フレイア・イズン
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解説
ランス9では
ヘルマン出身の女暗殺者にして、ヘルマン皇室お抱えのアサシン集団「闇の翼」の頭領その人。
コードネームは「ブラックスワン」であり、その正体を知る者は少ない。「闇郭公」の名で一諜報員として暗躍することもある。
「闇の翼」の存続に身命を賭しており、そのためなら部下の命すら容赦なく犠牲にするほどの冷酷さを持つ。また、「闇の翼」の存続が第一であるため、雇い主であるステッセルとパメラに対する忠誠心は微塵もなく、あくまで利用し利用されるだけの関係。なので組織の存続のためなら平気で裏切る。そこには自分の命をも含まれておりピグルートではパットンを次の皇帝と認めた時いままで命を狙い続けたことへの謝罪として闇鷺と自身の命を奉げることで償おうとした。無駄な血を流す事を嫌うパットンにはもちろん止められ(この事はフレイアも分かっていたが、命を以って償おうとした事は本気である)、そのままパットンの部下として組織の部下と共に血の忠誠を誓うことになる。革命が成功するか分からない段階では本人のみがランス達に協力、組織自体は沈黙を守り中立を維持する事で革命失敗時に組織が壊滅に追い込まれる事を防ごうとした。
かなみルートでその方針が顕著であり、破竹の勢いで迫り来るリーザス軍を前に「本来闇の翼は個人への忠誠は誓わないが、ヘルマン滅亡の危機となると話は別」と素早く革命を成功させリーザスと和睦すべく組織を挙げて革命軍と共闘しランス達本隊のバックアップへと動いた。
闇烏の首を取引材料にしてハンティに取り入り、無法者に潜り込むが、真田透琳の慧眼とランスの不意打ちの前にあえなく捕縛される。
虜囚の身になってなお、大将であるランスを暗殺しようとするが、「その気になれなくて」失敗する。
その後「闇の翼」の頭領という正体がばれているにもかかわらずランスによって解放され、、面白そうだからという理由でかなみの部下に任命される。
一度裏切った自分を、自分よりも劣る相手の下につけるというこの人選に深読みしすぎてしまったことで行動を起こせずにいたが、
無法者の活躍を見ていく中でその実力を認め、このまま勝ち続ける限りは裏切りはしないと約束する。
かなみの部下に任命したランス自身は最初面白そうという理由だけで何も考えていなかったが、結果的に良いからと放置した。
アサシンとして非常に優秀であり、上司であるかなみを遥かに凌駕する能力を持つが、かなみにかつての上司を重ねて肩入れするなどの人間味も持ち合わせる。かつての上司は組織を守るために汚名を着せた上でフレイアが殺害している。
かなみの上司ぶりを褒めたり、へっぽこぶりをフォローしたりと、部下でありながら保護者であるかのような立ち回りをしつつ、無法者の諜報と哨戒を担う。
道中ランスに「お前にはヘルマンの夜明けを見せてやるからな」と言われた時は、「なあに?それ」と笑っていたが、結果的にランスが約束を守り本当にヘルマンの夜明けを見せられた事で評価しているようだ。
武器は相棒であるオアマ博士作の流動金属生命体・海苔巻を鞭のように振るう、海苔巻ウィップフォーム。過去の作品であり、オアマ博士すら覚えていない。普段は猫のような姿をしており、フレイアの肩に乗っているが戦闘になると鞭型へと変形する。実は喋るのだが革命達成までずっと無言であり、喋ったことでかなみを驚かせた。
戦闘参加ユニット20人の中で、唯一真エピローグに登場しない(かなみルートクリア前のエピローグのみ登場)。
ランス10では
今回はヘルマンと自由都市の両地域でその活躍が見られる。
声を出さずいきなり後から肩に手を置いたり、服にうしのアップリケを入れたり、相変わらずかなみをからかうのが好きな様子。部下の闇鷺の言葉によると、彼女には気に入った者を苛める癖があるとのこと。ちなみにランスとヒューバートもそのターゲットにされているらしい。
ランスたちが魔人バボラ討伐へ向かうと、東部戦線にあるニーチェの森の近くでフレイアに会える。この時は主に民の保護と魔軍の偵察を担当する。
