この件で一番疑問に思ってるのは、殺さずに封印するのみだった事です。
敗れたジルは元魔王であり殺す事は可能なはずですが・・・

色々考えた結果三つの可能性を並べてみます。

�@殺しきれなかった
延命処理というのがどういった物かは不明ですが
この行為による副作用で、ほんの少しだがジルから魔王の血を分離できなくなり
｢死ぬことができない｣魔王の性質が邪魔をし、封印するしかなくなったのでは。

�A殺したくなかった
この場合、ガイとジルはかなり親しい関係になりますね。
(友人、恋人、兄妹＜姉弟＞、母子）
延命処理がガイの協力が必要な物だった場合、説得力が出てきます。

�B殺すだけでは飽き足らなかった。
�@の事態をガイの意思で行ったことになります。
千年封印されるというのは想像しただけでも苦痛ですからねェ・・・
根拠の無い推測ですが魔王は自殺できないと考えてます。
ただ、魔人は魔王の力を分け与えられた者と捉えると、
この場合ジルは２５人目の魔人かもしれません。
かなり変則的ですが、延命処理という行為事態、相当変則的ですからね。

ジルの性格を考えると�@が一番しっくりくるかもしれません。
彼女ってその末路からＪＯＪＯのカーズと重なって見えます。
この二人に限らず、欲張って悲惨な目に会うのは物語のパターンですが。

> この件で一番疑問に思ってるのは、殺さずに封印するのみだった事です。
> 敗れたジルは元魔王であり殺す事は可能なはずですが・・・


う〜ん、どうなんでしょう。
封印されて蘇ったジルって魔王の力をまだ持っているように見えたんですが。
そうでなければノスが臣従の意を示したりはしないでしょうし、第一、ジルが
蘇ったからと言って大騒ぎする必要さえないんですよね。
もし魔王でなくなってたのなら、既に魔人ですらなく、ただの人ですから。
ガイが魔王になったのになんでジルも魔王のままやねんって言われると、返答
に困りますが、これはもう、魔王戦争時代には魔王が２人いたと考えるしか
ないんじゃないですかねぇ。
魔王戦争って言う事件は、魔王のシステムがちゃんと機能してればそもそも
起こるはずの無い事件なので、あの当時、このシステムのどこかに狂いが生
じてたんじゃないでしょうか。
神か悪魔などの介入が合ったのではと個人的には妄想してるんですが。

非常に勝手な想像としては、ジルの延命処理と言うのは悪魔の力を借りた物
だったのではなかったか、などと思ってます。
悪魔の力を受けた魔王ジルを危険視した神が、特例として継承者ガイにも魔王
の力を与え、ジルと戦わせたのではないかと。　まあ、地上で起きた神と悪魔
の代理戦争だったって事になりますかね。　カオスをガイに与えたのもきっと
神で、ひょっとしたらラ・バスワルドなんかもこの時ガイの戦力として地上に
出されたのかも。
ジルはランス達と戦ったとき、神に仕える不愉快な存在だと言って、真っ先に
神官セルを倒したりしてたので、神に背き悪魔についていたと言うのはあながち
的外れじゃない気もしてるんですが、どうでしょう。


んでまあ、それはおいといて、何故ジルが殺されずに封印されてたかという
ことですが、やっぱり殺しきれなかったからだと思います。
魔王を殺せないと言うルールがあの時点で有効だったかどうかはともかく、
桁外れの耐久力と破壊力を持つ魔王ジルを殺すと言うのは、実際問題として
実現困難だったのではないかと思います。
ゲーム中でも、魔王化したケイブリスはダメージを与えられるからと言っても
並大抵のことでは倒せないというのと同じような物ですかね。
殺すためにはガイ自身相当のリスクとコストを追わなければならないかった
はずなので、それよりも、より実現が容易な方法として封印することを選んだ
のだと思います。

