ケイブリス派 のバックアップ差分(No.58)


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TITLE:ケイブリス派
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* 解説 [#xee0cb73]
ルドラサウム大陸の西部に位置する魔物の世界を南北に二分する勢力の南側。魔人四天王の中でも最強の力を持つケイブリスを中心に、人類に対して穏健的政策をとっていた先代魔王ガイの遺言を不服として大陸本来の形である魔物による力の支配を掲げる過激派勢力。魔王ガイの忘れ形見である魔人筆頭ホーネットを中心に彼の遺志を継いで来水美樹を魔王として戴き、人間の世界への不可侵と秩序ある魔物の世界の構築を目指すホーネット派とは対立関係にあった。

ホーネット派も含めて、元々魔人は人間を憎み、あるいは見下し「自分達こそが支配者であり人類を含めた他の種族は奴隷」という選民主義的な者が少なくない。その為、人間界侵攻を目論むケイブリスの下に現存する魔人の過半数が集う最大派閥が組まれるに至った。しかし、実際はケイブリス派とは首魁であるケイブリスとの利害一致・対立派閥であるホーネット派への反発・あるいは恫喝に屈した者等が集まった、いわば野合的な集合体に過ぎず、所属している魔人達にはリーダーのケイブリスに恭順しているものは極わずかしか存在しない。魔人以外を含めても忠臣と言えるのは自らの使徒二人と、特別に目をかけているストロガノフぐらいだろうか。

LP0年の自然結成以来ホーネット派と対立するも、LP7年の派閥戦争終結まで拮抗した状態にあった。LP4年に生じたカミーラダークの際には魔人四天王カミーラをはじめとして魔人ジークと魔人ラ・サイゼルをも失い、さらにLP6年には魔人カイトまでが死亡するが、LP7年、「死の大地を横断してのホーネット派本拠地強襲」という奇策によって魔人メガラスを殺害の上、宿敵ホーネットを捕獲。派閥戦争に勝利する。なおこの結果、生き残った魔人四天王シルキィと魔人ラ・ハウゼルも投降、魔人サテラは人間界へと逐電する。

しかし、万難を排し圧倒的兵力をもって行われたはずの第二次魔人戦争において、「カオスマスター」ランスを総統とする人類軍が魔人を含めた多数の魔物兵を殺害・調略。しかも殺害するつもりで捜索を急いでいた魔王美樹は魔人健太郎ともども人類軍に保護され、人類圏での拠点としていたシャングリラはケイブリスの分身体共々壊滅、ついには虜囚としていた魔人ホーネットまでが奪回されるという、ケイブリスにとっては想定外の事態が連続的に発生((上位指揮官である魔人は野合的な集団の上、反乱を恐れたケイブリスが有能な魔物を前線から遠ざけていたため、客観的視点から見れば予期されてしかるべき結果ではあった))。

ケイブリス派が崩壊しつつある中、マエリータ隊によってなんとか魔王美樹の誘拐には成功するものの、人類軍が奇襲により本拠地ベスドク山を急襲。~
ケイブリス個人のカリスマ性と信頼性の欠如から要塞内の門番たちもことごとく役目を放棄、美樹も奪還される。~
ケイブリス個人のカリスマ性と信頼性の欠如から要塞内の門番たちもことごとく役目を放棄、美樹も奪回される。~
侵入したランス達をケイブリスは自らの手で撃退するが床が崩落したことで地下へと逃げられ、部下に追撃を命じる。怒り狂うケイブリスは門番達を招集し、その中で最も気に入らない相手であったモドカタを処刑。~
他の門番に対する見せしめであったがこれで他の門番達の怒りが爆発。武器を向けられたケイブリスは即座に門番達を皆殺しにする。~
狂乱冷めやらぬケイブリスは、失態を続ける己の使徒達も完全に見捨て放逐、粛清として腹心であるストロガノフ以外の部下を皆殺しにしようとするなどして本拠地からの逃走者が続出。完全に孤立する。~
再びランスと戦ったケイブリスは次第に追い詰められていき、みっともなく命乞いをする有様になるがストロガノフが命を捨ててランスの前に立ちはだかり、ケイブリスが逃走する時間を稼いだ。~
他の門番に対する見せしめであったが、これに他の門番達の怒りが爆発。武器を向けられたケイブリスは即座に門番達を皆殺しにする。~
狂乱冷めやらぬケイブリスは、失態を続ける己の使徒達も完全に見捨て放逐、粛清として腹心であるストロガノフ以外の部下を皆殺しにしようとするなどして本拠地からの逃走者が続出。~