魔人ケッセルリンク討伐の作戦では、ランスの命令に従い、ヘルマン中から不幸な女の子を集め、中に闇の翼のメンバーを混入させ、それをトランシルバニアの森にあるケッセルリンクの城に送り、後に無血開城に成功した。
ヘルマン自動解放イベントでは、軍師真田透琳の采配により、闇の翼を挙げてヘルマン各所の立て札に小細工をし、魔軍の進軍を滞らせ、あるいは住民に擬態して魔軍を避難済みの村に引きずり、手を尽くして妨害した。その隙に都市守備隊とてばさき部隊は民衆を誘導し、都市や砦に駆け込ませ、固く門を閉ざして立てこもらせた。
魔人レイ討伐の作戦では、ゴアの会談でDXの会の元締のカチューシャの逃亡を阻止し、その場で魔剣カオスにより負傷した魔人レイの捜索に闇の翼の配下を当たらせた。後に牢に入れられたカチューシャを説得して協力させようとしたが、芳しい返事は得られなかった。
また相棒のノリマキは一時期聖女モンスターのハウセスナースに惚れられ、彼女ごとラング・バウの地下に拉致されたが、その時の彼女は結構状況を面白がっていたらしい。最終的にはノリマキがハウセスナースを振り、二人ともそこにやってきたランスとベゼルアイに助け出された形で一件落着となった。
第二部では登場しておらず、エンディングロールの「(RA歴終了後)5年後」に闇の翼のメンバーの闇鴨(五代目)の姿が確認されているものの、そこでも彼女は登場しない。頭領の座はかなみに引き継いでいる(かなみがフレイアの頭飾りとノリマキを受け継いでいおり、闇鴨に「当代」と呼ばれている)ようであるが、それまでの間に死没しているのだろうか…?
鬼畜王ランスでは
ヘルマン出身の女忍者。冒険者風の衣装に身を包み、鮮やかな桃色の髪と右目の泣き黒子が特徴のちょっと派手目のお姉さん。ペットの単眼生物ノリマキを連れ、はすっぱな口調で喋り自信過剰で能天気な性格を持つ。3年前に男と別れて以来男日照りで、現在恋人募集中。ランスのことをボーヤと呼ぶ。
ヘルマンと開戦するとリーザス領内に現れ*1破壊工作を始める。登場後12週ほど放置すると破壊工作が成立、リーザスの軍資金がなくなりフレイアの幸福条件が満たされる。臨時徴収で3回フレイアに遭遇し、その後忍者とりもちを使うと捕縛することが可能。ヘルマンが用意した報酬金5万GOLDの倍額を積むことで買収できる。フレイアは報酬で一生遊んで暮らせると言っていたが、今の設定で5万GOLDだと一般年収よりちょっと多い程度か。
味方になると忍者工作で指示が出せるほか、ヒューバートに付き纏い支援ユニットとして敵将に攻撃を仕掛けてくれる。ヒューバートへの支援が一定数になるとイベントが発生する。尚、ヘルマンへの忍者工作に失敗し捕まると王妃パメラに誅殺され不幸となる。工作成功率が高くなかなか失敗することはないが、捕まった際はノリマキと共に潔く死を受け入れる。
ゲーム的には
ランス9では
ファイター寄りレンジャーとも言うべき、超攻撃的なレンジャーであり、臨機応変な遊撃手として活躍してくれる。
かなみを上回る回避・受流し値を誇るため、優秀な壁役としても活躍してくれる。
全キャラ中で唯一、相手の体力に関わらずボス以外を一撃で倒す[瞬殺]が低確率で発動する。発動率は成長ボーナスで最終的に二倍以上に伸びる。
必殺技は目の前と自分から一マス離れた周囲を海苔巻で打ち据える鞭技「パラライズパウダー」。攻撃範囲もさることながら、命中させた敵を1ターン行動不能にする追加効果が強力である。この必殺技にも瞬殺は乗る。
ランス10では
AP3の「敵将暗殺」と妨害攻撃「手裏剣」を扱う正に闇の者。
「敵将暗殺」は回数制限を気にしなくてよいのが同技を持つカチューシャ共々強みであるが、確定殲滅技の「大規模モルルン」や低コスト抹殺技の「ステルス暗殺」「社会的抹殺」と比べるとイマイチ信頼性に欠ける。完全上位互換である「首切り刀」を持つ運命の女かなみはレアリティが非常に高いため対抗馬になり難いが、野生児スーが解禁されるとレアリティの低さや「大切断」のコストの優秀さから影になりがち。
単体のATは高いものの同異カードのスキルが「弱体の発生」「混乱の発生」「裸手裏剣」と攻撃力に注視しないものであることや、ヘルマン勢のサポート要員としては闇鷺のスキル構成が完璧すぎることから、序盤では活躍できるものの後半では選択に挙がりにくい仕上がりになっている。