> 封印されて蘇ったジルって魔王の力をまだ持っているように見えたんですが。
> そうでなければノスが臣従の意を示したりはしないでしょうし、第一、ジルが
> 蘇ったからと言って大騒ぎする必要さえないんですよね。

吸血行為してましたからねェ。
魔王の力は弱体化してても、持っていたとするのが妥当ですね。
ノスとアイゼルがジル復活を目指したのも、これで説明がつくと思いましたが、
その理由だと魔人全員がジル復活に手を貸さないとおかしい事になります。
魔人を従えるには魔王でなくてはいけないと思ってましたが、
おそらくこの二人は魔王の支配力が無くても、
自分の意思でジルに忠誠を誓ったと思います。
ＧＩ暦のころから、内心ジル復活を夢見てたんでしょう。
(サテラは目的がジル復活であることすら知らなかったかも)

> 殺すためにはガイ自身相当のリスクとコストを追わなければならないかった
> はずなので、それよりも、より実現が容易な方法として封印することを選んだ
> のだと思います。

この方法だと問題を先送りしただけになりますが・・・
自分の死後、復活する危険を考えなかったのでしょうか？
ケイブリスとか危険な要素を、あまりに放置しすぎてますよね。
ガイって。(僕の推測が当たってるなら、ノスとアイゼルも)
う〜ん　やっぱり、ガイって謎だあ。
全て承知の上ならジルを生かしておいたのも、
何かの｢駒｣にするつもりだったように思えてきました。

> ノスとアイゼルがジル復活を目指したのも、これで説明がつくと思いましたが、
> その理由だと魔人全員がジル復活に手を貸さないとおかしい事になります。

鬼畜王のケイブリスなどを見ると、魔王の魔人に対する強制支配力は魔人の
使徒に対するそれと比べると随分弱い印象を受けます。　恐らく、直接の
反逆行動の禁止、直接受けた命令への絶対服従と言う程度の物でしょう。
封印されている状態のジルは魔人たちに直接影響を及ぼすことは出来なかった
と思うので、ノスらの行動はあくまで自分の自由意思だと思います。
他の魔人たちが復活に手を貸さないのももちろん自由。　尤も、ジルの封印に
ついての詳細は魔人たちの間でも詳しく知る者は少なかったのではないかと
思っていますが。


> おそらくこの二人は魔王の支配力が無くても、
> 自分の意思でジルに忠誠を誓ったと思います。
> ＧＩ暦のころから、内心ジル復活を夢見てたんでしょう。

ノスとアイゼルについては、ホーネットについたのは反ケイブリス感情からだ
と思います。
ジルを復活させたのは、そのために手段を選ばなかったと言うことで、ガイの
掲げた理想よりジルを信奉していて、最初からジルを蘇らせるチャンスを伺っ
ていたというわけではないと思います。　ノスはジルの前でもガイへの敬意を
忘れていませんし、何かにつけてガイを見下す発言を繰り返すケイブリス辺り
とは対照的です。
ホーネットに任せてリトルプリンセス覚醒を待つのに我慢できなかったんで
しょうね。
本当に親ジル派で危険な魔人は、恐らく魔王戦争終結時に全て処分されている
と思います。 流石にガイもそこまでは甘くないでしょう。


> (サテラは目的がジル復活であることすら知らなかったかも)

これは全くその通りだと思いますね。
多分カオスを手に入れるためとしか聞いていなかったんでしょう。
ホーネット派の他の魔人よりは騙しやすそうですし。
あの後特に咎めを受けることも無くホーネットの元にいるのもそのためで
しょう。


> この方法だと問題を先送りしただけになりますが・・・

確かにその通りです。
でも、復活したジルは封印されていた歳月の間にかなり力を失っていたよう
です。 ということは、あの封印は、封印の時点でジルの時間を凍結させた
わけではなく、世界との接点を断った空間にジルを閉じ込めただけだという
事になります。 ジルはその中で蓄えた力を使って生きていたことになります
から、それによって時間をかけて徐々に力を奪い、あわよくばそのまま封印の
中で寿命が尽きることを願っていたんじゃないでしょうか。
まあ随分と気が長い話ですが、魔王にも寿命がある以上、終身刑と言うのは
死刑に準ずる意味を持つはずです。


