ランスⅨ -ヘルマン革命-


http://livedoor.blogimg.jp/alicesoft2010/imgs/a/9/a986d0f2.jpg ©アリスソフト

Table of Contents
動作環境
OHPhttp://www.alicesoft.com/rance9/
ジャンルタクティカルRPG
発売日2014年4月25日
対応OSWindows XP(SP2以降) / Vista / 7 /8日本語版
DirectXDirectX 9.0以上
CPUCore i3以上
メモリ2GB以上
HDD容量2.8GB
メディアDVD-ROM/ダウンロード
音源WAVE音源、DirectSound対応ボード
グラフィック1280x720 フルカラー
音声なし

解説 Edit

ランスシリーズの最新作で、2014年4月25日発売された。ジャンルは「タクティカルRPG」。

物語の舞台となるのは、ルドラサウム大陸最北の国家・ヘルマン帝国である。

これまでのランスシリーズと異なって、主人公はランスパットンの二人という設定となっており、彼らの率いる革命軍によって、ヘルマン帝国へ挑む事になる。

ランスクエストでは、ムーラ・テストが投げっぱなしになっていたとの問題点等から、2012年にシナリオ追加ソフトである『ランスクエストマグナム』が新たに開発され、結果、『無印ルート』と『マグナムルート』の二つのエンディングが生じている。この為、正史の『9』はどちらのエンディングを引き継ぐ形で進んでいくのか議論となっていたが、2012年4月にチャンピオンソフト取締役副社長のTADA氏よりランス9ランスの心情部分をマグナムベースで作成する旨発表があった。

順次公開された情報では、クルックー法王として参戦するなどマグナム前提の設定が確認されている。

ランス8(ランスクエストマグナム)までのあらすじ Edit

ヘルマン第3軍によるペンシルカウの襲撃や、導く者による全人類の汚染人間化を防いだランス。彼はAL教法王となったクルックーと親交を結び、いがみ合っていたカラーの女王・パステルとも和解を果たす。そしてシィルにかけられた魔王の氷の呪いを解いてもらうが、カラー女王の力とバランスブレイカーの力を使っても一時的にしかシィル呪いを解く事が出来ず、シィルは再び氷付けになってしまった。

だが大丈夫。一度出来たのだから次は出来る

氷を溶かす方法と美女を求めてランスヘルマンへと旅立った。

ランス9あらすじ Edit

ヘルマン帝国は現存する国家の中で最古の歴史を持つルドラサウム大陸最北の国家である。 最強の軍事国家として名高かったこの国であったが、国を牛耳るステッセル・ロマノフによる腐敗政治によって、現在のヘルマンの国力はぼろぼろに荒廃し疲弊しきっている状態で、もはやいつクーデターや隣国の襲撃があってもおかしくなかった。

そんな中、かつてのリーザスとの戦争で死亡したとされていた第一皇子・パットン・ミスナルジが、国を取り戻すべく遂に帰ってきた。己を鍛え直し超一流の戦士となった彼は、ハンティ・カラーや親友のヒューバート・リプトンフリーク・パラフィンといった猛者達を引き連れ、革命を起こすべく立ち上がる。

一方、各国で英雄的な活躍を幾度も行ってきた鬼畜戦士ランスは、召使いのシィルを氷漬けの呪いから救い出す為に必要な魔道具を入手すべく、一度はヘルマンへと向かっていた。しかし、内戦や盗賊達の横行によって治安が大きく悪化していたヘルマンでは、関所の審査が厳重になった結果、都市から都市への移動さえもままならない状況にあり、延々と目的を達成出来ないランスは、体勢を立て直すべくやむなくランス城へと帰還していた。そんな中、ランスの元にゼス崩壊時で知り合ったパットンが現れ、彼からヘルマンで活動している革命軍への参加を依頼されたランスは、利害が一致していると判断。その大将となるのを条件に、パットンと共にヘルマン帝国に戦いを挑む事になった。そんな時、ランスは革命軍の拠点へ向かう道中にて、人買いに売られそうになっていた美少女・ルシアン・カレットと出会い、彼女を新しい召使いとして雇う事になる。

パットンは、修行中に知り合った一騎当千の猛者達を集めた少数精鋭の強襲部隊で、本国の将軍達が指揮する部隊を各個撃破する作戦を立案し、ヒューバート達は三年間で目的を果たす予定でいたが、それに反対したランスは二ヶ月以内に革命を達成させる事を宣言。パットンランスの行動力を信じて、その判断を任せる事にするのだった。