ランス達の追撃に当たった泥姫バイランローズの敗死、そしてマエリータ隊とシャリエラ、行き場を失ったケイブリスの使徒がランス側へ恭順。この時点でケイブリス派はストロガノフ以外の幹部級が消え、派閥としての体を失う。~
完全に孤立したケイブリスは、ケイブリス派幹部を加えて戦力の増したランス達によって次第に追い詰められていく。やがて命乞いを始めるがランスはこれを無視、絶体絶命となったところでストロガノフが命を捨ててランスの前に立ちはだかり、ケイブリスが逃走する時間を稼いだ。~
ストロガノフが力尽き、ランス達がケイブリスに再び迫る直前、ケイブリスは己の努力の原点を思い出し覚醒、最強最古の魔人としての矜持を持ってランスとの最後の決戦に臨む。~
LPにおける最大の死闘の末にケイブリスはランスに敗北して討ち取られ、ここにケイブリス派は壊滅した。~
派閥戦争における華々しい勝利から1年も経たぬうちの出来事であった。
* 構成メンバー [#s8e17a10]
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|CENTER:生存|CENTER:立場|CENTER:メンバー名|CENTER:解説|h
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|×|リーダー|ケイブリス|魔王簒奪を目論むケイブリス派の中心人物。魔人四天王。6000年を生きる最強最古の魔人。&br;他の魔人四天王全員から嫌われている。|
|×|側近|ストロガノフ|ケイブリスの右腕で魔物界の魔物を統括する魔物大元帥。大元帥は称号であり、種族としては魔物大将軍の一体。&br;ケイブリス派のブレインであり、常にケイブリスの傍に控えている。&br;かつては精鋭マエリータ隊の隊長を務め最強の魔物と言われていたが派閥戦争で突き立てられた王剣フサフサ丸によって力を奪われ最弱化。&br;最弱からコツコツと積み上げていくうちにケイブリスの尋常ならざる努力への理解とシンパシーを得た。&br;自身を拾い、新たな生き方を示したケイブリスに報いるため、抜けば死ぬとされる王剣フサフサ丸を体から引き抜き、往年の力でランス達と相対し、力尽きる((時間切れまでのわずかな間ではあったがあのトッポスにも劣らぬ凄まじい猛攻を見せた))。&br;誰よりも努力する者を信じ、忠義に殉じた漢。|
|?|メンバー|ケッセルリンク|魔人四天王の一人。派閥内ではケイブリスに次ぐ力量を持ち、ケイブリスが実力で最も信頼する相手。カラーの魔人で吸血鬼。&br;夜に真の力を発揮する事ができ、その時の実力はかつての四天王ザビエルを凌ぐとされる。&br;ケイブリスのことは嫌いだが人間を嫌っているので彼の派閥に。|
|?|メンバー|ケッセルリンク|魔人四天王の一人。派閥内ではケイブリスに次ぐ力量を持ち、ケイブリスが最も実力に信用を置く存在。カラーの魔人で吸血鬼。&br;夜に真の力を発揮する事ができ、その時の実力はかつての四天王ザビエルを凌ぐとされる。&br;ケイブリスのことは嫌いだが人間を嫌っているので彼の派閥に。&br;ランスに敗北(あるいは恭順)し、その報はケイブリスに大きな衝撃を与えた。|
|×|~|メディウサ|数少ないケイブリスに好意を持つ魔人。ただしあっちはいずれ殺すリストに入れている。&br;第二次魔人戦争ではゼスに侵攻し、捕らえた女性士官達をゼス国民に公開放送しながら猟奇的な方法で殺害、駆けつけたゼス国王ガンジーとその護衛も同様に惨殺。&br;リズナには拷問のような凌辱で致命傷を与え、更にはランスを石化させシィルも負傷させたが、シィルの魔力でランスの石化が解除。&br;最後は仲間達を恐怖させるほどに静かな怒りを湛えたランスによって犯される事なく淡々と殺された。&br;結果的に最も魔人討伐隊に被害を与えた魔人。|
|×|~|ガルティア|いつもはらぺこ魔人。ムシ使い。細かい事に拘らずさっぱりとしている。&br;ホーネットより先に声を掛けられたためケイブリス派についた|
|?|~|ガルティア|いつもはらぺこ魔人。ムシ使い。細かい事に拘らずさっぱりとしている。&br;ホーネットより先に声を掛けられたためケイブリス派についた&br;ランスに討伐される。あるいは主君であったスラルの手料理を彷彿させる香姫の団子の虜となってランス側へ寝返る。|
