりつつあるJAPAN。渦中の織田城では、かつて様々な勢力に分かれていた武将達が当たり前のように共に過ごし、香姫の計らいで見晴らしの良い広間に安置され花を手向けられた氷中のシィル・プラインの元へは、花を携えた人々が自然と集うようになっていた。……そんなお話。

*ダイジェスト [#k13557f3]
織田城を歩く香姫と鈴女、お茶とお団子を持ってシィルの広間へ。お茶は香姫、お団子は台所の吉川きくと川之江美禰が作ったもの。鈴女は香姫の周りでスキップして陽気におやつの歌を歌う。ナチュラルに殺人団子と歌われて凹む香姫に、団子が1ならお茶は1000の美味しさでござるとフォローも入れる。香姫はあまり嬉しくなさそうだ。

障子を開くと、そこは花で埋め尽くされた30畳ほどの広間。その奥に封印されたシィルが安置されている。大陸につながる空がよく見える部屋を選び、寂しさが少しでも薄まるようにと庭や野原で摘んだ花を飾っていた香姫。その心遣いを見た者達が次から次へと真似して花を運ぶようになり、広間は毎日花であふれるようになった。種子島重彦は派手な方が嬉しいだろうと種子島一同からの花輪を贈り、山本五十六は桔梗の鉢植えを手に訪れて、種子島が来たときの様子を語る。

そこへ団子の匂いを嗅ぎ付けた服部半蔵、酒井忠次、井伊直政が現れて賑やかし団子を貰いに台所へ向かっていく。おんぶ紐で榊原康政を背負った本田忠勝は静かに山百合を差し出し、礼を言われると少し頬を染め、深く頭を下げて部屋を後にした「武人でござる」(by 鈴女)。
そこへ団子の匂いを嗅ぎ付けた服部半蔵、酒井忠次、井伊直政が現れて賑やかし団子を貰いに台所へ向かっていく。おんぶ紐で榊原康政を背負った本多忠勝は静かに山百合を差し出し、礼を言われると少し頬を染め、深く頭を下げて部屋を後にした「武人でござる」(by 鈴女)。

残った3人でお茶会となったが、団子を口にした五十六が口元を押さえて立ち上がり、慌てて部屋を出ようとする。出がけにスズランを手にした名取と鉢合わせ、事情を察した彼女に介抱されてご不浄へ。心配する香姫に、つわりでござるかなと答える鈴女。五十六の性格上、相手はランス以外あり得ないとも。冷静に団子を喰いながら告げる鈴女の横で、動揺した香姫はわたわたしていた。

次に現れたのは、おけらカー小十郎に乗った妖怪王独眼流政宗。沢山の花が乗せられたおけらカー。花はどれも北国の珍しいものばかり。俺と俺の嫁達からだと政宗。彼は来水美樹と小川健太郎からの手紙も預かっていた。中身は近況を簡単に知らせる手紙と、すみれの押し花。「このお花、シィルおねえちゃんの氷に貼って下さい」と、美樹らしき字で書かれていた。団子とお茶のお代わりを補充しに席を立つ鈴女。

今度は[[3G]]がやって来る。妖怪と人間の長が揃っているのは丁度いいと、直江愛よりの連絡を伝えた。佐渡金山から帝ソードが発見された。詳細は追って報告するとのこと(文には無いが、背景には愛の報告を受ける上杉謙信も描かれている。)。

続いて、真田透琳、北条早雲が大陸相手に動きたいと伝えてきた事が報告される。二人はJAPANが統一されたのを機に、大陸にも目を向けるべきと考えており、手始めに天満橋付近に大きめの軍事施設を設置したいとのこと。また戦争かと不安げな香姫に政宗は、あくまで有事に備えて、内地に踏み込ませない為の防衛策だろうと説明し、[[3G]]も、あの付近に頑強な砦があればJAPANは難攻不落。平和の為の砦にございましょう、と後を続けた。まだ…本当の平和は訪れにくいのかな…と声を沈ませる香姫に、そのために俺たちが尽力すればいいと答える政宗。

同意した香姫は、[[3G]]を見て少し笑う。まだまだ死ねないね、と。自分は香様が良い相手と結婚して、生まれた赤子を抱くまでは死にませぬと[[3G]]。香姫はそんな[[3G]]を見て、その子の赤子も抱くまで死ななそうと微笑んだ。

最後に、織田信長の法要を身内だけで営む日取りを打ち合わせしたいとの性眼からの言伝を伝えると、鈴女がおやつの補充を持って戻って来た。政宗と[[3G]]の分もあるでござる、と妖怪王を呼び捨てにする鈴女を[[3G]]が叱るが、当の政宗は構わないと爽やかに笑う。

そんな和やかな空気の香姫達を障子の影から覗いているのは、花を手にするも気後れして中に入って行けない足利超神。なんか楽しそうでおじゃる…お団子も美味そうでおじゃる。呟いた言葉に後から声がかかる。そう思うならさっさと入って仲間に入れと。思わず振り返った超神の尻を蹴飛ばし部屋に突っ込んだのは坂本龍馬。ぷぴー!と頭から転がり込んできた超神に驚く香姫に、マイペースに団子を要求する。

あと香ちゃんだっこして座って食っていいかとも。すかさず[[3G]]が「喝ー! 香様をぬいぐるみにするのは禁止ー!」と叫ぶが気にしない。おろおろする香姫をよそに[[3G]]に花を渡し、勝手に香を抱えてわー、香ちゃんあったけーと歓声を上げる。「こりゃー!」と[[3G]]の大声が再び響く。

こうして、香の周りはとても賑やかだった。
CENTER:(終劇)

* コメント [#r418da88]

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