腐敗政治に荒廃したヘルマンの国土に、今、革命の火が灯されようとしていた―――。

システム Edit

通常モード Edit

王道RPGだった前作とは趣を変え、往年の名作「ママトト」を強く意識したタクティカルRPGシステムを取る。本作のメインテーマは「押し寄せる敵」ということで、キャッチフレーズにも「敵の兵力10000倍」とあるように、圧倒的多数の敵とどう対決していくか? がゲーム攻略の鍵となる。
ランスシリーズのRPG*1としてはランス5D以来のダンジョンアドベンチャーが一切ないRPGであり*2、基本的にイベントとタクティカルコンバットで物語が進んでいく。

  • 浮要塞(ふようさい)
    • ゲーム中盤以降にランス一行が拠点とする移動要塞。空中から各地を攻略していくことになる。
    • 戦闘は序盤、大量の敵を迎え撃つ「侵攻戦」と、侵攻戦をくぐり抜けた敵を要塞動力室で迎え撃つ「最終防衛戦」で構成される。
    • 要塞にはいろいろなパーツを実装することで、戦闘に役立つ様々な機能を追加できる。
  • 勝敗条件
    • 上記要塞戦の他、特定パーティ限定戦闘や強制スクロール戦闘もある。
    • リスお得意の、やりこみ用チートボスも当然実装。
    • うれしいことに? ヒロインが特定条件で戦闘不能になると、ゲームオーバーと引き替えにハードHシーン(凌辱シーン)を拝見できる。なおシーンの前には選択肢が用意され、ゲームオーバーを回避してプレイ続行することも可能であり、またバッドエンドは事前に警告することで凌辱シーンが苦手なプレイヤーにも配慮している。
  • 魔人
    • 本作に魔人は登場しない旨、雑誌インタビュー記事およびバナー広告で言及された。
      ランス9 ヘルマン革命

ランスモード Edit

本作のHシーンは新旧合わせて7人のヒロインを中心に展開される。ランス君もちょっと大人になり、特定キャラと繰り返しHしてえろえろ・あへあへにするのが楽しくなっているそうな。もちろんこの7人以外の女性キャラにもHシーンは存在する。

次作のランス10は、大作になりすぎて個別のヒロイン攻略のようなシステムを組み込む余地はなく、今回がラストチャンスなので導入を決断したそうな。

ヒロイン Edit

  • ルシアン・カレット - 新キャラ。シーラ・ヘルマンと容貌がうり二つとされ、本作の大きな鍵を握るキャラの模様。
  • 見当かなみ - シリーズレギュラー。本作ではHシーンの後ランスに気を許した表情を見せており、「ついにデレたか?」とファンを沸かせている。
  • 魔想志津香 - ランスとは腐れ縁のカスタム魔法使い。Ⅸの情報開示から登場が決定してはいたものの、ヒロイン入りが確定したのは最後の発表だった。同時に異父姉妹のナギの登場も確定し、姉妹の因縁の決着が近づいている。(のかもしれない
  • チルディ・シャープ - ランス・クエストより引き続き参戦。今回はお忍び参戦で、親衛隊の金色アーマーは封印。
  • 戦姫 - JAPANから大陸に渡った負け戦好きの暴れん坊が参戦。サンプルCGでは私服姿の(ここ重要)かなみがたじろぐほどの気品・振る舞いを見せており、茶の湯など深い教養を身につけていることが伺える。そういえばこの人、一国の姫君でしたね・・・
  • ピグ・ギリシアム - 新キャラ。ラフCGでは新たな絶倫か?と噂され、公式HPが開設されTOPに2頭身にデフォルメされた姿があり、マスコット的存在かと思われていたが、まさかのヒロイン入りを果たした。
  • ミラクル・トー - 志津香と共にヒロイン入りが確定した新キャラ。口調や統一世界の王を目指す事から重度の厨二病患者の疑いが見られるものの、公開されたCGではウブな反応を見せたり、そのギャップに大いに期待が膨らむ。

主な登場人物 Edit

所属名前
主人公たちランスシィル・プラインマリア・カスタードクルックー・モフスアルカネーゼ・ライズビスケッタ・ベルンズカオス
あてな2号
7人のヒロインルシアン・カレット見当かなみ魔想志津香チルディ・シャープ戦姫ピグ・ギリシアムミラクル・トー
パットンたちパットン・ミスナルジヒューバート・リプトンハンティ・カラーフリーク・パラフィンポートフ・トカレフメルシィ・アーチャ
ヘルマン帝国元首と側近パメラ・ヘルマンステッセル・ロマノフシーラ・ヘルマンケチャック・バンゴーバショウ・マティオバステト
第1軍レリューコフ・バーコフカール・オジザンピグ・ギリシアム
第2軍アリストレス・カームコンバート・タックス
第3軍ミネバ・マーガレットアミトス・アミテージマハ・マーガレット
第4軍ネロ・チャペット7世クリーム・ガノブレード
第5軍ロレックス・ガドラスオルオレ・ザ・サード
闇の翼闇烏フレイア・イズン
その他ルーベラン・ツェールエレナ・フラワーアナセル・カスポーラオアマ・モトヒーデゴキンケンマイトレイア・メイシアン
ペルエレ・カレット悪徳政治家
リーザス王国リア・パラパラ・リーザスリック・アディスンバレス・プロヴァンスレイラ・グレクニー
ゼス王国ナギ・ス・ラガール
JAPAN真田透琳
自由都市地帯ピッテン・チャオ
ペンシルカウパステル・カラーリセット・カラーイージス・カラー

