闘神
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登場作品
ランス4、ランス4opt、鬼畜王ランス、ランス6、ランス9、ランス10
解説(ランスシリーズ)
聖魔教団の象徴であり、中心的存在であった、24人の魔法使い達の仮の躰。彼らのミイラによって遠隔操作される、器物でありながら魔力によって急速に破損を修復する事も可能な、魔人と互角以上に闘えるよう造られた兵器であり、浮遊都市が闘神都市と呼ばれるようになった由来でもある。人々に教団の神と崇められた、魔力で動く巨大な金属製の操り人形。闘神都市の中枢と言っていい存在。
当初の予定では闘将同様金属化した脳を入れて動かす予定ではあったが、対象者達はバイオメタル技術の永遠性への疑問と自らの肉体が消滅することを嫌い、聖櫃に入り、魂のみが生き続けるというミイラ化手段を選択した。しかし、聖櫃の実態はそれとは異なり、単にルーンの指令を受信し、その傀儡として都市の行動を決定するものでしかなかった。闘神を操る魔法使いたちの意志は「死」とともに失われていたことになる。
強さのみでは確かに魔人に匹敵、あるいは凌駕する者も居た闘神達であったが、無敵結界の壁を破る事は出来ず、32年にも及んだ魔人戦争の中で一人の魔人も滅ぼす事は出来なかった。近年の設定公開(足利目安箱 第2回)で、無敵結界の存在を当時の教団も知っていた事に言及された。教団側は当初、膨大な物量と火力を以て魔人を疲弊させ、最終的には撃退、封印を狙っていた。しかし、闘神シリーズの建造途中での魔人からの突然の開戦、魔人の予想以上の能力の高さの前に、戦力配分が追いつかず、教団のもくろみは脆くも崩れ去ったのである。
聖棺のミイラには、3つの重要な役割がある。
- 都市を大空に浮かべている中央塔『浮力の杖』に、未来永劫尽きる事なく魔力を送り続けること。
- 魔法世界の中心都市、デトナ・ルーカの地下に居るM・M・ルーンより指令を受け取り、都市全域に命令を出すこと。
- 闘神と呼ばれる全長3メートルに及ぶ金属人形を制御・管制すること。
闘神本体や、魔導砲などに必要な魔力は、ルーンでも聖棺のミイラでもなく、教団の一般魔法使い達が多人数で生み出し、それを(マナバッテリーなどに代表される)教団の優れた技術によって蓄積増幅することで賄われる。一般魔法使い達の魔力がなければ闘神と言えども、ただの銅像に過ぎないのだ。
闘神の身体が破壊された時、闘神都市も崩壊するという事実がある。このミイラの脳と闘神の身体の間の不可思議な繋がりの真実を知るのは、M・M・ルーンのみと言われている。
魔人戦争終結時に残存した闘神数体はフリークにより封印され、LP6年末期(ヘルマン革命終結後)も眠ったままである。あくまで眠っているだけで条件が整い起動すると過去のルーンの命令に従い活動を再開する。
闘神及び闘神都市
製造No. | 解説 | ||
01 | Αα | アルファ | 1番目の闘神。闘将バステトが所属。 デトナ・ルーカ(現在のラング・バウ)上空に浮遊していたとされ、またバステトをステッセルが利用していたことから、ラング・バウ近郊に遺構が存在する可能性が高い |
02 | Ββ | ベータ | (詳細不明) |
03 | Γγ | ガンマ | 3番目の闘神。ゼス方面墜落。遺構は王者の塔地下に埋没。 マナバッテリーは再利用されていたが、ランス6でアニスが誤って破壊、修復の目処は立たず。 闘神本体はレッドアイがボディーとして寄生。ランス10でアニスに破壊されて放棄される |
04 | Δδ | デルタ | 4番目の闘神。ゼス方面墜落。遺構はマジノライン第8区地下に埋没。 ランス6でマナバッテリーは再起動され、稼働中 |
05 | Εε | イプシロン | (詳細不明)。なおメガドライブのメガCDで闘神都市イプシロンというアリスソフトの作品が発売予定であったが開発中止となっている。 |
06 | Ζζ | ゼータ | 6番目の闘神。ゼス方面墜落。ゼス王宮博物館展示。 ランス10で再起動し人類軍へ。無敵ランス城のコアユニットとして再利用 |
07 | Ηη | エータ | (詳細不明) |
08 | Θθ | シータ | 8番目に作られた格闘機能特化の闘神。ノスとの戦闘が有名な黄金の女神。聖櫃は破壊された |
09 | Ιι | イオタ | (詳細不明)ゼス方面墜落。遺構は日曜の塔地下に埋没。 マナバッテリーは再利用され、稼働中 |
