戯骸 (朱雀)
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解説
魔人ザビエルの復活によって目覚めた使徒。出身種族は輪廻転生を司る不死鳥「フェニックス」で人型の時の名前は戯骸。怪物出身のザビエルの使徒の中では唯一出身種族が判明しており、他使徒が真の姿の名が真名なのに対し戯骸のソレは別名に過ぎない。特定の事象を司るという神に属した権能*1を持つ謎の存在。南条家の人間の体内に長らく封印されていたが、南条家当代である南条蘭の中から復活を果たした。このため正史では蘭の死亡は確定しており、北条早雲には仇として狙われている。
すらりとした細マッチョのイケメンで、他の使徒に比べるとさばけた性格をした好青年だが、ランスに一目惚れした。以後、「俺の一番星」と呼んでその尻穴を狙い続けている。ランスを狙うホモ鳥……と思いきや、マグナムではまさかの女性体となって登場。フェニックスであることから死んでも復活する性質で、復活するときに性別が変化することがある。なお、作中では一回死ぬごとに性別が切り替わる。
なんにせよ、見姿によらず彼(彼女)のランスを想う気持ちは本物である。ちなみにリバなので入れるのも入れられるのもokだ。
ランスが「ホモ焼き鳥」と呼んでシルバレルやレベル神ミカンと同列に並べて恐れるほどのトラウマであり倒しても倒せない天敵。ただし女性の時は話は別で、ランスの女の一人。
自身の実力に絶対の自信を持っており、一軍の将でありながら兵を置いて単身で敵陣に赴き、強者を見定めてはタイマンの喧嘩を申し込むという魔人レイとよく似た喧嘩好き。自由奔放な振る舞いに対してザビエルは「お前は昔と変わらぬな」と呆れ半分に苦笑しながら好き勝手を許しており、封印前のNC期からその実力に信頼を置かれていたようだ。ザビエルの使徒の中では遊撃を担当しており最も強く、戯骸の真の姿「朱雀(=フェニックス)」はその権能故に他の使徒とは一線を画す。
朱雀は猛禽類を思わせる鉤爪のついた腕を尾のように生やし、エイと蝙蝠とサソリを混ぜ合わせたような平たい形の真っ赤な怪物。その正体は大量破壊魔法のような威力を持つ最強の陰陽術「朱雀召喚」の本体であり、変身と同時にその力をフルに行使して相手を焼殺する。最強の火炎術の御本尊とあってその攻撃は無敵結界が無ければ一撃絶命が確定する反則のような威力であり、初撃で死なない魔人でなければタイマン自体が成立しないという恐るべき強者。刃状の翼を使った斬撃も可能で、一刀両断後しばらくしてから血が噴き出るという凄まじい速度と切れ味を誇る。
「フェニックス」の権能により死亡すると新しい肉体を得て蘇り、死んだ直後に何事も無かったように新品が現れたりするため魔人と違って常にダメージは通るがそれ自体に大した意味が無い。人型形態のままでも相当な実力者であり、戦国ランスでは右手に炎を纏わせ巨大な鉤爪のような形にして薙ぎ払う。長煙管を得物にして人類最強クラスの斬撃を軽くいなしたり、人間の頭蓋程度なら簡単に握り潰せる膂力も持つ。翔竜山の頂上付近から中腹まで叩きつけられてもクラクラする程度で済むなど肉体強度も相当なもの。LVで見るとそうでもないが、種としてのスペックが強大であるためLVが全く当てにならない例の一つ。
南条家の先祖に封印された名残で南条家の当主には例え遺体であっても傷をつけることができず、唯一の弱点となっている。陰陽道は悪魔月餅が開発した調伏・封印に特化した体系であるため不滅体質の意味が無く相性が悪かったのだと思われる一方、陰陽術師が使う式札は紙媒体故に炎が弱点であるため戯骸には通用しない。南条家の先祖が如何なる手段を用いたのか気になるところ。
