リトルプリンセス のバックアップ(No.8)


リトルプリンセス -Little Princess- Edit

解説 Edit

来水美樹魔王としての呼び名。LP歴もこれから来ている。
出典は美樹ちゃんシリーズ「リトルヴァンパイア」の作中にて、
男の吸血鬼をドラキュラ、女の吸血鬼をリトルプリンセスと呼ぶという仙人の言葉より。

本人の感覚は普通の(能天気な)女の子のままなので、
魔王就任を拒んでヒラミレモンを使いかなり魔王化を押さえ込んでいる。
しかし、それも一時的な対処法に過ぎず、根本的な魔王化対策の手段は見つかっていない。
故に魔王といっても未覚醒。魔人魔物への強制力や、死ねない等の特性は未発動だが、
鬼畜王で猛威を揮った消えちゃえボム、理不尽な堅さとほぼ無限大の体力という設定は健在。
未覚醒とはいってもやはり魔王だけあって、その気になれば地上最強の生物である事に変わりはない。
たとえ90式戦車*1の主砲が直撃しても「イテテ」で済んでしまうぐらいだとか。

鬼畜王ランスでは・・・ Edit

鬼畜王のバッドルートでは、ランスに襲われたショックで城ごと小川健太郎
吹き飛ばしてしまい、彼を生き返らせる為に一縷の望みをかけて魔王として覚醒。
結局、健太郎は助からず、その絶望故にケイブリスの片目を無造作に抉るなど冷徹で
無感動な気性に変貌した姿をみせた。彼女の心に残ったのはランスへの復讐と殺意のみ。
ルート人間界は、美樹の率いる魔人と総員52万の魔軍によって蹂躙され、
圧倒的な力の前に過去の奴隷時代へと後戻りする道を辿る。そしてランスは城を放棄し、
リアマリスを連れて逐電。死を先延ばしにするだけの逃避行を選択した所で終劇となる。
当初は魔王リトルプリンセス編や、魔王ランス編も考えられていたそうだが、
開発の都合が付かずにお蔵入りしたらしい。

解説・その2 Edit

1987年に発売された、来水美樹小川健太郎を中心にしたシリーズの第2弾。
PC88用のディスクマガジンに収録されたコマンド入力ADV「さらわれた美樹ちゃん」を
独立してMSXに移植した物で、正確にはシリーズの前編といったところ。
なんでも現在のTADA部長が入社して初めての仕事がこの移植作業だったとか。
しかしながら、原作に比べるとイベントが中途半端に削られていて、
展開がかなりちぐはぐになっているなど、実の所不完全版らしい。

物語は、さらわれた美樹を追っておかしな世界に辿り着いた健太郎が、おかしな住人達*2から
情報を得て隠されたドラキュラ城へと辿り着き、彼を倒して美樹と脱出するまで。
リトルヴァンパイアやハニホンで過去の出来事として説明されているような、
日光(らしき剣)を手に魔物やドラキュラと戦って行くような展開は全くなく、
ドラキュラの敗れ方も魔法の合い言葉「ポンポン」を聞いて溶けてしまうと言うもので、
以降の美樹ランスシリーズと連続している要素はほとんど無い。あくまで原型なのだろう。
ホーネットの前身と思われるドラキュラの娘も登場こそするが、前述のイベント削りの影響か、
やはりそこに居るだけで意味のないキャラになっている。


コメント Edit


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*1 1990年代からの自衛隊の制式戦車。主砲は西側第三世代の標準装備で、性能は十分高水準だがロクにアップデートされてないとかなんとか。お値段一輌七億五千万。これでも結構安い方?
*2 何故か女子高生やハニワなど