裏切りの魔法使い のプレビュー
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解説
伝説に記されているフリーク・パラフィンのもう一つの名。
魔人戦争期、地上の民の裏切りで狂ったM・M・ルーンの指令を受け、
人類も魔族も見境なしに殺そうとする闘神達を止める唯一の手段として、
また無二の友でもあるが故に、暴走するM・M・ルーンを仲間と共に倒し、
結果として魔人戦争を終結に導いた者として名を残している青銅の身体を持つ聖魔法使い。
聖魔教団設立に携わったルーンの信頼する24人の幹部達の中で、
自ら闘神となり常に前線で戦った20人とも、聖柩の中で闘神になる時を待った3人とも違い、
唯一、闘将の躰を選ぶ事で操られる事無く自らの意思を残していたフリーク・パラフィン。
怒れるルーンの意思を受け、闘神都市と闘将達が地上を地獄色に染め上げる中、
黒髪のカラーの言葉を聞いた彼はルーンを倒す決意をする。
…しかし、その方法が見つからない。魔人をも凌駕すると思える程のルーンの魔力の前に、
フリークは苦悩の日々を過ごすことになる。
魔人戦争最後の年、レプリカ・ミスリーの誕生で長い苦悩から解放されたフリークは、
彼女と黒髪のカラーの協力でM・M・ルーンの殺害に成功する。
主を失い、戸惑い状態で動けない残りの闘神達を総て封印した彼は、教団を裏切り、
友を殺した己を悔い自らの命を絶とうとしたが、再び黒髪のカラーに諭される。
世界を見続ける義務があると告げ、彼に永遠の友情を誓った彼女の言葉に、フリークは
再び人類が魔人と戦う時の為に、闘神都市の研究と封印の番を続ける意思を固めたのだった。
その後の歴史では、闘神都市Υの番人として協力者であるレプリカ・ミスリーを残し*1、
経緯は不明だが、カラーの娘と共にヘルマン評議委員になっている。
コメント
*1 約500年前