朱雀に正面から挑むのはランスとカオスも無謀と見ており、朱雀への変身を封じてからタイマンを反故にし全員で囲んでリンチにする方法を考えていた。封印だけならまだしも囲んでリンチというのが何ともランスらしい。ただ、人型のままでも猛者な上、「朱雀召喚」のスケールからしても朱雀を封印しなければ全員で掛かったところで鏖殺された可能性が高く、いずれも正しい対策だったと言える。土壇場でランスが一計を案じたことで真の姿への変身を自主的に封印させその場は何とか勝利することができたが実際は…。
サポート型の魔導は兎も角、式部と煉獄はルート次第でランスか健太郎がタイマンで倒すストーリーになるがこいつに関しては早雲の秘策を除くと本気を使わせずに全員で囲んでリンチする以外に勝てる流れが存在しない。
フェニックスによる蘇生能力は条件付きだが他者にも有効であり、JAPANでの死者であれば数十年の一度の特別な日に失った肉体ごと現世へと蘇らせる事ができる。ウェンリーナーとの違いとしては肉体ごと蘇らせるため死亡時の状態は気にしなくてよく、死亡から暫く経っていても蘇生可能。また、戯骸本人への代償などがない。デメリットとしては儀式の可能な期間が限定される他、蘇生者の体温は死人のように低くなり、毒無効体質や部位欠損を自身で戻したりなど不死者のような状態になる。
登場時の戦闘狂っぽさとは裏腹に、お人よしで世話焼き好きな面があり主人の命令が無ければ害は無い。
いきなり攻撃されても余程頭にこなければ手を出そうとはせず、ザビエルの命令があった戦国ランス以外では殺生も起こしていない。
こんな奴がどういう経緯を持ってザビエルの使徒となったのか疑問は尽きないが、戯骸も戦国ランスの頃は人間を見下して殺戮を楽しんでおり、付いていけばその場をどんどん提供してくれるザビエルとの仲は良かったようだ。*2
女性体は、銀髪癖っ毛ロングで首に長いマフラーを巻き右拳を発火させた少女の姿で、白目が赤く金色の丸い瞳に縦長の黒瞳孔の猫目。こちらは誰を相手にしてもお淑やかで礼儀正しく、ランスが速攻で俺の女認定し、正体発覚後もランスの態度が変わらないぐらいの美少女。まだ戯骸の妹と言われた方が信じられるレベルの乙女っぷりでとても同一人物とは思えない。
女性キャラとしても結構人気が高いキャラの一人である。
戦国ランスでは
南条蘭の体内に封印されており、初めて姿を見せたのは強力な青鬼である梅川が天志教の寺で暴れていた時。援軍に呼ばれたが体調を崩し、本来の力が出せない早雲が梅川に苦戦しているのを見た蘭は一か八かの賭けで己に封印されていた朱雀の力を召喚という形で解放する。現れた戯骸は短く笑うと目にも止まらぬ速さで梅川に迫り、すれ違いざまにその首を刎ねると還っていった。その後は朱雀を織田軍に突っ込ませることで壊滅的なダメージを与え続けるものの、早雲は朱雀を使いすぎると封印が破れて蘭が死んでしまう事を突き止め、蘭の朱雀召喚を禁止した。だが、まむし油田のダンジョン、石油穴の最深部ボスのミナモトに早雲が殺されそうになった時に朱雀を召喚、ミナモトを蒸発させるものの封印が破れ、南条蘭の上半身を内側から爆散させる形で復活してしまい蘭は死亡してしまう。戯骸は怒りに任せて殴りかかる早雲を当身で大人しくさせると遺品となった婚約指輪を早雲に渡して石油穴を去り、復活したザビエルの元に馳せ参じ織田に強いのがいるらしいからそれと戦うと言って姿を消した。(恐らく正史の早雲仲間ルート)
敵ユニット時の南条蘭が一時的に使用可能になる「朱雀召喚」はチートと名高いお町の「大雷撃」を超える2倍の魔法攻撃を溜め無しでぶっ放す戦国ランス最強の全体攻撃であり、下手すると開幕に全軍が消し飛ぶ大災害のような技。