人間関係
- 海苔巻(ノリマキ) / 見た目は単眼の猫で、普段は肩に乗せている。ペット、掛け合い漫才の相棒(喋る)
- 見当かなみ / すっごく頼りないけど愛着の湧く上司。利用しちゃってごめんなさいね
- 闇鷺 / 忠実な右腕。一時期恋人の振りをしていた。
- ランス / 約束を守る男とは思わなかった。またとても可愛いと思っている。
- ヒューバート・リプトン / 結婚の話は私を通して欲しい
- カチューシャ・ボッシュ / 厄介な相手
名台詞
- 闇郭公「もう、困った子ね。隊長の一世一代の晴れ舞台を邪魔するわけにはいかないわ。」
上司であるかなみに花を持たせる良く出来た部下(笑)
画像
©アリスソフト
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ヘルマン共和国(新体制) | ||
大統領とその関係者 | シーラ・ヘルマン - パットン・ヘルマン(パットン・ミスナルジ) - ハンティ・カラー- ペルエレ・カレット | |
ヘルマン軍 | 総司令官 | ヒューバート・リプトン |
総参謀長 | クリーム・ガノブレード | |
第1軍 | アミトス・アミテージ - イオ・イシュタル - ビンタン・デストラー | |
第2軍 | ボドゥ - トルストイ・バトー | |
第3軍 | ヒューバート・リプトン(兼任) | |
第4軍 | マロン・コンドラチェンコ | |
第5軍 | ロレックス・ガドラス - オルオレ・ザ・サード | |
警備隊 | ルーベラン・ツェール - トルストイ・バトー | |
客将 | 真田透琳 | |
闇の翼 | フレイア・イズン - 闇鷺 | |
住民 | アナセル・カスポーラ - ピグ・ギリシアム |
ヘルマン帝国 | ||
皇室 | パメラ・ヘルマン - シーラ・ヘルマン(ルシアン・カレット) - パットン・ヘルマン(パットン・ミスナルジ) - ザナゲス・ヘルマン - 第45代ヘルマン皇帝 | |
宰相 | ステッセル・ロマノフ | |
評議員会 | ケチャック・バンゴー - バショウ・マティオ | |
評議員会(元) | ハンティ・カラー - フリーク・パラフィン - ビッチ・ゴルチ - ガームロア・マティオ - (オールハウンド・ドックドッグ) | |
ヘルマン軍 | 第1軍 | レリューコフ・バーコフ - カール・オジザン - イオ・イシュタル - ピグ・ギリシアム - ボドゥ - ザン・ザビス |
第2軍 | アリストレス・カーム - コンバート・タックス - (ヒューバート・リプトン) - デンズ・ブラウ | |
第3軍 | (トーマ・リプトン) - ミネバ・マーガレット - アミトス・アミテージ - タミ・ジョン - マハ・マーガレット - アイザック - オルグ・マティオ - ロバート・ランドスター - セピア・ランドスター - ムスタング・ヘイジ - フレッチャー・モーデル - ヘンダーソン・ドーントレス | |
第4軍 | ネロ・チャペット7世 - クリーム・ガノブレード | |
第5軍 | ロレックス・ガドラス - オルオレ・ザ・サード - (カチューシャ・ボッシュ) - (ソルニア・ベンツ) | |
警備隊 | ルーベラン・ツェール | |
強制収容所 | オアマ・モトヒーデ - 悪徳政治家 - ゴキンケン - ハートブレイクホテル | |
闇の翼 | フレイア・イズン - 闇烏 - 闇鴨 - 闇鷺 - 闇雀 | |
パットン一派(革命軍) | パットン・ミスナルジ - ハンティ・カラー - フリーク・パラフィン - ヒューバート・リプトン - メルシィ・アーチャ - ポートフ・トカレフ - ハンスキンス - ウラジール | |
傭兵団・盗賊団 | アルカネーゼ・ライズ - (シルバレル) - セキトリ・セキワケ - バウンド・レス - ソウル・レス - エレナ・フラワー | |
住民 | アナセル・カスポーラ - アミラン・バーコフ - ロッテンマイヤー・ゴルチ- ペルエレ・カレット - リル・ガドラス |
*1 出没する街はランダムだが冒頭イベントでマリスがヒントをくれる