真END Edit

本作は1週目に正史ルート、2週目以降に7人のヒロイン別の個別ルートを攻略できる。

全てのルートを攻略すると、ランス9の真のエピローグが解禁される。

今後、マグナムのような追加ディスクが発売されるのでなければ、真ENDにおける設定がランス10に引き継がれると思われる。

以下、真ENDの内容について記載するが、重大なネタバレを含むため発売3ヶ月の7月末までを目処に折りたたむ。閲覧される諸氏はご承知置きあられたし。

+  ネタバレ注意!!

ラフ画一覧 Edit

ランス9」の試作段階におけるキャラクターラフ画が公表されており、登場キャラが少しずつ明らかになってきている。また、ラフ画の中には、闘神都市の様な移動要塞も含まれており、ディザームービーでも既に確認されている。

7b437dba.jpgランス      ee359b9c.jpgパットン・ミスナルジ

c5a953bc.jpg見当かなみマリア・カスタード d7e8dd5d.jpgミネバ・マーガレット

e689616b.jpgレリューコフ・バーコフ a22a5b86.jpg真田透琳

e967b950.jpg浮要塞    65c347f9.jpgミラクル・トー

33a575d8.jpg戦姫

2012年10月公開分


c315310a-s.jpgソウル・レスバウンド・レス ef0a84ae-s.jpgロレックス・ガドラス

1c76a149-s.jpgステッセル・ロマノフ

1fd96d54-s.jpg ハンティ・カラー パットン・ヘルマン皇子(赤子) パエリナ・ミスナルジ

2013年5月公開分


bd4d1250.jpgピッテン・チャオ d28a5548.jpgフリーク・パラフィン

0bced4a6.jpgアルカネーゼクルックー 96befaef.jpgポートフ・トカレフ

5c084bac.jpgパメラ・ヘルマン 0a73bb2d.jpgシーラ・ヘルマン

207edc1c.jpgチルディ・シャープ 0b475c0c.jpgミステリア・トー

7fae652b.jpgアミトス・アミテージ 26e310d1.jpgクリーム・ガノブレード

25673d4c.jpgオアマ・モトヒーデ eb3d5605.jpgアリストレス・カームコンバート・タックス

84e9289b-s.jpgリック・アディスン 99cac39c-s.jpgミラクル・トー

c636d56f-s.jpgピグ・ギリシアム 4d0f92c6-s.jpg見当かなみ拘束(公式コメより確定)

2013年6月公開分

©アリスソフト

コメント Edit

Comment/ランス9 過去ログ 20140331まで
Comment/ランス9 過去ログ 20140521まで

デフォルトコメントページロック中

最新の2件を表示しています。 コメントページを参照

  • ランス9も十分楽しめたけど、クエストのマグナムみたいな追加シナリオが、ランス9にも出てきて欲しいな。出なかった魔人とかが出てきて面白い展開になるだろうから。 -- 2014-05-21 (水) 10:01:27
  • それいいね。追加シナリオでシーラパットンの仲良し兄妹イベントが見たい。 -- 2014-05-21 (水) 15:35:29
お名前: URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