ある意味、戯骸が最初に脅威として登場するのがここであり、早雲による朱雀禁止イベントが起きるまでは南条蘭に喧嘩を売らないのが定石。
ル―トを問わず一連のイベントを見終わると南条蘭が死亡して朱雀召喚の脅威は去るものの、今度は本人が喧嘩を売ってくるという最悪のお邪魔イベントが発生する。
魔軍領での侵攻戦勝利時にふらりと現れランス達にタイマンを持ちかけてくるようになるが、特定のユニット以外で対決させると片っ端から消し炭にされ、そのユニットは消えてしまうという恐ろしい人物。戯骸をどうにかしないと魔軍領に侵攻を続ける度に襲来イベントが発生し、手駒が焼却されてしまう。かと言ってリクエスト通りに初手でランスを出してしまうと、生け捕りのはずが加減を間違えた戯骸によってランスが消し炭にされてしまいゲームオーバー。犠牲を出さずに攻略するには、魔人化した健太郎の無敵結界でしのぎつつ対策を講じるか、北条早雲に任せるしかない。
魔人化した健太郎に任せても決して勝つことはできず時間稼ぎにしかならないが、次回襲来時にランスを選んだ際に朱雀への変身禁止を提示するフラグが立ち(一人を犠牲にしても同様)、発生する個人戦に勝利すれば今後は襲来してこない。また、通しで6時間戦い続けて鍛えられてしまい健太郎のLVが3上がるという副次効果がある。フラグを立てて撃破していなければ何度でも襲来するため、分かっていれば健太郎のレベリングイベントとして活用できる。いわゆる戯骸道場。余程の実力差があるのかこの方法でカンストさせても戯骸に勝つことは無理である。なお、タイマン相手の選択肢はランスが固定、健太郎(魔人)と早雲は自軍にいれば固定、他はランダム。よって謙信や元就といった国主級のユニークユニットも例外なく選択肢に上がり、挑ませてしまうと容赦なく殺される。初見プレイでは健太郎の魔人化や早雲加入がまだという事が多く、大体一人は生贄に捧げる事になるが、その候補は特にイベントの無いコパ傭兵団か、不遇ステである建築特化のハチスカ棟梁あたりが鉄板とされている。
対策を練った後だとランスは勇気を振り絞りながら戯骸が人型形態のまま戦って自分に勝てたら何でも言う事を聞くという条件を提案し、戯骸が喜んでそれを了承する。戯骸が勝った時のデートプランを聞かされただけで大ダメージを受け卒倒寸前になりながらもランスと戯骸の個人戦開始。しかし実際はタイマンを反故にした集団リンチで戯骸を葬りさり、ランスは安堵と共にかつてないほどの大声で勝鬨を上げた。恐らくこちらが正史。
敗北時はゲームオーバーにならず専用イベントがあるため一度見ておくことを強くおススメする。ランスのトラウマぶりがよく分かる。
早雲に任せた場合、炎を操る自分に紙の形代を使う式神使いでは話にならないと嘲笑い、変身しようともしない戯骸は自身を取り囲んだ式神に仕込まれていた黒い縄で縛り上げられてしまう。何故か切る事も焼くこともできないそれに焦り始める戯骸に対し、早雲がそれは戯骸を封じる力を持つ蘭の遺髪を使って創り上げた式神であることを明かす。早雲の両腕が交差された瞬間、戯骸はそのまま輪切りにされる形で死亡する。マグナムのランスのリアクションからすると恐らくこちらはifである。
復活イベントを飛ばして北条家を滅ぼした場合は早雲の目の前で蘭が破裂し、現れた戯骸が呆気に取られる早雲の頭を無造作に掴み、嗤いながら握り潰す。こちらの戯骸は蘭に殆ど使役されていなかったためか殺戮を好む魔人の使徒としての本能が押し出されており、蘭との生活が戯骸の人柄に大きく影響を与えていた事が分かる。