|○|~|パイアール|天才技術者の魔人。ただし超シスコン。&br;研究以外には興味を持たないが、ケイブリスが研究の邪魔をするのでしぶしぶ参加した。&br;衛星兵器を開発するも、一号機は稼働前に破壊、二号機は標的であるランスを殺害出来ぬまま排除された。&br;ランスにより討伐されるが、記憶をロボットに移して生存。|
|×|~|レッドアイ|馬鹿の上に気が触れている。&br;生物を憎悪する最狂の魔法使い。&br;第二次魔人戦争では遊軍としてペンシルカウの襲撃・ランス城の征伐を図るもいずれも失敗。&br;ランスにより討伐される。|
|?|~|バボラ|頭と気の弱い巨体魔人。ケイブリスを怖がっている。&br;元々はホーネット派だったが、ケイブリスの工作の結果、あっさりとケイブリス派に乗り換えた。|
|○|~|レイ|何をしても満たされない虚無を抱えており、暴れまわるケイブリス派に付いた。&br;魔物大将軍との連携体制が仇となり、ランスに瀕死の重傷を負わされた挙げ句、懐柔されて人類側につく。&br;(鬼)かつてはケイブリスと敵対していたが、今は恋人の命を盾に取られている。|
|○|~|ワーグ|何度眠らされてもやってくるケイブニャン、ケイブワンが鬱陶しくなって派閥戦争に参加。&br;第二次魔人戦争ではそれを盾にケイブリスに脅され参加。&br;(鬼)自分を叱ったホーネットを嫌ってケイブリス派につく。|
|?|~|レキシントン|ニミッツ・リークという適合体をアトランタが見つけ、復活。&br;完全復活がなるか、それともニミッツに吸収されるかは選択で決まる。&br;織音設定ではニミッツが魔血魂を吐き出してしまったとの事で復活が成立していない可能性が高い。|
|×|門番&br;本拠地最終防衛ライン|骸骨王モドカタ|ケイブリスの部屋へ続く最後の門の守護者で、JAPANから魔物界へ流れ着いた魔人級の魔物。毛利三姉妹とは知古。&br;海老のような多脚を持つ全長3メートル以上の甲殻類武者。&br;毛利領近くの黄泉平坂出身で毛利元就にその強さを気に入られ毛利家食客に。&br;しかし親しい相手ほど殺したくなるという発作があり、元就も持て余したため放逐、その後はケイブリスに拾われる。&br;武人肌で、内心では暴虐と虐殺の限りを尽くすケイブリスの事を悪鬼と忌み嫌っていた。&br;ケイブリスもまた、モドカタはムカつくが強いから手元に置いているというだけの間柄だった。&br;後にランス達を通したことにブチ切れたケイブリスの猛ラッシュを無抵抗のまま受け続けて絶命する。|
|×|門番&br;本拠地拷問部屋番人|魔物ざむらいアバシリ|狐の面を被り細身のサーベルを得物にしたユニーク魔物隊長。&br;健太郎と切り結べるほどの剣技を操り、増援に加わったランス達にも決定打を与えないなど単騎での実力が高い。&br;ケイブリスに命を張る価値は無いと考えており、劣勢に悩んでいたところを健太郎の眼光に気圧されて逃走するなど小心者の気がある。&br;だがモドカタは気の知れた友人だった。&br;その友人がケイブリスのヒステリーによって眼前で処刑された時、彼は辞表代わりと静かにサーベルを向けた。|
|×|門番&br;本拠地防衛隊長|魔物将軍マックス|通常個体よりも二回り大きなユニーク魔物将軍。唯一の魔術師型魔物将軍で腹部には白骨化した死体が収められている。サテラの知り合い。&br;本体も強いがそれ以上に指揮能力が高いとされ、派閥戦争で猛威を振るった。&br;戦好きだが現在はケイブリスには反乱の芽になるからと前線から遠ざけられ、逃げれば殺すと脅迫までされ鬱屈した日々を送っていた。&br;ランス達が目の前に現れた時、翻意とばかりに全ての罠の配置を教えて素通りさせる。&br;ケイブリスの部屋へ呼び出されモドカタの死を目にした際に激昂し、アバシリと共にケイブリスへ武器を向けて共に散った。|
|×|門番&br;人類圏駐留拠点シャングリラ守護|泥姫バイランローズ|泥姫ちゃんという泥のような軟体を持つ異形の女の子レアモンスター。母親はベゼルアイだが覚えていない。&br;胸の出た白いドレスにジョウロを持ってほわほわした口調で話す。&br;物理、魔法問わずに受けたダメージを相手に返す厄介な体質を持つ。&br;シャングリラでランス一行に立ちはだかるが敗北。その責を取らされる形で本拠地の地下にある腐敗物だらけの水路に幽閉、&br;腐敗物を体に取り込み続けた結果ゾンビのような見た目に変貌してしまった。&br;可愛らしかった声も苦しそうな濁った呻きへと変わり、さすがに不憫に感じたランスが仲間に誘うが、&br;そのような姿でもケイブリスへの恐怖と忠誠(愛?)のため、ランス達に襲い掛かり引導を渡される。&br;門番の中では唯一翻意を抱いていなかった。|
