ザンス･リーザス

リーザス王子にして赤の将を務める少年。第二部時点で16～17歳。 赤の将の地位は実力で勝ち取ったものであり、リーザス最強の剣士という評判に偽りはない。 先代赤の将リック・アディスンの薫陶を受けており、魔法剣バイ・ロードと必殺技「バイ・ラ・ウェイ」を受け継いでいる。

リアの教育の賜物かランスの血か、ランスの子の中でも特にランスに似た気質を持つ。 常に頂点に立つ者であろうとし、何でも自分が一番でないと気が済まない。 施しは受けず、欲しいものは己の実力で掴み取るという覇王の気質を持つが、 正当な理由があれば素直に受け入れ、見所のある相手は部下に勧誘しようとするなど本質的には母親似の合理主義者。 共に負けず嫌いかつ世界のトップに立つという目標が被る乱義とは犬猿の仲で、一触即発の状況になることもしばしば。

一方、俺様な性格のためかモテモテな乱義と異なりあまり女性に縁がない。 かつてリアの英才教育の一環で色事用のメイドをあてがわれるも、我が子の初体験を記録しようとするリアやその部下の目があって手を出せず、 いつしか女をとっかえひっかえしているという噂が流れ、赤の将という職に就いたことで売春宿に行くこともできなくなってしまい、未だ童貞。

ゼスを合法的に乗っ取ろうと画策する母親の教育により異母妹スシヌを「将来の嫁」であると認識している。

• 俺は一度負けたんだぞ？
  なら、今度は一人で戦って、圧倒的に勝つしかねぇだろう
  母さん、あんたが俺を、そう育ててくれたんだ

  リアが今の自分に育ててくれたと話すザンス
  普段は苦手な母親だが、なんだかんだ言って愛しているのがわかる

• 俺の国と、俺の身内を守る為には、あの糞親父を倒さなねぇといけねぇ
  だから、戦うだけだ。
  なあ、そうだろ？

翔竜山に行くのを反対するリアに言い聞かせる
自分の大切なものを守る為に逃げずに立ち向かう
国を背負う王子として、一人の人間としても立派な名台詞