主ザビエルと同じく、ランス達によって倒され、死亡するのだが…。
ランス・クエスト マグナムでは
まさかの復活。その健在ぶりに呆気にとられるプレイヤーも多かったはずだ。 あまりの恐怖からランスは無意識に戯骸の記憶を封印しており、思い出すと寒気・頭痛・吐き気が襲うらしい。
一度死んで復活したときに性別が変化して女性体になったので、女性らしい言葉や仕草を勉強し、やってきたランスを誘惑。ランスに戯骸であることを気付かれぬまま菊座で交わり、ランスへの「想い」を遂げることができた。想いを遂げた後、仕掛けられていた爆薬で自分のいた小屋ごと爆死し、即座に男性体に転生してランスの眼前へと着地。そこでようやく先程の女性が戯骸だと気付いたランスは凄まじいショックを受けるが、結局最後は可愛い女の子だったからいいやと開き直った。
それから暫く経ち、戯骸はJAPANでの戦いで死んだ縁者を生き返らせる事ができるという旨の手紙をジークの使徒オーロラを通してランスに送り、毛利領出雲にあるあの世とこの世の狭間の迷宮、黄泉平坂の7Fを待ち合わせ先に指定する。
奇しくも黄泉平坂の7Fは戦国ランスで毛利元就を呪い付きにした「だいだーら」がいた場所である。
この時は蘇生可能な制限時間までが近く、男性体だとランスに問答無用に攻撃されて会話にならないと踏んでいた戯骸は予め自殺をして女性体で出迎えた。
手紙を読む際に居合わせた早雲も同行。真摯な態度で女性体の戯骸の手を握って感謝しようとするがランスに「俺の女に勝手に触るな」と払いのけられる。
今回は正体が知れているものの、戯骸に対するランスの態度は他の女性に対するものと変わっていない。その様子にワンチャンを感じた戯骸は「なら男の姿でも…」とランスに伺うが、「そうしたら殺す」と念入りに釘を刺される。無念。
まず、迷宮内に散らばっている故人の遺品をランス達に集めさせ、それらを泉の中へと投げ込んでから輪廻を司る不死鳥の力を持って復活の儀を行った。光が消え、現れたのは玄武の復活と同時に四散して死んだ小早川ちぬ。
居合わせていた毛利てるはそれに喜ぶが、南条蘭を蘇生させると思い同行していた北条早雲は大激怒*3。戯骸と早雲は追いかけっこをするようにフェードアウトしていき、ランスは「仲良く喧嘩しな……」と呆れ顔でそれを見送っていた。頭を潰したり輪切りにしたりと非常に殺伐としていた戦国ランスの頃と比べて、大分コメディな関係に変わっている事が見て取れる。
なお、ちぬを生き返らせた事に関してはランスも素直に戯骸の事を労っている。
ランス10では
第二部ネタバレ注意!! |
人間関係
- ランス / 俺の一番星! 愛し合った仲 (R10第二部) 俺が人間に戻してやる
- ザビエル / かつての主。他の使徒達よりもフランクな関係でお館様と呼ぶ。
- 藤吉郎、玄武(魔導)、白虎(煉獄)、青龍(式部) 、/ 同じ使徒
- 南条蘭 / かつての相棒で宿主。死は避けられないものだったが思うところがある。
- 北条早雲 /蘭の婚約者で戦国当初は仇として狙われていたがマグナム以降は腐れ縁。
- 小早川ちぬ / 玄武の宿主で復活に伴い死亡。戯骸が蘇生能力で蘇らせる。
- サテラ / ランスを巡って敵対関係。
- オーロラ / はぐれ使徒仲間。ランスへ手紙を届けることを依頼。
- リセット・カラー / 仲良し。親戚のおじさんのようなポジションで接する。
- ランスの子達 / 面白そうなので旅に少し同行した
名台詞
- 「躰磨いてきたか!?俺の一番星!!」
ランス最大のピンチ。
- ランス「お前らには分からんのだ……あのホモ焼き鳥の怖さが……」