|○|大元帥直属&br;カオスマスター討伐部隊&br;マエリータ隊隊長|学者|突然変異の魔物を中心に構成された精鋭、マエリータ隊の現隊長を務めるアカメの変異種。&br;モノクルを付けた理知的な物腰で皆を纏める。&br;快進撃を続けるランス一行を幾度と無く強襲し激戦を繰り広げ、&br;時にはランス城に少数で侵入しリトルプリンセスを誘拐するなどかなりのやり手。&br;後にケイブリスは王の器ではないと判断し、隊ごとケイブリス派を離反、ランス達の仲間となる。&br;他の隊員についてはマエリータ隊の項目を参照。|
|○|ケイブリスの使徒|ケイブワン|ケイブリスの俺様最強使徒(笑)。実際はマスコット。|
|○|~|ケイブニャン|ケイブリスの俺様最強使徒(笑)。実際はマスコット。|
|○|小間使い|シャリエラ|フェリスのひよっこ時代の先輩[[バンオペタ>ランス10/その他の人々#another03]]が造った人形にしてホムンクルス。意地悪するワンニャンが嫌い。&br;最初の主人がメディウサに殺されたためなし崩し的に魔軍に仕える事になった。&br;シャングリラがランスに落とされた際にワンニャンにケイブリスの元まで連れていかれ、ケイブリスを新たなご主人様にする。&br;だがランスがケイブリスを倒すと約束し、シャリエラはランスの側へと付いた。&br;彼女とランスが交わした約束こそが、ケイブリスが討ち取られる最大の要因となった。|
|○|ケッセルリンクの使徒|ケッセルリンクのメイド|愛のメイド隊。主を愛し従う8人の娘。|
|×|メディウサの使徒|アレフガルド|ケイブリスの茶飲み友達。スーパー執事。|
|?|ガルティアの使徒|ラウネア|蜘蛛娘。ガルティアの腹の中にいる。|
|?|~|タルゴ|猿人娘。ガルティアの腹の中にいる。|
|?|~|サメザン|鳥娘。ガルティアの腹の中にいる。|
|×|パイアールの僕|PGシリーズ|パイアールが姉を再成する実験の中で産み出されたアンドロイド軍団。&br;(鬼)改造人間。パイアールに絶対服従。|
|○|ワーグのペット|ラッシー|魂をおなかの中にしまえる。ワーグの内心を読み自動的に言葉にする。|
|×|メンバー|カイト|格闘家。弱者を迫害する人間を憎悪している。&br;完全汚染人間となった後、倒される。|
|○|メンバー&br;ゼス侵攻軍総司令官|カミーラ|魔人四天王の一人。ケイブリスを毛嫌いしている。&br;マジノライン復帰作戦で倒れ、永久地下牢に封印中のところをリセットにより懐柔される。|
|×|メンバー&br;ゼス侵攻軍副司令官|ジーク|粗野だが筋の通った悪であるケイブリスを魔人として支持。&br;マジノライン復帰作戦中に死亡。後、魔血魂を奪われ完全に消滅。|
|○|メンバー&br;ゼス侵攻軍副司令官|ラ・サイゼル|ホーネット派所属の優秀な妹へのコンプレックスからケイブリス派へ。&br;マジノライン復帰作戦で重傷とトラウマを負い、故郷へ逃げ帰った。&br;ユキの機転で死亡報告がされているが、一応行方不明扱い。|
|×|カミーラの使徒|ラインコック|言わばカミーラのペット。アベルトに殺された。|
|×|~|七星|言わばカミーラの秘書。マジノライン復帰作戦で死亡。|
|×|元カミーラの使徒|アベルト・セフティ|長年行方不明だったカミーラの使徒。&br;新たに魔人となるが、倒される。|
|○|ジークの使徒|オーロラ|ジークのお供。今はアベルトの使徒だがジークの復活を望む。ちねー!|
|○|ラ・サイゼルの使徒|ユキ|ラ・サイゼルのお供。魔軍に帰還して主の為に情報工作中。|
|○|レキシントンの使徒|アトランタ・ジュノー|レキシントン復活を目論み、ケイブリス派に属しながら主の魔血魂に適した人物を捜索、発見。|
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※生死判定は第二次魔人戦争終結直後の状況に基づく。(鬼)はif史である「鬼畜王ランス」の略。
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