悪魔
悪魔
解説
ルドラサウムが自らの一部を削って三超神を生み出した際、使われなかった残りカスに芽生えた自意識、ラサウムとその配下。
輪廻転生する魂を本来のシステムから掠め取り、悪魔王ラサウムに献上するのが、
彼・彼女らの仕事。神のそれを模した厳格な階級制(壱〜壱拾弐)と社会を形成しているが、
実力的には3段落ちぐらい。
一般の悪魔達は、ラサウムが自分の部下として魂のほんの一部から直接創りだした者達が、
繁殖してどんどん数を増して行ったもの。やがてプロキーネによって階級が決められていった。
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解説
悪魔王ラサウムの配下達。普段は悪魔界に棲んでいる。ルドラサウムの循環から輪廻転生する魂(=生命力)を掠め取って、創造神に成り代わろうとする悪魔王へと献上するのが彼・彼女らの仕事。ひたすら地道で気の遠くなるようなスケールでの神に仇なす存在と言える。 神に対して強い反発心を持っているが、勢力的には天使の方が圧倒的に上なので、悪魔狩りを行う天使や神の僕のAL教から隠れる為、基本的に目立たないように行動する。悪魔全体の方針は極めて慎重かつ消極的で、表立って目立った行動をする者は稀で保守的。神異変があった際に神側に邪魔されなくなると、罠かもと疑心暗鬼になり、魂集めが捗ればそれはそれで頑張らなくてもいいと思ってしまう程。 主な魂の集め方は、生命体が死んだら急いで駆けつけ、天使に先回りして魂を回収したり、悪魔召喚で自分を呼び出した生命体と契約して3つの願いと引き替えに死後の魂を要求するなど。JAPAN最大宗教の天志教は、この悪魔側に魂を送るシステム。 悪魔が率先して集める魂とは、本来なら地獄で鬼に浄化されるような汚れた魂である。地上の生命体と接触して堕落させ、魂を汚してこのような収集に適した魂を自分たちでつくりだすことも回収と並ぶ主な仕事。悪魔との契約行為には、契約の時点で強い負い目を感じさせ、魂を汚す効果もある。 悪魔を呼び出すには本格的な儀式や生贄がなくても「悪魔の御札」があれば素人でも簡単。その悪魔の力を越える願いは叶わないし、屁理屈じみた話術で無駄に願いを消費させられたりもするが、魂の回収を死後まで待ってくれるという点は意外と良心的かもしれない。契約への誠実さがないと悪魔に魂を売ってでも願いを叶える者がいなくなるため、もっともなこととも言える。そのため、ザカリテのような悪魔の評判を落すような存在は非常に迷惑とも言える。もっとも、その後の魂の運命は不明だが……。 悪魔の見た目は、人間に近い者からほとんど魔物と見分けのつかない者まで様々。いずれも悪魔の羽を持ち、肌の色は濃く、明るい所が苦手。聖域や聖なる物も苦手。これらに近づくと体調不良を起こして力が半減する。絶対ではないが基本的には不死身らしい*1。また下級層の悪魔を除き、人間の武器では圧倒的に力不足なため殺せない*2。 一般の悪魔達は、ラサウムが自分の部下として魂のほんの一部から直接創り出した者達が、繁殖して数を増して行ったもの。やがてそれらにプロキーネが階級を定めていった。この男悪魔が女悪魔を妊娠させて繁殖する方法にも汚れた魂が必要になる。そのほか、汚れた魂のカラーから変化したり、悪行を積み認められた人間が悪魔化する事でも増えていく。頭数を増やす点においては心許なく、エンジェルナイトを「生産」できる神サイドと比較すると数量面でも悪魔サイドが劣ることが伺える。 神と同じく悪魔もラサウムを頂点とした社会と厳格な階級制を形成しており、この階級で上位に当たる者に悪魔達は逆らう権利を持たない。それ故か、悪魔達は上昇志向が強く、少しでも悪魔ランクを上げようとする。なお、魂回収役の悪魔は全体から見れば比較的上の方に属する。また、妖精や天使と同じく「真の名」を知られた最初の人間には絶対の服従を誓わねばならない。これを以て命ぜられた悪魔の契約を無視すれば、灰になって滅びてしまう。