マグナムにて。そんなに怖いのかというインタビューに対してランス氏のコメントがこちら。 ここまでランスが怯えたのはミカンとシルバレル以来。
- 「ははっ!」
どっかのネズミは関係ない。戦国ランスの頃は相手を殺す直前にこう嗤う。
- 「お前か。知らねぇぞ。」
風林火山に次ぐ戦国ランスプレイヤーのトラウマポイント。
タイマンイベントでランス以外を出すとこう警告した後、朱雀へと変身し遊び無しの一撃を見舞う。
この後に〇〇を焼き殺したいう短いテキスト表記だけでユニットが消失してしまうことが恐怖を煽る。
ちなみにランスを出してもアウト(ゲームオーバー)という初見理不尽仕様。
- 「私の一番星様……」
女の姿だとこうなる。可憐な容姿とお淑やかな物腰にランスはすっかり騙された。
第二部ネタバレ注意!! |
名場面
男性ver
- 健太郎(魔人)「あちちちち!!!」
- 「ち…やっぱ魔人にはあんま効かねえか。」
無敵結界越しでも馬鹿げた火力に悶絶する健太郎だったが美樹の応援で奮い立ち、聖刀日光を構えて戯骸へと突貫。 6時間にも及ぶ消耗戦の末、先にスタミナが尽きかけたのは健太郎だったが、決定打を与える事ができない戯骸もさすがにうんざりして帰っていった。 下級魔人とはいえ無敵結界を持つ健太郎相手に実質的に優位に立っており、魔人以外が魔人と千日手で引き分けた希少なシーン。しかもこの時は無限復活を使ってもおらず攻撃を全ていなしきっている。 戯骸自身の発言と健太郎のリアクションから、戯骸の攻撃は無敵結界でも威力を完全には殺しきれていないように見受けられる。色々と規格外の使徒である。
- 「おいおい、タイマンだっつったのに何でそっちは一人じゃねぇんだよ」
- ランス「やかましい!勝てばいいのだ、勝てば!」
- 「まったく」
- 「ずるい男だなぁ…もう…たまんねぇよ。」
- ランス「なんかいやー!」
本気禁止のハンデマッチで大勢に囲まれた戯骸だったが
ねっとりした余裕は崩さず、それでも勝つと不敵な態度。 実際、この状態でも単体ではザビエルに次ぐ強さであるためタイマンは厳しい。 ランスがここまで必死になった戦いはそう多くは無いかもしれない。
- ランス「な、何をするーーー!」
- 「いい声だねぇ…」
- ランス「ひっ…ひぃぃぃぃ!!!」
- 「くくっ…その顔…」
- 「いい誘い顔だ。」
ランスが負けてしまった場合。正直にタイマンすると十中八九こうなる。 「ひっ…やめて…」「いや…誰か…」と、自分が襲った女性達のように助けを求めるランスだったが哀れお持ち帰りである。 翌日にとある温泉宿の一室でしくしくと泣いているランスを鈴女が保護したそうな*4。こうして、ランスにとって戯骸はシルバレルやミカンと同列の存在となった。 なお、負けてもゲームオーバーではなく満足度が下がるだけで、リベンジが可能。正史でのランスの怯え様から察するにこれを一回経由している可能性がある。
以下女性ver
- 「お待ちください。貴方様、襟に乱れが……男前が台無しにございますよ」
- ランス「あ、おう」
- 娘がランスの服に手を伸ばし、襟の乱れを手慣れた手つきで直していく。
- 胸元のあたりをポンと叩く娘。
- 「はい、男前が戻ってまいりました」
- ランス「うむ、さんきゅー」
正体を知らずに事を終え、ご満悦のランスに甲斐甲斐しく世話を焼く女性体の戯骸。……嫁かな? これが上と同一人物という恐ろしさ。
- ランス「おい、こら、それは俺様のだ。触るな」
- 「まあ……ッ!」
- 花が咲いたように、パアッと戯骸が顔をほころばせた。
- ランス「あ、ちなみに女の時だけな。男のお前はアウトだぞ。」