> 自分の死後、復活する危険を考えなかったのでしょうか？

リトルプリンセスがあれほど長く覚醒せずにいることは、ガイとしては恐らく
完全に誤算だったと思うので、その危険性はそれほど考慮する必要のある問題
ではなかったのだと思います。


> ケイブリスとか危険な要素を、あまりに放置しすぎてますよね。
> ガイって。(僕の推測が当たってるなら、ノスとアイゼルも)

ケイブリスに限って言えば、自分自身が頂点に立ちたい奴なので安全牌だと
思いますが、それ以外でもジル復活を望む魔人が出てくる可能性は確かに
ありましたね。

で、僕は、ガイの行った人間開放政策は、実はジルの封印を守るためではな
かったかと考えています。　世界の東半分を解放したのは、ジル封印の地に
魔人やその配下の魔物を近づけさせないためだったのではないかと。
だって、人間を支配することに興味がないというだけで世界の半分をくれて
やるのは、余りにも気前が良すぎるんですよ。　人間側から直接独立を目指す
運動があったというわけでもないのに、恐らくほとんど全ての魔人が反対した
であろう政策を敢えて強行したのは、それくらい積極的な必要性があったから
のような気がします。

> 鬼畜王のケイブリスなどを見ると、魔王の魔人に対する強制支配力は魔人の
> 使徒に対するそれと比べると随分弱い印象を受けます。　恐らく、直接の
> 反逆行動の禁止、直接受けた命令への絶対服従と言う程度の物でしょう。
> 封印されている状態のジルは魔人たちに直接影響を及ぼすことは出来なかった
> と思うので、ノスらの行動はあくまで自分の自由意思だと思います。
自分の復活を伝えられたらホーネットやケイブリスも従うしかなかったでしょうね。
戦闘力は弱っていてもその他の能力は使えたようですし。
(リトルプリンセスとはここが違う・・と思います)

> ノスとアイゼルについては、ホーネットについたのは反ケイブリス感情からだ
> と思います。
この場合、何が嫌だったんでしょう。人類に対する方針は一緒としか思えませんし、
やっぱり、醜いのが嫌だったからですかね(笑)

＞魔王に寿命がある以上、死刑に準ずる意味を持つはずです。
寿命とは言っても血を捨てない限り死なないと思います。
魔王は千年たったら死ぬのではなく、魔王をやめる事が出来る訳で…
・・・・これ正確には寿命じゃありませんね。
何と呼ぶべきでしょうか？
ジルは千年たった時、魔王の血を捨てなかった為、
どんな形であれ永遠に生きることだけは叶った訳です。
リターンして来ることがないとはいえませんが。

やっぱり１ですかねぇ・・・

> ｢死ぬことができない｣魔王の性質
よくよく見ると初回版の設定本に、
「いかなる存在でも魔王を殺すことは出来ない」ってなってるんですが
これってたとえ魔王より上位の存在でも殺すことは不可能って意味なんでしょうか？
それとも地上限定でという意味でなのか・・・

それとも殺しても復活するということなんでしょうかねぇ・・・
ケッセルリンクみたいに。
当然魔王の方が吸血能力とかは上のわけですから、
復活能力もグレードアップしてたりして。
ケッセルリンクの復活には棺桶とメイドの血が必要ですが、
魔王はそんなものは必要とはせずにオートで生き返るとか・・・

よく見たら、討論ＢＢＳ，百番目のカキコしてました(笑)
やりぃ！

> よく見たら、討論ＢＢＳ，百番目のカキコしてました(笑)
> やりぃ！
おめでとうございます〜。
しかし、もう１００件も行ったのか・・・