10 | Κκ | カッパ | 水陸両用の闘神。ゼス方面墜落。遺構は弾倉の塔地下に埋没。 マナバッテリーは再利用されていたが、ランス6で破壊され、修復の目処は立たず |
11 | Λλ | ラムダ | 11番目の闘神。魔人戦争当時、最大最強と謳われた闘神 |
12 | Μμ | ミュー | (詳細不明、女性型) |
13 | Νν | ニュー | (詳細不明) |
14 | Ξξ | クシー | (詳細不明) |
15 | Οο | オミクロン | 15番目の闘神。ゼス方面墜落。遺構は跳躍の塔地下に埋没。 マナバッテリーは再利用されていたが、ランス6でランスにより破壊され、修復の目処は立たず |
16 | Ππ | パイ | (詳細不明) |
17 | Ρρ | ロー | (詳細不明) |
18 | Σσ | シグマ | 種族的に魔法が使えないはずのポピンズの魔法使いが闘神と化した存在。ヘルマン方面で封印される。 ランス10のクエストで発掘、再起動 |
19 | Ττ | タウ | (詳細不明) |
20 | Υυ | ユプシロン | 20番目の闘神。事実上最後の闘神。 大陸東部上空を漂流状態で浮遊していたが、ランス4で再起動した闘神が破壊され、自由都市地帯に墜落。 遺構は都市として再利用され、闘神都市となる。 |
21 | Φφ | ファイ | (建造間に合わず、未稼働) |
22 | Χχ | カイ | (建造間に合わず、未稼働) |
23 | Ψψ | プサイ | (建造間に合わず、未稼働) |
24 | Ωω | オメガ | 唯一の搭乗して操作する闘神。フリーク用として製造。ヘルマン方面で封印される。 ランス9で浮要塞のコア部分に流用され、闘神としては使用不能に |
25 | MM | マジックマスター | M・M・ルーンが密かに建造していた最後にして真なる最強の闘神。 闘神に魂を移す前にルーンが死んだため未稼働のままデトナ・ルーカ跡地であるラング・バウ地下に眠っていたが、ランス9で起動後、破壊される |
日曜の塔・跳躍の塔・王者の塔・弾倉の塔は浮力の杖の遺構。
シャングリラ近郊・自由都市地帯に存在していた遺構の構成部品はパットンにより無敵ランス城およびゼータの再起動のために流用された。
また、再稼働可能な状態で封印されていた闘神がランス9の時点でどこか(おそらく上記のシャングリラ近郊と自由都市地帯と推定される)にもう二体存在していたものの、どちらも闘神MMが破壊された際に聖櫃が自己停止している。
解説(闘神都市シリーズ)
闘神都市と名付けられた観光都市で、年に一度開かれる戦士達の祭典、闘神大会における用語。闘神都市1では都市の支配者である最強の中の最強を意味する称号であり、闘神都市2・3ではそのまま大会優勝者の称号とされる。
2以降はパラレル世界だが、闘神1のみLP0025年*1頃の同一世界が舞台。以下は1における闘神の立ち位置。大会優勝者には都市の「将軍」の身分と、支配者である「闘神」への挑戦権が与えられ、先代を倒す事に成功すれば代替わりして都市の運営を欲しいままに出来る。表向きは絶対権力者だが、実際は洗脳され黒幕であるYORA一派の操り人形。
2・3でも闘神が表向きの栄光と裏腹に都市長の操り人形である設定は継承されており、優勝後に与えられる屋敷での優雅な生活という名目で世間と隔離され、(多くは脅迫や洗脳で)深く危険な迷宮の探索を強要される立場となる。
画像
©アリスソフト
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聖魔教団 | |
筆頭 | ルーカ・ルーン |
5人衆 | ルーカ・ルーン - フリーク・パラフィン - 闘神Λ - 闘神Θ - セルジオ・コンポ |
闘神 | Α - Β - Γ - Δ - Ε - Ζ - Η - Θ - Ι - Κ - Λ - Μ - Ν - Ξ - Ο - Π - Ρ - Σ - Τ - Υ - Φ - Χ - Ψ - Ω - MM |
闘将 | フリーク・パラフィン - レプリカ・ミスリー - ディオ・カルミス - ボォルグ・ラウゼン・ストマウス - モガンダ - バステト - スカーレット - ダイロス |
聖骸闘将 | ロンメルシリーズ - マーダーシリーズ - 魔農民 - ダイロス親衛騎士団 |
その他 | 魔鉄匠 - 聖魔法 - 魔法具 - 魔池 - 魔蓄技術 - 鉄兵 - バイオメタル - マナバッテリー - デトナ・ルーカ - イラーピュ |
*1 ランス10以降での正史では既にLP歴が終わっているのであくまで目安
*2 名前は変更可能