- 「……はい、心得ております……」
早合点している早雲が女性体戯骸の手を握った際の一幕。
まさかのランスの女扱いに乙女な反応をする戯骸。 念押しされてシュンとするが男性体の時も諦めてはいない。
- 「彼女の魂は天使にも悪魔にも召されず、何故か死んだ場所に残されていたのです。まあ、間々ある事でございます」
- 「その魂を私が回収いたしました」
ちぬ蘇生時。ムーラテスト中のクルックーの前でさらっと言っているが、戯骸がやっていることは神々が行っている魂の循環作業への介入である。だが特にお咎めは無い。 色々と含みの多いキャラなのだがそのあたりが明かされることはなかった。
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魔軍 | ||
魔王(血の記憶) | (トロス) - ククルククル - アベル - スラル - ナイチサ - ジル - ガイ - リトルプリンセス - ランス (or ケイブリス or ビュートン) | |
ケイブリス派 | ケイブリス | ケイブニャン - ケイブワン |
カミーラ | アベルト・セフティ - ラインコック - 七星 | |
ケッセルリンク | ファーレン - アルカリア - エルシール - 加奈代 - シャロン - バーバラ - パレロア - リリム - (ペルエレ・カレット) | |
レイ | ||
カイト | ||
レッドアイ | ロナ・ケスチナ | |
ジーク | オーロラ | |
メディウサ | アレフガルド | |
ワーグ | ラッシー | |
ラ・サイゼル | ユキ | |
パイアール | PG-7 - PG-8 - PG-9 - PG-10 - エロヤックALV - ルート・アリ | |
ガルティア | ラウネア - タルゴ - サメザン | |
バボラ | ||
レキシントン | アトランタ - ジュノー - ニミッツ・リーク | |
ホーネット派 | ホーネット | ケイコ - マナブ- リツコ - マツタロウ |
シルキィ・リトルレーズン | リトル | |
メガラス | ||
ラ・ハウゼル | 火炎書士 | |
サテラ | シーザー - イシス - イシス2 | |
アイゼル | ガーネット - トパーズ(オパール) - サファイア | |
ノス | ||
無所属 | ザビエル | 藤吉郎 - 煉獄 - 魔導 - 式部 - 戯骸 |
レーモン・C・バークスハム | アーシー・ジュリエッタ - ルーシー・ジュリエッタ - マーシー・ジュリエッタ | |
ますぞゑ | ブラット - ピット - 奈落の王 | |
アベルト・セフティ | アニス・沢渡 | |
小川健太郎 | ||
オギン・ギンプ | ||
魔物大元帥 魔物大将軍 | ストロガノフ - ツォトン - ピサロ - ヨシフ - ルメイ |
*1 本来は魂管理局の領分
*2 メタ的な話になってしまうが、戦国ランスのシナリオはデアボリカやランス6などダークファンタジー調の書き味に定評のあるとり女史が手掛け、同女史退社によってクエスト以降は比較的明るい作風のヨイドレ・ドラゴン氏に変わっており、ここから設定を大きく弄られた経緯があるため擦り合わせが難しかったのだと思われる。ぷりん氏設定の時代からこういう矛盾や齟齬はどうしても起きてしまっていたため、取り立てて珍しい話でもない。
*3 時期的にすでに蘭はすずへと転生している可能性が高く、復活の儀のタイミングに合わなかったとも考察できる
*4 一応フォローしておくとあくまでもデートのみに留めており、尻は無事