暫定対応コメントページ

最新の15件を表示しています。 コメントページを参照

  • シリーズ通して比較してみると、9のグラが一番好きだったな。何より塗りが丁寧でリアル。ヘルマンの雰囲気にすごい合ってて良かった -- 2018-06-06 (水) 10:11:59
  • ストーリーライン的には5~8をすっ飛ばして、3、4からのつながりを強く感じた。そういえば、鬼畜王も4の後にヘルマン編って流れだっけ。そりゃ3、4からの流れも強くなるわな。+おおよそゲームバランスもぬるめ(昔のランスってそんなに難しくない)、描写もエグさ残酷さ控え目(昔のランスってry)で、旧シリーズに思い入れの強い俺にはすごく好きな作品になった。 -- 2018-06-20 (水) 23:07:37
    • そうだね、japanとゼス勢の主役級キャラがいないから、6と7のストーリー成分がほんどとない(パットン以外)、そういえば4のフェリス聖水プレイもカットされたし、旧作の描写が控え目ってのは同意だけど、9のBADENDはかなりきついぞ... -- 2018-06-20 (三) 22:33:21
  • 9のBADは、簡潔に言うと戦闘不能になったらさらわれて殺されましたってそれだけだから、シナリオ的な積み重ねやストーリー的な必然性なくて。あくまでパラレルとかオマケ的な感じでつらくなかった。お話に組み込まれてるザビエルに殺されまくる武将達や、救出間に合わずなぶり殺しにされるシィルとかの方がつらかったよ -- 2018-06-21 (木) 21:09:03
    • シィルは本当に辛かった。例えIFでもシィルのそういうシーンだけは見たくなかった…ひんひん -- 2018-06-21 (木) 22:53:26
  • バッドエンドというか滅びの美学的なの大好きな自分にとってバッドエンドは実に良かった。ああいう救いのない世界線もあってこそ真エンドやハッピーエンドの良さが引き立つと思うんですね -- 2018-06-23 (土) 09:39:27
    • その意味じゃ10は低周回・低CPで煮え湯を味わいその後にAエンドで一応の溜飲を下げるというキチンとした作りになってたはずなんだがな。一部地域の酷いシナリオを正史にしたせいで台無しになった点があるのは否めない。 -- 2018-06-23 (土) 10:36:36
      • それが魔人と戦争することだと割り切るしかないね…言ってもCGなかったら多分ここまで気にならなかったと思うし -- 2018-06-23 (土) 16:47:00
  • 魔人の中で人類側につく展開がある者11体中8体。魔人と戦争するってそういう事なんだよねw -- 2018-06-23 (土) 19:16:38
  • 9のBADって簡単なお手軽BADではあるんだけど、それだけに留まらない丁寧さもあるのがよい。鬼畜王回収のシーラ、一人だけwさらわれても見つけてもらえないwwww見当かなみwwww以下略。9BADの中では志津香BADが1番好きだなー。志津香を殺されたことに対して怒り狂い全滅特攻をしかけるランス達。志津香がそういうポジションのキャラとわかる一幕 -- 2018-06-23 (土) 19:52:54
  • 魔人の1人くらい出してもよかったんじゃないかねランスが強すぎるせいであんまり絶望感とか感じなかったし -- 2018-07-30 (月) 06:08:51
  • 魔人の代わりに闘神なんだろうけど、ラスボスよりも中ボスが物足りなかった印象。 -- 2018-07-31 (火) 14:16:20
  • 9の編成画面のドットでわいどにょみたいなゲーム出ないかなぁ -- 2018-09-30 (日) 22:27:02
  • はあまた10みたいな感動をゲームで味わうことあるのかなあ。9の最終戦前にマント翻らせたランスが城塞から眺望してんのかっこよかった -- ロボちゃん 2018-12-02 (日) 13:08:32
  • 敵戦力1万倍という割には絶望的な物量差を感じるゲームシステムではなかった。一番キツいと感じたのがヘルマン軍と関係ない雪ウサギという体たらく。ストーリーもランスバンザイのご都合主義展開多し。ヘルマンの腐敗っぷりもテキストのみのものが多くて6のゼスほどイメージがわきにくかった。戦闘グラフィックも残念ながらお粗末。10への繋ぎと言われたらそれまでなんだけど、今改めてプレイし直すと色々と残念な点が目立つな -- 2021-03-18 (木) 07:27:08
    • そうそう、もっと広いマップでワラワラ敵出てきて無双プレイできるのかと思ったんだけどねえ。ストーリーは俺は好きだけど終始紙芝居でゲーム性介入性が薄すぎた。タクティカルRPGっていうからタクティクスオウガとか想像してワクワクしてたんだけどなー。 -- 2021-03-19 (金) 15:22:23
  • ヘルマン革命の功労者は、革命後のヘルマン軍を立て直しに大きな影響をもたらした客将・透琳だと思う 。もし、彼がいなければ、ランスたちはレリューコフを相手に苦戦し続けていた。 -- 2021-05-09 (日) 17:39:28
  • 9と8の出る順番が逆の方がしっくりくる。クエストマグナムの方が最終決戦前のお祭りゲー感あるし。 -- 2021-05-24 (月) 11:20:04
  • ゲーム的には残念だったけどかなみ志津香がデレるってだけでもやる価値はあった。後歴代で一番抜ける。 -- 2021-12-03 (金) 11:16:26
  • シナリオは良かったけどゲームは至らない所が多かった作品よね ドットの作り込みが凄かったアリスソフトが3Dでクオリティ下がったのを実感した作品 -- 2024-04-07 (日) 08:24:59
お名前:

*1 戦国ランス鬼畜王ランスはSLG・三匹が斬ったり突いたり燃やしたりはすごろくなのでダンジョンアドベンチャーはない
*2 但し、ランス5Dではダンジョン探索の移動をルーレットで行う建前になっており、こじつけとも言われる解説がマニュアルに記載されていた