時折、この階級制度からドロップアウトする「はぐれ悪魔」と呼ばれる者も存在する。騙し取った人間の魂を上級悪魔に献上することなく己が私物として弄ぶザカリテが好例である*3。 一般の神(天使)とは魂を奪い合う関係で仲は悪いが、互いの原点が同じルドラサウムなので、本質的には所属が異なるだけの同族、又は兄弟といったカテゴリになる。しかし、頂点のラサウムが永遠の八神と同等以上、三魔子が一級神未満・魔王*4以上と言ったクラスなので、全体的に力の差があり、人間からすれば強い印象のある悪魔達も天使からは逃げ隠れするしかない。
第二部では、神々とは異なり、悪魔は「神異変」の影響をまったく受けてはいない。 鬼畜王ランスから、設定担当者は織音氏。 悪魔界を含めて丸々織音設定で構築されていると言ってもいい。
階級
呼び方は、第○階級魔神が正式。(第○階級悪魔に非ず)正式な数字表記は大字数字*5になっている。
階級 | 役割 | 解説 |
無階級 |
特階級 |
第弐(二)階級 |
第参(三)階級 |
第伍(五)階級 |
第陸(六)階級 |
第漆(七)階級 |
第壱拾(十)階級 |
第壱拾壱(十一)階級 |
第壱拾弐(十二)階級 | 生まれたばかりの悪魔はここから始まる。例外はない。 |
登場した悪魔
階級 | 名前 | 解説 |
ボレロ・バタン |
梨夢・ナーサリー | 闘神3に登場。本人の弁で五階級と明かされる。 |
ヤオヤンレ |
第十二階級 | ダークランス |
ルシファ |
階級不明 (その他) | ミニデーモン | R2で真知子のパソコンのメインCPUにこいつの脳が使われている。 |
ちゃいくろぷちゅ(☆) | 青い体で下半身を獣毛に覆われた禿頭の巨人。712cm 3257kg。 悪魔界のアイドルで、外見に似合わず「~でちゅ」口調。 赤い単眼から怪光線[astral mist]を発射する偽殴り紋章ボス。 DALKでエルフ王女のパンツを要求した変態サイクロプス(灰色)の色違い。 |
ベベター変異種(ev) | ネコミミと尻尾の生えた無害なべべター。鬼畜王でのお宝扱い。 元ネタはたみゅたみゅ(ねこ)が着てる猫用パワードスーツ栗林3号。 これが茶色で犬耳になると、お馴染みもじゃ人形のデザインに。 |
V2ベベター(☆) | 各ゲームでボスとして登場する巨大ベベター。1780cm 32500kg。 ベベターとは、ビリヤードでドンベの人の元に現れる謎の生き物。 ほほほほと笑いつつ、エグイ攻撃をしてくる。ランス6ではふさふさ。 |
ポリゴンベベター(☆) | かえるにょ国にょアリスのボス。 パステルカラーのマップにそびえ立つ、のっぺりとしたポリゴン製の巨大ベベター。 |
メタボリ君 | ハンマーを持ったフランケン顔。RQ登場、わいどにょ出身 |
三魔子
名前 | 解説 |
特記事項
- 一般的な階級で見れば神/天使から1-2段落ちぐらいという推測からの見解があるがこれは明記されていないので注意。
- 下級魔人のサテラとフェリス(ランス3時の第六階級)が同格ぐらい。*7
- 消極的な傾向の強い悪魔界上層部は神異変でも積極的行動を取らず、ネプラカスはそれに対して不満を覚えていた。この結果、大怪獣クエルプラン創造へと至ったものと推察される。
- 悪魔も魔血魂を取り込むと魔人となる。ランスの魔人の一人、ネルアポロンはイミテーション・エンジェルという悪魔の出身。
コメント
階級
階級 | 役割 | 解説 |
第弐階級 |
第参階級 |
第五階級 |
第六階級 |
第七階級 |
第拾階級 |
第拾壱階級 |
第拾弐階級 | 生まれたばかりの悪魔もここから始まる。例外はない。 |
コメント
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*1 ランス3で首尾良くフェリスを倒しても復活する時の台詞から
*2 魔剣カオスや宝剣グラムは人間の武器ではないため、上級悪魔さえも殺害可能である模様
*3 なおダークランスの希少性から、フェリスのように不幸に不幸が重なってそうなってしまった者は極めて少数だと思われる
*4 魔王は二級神より上
*5 公式でも表記がブレる事がある
*6 地上に出て活動する一般的な悪魔達
*7 20年も前のランス4裏話の話であり、最新設定は怪しいが、ランス10では第六階級のリターンデーモンが魔人並と作中では言われている。
*8 残虐との表記ゆれあり